コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

水木プロダクション

水木しげる夫妻(武良茂・布枝)の自然体

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
あすの放送が最終回である。
大好評・高視聴率での終了を祝し、水木しげる夫妻(武良茂・布枝)が午後1時5分からNHK番組「スタジオパークからこんにちは」にゲストとして出演した。
詳しくは後ほど。

きのうのブログ「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」で記したように、私が一番印象に残ったのは水木しげる(村井茂。向井理)が妻・村井布美枝(松下奈緒)に着物を新調しなさいと言ったシーンだった。
布美枝は長年、自分のことにろくにカネをかけなかったに違いない。

私の妻がそれだ。
実は、前の妻も同じだった。
使うカネがなかったというほうが正確か。
が、あったとしても、使わなかったはずだ。
やはり化粧品は口紅一本。

私が悔いるのは、わが家にゆとりが生まれる前にガンで亡くなったことだ。
服くらい買ってやりたいと思っていたが、甲斐性がなくて叶わなかった。

前妻の命日が12月14日。
妻の誕生日が12月14日。
二人ともありがとう。

私は「ゲゲゲの女房」の主題歌、いきものがかりの「ありがとう」を聞くたびにじ〜んとする。
この楽曲には、自分を信じてついてきてくれた妻の献身に対する感謝がある。
にもかかわらず、「人生谷あり谷あり」。
実際はなかなか報いられない。
この楽曲には、救いがある。

⇒2010年9月23日「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」はこちら。

                       ◇

さて、「スタジオパークからこんにちは」は、向井理と松下奈緒でなく、水木しげる夫妻。
武良茂は88歳の高齢に達しており、それを考慮したのか録画。

今回は珍しくスタジオを飛び出し、水木しげるの仕事場を訪れた。
TBS番組「ぴったんこカン・カン」で紹介された例の事務所である。
同局の看板アナウンサー・安住紳一郎が司会進行を務め、このブログでも3回取りあげた。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。

⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。

仕事場は壁が棚になっており、鬼太郎や妖怪などのグッズで埋め尽くされている。
二人のソファーから少し離れ、次女・悦子も立ち会った。
朝ドラでは村井喜子(荒井萌)。
現在は社員、マネジャーのようだ。
番組には登場しなかったが、長女・尚子は社長。
朝ドラでは村井藍子(青谷優衣)。

水木しげるは自然体。
飾らない生き方を貫いてきた。
それがインタビューの受け答えに現れる。

水木しげるは現在、非常に規則正しい生活を繰り返している。
10時起床。
そして11時に出勤。
自宅から仕事場まで1キロメートル強の距離だが、30分〜1時間かける。
散歩気分。
途中、屁を一発、ときに二発こく。
これは譲れないお決まり。
散歩の途中、かならずウンコをする犬がいる。
行き帰り、本屋に寄ることも…。
自分の本を買うためだ。
これは半分本気、半分冗談。
高名な漫画家はユーモアを忘れない。
それ以上に、シャイ。

私は「若い人」などの小説で知られる石坂洋次郎を思い出した。
晩年、散歩の途中で立ち止まり、足を開き加減にして屁をこくことが日課だった。
氏は、愛読者の大半が若い女性。
オナラはやめてくださいと懇願する手紙が届いたそうである。
ちなみに、水木しげるは定位置に座り、屁をこく。
凄すぎる!
幸い、体は浮き上がらない。

武良茂・布枝は番組で「夫婦」についても語った。
同感。
私は結婚するとは、相手の欠点や短所を受け入れることだと思う。
この世に完璧な人間など一人もいない。
少なくともそういう覚悟で踏み切った。
恋愛結婚の最大の問題は、見合い結婚でないことだ。
相手への期待が膨らみ、相手への諦めが足りない。
愛があるという理由で結ばれると、愛が覚めたという理由で別れやすい。
あまりに幼い。

