コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

樋口新葉GPファイナル

樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子シングル。
樋口新葉はシニア2年目のGP第1戦「ロシア杯」で3位、第3戦「中国杯」で2位と安定した成績を残し、初のGPファイナル進出を決めました。
その自信を背景とし、大会前に「210点超え と表彰台」を目標に掲げました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

樋口新葉は公式練習では高難度ジャンプにミスが相次ぎ、調子がいま一つでした。
おそらく緊張が高まり、重圧に押し潰されそうになっています。
ショートプログラム(SP)の前はすごく緊張し、体に力が入らない感覚だったそうです。

ところが、本番では自己ベストに1点と迫る、ノーミスに近い演技を見せました。
この選手は体格的に外国勢に見劣りせず、調子に乗ると「躍動感」があふれます。

冒頭の2回転アクセルを決め、心が落ち着いたのでしょう。
後半の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決め、GOEで1点を得ました。
3回転フリップを降りましたが、軽い踏み切り違反を取られました。
が、スピンとステップでレベル4をそろえました。
ステップで手拍子も起こっています。
会場を巻き込む力を身につけてきました。

演技後は喜びを抑え、表情を変えていません。
フリースケーティング(FS)のことが念頭にあったからでしょう。
「私、この程度で浮かれるわけにいかないわ」と言ったかどうかは分かりません。

SPで樋口新葉は6人中5位に留まりました。
順位だけ眺めると落胆しますが、一人の選手もジャンプで転倒なし、全員が70点台というハイレベルな戦いとなりました。
首位から6位までの得点差は4.22点です。
3連覇のかかったロシアのエフゲニア・メドベージェワが棄権したとはいえ、世界のトップクラスが集う大会にふさわしい見応えです。

■GPファイナルSP結果
1位 ケイトリン・オズモンド(カナダ) 77.04点
2位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 76.27点
3位 宮原知子 74.61点
4位 マリア・ソツコワ(ロシア) 74.00点
5位 樋口新葉 73.26点
6位 カロリーナ・コストナー(イタリア) 72.82点

勝負はフリースケーティング(FS)へ。
樋口新葉は人間的な成長とともに精神的に強くなってきたのかもしれません。
個性的な「007」を演じ切り、表彰台に立とうとしています。

補欠出場で調整が一番難しかった宮原知子も一段と調子を上げています。
長期の治療休養がうそのような出来栄えです。
いずれかが優勝を収めれば、2013年の浅田真央以来となります。
おおいに期待できそうです。

◆書き加え(12月9日)

FSを控えた公式練習が行われています。
樋口新葉はジャンプのミスが相次ぐ、不安な最終調整となりました。

本人は、ほぼすべてのジャンプの感覚が狂っていたと語っています。
さらに、集中力と意識がなかったと自分にダメ出ししています。
私はそれを知り、心配になってきました。

樋口新葉がスケーティングの実力をつけたのは確かでしょうが、メンタルの弱さを改善できているのでしょうか。

◆書き加え(12月9日)

樋口新葉は公式練習で弱音を吐いていましたが、そのとおりの出来になりました。

転倒を避けるのが精一杯というような慎重な滑りです。
持ち味の勢いとダイナミックさが消え、演じる余裕がまるでありません。
日本女子シングルの五輪代表出場枠のかかった世界フィギュアスケート選手権でもそうでしたが、重圧と緊張に負けてしまいます。
この選手が大舞台で成績を残すのは難しそうです。
(練習環境も関わり、「内弁慶」なのでしょう。)

平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までに調子を上げてください。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

⇒2017年11月6日「樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

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王者も女王も不在のフィギュアGPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
オリンピックシーズンの今大会は世界王者の羽生結弦も世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワも不在という異例の事態になりました。

羽生結弦はGPシリーズ第4戦「NHK杯」をけがで棄権し、5連覇のかかるGPファイナル進出を逃しました。
エフゲニア・メドベージェワは4連覇のかかるGPファイナル進出を最初に決めたものの、けがで棄権することになりました。

どちらも突出した実力の持ち主であり、GPファイナルはもちろん平昌五輪の金メダル獲得の最有力候補でした。
今大会は盛り上がりが乏しくなるのはやむをえません。

GPファイナルの優勝候補の筆頭は男子シングルでは宇野昌磨、女子シングルではアリーナ・ザギトワです。
男子シングルには対抗馬が見当たりませんが、しいて挙げるとすれば米国のネイサン・チェンです。
宇野昌磨が普通に滑れるなら、負けることはないでしょう。

