コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

浅田真央コーチ

浅田真央はスケート靴を捨てなくてよかった

現役引退後も大きな葛藤に苦しむ

フィギュアスケート女子シングルで2010年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央がNHK総合「クローズアップ現代+」で昨年4月の現役引退後の心境について明かしました。

例のさわやかな会見でかならずしもすっきりとしたわけでなく、その後も大きな葛藤があったようです。
5歳からフィギュアスケートに自分のすべてを捧げてきましたので当然といえば当然です。
苦悩を引きずっていました。

「燃え尽き症候群」に近い状態か

スーパーアイドルの浅田真央はつねに国民の期待の重圧を背負いながら競技生活を続けてきました。

「スケートをやりきった」。
いわゆる「燃え尽き症候群」に近い状態でしょう。

「これからスケートとどう向き合おうか」と考え、さらに「スケートから離れたい」と思いました。
唯一の道具と呼んでいい「スケート靴」さえも捨てようとしました。

浅田真央サンクスツアーで恩返し

しかし、ファンから声援をもらい、「自分にはスケートしかない」と考え直しました。
振り返ると、フィギュアスケートとともに成長してきた自分の姿が目に浮かびました。

「スケートにさよならしては申し訳ない。恩返ししたい」との気持ちが固まりました。
そして、「浅田真央サンクスツアー」で全国を巡ることにしました。
完璧主義の浅田真央らしく音楽、衣装、振付をプロデュースします。
いまはその練習を通じて楽しさを感じられるようになりました。

⇒2018年3月17日「浅田真央、サンクスツアーで感謝を伝える」はこちら。

近い将来、小学生たちにフィギュアスケートを教える道を歩むことでしょう。
私は、高橋大輔コーチや浅田真央コーチに期待しています。

浅田真央は恋人を見つけられるか

もしもスケート靴を捨てていたら、いまごろは山中でイノシシを狩り、さばいていました。
間違いありません。

小学校のクラブ活動で「原始人クラブ」に属していたらしく、「自給自足が一番の贅沢」と語りました。
これがほんとうならば、原始人みたいに暮らし、自然に朽ちたいと考える恋人を見つけるのは大変です。

番組で「スケートは恋人でもあり、家族でもあり、運命でもある」と語りました。
これがほんとうならば、フィギュアスケートの魅力を上回る恋人を見つけるのは大変です。
私はすでに66年生きてきましたが、スケート靴みたいな顔をした男に会ったことがありません。

浅田真央は家庭を持ちたいとの思いがとても強い。
一日も早く結婚願望が叶いますように・・・。

category:浅田真央ブログはこちら。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年3月17日「浅田真央、サンクスツアーで感謝を伝える」はこちら。

⇒2018年1月25日「浅田真央のぼろぼろ靴と穴あきソックス」はこちら。

⇒2018年1月24日「浅田真央北京五輪とコストナー平昌五輪の31歳」はこちら。

⇒2018年1月23日「浅田真央が一番のライバルを明かす」はこちら。

⇒2018年1月16日「浅田真央は抱き合い、泣き合う」はこちら。

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浅田真央に関するニュース

このところ浅田真央に関するニュースを見かけるようになりました。
いよいよ動きが活発になってきたのでしょう。

浅田真央は27歳の誕生日にホノルルマラソンへ出場することを明らかにしました。
かつては相当にやんちゃな子で、選手時代も走るのが大好きだったとはいえ、フルマラソンとは恐れ入りました。
チャレンジしないと、わくわくしないのでしょう。
いや、気持ちが満たされないのでしょう。
むろん完走を目指しており、浅田真央らしいです。

また、浅田真央は都内のイベントで、引退後の半年は「自分探しの旅」を続けていたと語りました。
フィギュアスケートに明け暮れて不可能だった海外旅行や沖縄旅行にも出かけたとか。
第二の人生の生き方を模索しつづけ、フィギュアスケートから離れられないとの結論に達しました。

この間、スポーツキャスターや舞台女優への転身の話が周囲から持ちかけられたようです。
しかし、浅田真央は「指導者」としての道を探っています。
小学生を世界のトップクラスの選手に育てたいと考え、現職のコーチのもとで指導法を学ぶことになりそうです。
対象が中学生や高校生でなく小学生というのも浅田真央らしいです。
(が、意外と厳しかったりして・・・。)

これからもフィギュアスケート並みのスピード感を大切にしながら生きていくのでしょう。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年9月13日「美しき氷上の妖精 浅田真央展・・・衣装、スケート靴も」はこちら。

⇒2017年7月3日「浅田真央は大事なときにかならず転ぶ」はこちら。

⇒2017年5月8日「浅田真央、五輪金メダルは悲願のまま」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月12日「浅田真央、現役引退のたった一つの理由」はこちら。

⇒2017年4月12日「浅田真央に国民栄誉賞を贈るべきか?」はこちら。

⇒2017年4月11日「浅田真央が現役引退・・・寂しいかぎり」はこちら。

⇒2017年3月30日「浅田真央が背負った期待は重圧どころか恐怖」はこちら。

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高橋大輔に現役復帰のサプライズはあるのか

日本のフィギュアスケート男子シングルには羽生結弦とその背中を懸命に追いかける宇野昌磨という「2枚看板」がおり、私を楽しませてくれます。
とくに羽生結弦はオリンピックやフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルなどで頂点に立ち、フィギュア人気をさらに高めることに貢献しています。

これで文句を言ったら罰(ばち)が当たりますが、私は高橋大輔が出場しない全日本フィギュアスケート選手権はつまりませんでした。
国際大会では気にならなかった物足りなさを国内大会では感じました。
自分にとって大事な何かが欠けていたのです。

「つまらない」は言いすぎだとしても、「味気なかった」のは確かです。
得点や順位にかかわらず、ぜひとも演技を見たい選手の数少ない一人でした。

五輪王者の羽生結弦は高難度ジャンプなどの技術だけでなく表現でも魅了します。
が、彼の表現は高橋大輔の表現と質が異なります。
高橋大輔は人懐っこさも相まって、演技そのものの楽しさが格別でした。

