コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

浅田真央ソチフリー

世界選手権2014…浅田真央、最後の最後

2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)が終わった。
フィギュアスケート男女シングルの日本勢は史上最強だった。
しかし、全体として眺めれば、国民が期待した成果を収めたとは言えない。
メダル獲得がすべてでないが、もっと活躍してよかった。
6選手が全員、世界のトップクラスに位置し、私は男女で計3個は大丈夫と考えていた。
その予想が大きく外れた。

一番悔しいのは表彰台に立てなかった本人だが、私もとても悔しい。
幸い、世界フィギュア2014(世界選手権2014)が日本で行われる。
正式名称は「ISU世界フィギュアスケート選手権大会2014」、会期は3月26日(水)〜30日(日)、会場は「さいたまスーパーアリーナ」である。

日本の出場選手はおそらくソチ代表と同じ顔ぶれになる(不確か)。
女子シングルは、浅田真央、鈴木明子、村上佳菜子。
男子シングルは、羽生結弦、町田樹、高橋大輔、

⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。

ソチオリンピックで金メダルに輝いた羽生結弦は完璧なショートプログラム(SP)から一転し、フリースケーティング(FS)ではミスが相次いだ。
満足すべき出来と程遠かった。

⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。

34ロシアフィギュア界の重鎮、タチアナ・タラソワが、「メダルをだれにも与えるべきでない。こんなに転んだオリンピックチャンピオンはいない」と酷評した。
羽生結弦は五輪王者の真価を示そうと意気込んでいるはずだ。
3連覇中のカナダのパトリック・チャンを破り、世界王者になってほしい。
文字どおり「羽生結弦時代」の幕開けである。

今シーズン限りでの現役引退を重ねて示唆している浅田真央が出場を明言した。
ソチオリンピックでSPが崩壊した悔しさ、そして金メダルを逃した悔しさを晴らしてほしい。
表彰台の頂点で最高の笑顔を見せようと意気込んでいるはずだ。

「ソチ感動巨大号 浅田真央、お疲れさま、ありがとう」はこちら。

私が気をもんでいるのは、今シーズン限りでの現役引退を表明している高橋大輔である。
けがの影響で追い込んだ練習を積めなかったようで、ソチオリンピックではメダルに届かなかった。
足の踏ん張りがいま一つ利かないという印象だった。
ただし、エキシビションを見ると、動きも切れもよく、ジャンプもよかった。
この記事は日曜日の早朝にまとめており、高橋大輔がその後に意思表示を行っている可能性がある。

⇒2014年2月23日「真央と大輔がソチでカップル」はこちら。

銀盤のヒロイン、浅田真央。
氷上の芸術家、高橋大輔。
二人は、競技者としての最後の最後の演技になる。
大勢のファンが世界選手権会場に詰めかける。
テレビの世界フィギュア視聴率が跳ねあがる。
おそらく来シーズン以降、日本ではフィギュアスケート人気ははっきりと下降線をたどる。
とくに浅田真央はスーパースターである。
ここ数年の盛りあがりを取り戻すまでに、いったいどれくらいの歳月を要するだろう。

私は、世界フィギュア選手権への各国の出場選手を知らない(ブログ執筆時点で未確定)。
ソチオリンピックのメダリストや入賞者は休養を取るのだろうか。
採点に疑問の声が上がっている女子シングルの金メダリスト、ロシアのアデリナ・ソトニコワは出場を見送るのだろうか。
私は、彼女が出す得点に興味がある。

世界フィギュア選手権には、浅田真央と高橋大輔の見納めにふさわしい豪華なメンバーが集まってほしい。
鈴木明子もラストダンスになる。
私は楽しみよりもさみしさのほうが大きい。

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浅田真央、お疲れさま、ありがとう

2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)が閉幕した。
次回は、2018年平昌冬季五輪(オリンピック)である。