女子シングルには6位通過の樋口新葉と補欠繰り上げの宮原知子の2人が出場します。
樋口新葉は第3戦「中国杯」で覚醒したかのような別人の滑りを見せました。
これが実力なのか半信半疑です。
宮原知子は長期のけがから復帰したNHK杯の2週間後の第6戦「スケートアメリカ」で一気に 210点台半ばに得点を戻しました。
これが本来の実力です。

どちらも表彰台に上る可能性があり、なかでもアリーナ・ザギトワの出来次第では頂点に届く可能性があります。
(男子シングルと異なり、女子シングルはGPシリーズでの得点差が小さいので、だれが勝っても不思議でありません。)
つい最近まで日本勢は出場がゼロかもしれないと落胆していた私ですが、女子シングルがとても楽しみになりました。
とくに思い切って挑める立場の樋口新葉に頑張ってほしい。

⇒2017年12月5日「フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定」はこちら。

それにしてもオリンピックが迫るにつれ、高難度ジャンプ競争に火がつきました。
男子は4回転ジャンプ、女子は3回転ジャンプの複合(コンビネーション)の戦いになっています。
選手が得点を引き上げようとするとプログラムにいろいろ、たくさん詰め込むのが断然有利というルールだからです。
復帰間もない宮原知子には抑え気味に滑ってほしい。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

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フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」が終わり、男女シングルのGPファイナル出場者が決定しています。

私が一番残念だったのは、世界女王でGPファイナル3連覇のかかるロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、世界王者でGPファイナル5連覇のかかる羽生結弦がけがで出場できなかったことです。
競技であり興行ではありませんが、盛り上がりに欠けるのは仕方ありません。
テレビ視聴率も相当下がることでしょう。

エフゲニア・メドベージェワは第1戦「ロシア杯」、第4戦「NHK杯」と連勝しました。
しかし、NHK杯後の検査で右足中足骨にひびが入っていることが判明しました。

羽生結弦はロシア杯で2位となりましたが、NHK杯を右足の負傷で棄権しています。
これにより、男女を通じて前人未到の5連覇の夢は消えました。

二人は平昌五輪でも金メダルの最有力候補でした。
ベストコンディションで臨めないとすると表彰台の光景も変わるかもしれません。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル出場選手

◇男子シングル6選手
ネイサン・チェン(米国)
宇野昌磨(日本)
ミハイル・コリャダ(ロシア)
セルゲイ・ボロノフ(ロシア)
アダム・リッポン(米国)
ジェイソン・ブラウン(米国)

中国の金博洋(きん・はくよう。ボーヤン・ジン)は足のけがで棄権し、米国のジェイソン・ブラウンが繰り上げで出場することになりました。
ポイントは金博洋と並んでいました。

◇女子シングル6選手
アリーナ・ザギトワ(ロシア)
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
カロリーナ・コストナー(イタリア)
マリア・ソツコワ(ロシア)
樋口新葉(日本)
宮原知子(日本)

樋口新葉は他力本願でしたが、スケートアメリカで宮原知子と坂本花織がワンツーフィニッシュを果たし、最後に出場が決まりました。
日本女子は17シーズン振りに出場ゼロという屈辱的な事態を避けられました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

また、1位、ロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、補欠の宮原知子が繰り上げで出場することになりました。
十分に予想されたこととはいえ、宮原知子は1週間で調子を整えるのは大変でしょう。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル概要

◇日程
2017年12月7日(木)〜10日(日)

◇会場
日本ガイシホール(愛知県名古屋市)

◇放送(いずれも予定)
テレビ朝日
12月7日(木)午後7時〜   男子SP
12月8日(金)午後7時〜   女子SP
男子FS
12月9日(土)午後6時56分〜 女子FS
12月10日(日)午後6時57分〜 エキシビション

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樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ショートプログラム(SP)で4位の三原舞依が得意のフリースケーティング(FS)でいい演技を見せました。
滑り終わって笑みを浮かべ、軽くガッツポーズを取っています。
ステップでレベル4、すべてのジャンプで加点を得ました。
しかし、得点が 210点に届かないのはSPの出遅れだけが原因でありません。
2年目のジンクスなのか、明らかに伸び悩んでいます。