私は高橋大輔に全日本選手権2017に挑んでほしい。
アイスリンクに姿を見せるだけで熱烈に応援するファンが大勢現れるし、何より大会が盛り上がります。

⇒2016年12月29日「高橋大輔はこちんこちんでいいのか」はこちら。

高橋大輔はインタビュアーよりも選手のほうが断然似合います。
全日本選手権と2018年平昌冬季五輪への出場を目指した「現役復帰」のサプライズははたしてあるのでしょうか。
(全日本選手権後の本人の記事によれば、ないとのこと。)

現役復帰が難しいというのなら、指導者の道を歩み、「大輔2世」を世界の大舞台に送り出してほしい。
彼は清潔で柔和な性格ですので、十代の女子選手のコーチにも適していると思います。
(私は、苦しんでいる浅田真央に「救いの手」を差し延べてもらえないかと願っているほどです。)

小塚崇彦が先頃、自分が教わったスケーティングの技術を次世代に伝える役割を果たしたいと表明しました。
彼はもともとスケート一族のサラブレットであり、この仕事に関わるのは「宿命」みたいなものでした。
いきなりメインコーチは務まらないので、アシスタントとして始めることになるでしょう。

高橋大輔と小塚崇彦は現役時代のように、若い有力選手の育成を激しく競い合ってほしい。
ならば、「フィギュア王国」は安泰です。
私はキス&クライで教え子(選手)と笑顔を浮かべる二人を想像するだけで、わくわくします。
そうした光景を早く見たい・・・。

◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年12月29日「高橋大輔はこちんこちんでいいのか」はこちら。

⇒2014年10月19日「高橋大輔から小塚崇彦へ」はこちら。

⇒2014年10月16日「高橋大輔、人を楽しませる天才」はこちら。

⇒2014年10月15日「高橋大輔、ありがとう、お疲れさま」はこちら。

⇒2014年2月23日「真央と大輔がソチでカップル」はこちら。

⇒2014年2月22日「浅田真央と高橋大輔、ソチエキシビション」はこちら。

⇒2014年2月15日「高橋大輔、ソチメダルへ…フリーで巻き返し」はこちら。

⇒2014年2月6日「高橋大輔に気の毒…ソチ直前の佐村河内守騒動」はこちら。

⇒2014年1月10日「高橋大輔はソチオリンピック金メダルを狙う」はこちら。

⇒2014年1月5日「高橋大輔は文句なしに選ばれたわけでない」はこちら。

⇒2013年12月24日「高橋大輔はなぜ人騒がせなのか?」はこちら。

⇒2013年12月23日「高橋大輔をソチ代表から外すべきでない」はこちら。

⇒2013年12月20日「高橋大輔は4位でもソチ代表…全日本フィギュア」はこちら。

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浅田真央に敬意を払え…トリプルアクセル基礎点

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングルが終わって時間が経ち、私はいくらか冷静になった。
きのうのブログを振り返ると、ショートプログラム(SP)からフリースケーティング(FS)にかけての興奮と寝不足で、記事が熱している。
いろいろな感情が混ざり、うねっている。
よほど頭に来ていたのだろう、フィギュア本を書くなどと、あらぬことを口走っている。
年甲斐もない・・・。

私の印象では、浅田真央のフリーの得点はもう数点高い。
また、女子では一人しか跳ばなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の基礎点が低すぎる。
その時点での男女の「最高技術」に対する挑戦に、もっと敬意を払うべきだ。
これに限り、性差が考慮されていい。
ならば、浅田真央は両方で 150点に迫る。

ロシアのアデリナ・ソトニコワのフリーの得点は高すぎる。
ジャンプは素晴らしいが、 145点に届かない。
ホーム・アドバンテージはSPとフリーの合計でせいぜい5点まで。
10点前後だと、競技としての興味が失われる。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)は五輪連覇を果たせなかったが安定感はさすがであり、大舞台でミスをしない。
2大会ともそうだ。
キム・ヨナが合計2〜3点差で勝利を収めて不思議はない。
採点結果に、彼女は大人の対応を見せた。

フリーの最終組の出場選手は全員、得点が甘い。
浅田真央が滑れば、それだけで5点は上がった。
SPの致命的なミスが悔やまれる。
私は、金メダルが獲れた大会だったと思う。

なお、浅田真央はフリー終了後、今シーズン限りでの現役引退を改めて示唆した。
私は1年間の完全休養を取るなかで熟考してほしい。
また、佐藤信夫コーチが浅田真央から求められるならという前提で、続投を志願した。

浅田真央はエキシビションに推薦で選ばれたそうだ。

以下に、「浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル」と題する2014年2月20日のブログを収める。
当初、タイトルは単に「浅田真央…ソチフィギュア女子シングル」だった。
また、フリーの実況を見ながら、書き加えを行った。

                ◇◆◇

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングル。
浅田真央がきのうのショートプログラム(SP)で、ジャンプをことごとく失敗した。
自らが競技人生の集大成と位置づける五輪の大舞台で、よりによって今シーズンの自己ワーストを記録した。
前日の練習でも当日の練習でも直前の練習でも調子は悪くなかった。
したがって、調子は無関係だ。

大舞台の勝者が「練習はうそをつかない」と語ることがある。
練習に打ち込んできた自分に対するご褒美の言葉であり、練習を支えてくれた周囲に対する感謝の言葉である。

しかし、オリンピックで金メダルを目指す選手は皆、練習を積んできた。
ならば、勝者以外は「練習はうそをついた」ことになる。
本人は悪気があって「練習はうそをつかない」と言っているわけでないが、真に受けていけない。