布枝は見合い後5日で結婚して上京し、夫が漫画に打ち込む姿にいきなり圧倒された。
それは壮絶な光景だったろう。
武良家は極貧期が長かった。
夫が精魂を傾けて描いた作品がやがて評価され、人気に火がついた。
「来るべきときが来て … うれしかったです」。
この言葉に実感がこもっていた。
また、「来るべきときが来て」に、夫に対する信頼と尊敬がいささかも揺るがなったことが見て取れる。

しかし、水木しげるは当然だと語った。
自分の作品に絶対の自信を持っていたのだ。
朝ドラのスタートとともに、強い追い風が吹いた。
ブームは、働かなくてもカネが入るから好きだと…。

自然体とは、風変りということ。
皆、生きるために、食べるためにそれを放棄する。
世間や職場でやっていけない。
自然体はもっとも難しい。

布枝は水木しげるを支えつづけて来年で50年、半世紀になる。
二人の絆はきわめて強い。
収録中、夫が発した言葉が誤解を生まないよう、配慮を忍ばせた。
会話の端々から意思と聡明さが伝わってきた。
素晴らしい!
布枝は決して地味で我慢強いだけでない。
また、収録中、ときどき夫の腿に手を置いた。
愛情を示すとか安心を与えるとかはもちろん、手で軽く叩いたり力を加えたりしながらブレーキをかけ、夫をコントロールしているのだ。

私は思う。
布枝という存在がなければ、水木しげるは漫画家としてここまでの成功を収められなかった。

その意味で、息子の見合いを強引に進めた武良琴江、娘の結婚を即座に促した飯塚藤兵衛が果たした役割はきわめて大きい。
朝ドラでは村井絹代(イカル。竹下景子)、飯田源兵衛(大杉漣)。

あしたは最後。
涙なしに「ゲゲゲの女房」を見られるだろうか?

(敬称略)

◆書き加え1(9月24日)

このブログで、株式会社水木プロダクションは自宅から駅の近くの事務所(仕事場)に引っ越したと書いた。
が、まだ自宅に置かれているのかもしれない。
そこでアシスタントが漫画を描いている可能性がある。

スタジオパークからこんにちは、ぴったんこカン・カン。
両番組で映し出された事務所には漫画を描く机は置かれていないのでは…。

◆書き加え2(9月24日)

午前11時にアップしたブログに手を加えた。
ドラマの内容であやふやだった部分がだいぶはっきりした。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

◆書き加え3(9月24日)

私は深夜近く妻に教えられた。
今晩7時〜11時頃までTBSテレビで「ぴったんこカン・カンスペシャル」「中居正広のキンスマスペシャル」の2番組が「ゲゲゲの女房」を取りあげた。
通常はそれぞれ1時間くらいなので、今回は特別企画。
正確には、両番組に6分間のフラッシュニュースを挟み、10時54分まで。
前者には松下奈緒が登場し、ピアノ演奏も披露した。
安住紳一郎は鋭く切り込めたのか。
後者には水木しげる夫妻が登場し、スタジオが騒然とした。
といっても調布市の水木プロダクションとの中継らしい。

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」はあす最終回を迎える。
他局の番組に便乗した格好。
何せ国民的人気を博した。
そういえば、TBSの代名詞はドラマだった。
制作費が削られ、昔話…。
テレビ局は視聴率が低迷し、なりふり構っていられないという業界事情が背景にありそうだ。
もう一つは、秋の番組改編期。

私は番組を知っていたとしても、仕事に追われて見る余裕がなかった。
しかし、妻がすべて録画したという。
気が利く。
この朝ドラの終了後になってしまうが、見てみたい。

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ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
放送はあすが最終回。
「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」は無事終わった。

長女・藍子と次女・喜子は、父に20周年おめでとうと花束を渡した。
茂は受け取った花束をかたわらの布美枝に渡した。
「お母ちゃんがおらんかったら、ここまでやってこれんかった」(台詞は曖昧)。
布美枝は言葉が出てこない。
私もそう思う。