三原舞依は合計4位となり、上位6選手が進むGPファイナル出場を逃しました。
すでに5選手が固まっており、第6戦「スケートアメリカ」で米国のアシュリー・ワグナーかロシアのポリーナ・ツルスカヤが優勝すれば日本女子は16シーズン連続のGPファイナル進出が途絶えます。
ちなみに、ポリーナ・ツルスカヤが勝つとエフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワを加えた4選手が出場します。
名古屋開催なのにロシアの国内大会みたいな光景になるのでしょう。

平昌五輪を目前にして暗い話題ばかりになっています。
私は男子シングル、66年振りの連覇が期待された羽生結弦のけがも相当心配です。



・・・と、ここまではかなり前に書きました。
ところが、スケートアメリカで復帰2戦目の宮原知子とシニア1年目の坂本花織がワンツーフィニッシュを果たしました。
二人ともとくにFSでは素晴らしい演技を見せました。

この大会前には、第1戦「ロシア杯」3位、第3戦「中国杯」2位の樋口新葉が24点で6番手につけていました。
アシュリー・ワグナーとポリーナ・ツルスカヤはSPで大きく出遅れました。
逆転優勝は厳しそうでしたが、2位になれば樋口新葉とポイントが並びます。
となるとGPシリーズ2戦の合計得点の争いとなり、二人は自己ベストを更新する得点が条件となっていました。

結局、FSでアシュリー・ワグナーが途中棄権し、ポリーナ・ツルスカヤが4位に留まっています。
これにより樋口新葉のGPファイナル進出が決まりました。

樋口新葉はツイッターに「Omg」と投稿しています。
シニア2年目で初のGPファイナル出場です。
五輪代表候補のライバルの宮原知子と坂本花織にも助けられたチャンスを大切にしなければなりません。
お歳暮を贈れとはいいませんが、感謝は示すべきです。

中国杯の演技が覚醒だったのかフロック(まぐれ)だったのかはっきりすることでしょう。
そこでも圧巻の出来を見せられるなら、五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権で表彰台の頂点に立てるかもしれません。
2014年3位⇒2015年2位⇒2016年2位と足踏みしており、いよいよ2017年1位となります。

私はGPファイナルでかならずや 220点台を叩き出してほしい。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月6日「樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

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樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」の女子シングル。
平昌五輪代表2枠を狙う日本勢3人、そしてロシア勢3人、カナダ勢1人の有力選手の表彰台争いは見応えがありました。
意地とプライドがぶつかる白熱の勝負でした。
私は久し振りに画面にくぎづけになり、手に汗を握りました・・・。

それにしてもテレビ局は視聴率が取れないと判断したのでしょうか、「試合を見るな」という時間帯の放送になりました。
フィギュアスケートの人気の維持のためにも「浅田真央」に代わるスターの登場が待たれます。

さて、ショートプログラム(SP)2位の樋口新葉がフリースケーティング(FS)も2位となり、合計212.52点で2位に入りました。
本人に申し訳ないのですが、練習が好調と聞いていましたが、それでも私はこの選手に期待していませんでした。

ロシアの世界ジュニア女王、アリーナ・ザギトワに1.36点及ばなかっただけです。
この選手はジャンプを基礎点が 1.1倍になる後半に持っていき、しかも手を挙げながら回転します。
それを踏まえると樋口新葉が技術も表現もいかに充実した演技を披露したかが分かります。
私はSPもFSも「気迫」に圧倒されました。
ようやく彼女の真の実力を感じ取ることができました。

樋口新葉はSP後も「気は抜けない」と厳しい表情を崩しませんでした。
そして、臨んだFSで直前にアリーナ・ザギトワが高得点を叩き出しました。
しかし、まったく動じることなく、自分の演技に集中しました。

映画007の音楽と一体化し、力感と疾走感にあふれたほぼ完璧な滑りを見せました。
会場全体を巻き込み、演技終了と同時にガッツポーズを取りました。
私が思い込んでいた、好不調の波の激しいジャンプだけの選手でありません。
観客と審判に強烈な「印象」を残したところが、やはりほぼノーミスに近い滑りを見せた三原舞依や本田真凜との決定的な違いでした。
アピールする「力」が素晴らしかった!!!
SPもFSも得点で宿敵の三原舞依を上回っています。

しかも、樋口新葉は演技構成点や出来栄え点(GOE)でまだ上積みを図れそうです。
男子シングルと違ってジャンプ構成の差が極端でありませんので、細かい得点が勝負のカギを握りそうです。