私たちは、この言葉を「練習を成果に出せた」と翻訳して理解すべきだ。
勝因は、練習どおりに本番でやれるかにかかっている。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は大きな意味の技術面(スキル)で世界一である。
練習どおりに滑れば、おのずと本番で勝てた。
そうなると、敗因は、精神面(メンタル)である。

ひたむきな真面目さが多くのファンをつくってきた。
日本人はとくにそうした特性を好み、熱心に応援する。

浅田真央は努力したという手応えがほしくて練習にのめり込む。
ときに、練習を増やして不安を打ち消そうとする。
だれよりも過酷になる。
練習にすがることになり、心身の消耗と疲弊を深める。
私は、練習過多は精神面の問題だと思う。

浅田真央は、「練習(トレーニング)」と「調整(コンディショニング)」の違いがいま一つ分かっていない。
気持ちが練習に向かってしまい、冷静な思考と判断を行えず、周囲の忠告や助言を腑に落とせない。
私は、浅田真央は頑固で人の意見を聞かないのでなく、不安で人の意見が聞こえない状態だったと思う。
彼女の真の苦悩と最大の問題を解消できるスタッフがそばについていてほしかった。
ほんとうに残念・・・。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

再建屋の私が、結果を出せない営業に対する教育指導で繰り返し説いてきたのは、「頑張るのでなく変わろう」だった。
「あなた方はこれまでだって頑張ってきたではないか。その結果がこの数字(成績)である。いい加減、目を覚ませ」と…。
人の意見が聞こえないと、自分は変わりようがない。

浅田真央は、技術面で文句なく世界一とされながらソチオリンピックで敗北を喫した高梨沙羅に通じる。
私は、敗因を努力(練習)不足に求めると、同じ失敗を犯すと思う。

⇒2014年2月12日「高梨沙羅、ソチ金メダルならず…ジャンプ女子」はこちら。

ブライアン・オーサーやタチアナ・タラソワなどは、「そんなに練習すると勝てない」と、はっきり叱る。
日本には、選手に練習を禁じるコーチはあまり多くない。
私は、営業立て直し・業績テコ入れでは、社員に長時間の労働(努力)を厳しく禁じている。
もっぱら年度末の数字(成績)にフォーカスし、それがよくなるように誘導している。
不毛のガンバリズムの排除である。
日本では、選手も、コーチも、ストイックな国民性が抜けない。
それが行き過ぎると、結果は悪くなる。

私は、「努力は報われない」と述べている。
むしろ、ここに人生の醍醐味がある。
努力しか報われないのは確かだが、努力が報われるくらいなら何の苦労もない。
そうでなく、何事においても報われる努力しか報われないのだ。
練習の量で、オリンピックの金メダルは獲得できない。
長時間の労働で、企業の予算目標は達成できない。
問われるのは、練習の有効性である。
問われるのは、労働の有効性である。
頑張りの有効性のこと。

勝つための体制を築き、勝つための戦略を練り、それにしたがって勝つための練習を積み、勝つための調整で仕上げる。
私は、浅田真央の努力はピカイチでも、努力のあり方に合理性や科学性が欠けていたと考える。
それは本人の責任だけでなく、スタッフの務めである。

選手上がりのコーチは一匹狼が多く、選手はそれに師事する。
が、それぞれに得手、不得手がある。
こうした状態では、オリンピックで勝てる選手をなかなか出せない。
日本のフィギュアスケート界にもコーチ体制が生まれるべきだ。

そして、適任は、私が敬愛する高橋大輔である。
彼は人望があり、コーチのまとめ役になれそうだ。
次世代のメダリストを育てるインキュベーター(孵卵器)を整えてほしい。
そうしたムーブメント(運動)は、2020年に迎える東京オリンピックで開催国にふさわしい成績を残すことにもつながる(五輪は都市開催だが、各国の競争、国別のメダル獲得数に関心が向かう)。

コーチ体制がなくても金メダルを獲れるのは、トップクラスのなかでも勝つツボをつかんでしまった選手に限られる。

なお、浅田真央は当日の練習で茫然自失の状態が顔に表れており、落胆が背中に出ていた。
相当に深刻である。
精神的に一杯いっぱいで、演技することが難しい。
フリーではジャンプの難度を落としたらよい。
転倒などの失敗を重ねると、挫折感や敗北感しか残らない。
彼女の今後にプラスにならない。

浅田真央は、フリーでは考えられない第2組での滑走になった。
スピンやステップなどのスケーティングは大崩れしていないのだから、持ち前の美しい滑りで魅せることに徹する。
ならば、笑顔で終われる。
それを見たくて応援しているファンも大勢いるはずだ。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

私は、すべての日本選手を応援しているが、浅田真央と高橋大輔は格別である。
フィギュア人気を国民人気に高めた最大の功労者といえる。
それ以前に、若い二人を尊敬している。
今年2冊目の著作『御社の営業をよくするヒント』でも簡単に触れている。
この本には『あなたの人生をよくするヒント』という願いも込めた。
その二人が、自身が納得のいく演技を見せられなかったことが、私はとても悔しい。

近い将来、もしも時間が許されるなら、突出した存在の二人を中心にしたフィギュア本を書いてみたい。
私は、このスポーツに関して“ずぶの素人”だが、フィギュア界の周辺を含め、いろいろ思うところはある。
また、このブログ自体に膨大な記述(原稿)が含まれる。
が、筆を抑えており、書きたいことは書いていない。

率直に述べて、天性の資質と努力の才能を合わせ持つ浅田真央にオリンピック金メダルを獲らせられない日本スケート連盟では価値がない。
大人の女性とはいえ、まだ20代前半である。
周囲の大人はいったい何をやっているのか。
当日練習の浅田真央は魂の抜け殻のようで、滑るどころか立っているのもやっとに見えた。
使命感と義務感だけでリンクに出てきた。
胸が締めつけられた。
そうした私のもやもやを含め、考えと思いを綴って出版するかもしれない。

私は、フィギュアスケートが日本のお家芸でありつづけてほしい。

◆書き加え1(2月21日)