エキシビションに登場した韓国のキム・ヨナ(金妍児)は、地元開催のオリンピックに出場する意思がまったくないようだ。
安定感はいまだに世界一であり、長期休養にもかかわらず演技にほとんど衰えが見られなかったので、私は不思議である。
熱狂的な国民から期待される金メダルの重圧に疲れ果ててしまったのだろうか。

私は62歳という年齢を忘れ、フィギュアスケート男女シングルの応援で熱くなりすぎた。
34疲労感と虚脱感がすごい。
日本勢の頑張りに興奮し、感動し、さらに採点と順位に歓喜し、憤慨した。
とくに浅田真央に関するブログの記事を振り返ると、冷静さを欠いている。

気持ちが落ち着いたところで、自分の考えを整理した。

このブログで述べたが、天性の資質と努力の才能を合わせ持つ浅田真央に金メダルを獲らせられないサポート体制はだめだと思う。
現役引退の決意は揺るぎそうもないので、なおさら悔やまれる。
彼女にとって最後となる五輪で最高の笑顔を見たかった。

私は、次世代のフィギュアスケーターに活躍してもらいたい、そして「フィギュア王国日本」が永続してほしいとの願いも込め、長文の原稿を綴った。
これを、私が不定期で発行している『営業人(えいぎょうびと)』第34号に収めた。

「ソチ感動巨大号」とし、タイトルは「浅田真央、お疲れさま、ありがとう」とした。
ご一読いただきたい。

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浅田真央に敬意を払え…トリプルアクセル基礎点

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングルが終わって時間が経ち、私はいくらか冷静になった。
きのうのブログを振り返ると、ショートプログラム(SP)からフリースケーティング(FS)にかけての興奮と寝不足で、記事が熱している。
いろいろな感情が混ざり、うねっている。
よほど頭に来ていたのだろう、フィギュア本を書くなどと、あらぬことを口走っている。
年甲斐もない・・・。

私の印象では、浅田真央のフリーの得点はもう数点高い。
また、女子では一人しか跳ばなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の基礎点が低すぎる。
その時点での男女の「最高技術」に対する挑戦に、もっと敬意を払うべきだ。
これに限り、性差が考慮されていい。
ならば、浅田真央は両方で 150点に迫る。

ロシアのアデリナ・ソトニコワのフリーの得点は高すぎる。
ジャンプは素晴らしいが、 145点に届かない。
ホーム・アドバンテージはSPとフリーの合計でせいぜい5点まで。
10点前後だと、競技としての興味が失われる。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)は五輪連覇を果たせなかったが安定感はさすがであり、大舞台でミスをしない。
2大会ともそうだ。
キム・ヨナが合計2〜3点差で勝利を収めて不思議はない。
採点結果に、彼女は大人の対応を見せた。

フリーの最終組の出場選手は全員、得点が甘い。
浅田真央が滑れば、それだけで5点は上がった。
SPの致命的なミスが悔やまれる。
私は、金メダルが獲れた大会だったと思う。

なお、浅田真央はフリー終了後、今シーズン限りでの現役引退を改めて示唆した。
私は1年間の完全休養を取るなかで熟考してほしい。
また、佐藤信夫コーチが浅田真央から求められるならという前提で、続投を志願した。

浅田真央はエキシビションに推薦で選ばれたそうだ。

以下に、「浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル」と題する2014年2月20日のブログを収める。
当初、タイトルは単に「浅田真央…ソチフィギュア女子シングル」だった。
また、フリーの実況を見ながら、書き加えを行った。

                ◇◆◇

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングル。
浅田真央がきのうのショートプログラム(SP)で、ジャンプをことごとく失敗した。
自らが競技人生の集大成と位置づける五輪の大舞台で、よりによって今シーズンの自己ワーストを記録した。
前日の練習でも当日の練習でも直前の練習でも調子は悪くなかった。
したがって、調子は無関係だ。