⇒2010年9月23日「水木プロダクション創立20周年記念謝恩パーティー」はこちら。

その翌日、近所の人たちがお祝いに駆け付けた。
極貧の貸本漫画家時代から水木しげる(村井茂。向井理)と村井布美枝(松下奈緒)の二人を応援した。
最大のプレゼントは、若い工員・小林太一(鈴木裕樹)を連れてきたこと。
布美枝が最初に出会った、夫の漫画の読者だった。
貸本屋「こみち書房」に通い、水木しげるの新作が出るのを楽しみにしていた。
いまは工場長である。

その「こみち書房」は東京オリンピックの開会式当日、ひっそりと千葉へ引っ越した。
太一は千葉に寄り道し、店を切り盛りしていた田中美智子(松坂慶子)の手紙を預かってきた。
最近店を畳んだ際、本の間から見つかった当時の貼り紙が添えられていた。
すっかり変色している。
布美枝は手に取り、感無量…。
また、亀田質店の亀田達吉(徳井優)も一緒だった。
水木しげるは当時、質札が分厚い束になった。

水木プロダクションは調布にしっかりと根を張っていた。

秋風が吹きはじめた9月末、安来から父・飯田源兵衛(大杉漣)が亡くなったという知らせが届いた。
静かに涙を流す布美枝に、水木しげるは家族全員で送ろうと伝えたのだった。

                       ◇

NHKは「ゲゲゲの女房」の高視聴率の反動を恐れているようだ。
次(平成22年度後期)の朝ドラ「てっぱん」の予告に力が入る。
きょうの放送終了後のあさイチで、ブームのホットケーキを取りあげる際に「てっぱん」とこじつけた。
かなり無理がある。
あの手この手で視聴者の期待感の高揚を図る。

番組の責任者や担当者、スタッフ、そして出演者、とりわけ主役・ヒロインの村上あかりを演じる瀧本美織は、大きなプレッシャーを感じているはずだ。
新人女優とのこと。
ベテラン共演者も同じだろう。
1週目の放送からいきなり大きな山場が訪れるようだ。
あかりが出生の秘密を知ってしまう。

収録が行われているNHK大阪放送局スタジオ。
9月17日に松下奈緒が訪れ、瀧本美織にバトンタッチが行われた。

第1回の放送は9月27日月曜日。
乞うご期待!

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水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)は漫画の注文がぱったりと途絶えた。
仕事がなければ、こうした会社はつぶれる。

水木しげる(村井茂。武良茂)はずっとアクセルを吹かして職業人生を突っ走ってきた。
食べるのがやっとだったから、仕事漬けの状態。
したがって、人生そのものを突っ走ってきたことになる。

長年の蓄積疲労が噴出したのか、これまで打ち込んできた「妖怪漫画」に価値を見出せなくなった。
それは自分の存在を完全に否定することだ。

水木しげるに大きな異変が起こっていた。
顔から、全身から生気がすっかり失せた。

大変なときは数え切れないほどあったが、つねに前向きに頑張ってきた夫、父…。
それは、家族が一度も見たことのない姿だった。
村井布美枝(武良布枝)はもとより、藍子も喜子も激しいショックを受けた。
「おとうさん、変」。

中学3年生の喜子は勉強が嫌いだから高校に進学しないと言い出した。
皆が家計を心配していた。
水木家に“貧乏神”が戻ってきた。
今度は水木プロダクションまで巻き込む。

布美枝は何もできなくてつらいと、娘たちにつぶやいた。
夫が困っているというのに…。

稼げるのは水木しげる以外にだれもいない。
「先生商売」とはそうしたものだ。
結局、先生がすべて。

私は、意気消沈した松下奈緒と向井理を初めて見た。
夫婦はどんなときにも元気だけは失わなかった。
私がドラマにのめり込んでいるせいか、違和感を持った。
二人に笑顔を取り戻してほしい。