フリーが終わった。
会心の演技だった。
感動、鳥肌ものだ。
素晴らしいの一言。

SPの失敗があるので無条件とはいかないが、久々の笑顔を見られた。
浅田真央は一度壊れた気持ちを短時間で立て直し、よく頑張った。
やはり世界一である。

お疲れさま。
そして、ありがとう。

きょうは眠るのをやめた。

◆書き加え2(2月21日)

浅田真央は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半)など、コンビネーションも含めた6種類の3回転ジャンプをことごとく決めた。
フリーを迎えたときの精神状態を考えれば、奇跡が起こった。
が、これが本来の実力なのだ。

そして、自己最高となる142.71点を叩き出した。
合計198.22点。
浅田真央は演技終了と同時に感極まり、天を仰いで涙をこらえた。

バンクーバーオリンピックから4年間、苦しかった練習の成果を最後にファンに見せられた。
本人も恩返しができたと語った。

◆書き加え3(2月21日)

浅田真央は、まさかのSP16位から6位入賞とおおいに盛り返した。
SPの失点(?)が挽回不能なほど大きく、表彰台に立てなかったのが惜しまれる。

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月20日「浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル」こちら。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月1日「浅田真央への厳しい予想…ソチ女子フィギュア」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングル。
浅田真央がきのうのショートプログラム(SP)で、ジャンプをことごとく失敗した。
自らが競技人生の集大成と位置づける五輪の大舞台で、よりによって今シーズンの自己ワーストを記録した。
前日の練習でも当日の練習でも直前の練習でも調子は悪くなかった。
したがって、調子は無関係だ。

大舞台の勝者が「練習はうそをつかない」と語ることがある。
練習に打ち込んできた自分に対するご褒美の言葉であり、練習を支えてくれた周囲に対する感謝の言葉である。

しかし、オリンピックで金メダルを目指す選手は皆、練習を積んできた。
ならば、勝者以外は「練習はうそをついた」ことになる。
本人は悪気があって「練習はうそをつかない」と言っているわけでないが、真に受けていけない。

私たちは、この言葉を「練習を成果に出せた」と翻訳して理解すべきだ。
勝因は、練習どおりに本番でやれるかにかかっている。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は大きな意味の技術面(スキル)で世界一である。
練習どおりに滑れば、おのずと本番で勝てた。
そうなると、敗因は、精神面(メンタル)である。

ひたむきな真面目さが多くのファンをつくってきた。
日本人はとくにそうした特性を好み、熱心に応援する。

浅田真央は努力したという手応えがほしくて練習にのめり込む。
ときに、練習を増やして不安を打ち消そうとする。
だれよりも過酷になる。
練習にすがることになり、心身の消耗と疲弊を深める。
私は、練習過多は精神面の問題だと思う。

浅田真央は、「練習(トレーニング)」と「調整(コンディショニング)」の違いがいま一つ分かっていない。
気持ちが練習に向かってしまい、冷静な思考と判断を行えず、周囲の忠告や助言を腑に落とせない。
私は、浅田真央は頑固で人の意見を聞かないのでなく、不安で人の意見が聞こえない状態だったと思う。
彼女の真の苦悩と最大の問題を解消できるスタッフがそばについていてほしかった。
ほんとうに残念・・・。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

再建屋の私が、結果を出せない営業に対する教育指導で繰り返し説いてきたのは、「頑張るのでなく変わろう」だった。
「あなた方はこれまでだって頑張ってきたではないか。その結果がこの数字(成績)である。いい加減、目を覚ませ」と…。
人の意見が聞こえないと、自分は変わりようがない。

浅田真央は、技術面で文句なく世界一とされながらソチオリンピックで敗北を喫した高梨沙羅に通じる。
私は、敗因を努力(練習)不足に求めると、同じ失敗を犯すと思う。

⇒2014年2月12日「高梨沙羅、ソチ金メダルならず…ジャンプ女子」はこちら。

ブライアン・オーサーやタチアナ・タラソワなどは、「そんなに練習すると勝てない」と、はっきり叱る。
日本には、選手に練習を禁じるコーチはあまり多くない。
私は、営業立て直し・業績テコ入れでは、社員に長時間の労働(努力)を厳しく禁じている。
もっぱら年度末の数字(成績)にフォーカスし、それがよくなるように誘導している。
不毛のガンバリズムの排除である。
日本では、選手も、コーチも、ストイックな国民性が抜けない。
それが行き過ぎると、結果は悪くなる。

私は、「努力は報われない」と述べている。
むしろ、ここに人生の醍醐味がある。
努力しか報われないのは確かだが、努力が報われるくらいなら何の苦労もない。
そうでなく、何事においても報われる努力しか報われないのだ。
練習の量で、オリンピックの金メダルは獲得できない。
長時間の労働で、企業の予算目標は達成できない。
問われるのは、練習の有効性である。
問われるのは、労働の有効性である。
頑張りの有効性のこと。

勝つための体制を築き、勝つための戦略を練り、それにしたがって勝つための練習を積み、勝つための調整で仕上げる。
私は、浅田真央の努力はピカイチでも、努力のあり方に合理性や科学性が欠けていたと考える。
それは本人の責任だけでなく、スタッフの務めである。

選手上がりのコーチは一匹狼が多く、選手はそれに師事する。
が、それぞれに得手、不得手がある。
こうした状態では、オリンピックで勝てる選手をなかなか出せない。
日本のフィギュアスケート界にもコーチ体制が生まれるべきだ。

そして、適任は、私が敬愛する高橋大輔である。
彼は人望があり、コーチのまとめ役になれそうだ。
次世代のメダリストを育てるインキュベーター(孵卵器)を整えてほしい。
そうしたムーブメント(運動)は、2020年に迎える東京オリンピックで開催国にふさわしい成績を残すことにもつながる(五輪は都市開催だが、各国の競争、国別のメダル獲得数に関心が向かう)。