大舞台の勝者が「練習はうそをつかない」と語ることがある。
練習に打ち込んできた自分に対するご褒美の言葉であり、練習を支えてくれた周囲に対する感謝の言葉である。

しかし、オリンピックで金メダルを目指す選手は皆、練習を積んできた。
ならば、勝者以外は「練習はうそをついた」ことになる。
本人は悪気があって「練習はうそをつかない」と言っているわけでないが、真に受けていけない。

私たちは、この言葉を「練習を成果に出せた」と翻訳して理解すべきだ。
勝因は、練習どおりに本番でやれるかにかかっている。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は大きな意味の技術面(スキル)で世界一である。
練習どおりに滑れば、おのずと本番で勝てた。
そうなると、敗因は、精神面(メンタル)である。

ひたむきな真面目さが多くのファンをつくってきた。
日本人はとくにそうした特性を好み、熱心に応援する。

浅田真央は努力したという手応えがほしくて練習にのめり込む。
ときに、練習を増やして不安を打ち消そうとする。
だれよりも過酷になる。
練習にすがることになり、心身の消耗と疲弊を深める。
私は、練習過多は精神面の問題だと思う。

浅田真央は、「練習(トレーニング)」と「調整(コンディショニング)」の違いがいま一つ分かっていない。
気持ちが練習に向かってしまい、冷静な思考と判断を行えず、周囲の忠告や助言を腑に落とせない。
私は、浅田真央は頑固で人の意見を聞かないのでなく、不安で人の意見が聞こえない状態だったと思う。
彼女の真の苦悩と最大の問題を解消できるスタッフがそばについていてほしかった。
ほんとうに残念・・・。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

再建屋の私が、結果を出せない営業に対する教育指導で繰り返し説いてきたのは、「頑張るのでなく変わろう」だった。
「あなた方はこれまでだって頑張ってきたではないか。その結果がこの数字(成績)である。いい加減、目を覚ませ」と…。
人の意見が聞こえないと、自分は変わりようがない。

浅田真央は、技術面で文句なく世界一とされながらソチオリンピックで敗北を喫した高梨沙羅に通じる。
私は、敗因を努力(練習)不足に求めると、同じ失敗を犯すと思う。

⇒2014年2月12日「高梨沙羅、ソチ金メダルならず…ジャンプ女子」はこちら。

ブライアン・オーサーやタチアナ・タラソワなどは、「そんなに練習すると勝てない」と、はっきり叱る。
日本には、選手に練習を禁じるコーチはあまり多くない。
私は、営業立て直し・業績テコ入れでは、社員に長時間の労働(努力)を厳しく禁じている。
もっぱら年度末の数字(成績)にフォーカスし、それがよくなるように誘導している。
不毛のガンバリズムの排除である。
日本では、選手も、コーチも、ストイックな国民性が抜けない。
それが行き過ぎると、結果は悪くなる。

私は、「努力は報われない」と述べている。
むしろ、ここに人生の醍醐味がある。
努力しか報われないのは確かだが、努力が報われるくらいなら何の苦労もない。
そうでなく、何事においても報われる努力しか報われないのだ。
練習の量で、オリンピックの金メダルは獲得できない。
長時間の労働で、企業の予算目標は達成できない。
問われるのは、練習の有効性である。
問われるのは、労働の有効性である。
頑張りの有効性のこと。

勝つための体制を築き、勝つための戦略を練り、それにしたがって勝つための練習を積み、勝つための調整で仕上げる。
私は、浅田真央の努力はピカイチでも、努力のあり方に合理性や科学性が欠けていたと考える。
それは本人の責任だけでなく、スタッフの務めである。

選手上がりのコーチは一匹狼が多く、選手はそれに師事する。
が、それぞれに得手、不得手がある。
こうした状態では、オリンピックで勝てる選手をなかなか出せない。
日本のフィギュアスケート界にもコーチ体制が生まれるべきだ。

