コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

正司照枝

小原ハル⇒小原善作⇒小原糸子⇒コシノ三姉妹の乗り移り

NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
ファッションデザイナーの草分け・小篠綾子(こしの・あやこ)の岸和田だんじり祭のような怒涛の人生を描く。
シナリオ(脚本)は赤裸々な渡辺あや。
実話を尊重しながら、かなりフィクション(虚構)を織り込んでいるように思う。
ドラマは創作だ。

4度目のオーディションでヒロイン・小原糸子役を射止めた尾野真千子が感情むき出しの演技を行う。
渡辺あやと絶妙なタッグを組み、朝のお茶の間で大暴れといった印象・・・。
この二人は手がつけられない。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

「カーネーション」は先週の放送から一気に7年の歳月が流れた。
昭和30年。
昭和26年生まれの私が直江津(現上越市)・真行寺幼稚園に入った年か、その前年か・・・。
いわゆる年中組。
世の中は終戦直後の大混乱から抜け出し、落ち着きを取り戻しつつあった。

ところで、父・小原善作(小林薫)が亡くなり、祖母・小原ハル(正司照枝)が老いた。
それにともない、ハルが頑固になった。
日常の所作が思うようにならなくて怒鳴り散らす。
何のことはない、父の気質は祖母譲りだったのだ。
糸子がそうつぶやくシーンがあった。
ナレーションだったかもしれない。
ハルが善作をつくった。

⇒2011年12月16日「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」はこちら。

欠点だらけの父だったが、善作が糸子をつくった。
そして、糸子がコシノヒロコ・コシノジュンコ・コシノミチコの「コシノ三姉妹」をつくった。
今週前半の糸子は善作がそっくり乗り移ったようだった。

⇒2011年10月31日「威張る小林薫、とぼける麻生祐未…朝ドラ・カーネーション」はこちら。

私は、世間の厳しさを思い知る親が子どもに立ちはだかることの重要性を再認識させられた。
親は最大の難敵であれ。
そうでなくては、子は長い人生(職業人生)を生き抜くうえで不可欠のストレス耐性が身につかない。
俗に「打たれ強さ」。

糸子が長女・小原優子(コシノヒロコ・新山千春)の東京の美大進学志望に対して取った態度は立派だった。
断固突き放し、本気と覚悟を問うた。
子どもは自力でやっていかなければならないのだから当然である。

私は厳しい両親に育てられた。
小学生の頃から家事をずいぶん手伝わされた。
自分の責任を果たすまで遊ぶこと、休むことを許されなかった。
幼稚園児の頃から近所に食材などの買い物に行かされた。
卵3〜4個とか、納豆一束(?)とか、豆腐一丁とか、ほうれん草一束とか、その都度・・・。
嫌で仕方がなかった。

私が富山県立魚津高校から大学へ進学しようとしたとき、家計がどん底だったこともあり、自宅から通える富山大学(国立)のほかは認めないと言われた。
きっぱりとしていて気持ちがよかった。
おかげで迷いが吹っ切れ、腹が固まった。
この先、自分でやっていくしかない。

私は、日本経済新聞の育英奨学制度(新聞配達)を利用して明治大学へ進学することにためらいがなかった。
カネが1円もかからない。
それが大変だとか地獄だとかはどうでもよかった。
とにかく上京しよう。
選択肢がないのはありがたい・・・。

⇒2010年3月7日「地獄の新聞奨学生制度へようこそ1」はこちら。

⇒2010年3月7日「地獄の新聞奨学生制度へようこそ2」はこちら。

社会が豊かになるにつれてうつが増え、昨今では職場うつが増えている。
従来のうつが内(自分)に向かうのに対し、現代のうつは外(周囲)に向かう。
NHK「クローズアップ現代」で特集が組まれた。
自分がダメなのは、親や教師、社長・上司・同僚に責任があると考えるようだ。
思いどおりにならないとか、ちょっと厳しく対応されると心が簡単に壊れてしまう。
ストレス耐性がまったく備わっていない。

⇒2011年12月1日「現代型うつの増殖と蔓延…ストレス耐性が低い社員」はこちら。

私自身は若い頃から仕事も人生もうまくいかないと思っていた(実際にそうだった)。
では、どうするか?
そう考えるところからようやくスタートを切れる。

続きは、あすのブログで・・・。

                      ◇◆◇

尾野真千子と朝ドラ「カーネーション」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年2月1日「尾野真千子・小原糸子の不倫・無断外泊・朝帰り」はこちら。