なお、久し振りにアシスタントが登場した。
水木プロダクションの創設時からいる3人のうちの1人「点々」を含め、2人が残っていた。
毎日が仕事場の資料整理である。

私は思い出した。
リーマンショック後に「提案営業研修」に伺った製造業(メーカー)では、毎日が工場の清掃だった。
建物の内外、ガラス、生産ライン、どこも十分にピカピカである。
従業員の不安そうな表情を忘れられない。

                       ◇

息子と同居したいと一方的に押しかけてきたとはいえ、水木しげるは両親がいる。
事務員兼マネジャーの実弟もいる。
重圧が両肩にのしかかっていた。
といっても、左腕が付け根からない。

水木しげるはぎりぎりの精神状態に追い込まれていた。
それを助けられない布美枝はもっと苦しんでいた。
信じるしかない、祈るしかない…。

                      ◇◆◇

「株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)」に関するブログは以下のとおり。
絶頂からどん底へ急降下!

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

◆書き加え1(9月1日)

水木しげると次元はまったく違うが、私も先生商売である。
ただし、稼げるのは私以外にいないという点は、完全に一致する。
妻は、私が困っても何もできなくて、さぞかしつらかろう。
私に頼るしかない。

水木しげるは「仕事のことに口を出すな」の一点張りだった。
だから、布美枝はまだ救われた。

しかし、私は自分の仕事に対していろいろ言ってほしいし、少しでも手伝ってほしいと考えるほうだ。
とくに知恵を求めている。

そして、それを妻はよく分かっている。
が、私の期待に応えることができない。

そこに妻は苦悩と負い目を感じている。
自分がそれ以外でいかに頑張っているか、私にアピールしたがる。

私は、妻がさぼっていると思ったことは一度もない。
とても感謝している。

私の仕事をいくらか助けてもらいたいと願うのは、ムリな注文なのだろうか?

◆書き加え2(9月1日)

わが家は最多で8人家族だった。
私が両親を呼び寄せた。
さらに、アメリカンショートヘアが5匹。
2000年前後のこと。

ほかに、株式会社和田創研、NPO法人営業実践大学。

当時は講師が私一人であり、すべてを支えたことになる。
どこからそんなエネルギーが湧き出たのか、いまとなっては不思議である。

私は老いた…。

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水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
ドラマの進行につれ、松下奈緒と向井理はいくらか老けた。
メイクが変わった。
二人は声色や表情、姿勢など、演技も変えようとしているが、どこかしっくりしない。
それとも以前のイメージが私に焼き付いているからか…。

さて、水木しげる(武良茂。村井茂)は連載が途絶えた。
読み切りも…。
仕事がなく、手帳はブランク(空欄)のまま…。
徹夜地獄から解放されたと喜んだら、暇地獄に転落した。

フリーランスにとりスケジュールが埋まらないことは、飯が食えなくなることを意味する。
水木プロダクション(調布市。武良茂社長)は経営の非常事態に直面していた。
こうしたプロダクションは、作家(漫画家)個人の人気が業績そして資金繰りに直結する。

読者も視聴者も「妖怪」に飽きてしまった。
もともと実在しない。
熱烈なブームが去ったのだ。

作家と作品が一時的な流行、とくに「社会現象」になると厄介である。
本人にすればコンスタントに売れるのが何より。
人気商売は、人気が爆発すると長続きしにくい。
例外は天才や超人とされる一握りの作家だろう。

加えて、水木しげるは“大スランプ”に陥っていた。
はやりの終焉と作品の低迷はどちらが先というより、両方が絡み合っている。
自信を喪失し、本人が妖怪の存在を疑いはじめた。
実は、売れない頃から漫画を発注し、水木しげるを応援していた人たちは、最近の作品に微妙な変化を感じ取っていた。
どこか違う、何か足りないと…。
彼らは温かく厳しい。

水木しげるは講談社の「少年マガジン」でのデビュー以降、膨大な注文を抱えて締め切りに追い立てられた。
アウトプットだけだと、創造の泉は枯れる。

創造というと、頭や心のなかでつくり出す行為を思い浮かべるかもしれない。
確かにそうなのだが、それを支えるのがインプットである。
これがやせ細ると、作品は質も量も落ちていく。