そして、適任は、私が敬愛する高橋大輔である。
彼は人望があり、コーチのまとめ役になれそうだ。
次世代のメダリストを育てるインキュベーター(孵卵器)を整えてほしい。
そうしたムーブメント(運動)は、2020年に迎える東京オリンピックで開催国にふさわしい成績を残すことにもつながる(五輪は都市開催だが、各国の競争、国別のメダル獲得数に関心が向かう)。

コーチ体制がなくても金メダルを獲れるのは、トップクラスのなかでも勝つツボをつかんでしまった選手に限られる。

なお、浅田真央は当日の練習で茫然自失の状態が顔に表れており、落胆が背中に出ていた。
相当に深刻である。
精神的に一杯いっぱいで、演技することが難しい。
フリーではジャンプの難度を落としたらよい。
転倒などの失敗を重ねると、挫折感や敗北感しか残らない。
彼女の今後にプラスにならない。

浅田真央は、フリーでは考えられない第2組での滑走になった。
スピンやステップなどのスケーティングは大崩れしていないのだから、持ち前の美しい滑りで魅せることに徹する。
ならば、笑顔で終われる。
それを見たくて応援しているファンも大勢いるはずだ。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

私は、すべての日本選手を応援しているが、浅田真央と高橋大輔は格別である。
フィギュア人気を国民人気に高めた最大の功労者といえる。
それ以前に、若い二人を尊敬している。
今年2冊目の著作『御社の営業をよくするヒント』でも簡単に触れている。
この本には『あなたの人生をよくするヒント』という願いも込めた。
その二人が、自身が納得のいく演技を見せられなかったことが、私はとても悔しい。

近い将来、もしも時間が許されるなら、突出した存在の二人を中心にしたフィギュア本を書いてみたい。
私は、このスポーツに関して“ずぶの素人”だが、フィギュア界の周辺を含め、いろいろ思うところはある。
また、このブログ自体に膨大な記述(原稿)が含まれる。
が、筆を抑えており、書きたいことは書いていない。

率直に述べて、天性の資質と努力の才能を合わせ持つ浅田真央にオリンピック金メダルを獲らせられない日本スケート連盟では価値がない。
大人の女性とはいえ、まだ20代前半である。
周囲の大人はいったい何をやっているのか。
当日練習の浅田真央は魂の抜け殻のようで、滑るどころか立っているのもやっとに見えた。
使命感と義務感だけでリンクに出てきた。
胸が締めつけられた。
そうした私のもやもやを含め、考えと思いを綴って出版するかもしれない。

私は、フィギュアスケートが日本のお家芸でありつづけてほしい。

◆書き加え1(2月21日)

フリーが終わった。
会心の演技だった。
感動、鳥肌ものだ。
素晴らしいの一言。

SPの失敗があるので無条件とはいかないが、久々の笑顔を見られた。
浅田真央は一度壊れた気持ちを短時間で立て直し、よく頑張った。
やはり世界一である。

お疲れさま。
そして、ありがとう。

きょうは眠るのをやめた。

◆書き加え2(2月21日)

浅田真央は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半)など、コンビネーションも含めた6種類の3回転ジャンプをことごとく決めた。
フリーを迎えたときの精神状態を考えれば、奇跡が起こった。
が、これが本来の実力なのだ。

そして、自己最高となる142.71点を叩き出した。
合計198.22点。
浅田真央は演技終了と同時に感極まり、天を仰いで涙をこらえた。

バンクーバーオリンピックから4年間、苦しかった練習の成果を最後にファンに見せられた。
本人も恩返しができたと語った。

◆書き加え3(2月21日)

浅田真央は、まさかのSP16位から6位入賞とおおいに盛り返した。
SPの失点(?)が挽回不能なほど大きく、表彰台に立てなかったのが惜しまれる。

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月20日「浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル」こちら。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月1日「浅田真央への厳しい予想…ソチ女子フィギュア」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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浅田真央、敗因と奇跡…ソチフィギュア女子シングル