コーチ体制がなくても金メダルを獲れるのは、トップクラスのなかでも勝つツボをつかんでしまった選手に限られる。

なお、浅田真央は当日の練習で茫然自失の状態が顔に表れており、落胆が背中に出ていた。
相当に深刻である。
精神的に一杯いっぱいで、演技することが難しい。
フリーではジャンプの難度を落としたらよい。
転倒などの失敗を重ねると、挫折感や敗北感しか残らない。
彼女の今後にプラスにならない。

浅田真央は、フリーでは考えられない第2組での滑走になった。
スピンやステップなどのスケーティングは大崩れしていないのだから、持ち前の美しい滑りで魅せることに徹する。
ならば、笑顔で終われる。
それを見たくて応援しているファンも大勢いるはずだ。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

私は、すべての日本選手を応援しているが、浅田真央と高橋大輔は格別である。
フィギュア人気を国民人気に高めた最大の功労者といえる。
それ以前に、若い二人を尊敬している。
今年2冊目の著作『御社の営業をよくするヒント』でも簡単に触れている。
この本には『あなたの人生をよくするヒント』という願いも込めた。
その二人が、自身が納得のいく演技を見せられなかったことが、私はとても悔しい。

近い将来、もしも時間が許されるなら、突出した存在の二人を中心にしたフィギュア本を書いてみたい。
私は、このスポーツに関して“ずぶの素人”だが、フィギュア界の周辺を含め、いろいろ思うところはある。
また、このブログ自体に膨大な記述(原稿)が含まれる。
が、筆を抑えており、書きたいことは書いていない。

率直に述べて、天性の資質と努力の才能を合わせ持つ浅田真央にオリンピック金メダルを獲らせられない日本スケート連盟では価値がない。
大人の女性とはいえ、まだ20代前半である。
周囲の大人はいったい何をやっているのか。
当日練習の浅田真央は魂の抜け殻のようで、滑るどころか立っているのもやっとに見えた。
使命感と義務感だけでリンクに出てきた。
胸が締めつけられた。
そうした私のもやもやを含め、考えと思いを綴って出版するかもしれない。

私は、フィギュアスケートが日本のお家芸でありつづけてほしい。

◆書き加え1(2月21日)

フリーが終わった。
会心の演技だった。
感動、鳥肌ものだ。
素晴らしいの一言。

SPの失敗があるので無条件とはいかないが、久々の笑顔を見られた。
浅田真央は一度壊れた気持ちを短時間で立て直し、よく頑張った。
やはり世界一である。

お疲れさま。
そして、ありがとう。

きょうは眠るのをやめた。

◆書き加え2(2月21日)

浅田真央は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半)など、コンビネーションも含めた6種類の3回転ジャンプをことごとく決めた。
フリーを迎えたときの精神状態を考えれば、奇跡が起こった。
が、これが本来の実力なのだ。

そして、自己最高となる142.71点を叩き出した。
合計198.22点。
浅田真央は演技終了と同時に感極まり、天を仰いで涙をこらえた。

バンクーバーオリンピックから4年間、苦しかった練習の成果を最後にファンに見せられた。
本人も恩返しができたと語った。

◆書き加え3(2月21日)

浅田真央は、まさかのSP16位から6位入賞とおおいに盛り返した。
SPの失点(?)が挽回不能なほど大きく、表彰台に立てなかったのが惜しまれる。

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年2月1日「浅田真央への厳しい予想…ソチ女子フィギュア」はこちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)が終わった。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)が僅差でトップに立った。
とくに出来がいいと思わない。
ただし、練習どおりに滑った。
練習と本番の差がない。

浅田真央は日本勢で最下位の16位に沈んだ。
練習どおりに滑れなかった。
実際には、練習と本番が別人である。
ジャンプがすべて壊れた。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は4年間に及ぶ懸命な練習を、本番の成果に表せなかった。
こうなると、努力の意味が薄れる。

私は、営業立て直し・業績テコ入れの教育指導に携わっているが、もっとも重んじているのは基本中の基本である。
同様に、滑りでも基礎が大切なはずだ。
その見直しと仕上げを託したスキル面のコーチの選択が間違っていたと思わない。
浅田真央自身も、バンクーバーオリンピックのときとは比べられないくらいに滑りの状態がいいと幾度か語っていた。

しかし、大舞台で勝てる精神状態に誘導できるメンタル面のコーチが必要だったのでないか。
練習でできるのに本番でできなくなってしまうのが、最大の問題である。
私が感じたのは、浅田真央の深い孤独だった。
これほど切実に支えを求めている選手はいない。

キム・ヨナは、金メダルのかかるフリーでも平常心を貫けるかどうか分からないが、セルフコントロールがかなりできる。
そうでなければ、休養明けの実質、最初の大舞台であれだけの演技を見せられない。
高難度ジャンプの安定感にあきれた。

浅田真央は、フリーではもっぱら自分が楽しむために滑ってほしい。
ライバルと戦うことも、ファンを喜ばせることも考える必要はない。
自分が楽しまないと、それを見ているファンも楽しめない。
得点も順位もその結果にすぎない。

なお、金メダルの本命に急浮上したロシアのユリア・リプニツカヤはジャンプにミスが出た。
国民の期待の高まりを肌で感じ、プレッシャーがどんどん大きくなったのだろう。
その代わりといってはなんだが、アデリナ・ソトニコワ(2位)が頑張った。
イタリアのカロリーナ・コストナー(3位)とともに、3人が74点台に並ぶ。
大接戦である。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

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⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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浅田真央、トリプルアクセルは代名詞から疫病神へ・・・

きょうは、おそらく半年近く前に書きかけた原稿を仕上げてアップする。
このブログは大半が書き溜め記事であり、私はちょっとした空き時間を使ってメモ(パソコン)を残すようにしている。
先日、その素材を振り返っているうちにこの原稿を見つけた。
浅田真央が佐藤信夫コーチの指導を仰ぐという決断を下して10カ月が過ぎたくらいだ(不確か)。
私は、浅田真央が当時どのような状況にあったかを思い出した。
その地獄を潜り抜けたおかげで、フィギュアスケーターとしてはもちろん人間として成長を遂げた・・・。

