コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

浅田真央不調

エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ

フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズの最終戦「NHK杯」。
女子シングルの宮原知子がフリースケーティング(FS)に臨みました。
昨年はNHK杯で優勝を飾り、シリーズ上位6選手によるGPファイナル進出を決めています。
ところが、今年は「スケートカナダ」で3位に留まり、2位以下なら他の選手の成績次第という予断を許さない状況で本大会を迎えました。

宮原知子は、NHK杯連覇を逃したものの、ぎりぎりでGPファイナルの切符をつかみました。
彼女の頑張りは自分のためだけでありません。
女子は昨年まで荒川静香や浅田真央らが15大会連続でGPファイナルに出場してきました。
日本選手権連覇のエースとして、その歴史を途切れさせるわけにいかなかったのです。

宮原知子は前日のショートプログラム(SP)でミスを犯しました。
冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は決めました。
しかし、3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションのルッツが回転不足と転倒になりました。
私は彼女が転んだ記憶が残っておらず、とても驚きました。
さすがに緊張感が高まり、慎重になりすぎたのでしょうか。
が、最後の3回転ループに2回転トウループをつけてカバーしたのはさすがです。

宮原知子は気持ちを切り替え、FSで安定感を取り戻しました。
目立ったミスが許されない大一番でメンタルの強さを発揮しました。
序盤の3つの3回転ジャンプを着氷し、勢いに乗りました。
スケートカナダで0点とされたステップも修正しています。

SP3位から合計2位に巻き返し、インタビューで安堵の表情を見せました。
大きなプレッシャーに押しつぶされずに乗り切ったことは今後の自信になることでしょう。
浅田真央が不調のどん底で苦しんでおり、宮原知子が女子を引っ張っていかなくてなりません。
「ぐりんこ」はもはや許されないのです。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。

⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。

⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。

⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。

⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。

⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。

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浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然

おとといのブログ「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」の続き。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

フィギュアスケート界の至宝・浅田真央。
彼女が大会に出場するかどうかにより、イベントの興行面やテレビの視聴率に重大な影響が及ぶ。
が、それは選手個人が気にかけることでない。
この子は関係者やファンのためにどうしても無理をする。

浅田真央には試合に出ないという選択肢があってよい。
本人と佐藤信夫コーチはどうやら本番を最良の練習と考えているようだ。
が、二人の心の底まで覗けない。
私自身は、コンディションが整わない状態での出場に“しがらみ”を感じてしまうほうだ。
マスコミを含めたフィギュアスケート界。
そこへの配慮や遠慮、そこからの要請や圧力・・・。

私は考えたり書いたりするとき、なるべく相手と立場を入れ替えるように努めている。
基本中の基本だろう。
20歳の女性が背負うにはあまりに重い。
私なら一瞬で押し潰される。
人生経験が豊富で、かつ“雑草”を自負していても…。

そうでないという人がいるなら荷物を一つ二つ持ってあげよ。
彼女はいくらか楽に滑れる。

                       ◇

私は、浅田真央のスケーティングとジャンプの矯正がたやすく進むと思えない。
それはこれまでの技術などの否定につながる。
しかも、彼女はすでに最高水準に達しており、それをさらに上回る取り組みである。
ゆるいレベルに安住しがちな私は、そこから一歩踏み出すのでさえ怖い。

浅田真央は、今季はみじめな姿をさらす?
それは来季も続くかもしれない。
私たちにできるのは、あたたかく見守ることくらいだ。

浅田真央は、2013年の初頭に調子が上がっていれば、オリンピックに間に合うのでないか。
選手層が厚い日本では代表になるのも大変だが、コンディションが整った状態なら心配はいらない。
素人の私にも、彼女は実力が抜きん出ていると分かる。

2011年世界フィギュアスケート選手権は3月下旬に東京・代々木で開催される。
叶うに越したことはないが、浅田真央は連覇にこだわる必要がない。
日本のエース、大会の顔なので、もちろん口に出せない。

私自身は、浅田真央が滑りの矯正に励む以上、むしろ表彰台にあっさり立ってはいけないように思う。
それは、目先の勝負を優先した結果だ。
妥協を戒め、一つずつ着実に「課題」をクリアしていく。
どうか周囲の失望や批判の声に耳をふさいでほしい。
浅田真央が見据えるのは、あくまでソチ冬季五輪の頂上であるべきだ。

                      ◇

浅田真央が不調だと、マスコミはかならず騒ぐ。
それは第一人者の宿命である。
また、彼らはそれが商売なので責めても仕方ない。
テレビは視聴率を上げようと、新聞や雑誌は部数を伸ばそうと、何でも“飯の種”にする。

矯正期間中は結果を出せなくて当然であり、その際の対応が大事になるのでなかろうか。
浅田真央は目的を持ち、計画に基づいて進めているわけだから、明るく振る舞うことだ。
つらい心中は察するが…。