骨格のがっちりした樋口新葉は身体能力が際立つそうです。
全日本フィギュアスケート選手権は2014年が3位、2015年が2位、順序からいえば1位となるはずの2016年が2位でした。
もともと十分な才能も備えていたのです。

しかし、2017年四大陸フィギュアスケート選手権で惨敗を喫し、自信をすっかり喪失しました。
が、この大会で華々しく優勝を飾った1学年上の三原舞依に悔しさがこみ上げ、「負けず嫌い」に火がついています。

直後からトレーナーをつけて食べ物の節制に努め、増減が激しかった体重の安定を図りました。
それにより、練習の質をおおいに高めることもできました。
私は中国杯のSPとFSの演技を見て、別人みたいに生まれ変わった樋口新葉にいったい何が起こったのかと驚きました。
練習はもとより、こうした地道な取り組みがGPシリーズの2戦で実を結んだのでしょう。
何より「心構え」が堅固になった・・・。

私は平昌五輪代表の2枠はおおよそ全日本フィギュアスケート選手権の順位で決まる思います。
しかし、優勝者は無条件で選ばれるとして、もう一人はGPファイナルの成績や国際スケート連盟(ISU)公認の今季最高得点なども考慮されるかもしれません。
樋口新葉はGPシリーズ第1戦「ロシア杯」が3位でしたので、初のGPファイナル出場が叶いそうです(確定に非ず)。
現時点で五輪切符に一番近いところに立ちました。

国民の期待を受けて「プレッシャー」の高まる大会で、樋口新葉ははたして結果を残すことができるでしょうか。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

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樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」の女子シングルが終わっています。
成長著しい三原舞依、樋口新葉、本田真凜が直接ぶつかり、平昌五輪代表枠「2」を争う全日本フィギュアスケート選手権の前哨戦の様相を呈しました。

おおいに見応えがありましたが、あの放送時間は睡眠不足でへろへろになります。

樋口新葉は国際スケート連盟公認の自己ベストが217.63点であり、三原舞依にわずか 0.64点及ばないだけです。
ほぼ同等の実力の持ち主なのに、率直に言って印象の薄い選手です。
私が活躍を期待した大舞台であまり結果を残していないからでしょうか。

樋口新葉は3年前の全日本選手権で2004年の浅田真央以来となる中学2年で表彰台に立っています。
しかし、シニア1年目の昨シーズンは調子の波に苦しみました。
とくに今年の四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権で惨敗を喫し、私は失望しています。

樋口新葉はその悔しさを片時も忘れず、自らに厳しい練習を課してきました。
「オリンピックに絶対に行く」。
そのために「GPファイナルに絶対に行く」と誓いました。
となると、 210点超えは必須となります。

樋口新葉は第1戦「ロシア杯」で3位に入り、自信をつけています。
中国杯のショートプログラム(SP)で 70.53点をマークし、2位につけました。
持ち味の力感と疾走感を武器にバレエ音楽「ジプシーの踊り」を演じました。
高い高難度ジャンプを決めています。
が、スピンとステップで取りこぼしがありました。
後半の3回転フリップでも踏み切りにちょっとミスが出ました。

SP1位、カナダのガブリエル・デールマンとは0.12点差です。
首位から6位の本田真凜、同点の7位の三原舞依までわずか3.75点差であり、だれが優勝を飾っても不思議でないという大混戦でした。
樋口新葉がGPファイナルへ進出するには2位以内が絶対条件です。

フリースケーティング(FS)で映画「007」の世界をほぼノーミスで演じました。
前半と後半に組み込んだルッツ−トウループの連続3回転ジャンプは出来栄え点がつきました。
演技構成点は8点台を揃えています。
五輪シーズンの勝負プログラムが自分のものになってきました。

樋口新葉は合計212.52点で、合計213.88点のロシアのアリーナ・ザギトワにわずかに及びませんでした。

ロシア杯よりはるかに大きなプレッシャーがかかったはずですが、SPでもFSでも集中力を保って滑り切りました。
目標としていたSP70点、FS140点、合計210点をすべてクリアしています。
が、全日本選手権と平昌五輪へ向けて得点をさらに伸ばせそうです。
おそらく 220点超えも不可能でないはずです。

ちなみに、昨シーズンまでの全日本選手権では3位、2位、2位となっています。
樋口新葉が五輪代表の有力候補ということは間違いありません。
中国杯で三原舞依に勝ち、自信を深めたでしょう。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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