                       ◇

浅田真央は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で宿命のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍児)に大敗した。
浅田真央が低い得点に留まったというより、キム・ヨナが驚異的な得点を上げた。
直後のインタビューで、この得点を超えるまでフィギュアスケートをやめないと言い切った。
感情がむき出しの言葉であり、よほど悔しかったのだろう。
言い換えれば、キム・ヨナの得点を真っ先に受け入れたのは浅田真央だった。
即座に滑りの見直しを決意!
浅田真央が取り組むそれとは結局、好調な状態のキム・ヨナに勝つためなのだ。
それもオリンピックの舞台で・・・。

すべてのスポーツがそうだろうが、フィギュアは小さい頃から感覚でスケーティングやジャンプを覚えてきた。
自分の体に染み付いたものを変えるのは至難である。
ましてフィギュアスケートは恐ろしくデリケートだ。
ちょっとしたズレで、とくにジャンプが滅茶苦茶になる。

浅田真央はどん詰まりだ。
今季(昨季のこと)を見るかぎり、トリプルアクセルは浅田真央の「代名詞」でなく“疫病神”になっている。
無数に挑んでもうまくいかないとしたら、そこからいったん離れる勇気も大切である。

浅田真央は競技人生の節目を迎え、激しく揺れている。
ここを乗り切れば、劇的な成長を遂げられる。
しかし、変化を求めたのは彼女だが、変化を拒んでいるのも彼女である。
スケーティングとジャンプの技術的な修正もさることながら、精神的な脱皮が必須なのでないか。

浅田真央は滑りの矯正中なので、勝てないのは仕方ない。
が、それに取り組んだから勝てなくなったわけでない。
勝てなくなりつつあったので、それに取り組んだ。
つまり、変わるためだ。
それを忘れては、単に滑りがうまくなったで終わってしまう。
このブログで述べたとおり、ジュニア時代の貯金を使い果たしたのだ。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

浅田真央はテレビ番組のインタビューで、ジュニア時代やシニア転向直後の頃のように回れたらといった趣旨の発言を行っていた。
そこに大きな“落とし穴”があった。
体重がちょっと軽くなるだけでも、ジャンプはかなり楽になる。
高難度の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」ではなおさらだ。
浅田真央は体重を落とすことで、かつてのように回ろうとしたということはないのか。
過酷な減量へ走ったせいか、2011年世界フィギュアスケート選手権モスクワ大会ではやせ細っており、痛々しかった。
すっかり生気を失っていた・・・。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

私は浅田真央の不調を見て、フィギュアスポーツの難しさを思い知らされた。
本人は2010年全日本フィギュアスケート選手権の後、世界選手権へ向けて調整が進むと語った。
が、実際には調子をひどく落とした。
「東日本大震災」の動揺が心理面に影響した。
彼女はスケートをやっていていいのかと悩み、練習に集中できなかった。

そうした事情も抱え、浅田真央はシーズンの総決算となる世界選手権に臨んだ。
試合当日、佐藤信夫コーチからトリプルアクセルをやめるように助言された。
が、それを外す不安に負けてしまった。
結果、得点も順位(6位)もこの大会での自己ワーストに終わった。
失意の底に沈んだ・・・。

浅田真央はこの先、苦手としてきたジャンプをプログラムに入れ、真正面から取り組む。
何事も練習の積み重ねである。
来季(今季のこと)は文字どおり復活への第一歩を踏み出す・・・。

                       ◇

ここからは現在の話。
浅田真央は3季ぶりにフィギュアスケートグランプリファイナル(GPファイナル)進出を果たした。
この大会で、ロシアがフィギュア王国復活をかけて育成してきた10代半ばの二人の選手と戦う。
なかでもエリザベータ・トゥクタミシェワは高難度ジャンプをまったく苦にしない(あくまで現時点)。
GPファイナル2011では「トリプルアクセル」を跳ぶ?
少女にとり2年先は長いが、二人のどちらかは2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で最大のライバルとなっている可能性がある。

                      ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年11月26日「浅田真央、見事なダブルアクセル…GPファイナル2011」はこちら。

⇒2011年11月26日「浅田真央、心のなかで『たかちゃん、ごめんね』」はこちら。

⇒2011年11月25日「浅田真央、跳びたいから跳ぶのは幼い…GPシリーズ2011」はこちら。

⇒2011年11月23日「浅田真央、GPファイナル2011進出の条件…ロシア大会」はこちら。

⇒2011年11月13日「浅田真央、納得の笑顔…ソチ五輪金メダルへ確かな手応え」はこちら。

⇒2011年11月12日「浅田真央、完全復活は間近…GPシリーズ2011NHK杯復調」はこちら。

⇒2011年11月2日「浅田真央をあたたかく見守ろう…心強い小塚崇彦の存在」はこちら。

⇒2011年10月6日「浅田真央は順調らしい…GPシリーズ2011NHK杯が初戦」はこちら。

⇒2011年10月1日「なぜ? 浅田真央ジャパンオープン、安藤美姫グランプリシリーズ欠場」はこちら。

⇒2011年9月17日「浅田真央…和田創は「浅田創」状態なのか?」はこちら。

⇒2011年7月10日「小塚崇彦と浅田真央が初々しい…お似合いカップル」はこちら。

⇒2011年7月3日「浅田真央はどんな「愛の夢」を見るのか?」はこちら。

⇒2011年6月30日「北島康介の勝負脳、浅田真央の脱皮計画を応援しよう!」はこちら。

⇒2011年6月27日「佐藤信夫コーチのカミナリ、浅田真央を直撃!? 」はこちら。

⇒2011年6月22日「浅田真央の肉球、アメショーのトリプルアクセル」はこちら。

⇒2011年6月20日「浅田真央、看板を引っ込める勇気…トリプルアクセル」はこちら。

⇒2011年6月18日「AKB48の隆盛、浅田真央の奇跡、読売巨人軍の凋落」はこちら。

⇒2011年6月16日「浅田真央の準備、プロ講師の準備」はこちら。

⇒2011年6月14日「浅田真央・井上真央・大地真央…血液型と美人度」はこちら。

⇒2011年6月11日「浅田真央と高橋大輔、二人の熱愛のその後」はこちら。

⇒2011年5月22日「浅田真央コーチ、安藤美姫コーチ、どうしたものか?」はこちら。

⇒2011年5月19日「佐藤信夫、浅田真央を叱る…新横浜の好々爺」はこちら。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

