フィギュアスケート女子のシングル。
浅田真央は左ひざなどに痛みを抱えて練習を満足に行えないまま、2018年平昌冬季五輪のプレシーズンを迎えました。
最悪の状態で勝てるほど日本女子は甘くありません。
浅田真央は世界フィギュアスケート選手権への代表切符がかかる全日本フィギュアスケート選手権で勝負に出ました。
それまで封印していた代名詞の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」をショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で跳んでいます。
SPでは1回転になり、点数がつきませんでした。
FSでは回転不足になり、転倒しました。
ほかのジャンプでもミスが相次ぎ、全日本選手権で自己ワーストの12位に沈みました。
それでも、自らが納得のいくプログラムに挑む状態まで戻せたのは確かです。
経験と実績は豊富ですから、いまはB級の国際大会でも滑っていません。
適度な休養をはさみながらマイペースで準備を進められるのは幸い。
浅田真央が現役復帰を果たした目標はオリンピックへの出場だったはずですが、全日本選手権で成長著しい十代の選手をはねのけて平昌五輪の代表切符を勝ち取れるかどうかは不透明です。
今シーズンに結果を残せなかったので、オリンピックシーズンのフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズや全日本選手権の出場に高いハードルが課せられます。
浅田真央は、文字どおり「崖っぷち」に追い詰められています。
身体機能が衰えたベテランが「火事場の馬鹿力」を出せるかどうか。
振り返れば、浅田真央は肉体の強化に取り組んで臨んだ2010年バンクーバー冬季五輪のSPとFSでトリプルアクセルを計3度跳びました。
スケーティングの見直しに取り組んで臨んだ2014年ソチ冬季五輪のFSで3回転ジャンプ(アクセルを含む)を6種類、計8度跳びました。
ファンに渾身の力を示し、大きな感動を与えています。
私は浅田真央の全日本選手権での無謀な挑戦を見て、オリンピックの金メダルをいまでも諦めていないと感じました。
トップアスリートの本能とプライドは失っていません。
来シーズンは自己最高水準のプログラムをクリアし、3度目の五輪出場を叶えることでしょう。
◇◆◇
浅田真央に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年3月1日「浅田真央はどうしているのだろう」はこちら。
⇒2017年1月28日「浅田真央といきものがかりは放牧へ」はこちら。
⇒2017年1月14日「浅田真央はコマネチでなくチャスラフスカになれ」はこちら。
⇒2017年1月9日「浅田真央が初詣で引いたおみくじ」はこちら。
⇒2017年1月8日「浅田真央は平昌五輪で勝とうとしている」はこちら。
⇒2017年1月6日「表現者・浅田真央としての新境地」はこちら。
⇒2017年1月3日「平昌代表へ、浅田真央の2017年が幕を開ける」はこちら。
⇒2016年12月27日「浅田真央惨敗・・・挑戦と無謀は違う」はこちら。
⇒2016年12月25日「浅田真央が勝てない理由・・・全日本フィギュア」はこちら。
⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。
⇒2016年12月22日「浅田真央と宇野昌磨、二人の全日本フィギュア」はこちら。
⇒2016年12月22日「3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。
⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。
⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。
⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。
⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。
⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。
⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。
⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。
⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。
⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。
⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。
⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。
⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。
⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。
⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。
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浅田真央は左ひざなどに痛みを抱えて練習を満足に行えないまま、2018年平昌冬季五輪のプレシーズンを迎えました。
最悪の状態で勝てるほど日本女子は甘くありません。
浅田真央は世界フィギュアスケート選手権への代表切符がかかる全日本フィギュアスケート選手権で勝負に出ました。
それまで封印していた代名詞の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」をショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で跳んでいます。
SPでは1回転になり、点数がつきませんでした。
FSでは回転不足になり、転倒しました。
ほかのジャンプでもミスが相次ぎ、全日本選手権で自己ワーストの12位に沈みました。
それでも、自らが納得のいくプログラムに挑む状態まで戻せたのは確かです。
経験と実績は豊富ですから、いまはB級の国際大会でも滑っていません。
適度な休養をはさみながらマイペースで準備を進められるのは幸い。
浅田真央が現役復帰を果たした目標はオリンピックへの出場だったはずですが、全日本選手権で成長著しい十代の選手をはねのけて平昌五輪の代表切符を勝ち取れるかどうかは不透明です。
今シーズンに結果を残せなかったので、オリンピックシーズンのフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズや全日本選手権の出場に高いハードルが課せられます。
浅田真央は、文字どおり「崖っぷち」に追い詰められています。
身体機能が衰えたベテランが「火事場の馬鹿力」を出せるかどうか。
振り返れば、浅田真央は肉体の強化に取り組んで臨んだ2010年バンクーバー冬季五輪のSPとFSでトリプルアクセルを計3度跳びました。
スケーティングの見直しに取り組んで臨んだ2014年ソチ冬季五輪のFSで3回転ジャンプ(アクセルを含む)を6種類、計8度跳びました。
ファンに渾身の力を示し、大きな感動を与えています。
私は浅田真央の全日本選手権での無謀な挑戦を見て、オリンピックの金メダルをいまでも諦めていないと感じました。
トップアスリートの本能とプライドは失っていません。
来シーズンは自己最高水準のプログラムをクリアし、3度目の五輪出場を叶えることでしょう。
◇◆◇
浅田真央に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年3月1日「浅田真央はどうしているのだろう」はこちら。
⇒2017年1月28日「浅田真央といきものがかりは放牧へ」はこちら。
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⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。
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⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。
⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。
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⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。
⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。
⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。
⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。
⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。
⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。
⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。
⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。
⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。
⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。
⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。
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