フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦「スケートアメリカ(アメリカ杯)」。
女子シングルの浅田真央は合計176.78点で6位に終わりました。
基本となるスケーティングも覚束ない、土台となるスタミナも持たないといった散々な状態でした。
自己ベストは日本開催の2014年世界フィギュアスケート選手権の216.69点ですから、そこに遠く及びません。
浅田真央は年明けから左膝痛で練習を十分に積めず、調整が大幅に遅れています。
ここまでの試合では、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印しています。
私自身は美しさを楽しめれば満足ですが、本人が結果を望む気持ちは分かります。
アスリートなので当然でしょう。
日本でも10代の若手が著しい成長を遂げています。
シニアGPシリーズ初参戦、17歳の三原舞依(みはら・まい)がこのアメリカ杯で2連続3回転ジャンプなどを決め、表彰台に立ちました。
さらに、シニアGPシリーズ初参戦、15歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)がフランス杯とNHK杯で表彰台に立つのでしょう。
彼女は全日本フィギュアスケート選手権で2年連続の表彰台を叶えています。
昨年は2位になり、3位の浅田真央を抑えました。
一昨年は3位でしたので、順調にいけば今年は1位になります。
浅田真央は、2018年平昌五輪の枠取りのかかる来年3月の世界選手権への出場を狙っています。
そのために年末の全日本選手権に間に合わせようとしています。
それを踏まえてか、「もっと負荷をかけていきたい。焦らないとダメだと思う」と語りました。
しかし、ここは我慢のしどころです。
ベテランなのですから、結果に一喜一憂してほしくありません。
私は、有力なアスリートは現役である限り、苦しむ時間に浸かっている状態だと思っています。
が、それにしてもアメリカ杯での浅田真央は自分に演技を強いられているようで、楽しむ気配がまるで伝わってきませんでした。
最終目標を見据えて、意図的に途中で捨てるものをつくっていかないと体の故障(けが)、さらに心の不調を招くのでないでしょうか。
とくに精神的な不安定に陥ると厄介です。
浅田真央はGPシリーズ第4戦「フランス杯」に出場する予定です。
日本スケート連盟だけでなく、スポンサーなどに対する配慮があるのでしょうが、コンディションを踏まえながら自身の露出をコントロールすべきです。
セルフマネジメントをもっと大切にしてください。
◇◆◇
浅田真央に関するブログは以下のとおり。
⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。
⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。
⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。
⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。
⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。
⇒2015年12月28日「浅田真央は生きた心地がしない」はこちら。
⇒2015年12月27日「浅田真央は「魂」をなくしたのか」はこちら。
⇒2015年12月26日「浅田真央、最高難度の無謀と動揺」はこちら。
⇒2015年12月12日「浅田真央評価…努力は報われない」はこちら。
⇒2015年11月29日「浅田真央はあんなもの」はこちら。
⇒2015年10月10日「浅田真央、GPシリーズ2015へ」はこちら。
⇒2015年10月9日「浅田真央、現役続行の条件」はこちら。
⇒2015年10月7日「浅田真央はピョンと跳び、チャンと降りる」はこちら。
⇒2015年10月5日「浅田真央、勝負師の宿命」はこちら。
⇒2015年10月3日「浅田真央が帰ってきた」はこちら。
Copyright (c)2016 by Sou Wada
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女子シングルの浅田真央は合計176.78点で6位に終わりました。
基本となるスケーティングも覚束ない、土台となるスタミナも持たないといった散々な状態でした。
自己ベストは日本開催の2014年世界フィギュアスケート選手権の216.69点ですから、そこに遠く及びません。
浅田真央は年明けから左膝痛で練習を十分に積めず、調整が大幅に遅れています。
ここまでの試合では、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を封印しています。
私自身は美しさを楽しめれば満足ですが、本人が結果を望む気持ちは分かります。
アスリートなので当然でしょう。
日本でも10代の若手が著しい成長を遂げています。
シニアGPシリーズ初参戦、17歳の三原舞依(みはら・まい)がこのアメリカ杯で2連続3回転ジャンプなどを決め、表彰台に立ちました。
さらに、シニアGPシリーズ初参戦、15歳の樋口新葉(ひぐち・わかば)がフランス杯とNHK杯で表彰台に立つのでしょう。
彼女は全日本フィギュアスケート選手権で2年連続の表彰台を叶えています。
昨年は2位になり、3位の浅田真央を抑えました。
一昨年は3位でしたので、順調にいけば今年は1位になります。
浅田真央は、2018年平昌五輪の枠取りのかかる来年3月の世界選手権への出場を狙っています。
そのために年末の全日本選手権に間に合わせようとしています。
それを踏まえてか、「もっと負荷をかけていきたい。焦らないとダメだと思う」と語りました。
しかし、ここは我慢のしどころです。
ベテランなのですから、結果に一喜一憂してほしくありません。
私は、有力なアスリートは現役である限り、苦しむ時間に浸かっている状態だと思っています。
が、それにしてもアメリカ杯での浅田真央は自分に演技を強いられているようで、楽しむ気配がまるで伝わってきませんでした。
最終目標を見据えて、意図的に途中で捨てるものをつくっていかないと体の故障(けが)、さらに心の不調を招くのでないでしょうか。
とくに精神的な不安定に陥ると厄介です。
浅田真央はGPシリーズ第4戦「フランス杯」に出場する予定です。
日本スケート連盟だけでなく、スポンサーなどに対する配慮があるのでしょうが、コンディションを踏まえながら自身の露出をコントロールすべきです。
セルフマネジメントをもっと大切にしてください。
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浅田真央に関するブログは以下のとおり。
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⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
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