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングル。
浅田真央がきのうのショートプログラム(SP)で、ジャンプをことごとく失敗した。
自らが競技人生の集大成と位置づける五輪の大舞台で、よりによって今シーズンの自己ワーストを記録した。
前日の練習でも当日の練習でも直前の練習でも調子は悪くなかった。
したがって、調子は無関係だ。

大舞台の勝者が「練習はうそをつかない」と語ることがある。
練習に打ち込んできた自分に対するご褒美の言葉であり、練習を支えてくれた周囲に対する感謝の言葉である。

しかし、オリンピックで金メダルを目指す選手は皆、練習を積んできた。
ならば、勝者以外は「練習はうそをついた」ことになる。
本人は悪気があって「練習はうそをつかない」と言っているわけでないが、真に受けていけない。

私たちは、この言葉を「練習を成果に出せた」と翻訳して理解すべきだ。
勝因は、練習どおりに本番でやれるかにかかっている。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は大きな意味の技術面(スキル)で世界一である。
練習どおりに滑れば、おのずと本番で勝てた。
そうなると、敗因は、精神面(メンタル)である。

ひたむきな真面目さが多くのファンをつくってきた。
日本人はとくにそうした特性を好み、熱心に応援する。

浅田真央は努力したという手応えがほしくて練習にのめり込む。
ときに、練習を増やして不安を打ち消そうとする。
だれよりも過酷になる。
練習にすがることになり、心身の消耗と疲弊を深める。
私は、練習過多は精神面の問題だと思う。

浅田真央は、「練習(トレーニング)」と「調整(コンディショニング)」の違いがいま一つ分かっていない。
気持ちが練習に向かってしまい、冷静な思考と判断を行えず、周囲の忠告や助言を腑に落とせない。
私は、浅田真央は頑固で人の意見を聞かないのでなく、不安で人の意見が聞こえない状態だったと思う。
彼女の真の苦悩と最大の問題を解消できるスタッフがそばについていてほしかった。
ほんとうに残念・・・。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

再建屋の私が、結果を出せない営業に対する教育指導で繰り返し説いてきたのは、「頑張るのでなく変わろう」だった。
「あなた方はこれまでだって頑張ってきたではないか。その結果がこの数字(成績)である。いい加減、目を覚ませ」と…。
人の意見が聞こえないと、自分は変わりようがない。

浅田真央は、技術面で文句なく世界一とされながらソチオリンピックで敗北を喫した高梨沙羅に通じる。
私は、敗因を努力(練習)不足に求めると、同じ失敗を犯すと思う。

⇒2014年2月12日「高梨沙羅、ソチ金メダルならず…ジャンプ女子」はこちら。

ブライアン・オーサーやタチアナ・タラソワなどは、「そんなに練習すると勝てない」と、はっきり叱る。
日本には、選手に練習を禁じるコーチはあまり多くない。
私は、営業立て直し・業績テコ入れでは、社員に長時間の労働(努力)を厳しく禁じている。
もっぱら年度末の数字(成績)にフォーカスし、それがよくなるように誘導している。
不毛のガンバリズムの排除である。
日本では、選手も、コーチも、ストイックな国民性が抜けない。
それが行き過ぎると、結果は悪くなる。

私は、「努力は報われない」と述べている。
むしろ、ここに人生の醍醐味がある。
努力しか報われないのは確かだが、努力が報われるくらいなら何の苦労もない。
そうでなく、何事においても報われる努力しか報われないのだ。
練習の量で、オリンピックの金メダルは獲得できない。
長時間の労働で、企業の予算目標は達成できない。
問われるのは、練習の有効性である。
問われるのは、労働の有効性である。
頑張りの有効性のこと。