⇒2011年1月24日「どうした尾野真千子?…カーネーション視聴率と主演降板」はこちら。

⇒2011年1月19日「尾野真千子、修羅場の連続に目をそむける…カーネーション」はこちら。

⇒2011年1月18日「朝ドラ・カーネーション、小篠綾子と夫、コシノ三姉妹」はこちら。

⇒2012年1月15日「尾野真千子の暴走と渡辺あやの復讐…カーネーションの異次元」はこちら。

⇒2011年12月19日「尾野真千子カーネーション1位の見ごたえ…朝ドラ歴代作品」はこちら。

⇒2011年12月17日「尾野真千子、イライラが爆発!…カーネーション主演の剣幕」はこちら。

⇒2011年12月16日「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」はこちら。

⇒2011年11月29日「尾野真千子はつくりものでない カーネーション視聴率と評判」はこちら。

⇒2011年11月27日「正司照枝の温かみ、栗山千明のつっけんどん…カーネーション」はこちら。

⇒2011年11月22日「尾野真千子の演技…小原洋裁店開店から結婚へ急展開」はこちら。

⇒2011年11月19日「カーネーション・オープニング映像の出来…辻川幸一郎」はこちら。

⇒2011年11月6日「尾野真千子カーネーション…朝ドラ最高傑作」はこちら。

⇒2011年11月4日「カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?」はこちら。

⇒2011年10月31日「威張る小林薫、とぼける麻生祐未…朝ドラ・カーネーション」はこちら。

⇒2011年10月28日「尾野真千子がコシノ三姉妹に対面、夢中のオーラを感じる」はこちら。

⇒2011年10月24日「カーネーション・ヒロイン小原糸子のモデル…小篠綾子」はこちら。

⇒2011年10月21日「尾野真千子・小原糸子の演技、朝ドラ・カーネーションの評判」はこちら。

⇒2011年10月18日「松下奈緒・瀧本美織・井上真央・尾野真千子…朝ドラヒロイン素顔」はこちら。

⇒2011年10月12日「松下奈緒、朝ドラ視聴率・朝ドラ人気回復に最大の貢献!」はこちら。

⇒2011年10月8日「二宮星お多福の演技力…カーネーション・朝ドラヒロイン」はこちら。

⇒2011年10月5日「尾野真千子カーネーション視聴率…井上真央おひさまに及ばず」はこちら。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

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尾野真千子、イライラが爆発!…カーネーション主演の剣幕

きのうのブログ「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」に続いて・・・。

⇒2011年12月16日「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」はこちら。

NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
尾野真千子がヒロイン・小原糸子を演じる。
朝ドラとしては決してさわやかでも明るくもない。
なごやかでもほがらかでもない。
小原糸子が結婚して出産した辺りから急にドロドロしてきた。
異例の展開と内容といえる。
一日の始まりに見るドラマとして抵抗を感じる方も少なくないのでないか。

脚本家の渡辺あやの描写は、家庭や社会とのつながりのなかで生き、生かされる人間の喜怒哀楽の根っこにまで切り込む。
ファッションデザイナーの草分け・小篠綾子の半生を土台にした「カーネーション」にきれいごとはない。
ドラマでは日本の敗戦が迫っている。
そうした背景を別にしても、人が生きていくことは修羅場だと、私は再認識させられた。
一日一日を乗り切るのに、なりふりなどかまっていられない・・・。

                       ◇

小原家は、全員が再び同じ屋根の下で暮らしている。
しかも、1階の大半は「洋装オハラ」の店舗と職場と教室を兼ね、多くの従業員が忙しく働く。
「コシノ三姉妹」が揃い、手に負えない次女はもとより皆がやんちゃな盛りだ。
現実は容赦ない。
家のなかは、さながら「戦場」である。
それを小原糸子が機関車のように、いやだんじりの車輪のように回している。

正司照枝が演じる祖母・小原ハルがすっかり老けた。
年齢的に無理もない。
気が抜けたみたいにぼーっとする時間が増えた。
徐々に自分のことさえできなくなった。

それよりも小林薫が演じる父・小原善作がすっかり弱った。
夜中にボヤを出してしまったとかで、大やけどを負った。
何とか命は取り留めた。
しかし、それが引き金になったのか、疥癬(かいせん)という当時は厄介な皮膚病にかかった。
元気で怒鳴り散らしていた頃の面影が消えた。
ほとんど寝たきりである。