⇒2011年5月14日「浅田真央のストイック、金妍児の自由奔放」はこちら。

⇒2011年5月12日「金妍児、ソチオリンピック出場と優勝の可能性」はこちら。

⇒2011年5月5日「荒川静香と浅田真央、天才少女の重圧と低迷」はこちら。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

⇒2011年5月1日「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」はこちら。

⇒2011年4月30日「浅田真央、やってみないと分からない…修正途上」はこちら。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

⇒2011年4月27日「浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得」はこちら。

⇒2011年4月24日「世界女王・真央と五輪女王・ヨナ、プライド激突!」はこちら。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

⇒2011年4月22日「世界フィギュア2011日程…浅田真央は勝てる?」はこちら。

⇒2011年4月20日「浅田真央と井上真央、もう一人の真央」はこちら。

⇒2011年4月17日「斎藤佑樹のハラハラ、浅田真央のドキドキ…日本の至宝」はこちら。

⇒2011年4月17日「浅田真央、世界フィギュア2011延期の影響」はこちら。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月26日「真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし」はこちら。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断

おとといのブログ「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」の続き。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

浅田真央は佐藤信夫コーチのもと、ジャンプを含めた滑りの矯正に取り組んでいる。
より高い次元に到達するうえでの弱点や欠陥を自覚していることになる。
20歳の女の子は、あえて困難に挑戦する道を選んだ。

ネット上の信頼の置けそうな情報によれば、佐藤信夫コーチは技術と芸術のバランスを大切にするとのこと。
基礎を重視し、展望と計画に基づいて指導する。
焦ったところで、オリンピックで勝てないのは確か。
タチアナ・タラソワコーチは浅田真央のそばにいられず、しかもジャンプを見られなかった。
佐藤信夫コーチは彼女に張り付けるし、具体的に教えられる。

浅田真央は自らの意思で行うからいいが、コーチは見守るしかない。
しかも、世間は結果を性急に求める。
佐藤信夫はつらい立場である。

浅田真央は矯正を加速させるに当たり、佐藤信夫と長久保裕による2人コーチ体制を排した。
やはりネット上の情報によれば、ジャンプの修正か改造かで方針が違うらしい。
リスクの大きい後者をためらった?

浅田真央は従来の滑りで立派な実績を残してきた。
佐藤信夫コーチの助言を得ながら、そこに「修正」を加えることでレベルアップを図っていく。

長久保裕はジャンプ専門のコーチとして招かれた。
「改造」は避けられない、ついては長い歳月がかかると考えた模様。
また、鈴木明子のメインコーチであり、そのことへの遠慮もありそうだ。

オリンピックに出場するほどの選手は競技にすべてをかけている。
無我夢中なので、過酷な練習も乗り切れる。
まして金メダルを狙う浅田真央は…。
しかし、コーチはひたすら辛抱…。

私は佐藤信夫がコーチに就任した経緯を知らない。
迷い揺れる浅田真央を見かねて手を差し延べた?
それが「火中の栗を拾う」ことになるかもしれないと思いつつ…。
実際には、あらかじめ覚悟していたよりもっと大変だったのでは…。
NHK杯で敗れただけで、解任を求める声が上がる始末。

オリンピックの表彰台の一番高いところで満面の笑みを浮かべる選手。
猛烈な努力が花開いたわけだが、それを支えていたのはコーチの地獄の苦悩でなかろうか。
そんな気がした。

フィギュアスケートに何の専門知識も持たない私は、コーチに関する一連の判断が浅田真央をいい方向へ導くことを祈るのみ。

続きはあさって、「浅田真央は工事中、勝てないのが当然」のブログで…。

◆書き加え1(11月28日)

浅田真央はNHK杯に続き、フランス大会でも惨敗を喫した。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

佐藤信夫コーチに対する不満や不信の声が大きくなりそうだ。
救いは、同じ教え子の小塚崇彦がGPシリーズで格段に進化した演技を見せたこと。
2大会とも圧勝を遂げた。
私たちが理解しておかなくてならないのは、コーチの非難は浅田真央を苦しめ、追い詰めるということである。
自らの意思で最終的に指導を要請した彼女が一番心を痛める。
浅田真央を応援するなら行うべきでない。

また、浅田真央に対する失望や揶揄の声が大きくなるかもしれない。
しかし、政治家や評論家などと異なり、選手はそもそも批判の対象でない。
日本の代表候補や代表には強化費や遠征費などの税金が投入されている?
確かにそのとおりだが、批判は選手がやってならないことをやったときに限られる。
競技に懸命に取り組む選手に向けるべきでない。

アスリートは私たちに素晴らしい感動を与えてくれる。
感謝の気持ちを忘れないことだ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

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浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?