勝つための体制を築き、勝つための戦略を練り、それにしたがって勝つための練習を積み、勝つための調整で仕上げる。
私は、浅田真央の努力はピカイチでも、努力のあり方に合理性や科学性が欠けていたと考える。
それは本人の責任だけでなく、スタッフの務めである。

選手上がりのコーチは一匹狼が多く、選手はそれに師事する。
が、それぞれに得手、不得手がある。
こうした状態では、オリンピックで勝てる選手をなかなか出せない。
日本のフィギュアスケート界にもコーチ体制が生まれるべきだ。

そして、適任は、私が敬愛する高橋大輔である。
彼は人望があり、コーチのまとめ役になれそうだ。
次世代のメダリストを育てるインキュベーター(孵卵器)を整えてほしい。
そうしたムーブメント(運動)は、2020年に迎える東京オリンピックで開催国にふさわしい成績を残すことにもつながる(五輪は都市開催だが、各国の競争、国別のメダル獲得数に関心が向かう)。

コーチ体制がなくても金メダルを獲れるのは、トップクラスのなかでも勝つツボをつかんでしまった選手に限られる。

なお、浅田真央は当日の練習で茫然自失の状態が顔に表れており、落胆が背中に出ていた。
相当に深刻である。
精神的に一杯いっぱいで、演技することが難しい。
フリーではジャンプの難度を落としたらよい。
転倒などの失敗を重ねると、挫折感や敗北感しか残らない。
彼女の今後にプラスにならない。

浅田真央は、フリーでは考えられない第2組での滑走になった。
スピンやステップなどのスケーティングは大崩れしていないのだから、持ち前の美しい滑りで魅せることに徹する。
ならば、笑顔で終われる。
それを見たくて応援しているファンも大勢いるはずだ。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

私は、すべての日本選手を応援しているが、浅田真央と高橋大輔は格別である。
フィギュア人気を国民人気に高めた最大の功労者といえる。
それ以前に、若い二人を尊敬している。
今年2冊目の著作『御社の営業をよくするヒント』でも簡単に触れている。
この本には『あなたの人生をよくするヒント』という願いも込めた。
その二人が、自身が納得のいく演技を見せられなかったことが、私はとても悔しい。

近い将来、もしも時間が許されるなら、突出した存在の二人を中心にしたフィギュア本を書いてみたい。
私は、このスポーツに関して“ずぶの素人”だが、フィギュア界の周辺を含め、いろいろ思うところはある。
また、このブログ自体に膨大な記述(原稿)が含まれる。
が、筆を抑えており、書きたいことは書いていない。

率直に述べて、天性の資質と努力の才能を合わせ持つ浅田真央にオリンピック金メダルを獲らせられない日本スケート連盟では価値がない。
大人の女性とはいえ、まだ20代前半である。
周囲の大人はいったい何をやっているのか。
当日練習の浅田真央は魂の抜け殻のようで、滑るどころか立っているのもやっとに見えた。
使命感と義務感だけでリンクに出てきた。
胸が締めつけられた。
そうした私のもやもやを含め、考えと思いを綴って出版するかもしれない。

私は、フィギュアスケートが日本のお家芸でありつづけてほしい。

◆書き加え1(2月21日)

フリーが終わった。
会心の演技だった。
感動、鳥肌ものだ。
素晴らしいの一言。

SPの失敗があるので無条件とはいかないが、久々の笑顔を見られた。
浅田真央は一度壊れた気持ちを短時間で立て直し、よく頑張った。
やはり世界一である。

お疲れさま。
そして、ありがとう。

きょうは眠るのをやめた。

◆書き加え2(2月21日)

浅田真央は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半)など、コンビネーションも含めた6種類の3回転ジャンプをことごとく決めた。
フリーを迎えたときの精神状態を考えれば、奇跡が起こった。
が、これが本来の実力なのだ。