                       ◇

私は昔、フリーランスのプランナーだった。
「クリエイター」を名乗るほどのことはないが、それでもインプットを重視していた。
納期と連日戦いながらも、新聞や雑誌の記事に触れた。
読む時間は保てなかったが、見ることは怠らなかった。
それしきのことで段違いだ。
当時、定期購読の新聞や雑誌は30種類を下らなかった。
硬いビジネス系から、やわらかいファッション・トレンド系まで多岐にわたった。

私は40歳以降、講師の道を目指した。
1995年2月から異業種交流勉強会「営業実践大学(途中、NPO法人化)」を主宰した。
毎月トップセールスマンなどをゲストに招き、じかに生のノウハウや事例を学んだ(公開講座は2010年9月に終了)。
多大な持ち出しに耐えて続けてきたのは、インプットを重視したためだ。
講師はアウトプットだけになったらお仕舞いと肝に銘じていた。
むろん、最良のインプットは「営業活動」である。
ゆえに、私は講師として多忙になってからも、それに携わってきた。

                       ◇

水木しげるは、これまでの貯えがいくらかあったようだ。
何カ月かはそれで持ち堪えるとして、その先が厳しい。
ドラマではこのところアシスタントが一人も出てこない。
給料を払えなくなった?

還暦前の私は「人生谷あり谷あり」と実感している。
妖怪漫画の第一人者とその妻・武良布枝(村井布美枝)にとっても、案外そうなのか。

以下は、「人生谷あり谷あり」を綴ったブログ。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

ちなみに、朝ドラの原案となった武良布枝の自伝『ゲゲゲの女房』は、副題が「人生は……終わりよければ、すべてよし!!」である。
水木夫妻は「人生は谷ばかり」と実感している?

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

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苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念

きのうのブログの続き。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
水木しげる(村井茂。向井理)が作品づくりに注ぎ込む執念は並大抵でない。
それを可能にしたのは、好きな漫画だからこそ!
それと、仕事が来るのでやらざるをえない、家族を支えるために頑張らざるをえないなどの側面も否めない。
何せ40代半ばまで口に入れるものにも困る貧乏暮らしが続いていた。
ようやく得た人気を絶対に手放したくないという気持ちは、収入の保障のないフリーランスに共通するのでは…。
厳しい世界である。

水木しげるは、漫画家が現れては消える様を見てきた。
講談社の少年マガジンの別冊そして本誌にデビューするとき、それを強く肝に銘じた。
いい加減なものは描けない、と…。
苦労人だ。
人気作家になっても、その姿勢は崩れることがなかった。
怒涛のように押し寄せる締め切りと格闘しながら、次々と作品を生み出している。

水木しげるが漫画にかける情熱が本物ゆえに、株式会社水木プロダクションのアシスタントたちも歯を食い縛ってついてきたはずだ。

                       ◇

さて、私は不甲斐ない自分を何とかしようと考えた。
十年程、これといった成果を創出していない。
生みの苦しみは、外部から締め切りなどの強制力が働かないと、なかなか乗り越えられない。

私は根が怠け者であり、さらに性分としてぎりぎりまで追い詰められないと本気になれない。
こうなったら自ら発破をかけ、尻を叩くしかない。

そこで、一大決心!
部屋にスローガンを貼ろう。

私にもっとも必要な言葉は、有名な「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」。
おそらくこれに尽きる。
一代で世界の日本電産グループを築きあげた炎の起業家にして経営者、永守重信(ながもり・しげのぶ)のスピリッツがごく短いフレーズに凝縮されている。

⇒2009年10月8日「永守重信の言葉と生き様」はこちら。

「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」。
しかし、この言葉はあまりにも厳しい。
まともに実践するなら、確実に倒れる。
心の強くない私はとことん追い詰められそう。
むり・・・。

続きは、あさってのブログで…。

                      ◇◆◇

「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

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和田創研
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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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