いよいよ?
夫の衰弱におろおろし、傍らで泣いてばかりいる母・小原千代(麻生祐未)に、小原糸子は「縁起でもない」と声を荒げた。
自分の理解者だった母に対しておそらく初めてのことだった。
イライラが募ったのだろう、猛烈な剣幕だった。

祖母・ハルも母・千代も当てにできない。
小原糸子は家族の生活、3人の娘の世話、父の看病、仕事、さらに従業員の生活のすべてを一身に背負い込み、戦争に明け暮れる・・・。

主演の尾野真千子は感情の爆発が凄い。

私は結婚後のフリーランスのプランナー時代を思い出した。
仕事がようやく軌道に乗りはじめたと思ったら、それをこなすためにアシスタントを増やさざるをえなかった。
すると、自分を含めた5人の家族に加え、従業員の生活を心配しなければならなくなった。
来る日も来る日も仕事場で徹夜が続いた・・・。

                       ◇

「カーネーション」はその性格から、朝ドラとしては視聴率を取りにくい。
にもかかわらず、好調に推移している。

◆週間テレビ視聴率ランキング

10月24日〜10月30日:8位(10月27日放送分) 関西17.7% 関東17.0%
10月31日〜11月6日:1位(11月4日放送分) 関西20.4% 関東17.7%
11月7日〜11月13日:1位(11月11日放送分) 関西20.0% 関東19.5%
11月14日〜11月20日:2位(11月16日放送分) 関西21.1% 関東18.9%
11月21日〜11月27日:5位(11月26日放送分) 関西20.5% 関東18.9%
11月28日〜12月4日:2位(12月2日放送分) 関西20.4% 関東20.1%
12月5日〜12月11日:5位(12月9日放送分) 関西19.7% 関東20.5%

⇒2011年11月4日「カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?」はこちら。

素晴らしい数字だ。
このブログで幾度か述べたとおり、ドラマとしての出来は松下奈緒主演「ゲゲゲの女房」、瀧本美織主演「てっぱん」、井上真央主演「おひさま」を大きくしのぐ。
今後の展開(脚本)次第ではさらに伸びていくかもしれない。

⇒2011年10月5日「尾野真千子カーネーション視聴率…井上真央おひさまに及ばず」はこちら。

「カーネーション」は朝ドラでなくテレビドラマという括りで眺めても傑作だ。
21世紀に入り、これを超える作品があったかなぁ・・・。
もっとも、私はドラマをほとんど見ていなかった。

                      ◇◆◇

朝ドラ「カーネーション」とヒロイン・小原糸子を演じる尾野真千子に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月16日「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」はこちら。

⇒2011年11月29日「尾野真千子はつくりものでない カーネーション視聴率と評判」はこちら。

⇒2011年11月27日「正司照枝の温かみ、栗山千明のつっけんどん…カーネーション」はこちら。

⇒2011年11月27日「正司照枝の温かみ、栗山千明のつっけんどん…カーネーション」はこちら。

⇒2011年11月22日「尾野真千子の演技…小原洋裁店開店から結婚へ急展開」はこちら。

⇒2011年11月19日「カーネーション・オープニング映像の出来…辻川幸一郎」はこちら。

⇒2011年11月6日「尾野真千子カーネーション…朝ドラ最高傑作」はこちら。

⇒2011年11月4日「カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?」はこちら。

⇒2011年10月31日「威張る小林薫、とぼける麻生祐未…朝ドラ・カーネーション」はこちら。

⇒2011年10月28日「尾野真千子がコシノ三姉妹に対面、夢中のオーラを感じる」はこちら。

⇒2011年10月24日「カーネーション・ヒロイン小原糸子のモデル…小篠綾子」はこちら。

⇒2011年10月21日「尾野真千子・小原糸子の演技、朝ドラ・カーネーションの評判」はこちら。

⇒2011年10月18日「松下奈緒・瀧本美織・井上真央・尾野真千子…朝ドラヒロイン素顔」はこちら。

⇒2011年10月12日「松下奈緒、朝ドラ視聴率・朝ドラ人気回復に最大の貢献!」はこちら。

⇒2011年10月8日「二宮星お多福の演技力…カーネーション・朝ドラヒロイン」はこちら。

⇒2011年10月5日「尾野真千子カーネーション視聴率…井上真央おひさまに及ばず」はこちら。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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