そして、自己最高となる142.71点を叩き出した。
合計198.22点。
浅田真央は演技終了と同時に感極まり、天を仰いで涙をこらえた。

バンクーバーオリンピックから4年間、苦しかった練習の成果を最後にファンに見せられた。
本人も恩返しができたと語った。

◆書き加え3(2月21日)

浅田真央は、まさかのSP16位から6位入賞とおおいに盛り返した。
SPの失点(?)が挽回不能なほど大きく、表彰台に立てなかったのが惜しまれる。

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月20日「浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP」はこちら。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年2月1日「浅田真央への厳しい予想…ソチ女子フィギュア」はこちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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浅田真央の深い孤独…ソチフィギュア女子SP

ソチオリンピック、フィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)が終わった。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)が僅差でトップに立った。
とくに出来がいいと思わない。
ただし、練習どおりに滑った。
練習と本番の差がない。

浅田真央は日本勢で最下位の16位に沈んだ。
練習どおりに滑れなかった。
実際には、練習と本番が別人である。
ジャンプがすべて壊れた。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

浅田真央は4年間に及ぶ懸命な練習を、本番の成果に表せなかった。
こうなると、努力の意味が薄れる。

私は、営業立て直し・業績テコ入れの教育指導に携わっているが、もっとも重んじているのは基本中の基本である。
同様に、滑りでも基礎が大切なはずだ。
その見直しと仕上げを託したスキル面のコーチの選択が間違っていたと思わない。
浅田真央自身も、バンクーバーオリンピックのときとは比べられないくらいに滑りの状態がいいと幾度か語っていた。

しかし、大舞台で勝てる精神状態に誘導できるメンタル面のコーチが必要だったのでないか。
練習でできるのに本番でできなくなってしまうのが、最大の問題である。
私が感じたのは、浅田真央の深い孤独だった。
これほど切実に支えを求めている選手はいない。

キム・ヨナは、金メダルのかかるフリーでも平常心を貫けるかどうか分からないが、セルフコントロールがかなりできる。
そうでなければ、休養明けの実質、最初の大舞台であれだけの演技を見せられない。
高難度ジャンプの安定感にあきれた。

浅田真央は、フリーではもっぱら自分が楽しむために滑ってほしい。
ライバルと戦うことも、ファンを喜ばせることも考える必要はない。
自分が楽しまないと、それを見ているファンも楽しめない。
得点も順位もその結果にすぎない。

なお、金メダルの本命に急浮上したロシアのユリア・リプニツカヤはジャンプにミスが出た。
国民の期待の高まりを肌で感じ、プレッシャーがどんどん大きくなったのだろう。
その代わりといってはなんだが、アデリナ・ソトニコワ(2位)が頑張った。
イタリアのカロリーナ・コストナー(3位)とともに、3人が74点台に並ぶ。
大接戦である。

各国ソチメダル獲得数ランキング(国別・地域別)

                ◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月19日「浅田真央ソチメダル予想(順位・得点)」はこちら。

⇒2014年2月11日「浅田真央、気持ちを立て直せ…ソチ個人戦」こちら。

⇒2014年2月10日「浅田真央、個人戦への戦略と調子…ソチ」こちら。

⇒2014年2月9日「浅田真央、もっともっとよくなる…現役続行」こちら。

⇒2014年2月7日「浅田真央はキム・ヨナの敵でない」こちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」こちら。

⇒2014年1月21日「浅田真央の得点…ソチフィギュア女子シングル」はこちら。

⇒2014年1月14日「浅田真央に絶対に負けない…和田創」はこちら。

⇒2014年1月6日「浅田真央とキム・ヨナの一騎打ち…ソチ五輪」はこちら。

⇒2013年12月26日「浅田真央、エキシビションの美しさ…全日本選手権」はこちら。

⇒2013年12月21日「浅田真央はゆうゆう1位、関心は合計得点!」はこちら。

⇒2013年12月16日「浅田真央や高橋大輔の頑張り…ソチ代表入り」はこちら。

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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
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