フィギュアスケートGPシリーズ第1戦・NHK杯。
注目・期待の浅田真央は惨敗。
彼女は人気が突出しており、会場全体が元気を失ってしまった。

浅田真央は演技を終えて肩を落とし、下を向いた。
私は、彼女が落胆している様子を見て、胸が痛んだ。
どうしたら彼女が心から笑えるか、全身で喜べるかを考えてしまった。
そして、以下の2本のブログをアップした。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

きょうの記事は、これらの文脈を継いでいる。

さて、浅田真央は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)銀メダル、続いてトリノ世界選手権優勝。
それなのに、長らく結果を残してきた得意の「ジャンプ」を否定している最中。
新コーチと2人3脚で“修正”に努めている。
しかし、すでにハイレベルに到達しており容易でない。
彼女もそうだが、指導者とて手探りだろう。
互いに迷いや不安を拭い去れないのでは…。
はたして目論みどおりに進むか、微妙。
裏目に出なければよいが…。

                       ◇

浅田真央は苦しんでいる。
なぜなら、さらなる“高み”を目指しているからだ。
人は挑めば、かならず苦しむ。
具体的には、2014年ソチ冬季五輪で表彰台の一番高いところに立つ。

私はNHK杯をきちんと見たわけでない。
それでも、8位の浅田真央が実力で一番だと思った。
比べられる選手がいない。

現時点で、ライバルは韓国のキム・ヨナただ一人。
むろん、これから村上佳菜子など若い選手が伸びてくるかもしれない。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

浅田真央はオリンピックで金メダルを獲得することに集中したらよい。
言い換えれば、キム・ヨナを凌駕することに専念したらよい。
両者はきっとイコール。

本来はライバルという言葉を用いるべきだが、あえて「敵」という言葉を使う。
浅田真央には「打倒、キム・ヨナ」という気持ちがあろう。

浅田真央の敵はキム・ヨナだ。
ほかにいない。

キム・ヨナの敵はキム・ヨナだ。
彼女は国民的なスターであり、収入も破格である。
贅沢もできるし、遊びもできる。
もともと自由奔放な性格で、浅田真央と対照的。
キム・ヨナはソチ五輪へ向けてモチベーションを高められるか、そして厳しい練習を積めるかは不明である。
緩んだ状態を元に戻す。
恐ろしく大変。

万全の状態で臨むキム・ヨナは強敵、いや難敵だろう。
浅田真央は、従来の延長では上回れないと踏んでいる。
それゆえ、一から見直しを図っているはずだ。

「自己否定」は勝者の条件である。
夏季五輪(オリンピック)2大会連続金メダリストの北島康介が好例。
彼でさえこれまでに安住せず、どん欲に進化を模索している。
そうしなくては決して勝てないことを、だれよりもよく分かっているからだ。

浅田真央に話を戻そう。
私は、自らに容赦なく“ダメ出し”する彼女を尊敬する。
まだ20歳、信じられない。
分野は違えど、少しでも実績を残している人なら浅田真央の凄さは感じられる。
彼女を批判しているのは実績がないどころか、行動や挑戦を避ける連中ばかり。

浅田真央の問題は、現在の懸命の“取り組み”がほんとうに有効かどうかに尽きる。
素人の私には悲しいかな、その判断がつきかねる。

                       ◇

このブログで再三述べているが、コーチ体制の構築が決め手の一つだ。
そして、練習環境の整備も…。
浅田真央は、本気でソチ五輪で勝つ気なら、日本を離れるという選択肢もあるのでなかろうか。
真剣に検討すべきだ。

国内はあまりに雑音が多い。

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りそな総合研究所20101111

浅田真央、しっとり大人の“女”へ…20歳の変身

夕方たまたまテレビをつけたら、フィギュアスケートの浅田真央が演技を行っていた。
秋になったばかりだというのに…。

会場の雰囲気、そして本人の表情からして競技でないようだ。
画面から緊張感が伝わってこない。
リラックスして楽しんでいる。
ネットで番組表を調べれば分かることだが、仕事に追われていて面倒臭い。

浅田真央は、純白のコスチュームに身を包んでいた。
シースルーなのでセクシー。
番組で20歳になったと紹介された。

私は驚いた。
わずか半年程で、浅田真央はすっかり大人っぽい印象に変わっていた。
それはそうだ、いつまでも少女に留まっているわけがない。
しっとりしており、とても美しい。
これまでは愛らしさが前面に出ていたが、“女”へ。
この子はまだまだきれいになる。
素晴らしい恋愛を経験してほしい。

どうやら何かのエキシビションらしい。
だから、あまりとやかく言いたくない。
ただ、あのスケーティングでは厳しいと感じた。
むろん、オリンピックでのこと。

確かに2014年ソチ冬季五輪まで時間はたっぷりと残されている。
まして2010年バンクーバー冬季五輪で韓国のキム・ヨナと死闘を終えたばかりだ。
肉体的にも精神的にも疲労は抜け切っていないだろう。
それに、モチベーションを元に戻すのは大変だろう。
コンディションづくりもこれから。
本格的な練習もこれから。
焦ることはないのかもしれない。

本人はオリンピックの表彰台で一番高いところしか眼中にない。
ならば、浅田真央を応援している私はそれをぜひとも叶えてもらいたいと考える。

ここ数カ月、コーチの選定が焦点になってきた。
しかし、コーチ体制の構築がソチ金メダルへの絶対条件である。
いまの延長でオリンピック本番に臨んでもおそらく勝てない。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

◆書き加え1(10月3日)

いまネットで調べた。
「カーニバル・オン・アイス2010」と題する、メダリストが集結したアイスショーだった。
浅田真央がやけにリラックスしていると思ったら…。
2010年10月2日(土)午後7時から「さいたまスーパーアリーナ」で開催された。
私が見たのは、テレビ東京の放送。

公式サイトには「豪華キャストが夢の競演!」とある。
高橋大輔は当然出演。
2006年トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香とエフゲニー・プルシェンコも…。

自宅から30分程のJR東海・新横浜駅の近辺でもアイスショーがときどき行われている。
一度見たいと願いつつ、なかなか・・・。

◆書き加え2(10月3日)

NHK杯が浅田真央の地元・名古屋で開催される。
それに先立ち、注目の出場選手の記者会見が行われ、彼女は高橋大輔などとともに抱負を語った。
10月22日開幕。

もうシーズンなのだ。
いったいいつ自分を休めているのだろう?

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和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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