浅田真央は自分の工事を行っている。
「工事中です。2割進んだところです」。
あるいは、新しい山に登っている。
「登山中です。3合目辺りに来ました」。
これを例のスマイルで語る。
3割と思っても2割、4合目と思っても3合目に留める。

試合後のインタビューで矯正の度合いをおおよそ示せば、世間に安心を与えられる。
つまらない憶測もいくらか減らせよう。

私はオリンピックで日本を応援してきた。
自分が取らせられるわけでないが、金メダルをあげたいと思った選手は少なくない。
しかし、これほどまで強く願うのは「浅田真央」一人。

続きはあした、「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」のブログで…。

◆書き加え1(11月28日)

グランプリ(GP)シリーズ「フランス大会」女子フリー。
観客席に自身の競技を終えた小塚崇彦の姿があった。
佐藤信夫コーチのもとで一緒に練習し、2大会を圧勝した彼の目に現在の浅田真央の演技はどのように映ったか。

私は、滑りの美しさと滑らかさに魅せられた。
ほとんど跳べなくて、あの得点は素晴らしい。
浅田真央はスケーティングが変わったのでは…。
専門家から見て、どうなのか。

それと、私は素人ながら、ふと思った。
タチアナ・タラソワコーチからバンクーバーオリンピック前に受けた演技指導がじわじわ効いてきたのでは?
当時は消化しきれていない印象が残った。
女性としての心身の成熟も加わり、表現力がさらに豊かになった。

コーチには得意領域がある。
すべてを兼ね備えた指導者はまれでは?

一流の選手は、それぞれのコーチの優れたアドバイスを確実に取り入れていく。
自分のものにするのに時間がかかろうとも…。

私は、浅田真央のフリーの演技に懐の深さと器のしなやかさを感じ、うなった。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

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浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中

おとといのブログ「浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・」の続き。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

浅田真央は、女子フィギュアスケート王国・日本のエースである。
「至宝」と呼んだほうが適切か…。

2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)での敗北を受け、2014年ソチ冬季五輪での勝利へ向け、私はどのようなコーチ体制を敷くのか関心があった。
ところが、なかなか固まらない。
うわさでは難航が伝えられた。
人選もさることながら、チームとしての編成が大変なのだろう。
つまり、コーチ間の調整に手間取っている…。

夏の最中(さなか)、シーズン開幕が迫る頃になり佐藤信夫の指導を仰ぐことになった。
あれれれ、コーチ体制を確立すると思い込んでいた私は拍子抜け。
どうしてこれほど時間がかかったのか。
浅田真央が望むコーチが大役に尻込みしたわけであるまい。
私はその背景や事情がまったく分かっていない。

この知らせを聞いたとき、たった一人で重責を背負い込んだ佐藤信夫コーチの勇気に驚いた。
世界フィギュアスケート殿堂入りを果たした名伯楽。
選手として全日本選手権10連覇を達成、指導者として多くのオリンピック代表選手を育成している。

しかし、経験が豊富で実績が抜群だとしても、浅田真央の成績が悪ければ、猛烈なバッシングを浴びせられる。
よほどの覚悟がないと引き受けられない。

サッカーのワールドカップ(W杯)を例に引くまでもなく、外国人のほうが断然気楽だろう。
私はてっきりそうなると…。

指導者はチームや選手を勝たせなくてならないプレッシャー、結果を責め立てられるストレスから逃れることができない。
日本代表「サムライブルー」をイビチャ・オシム監督に代わって率いた岡田武史監督は非難の嵐に耐えつづけなければならなかった。

岡田武史をコンサドーレ札幌の監督時代から応援してきた富良野在住の脚本家・倉本聰(聡)が、ワールドカップ南アフリカ大会の終了後に対面した際にかけたねぎらいの言葉は印象的だった。
「下ろされたり持ち上げられたり、大変だったでしょう」(記憶が曖昧)。
私もホント、そう思う。

⇒2010年11月18日「倉本聰の名言『貧幸』…ゲゲゲの女房の教え」はこちら。

⇒2010年11月19日「松下奈緒が茶の間に届けた『ゲゲゲの貧幸』」はこちら。

注目の大きい団体競技の監督と、人気の高い個人競技のコーチを同列で比較できないが、指導者が想像を絶する苦労を味わうことに変わりない。

佐藤信夫コーチは高齢であり、胸中はいかに…。

続きは、あさって「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」のブログで…。

◆書き加え1(11月24日)

浅田真央がグランプリ(GP)シリーズフランス大会に出場する。
国民の注目度がまったく変わってこよう。

が、私は勝たなくていいと思う。
滑りの矯正を優先させており、大会で敗れたとしても気にしない、気にしない。

こんなことを言うと佐藤信夫コーチに失礼だが、浅田真央は問題を自覚しているのでないか。
スポーツに限らず、何事も問題解決においては問題把握のほうが重要である。
解決手法について、佐藤信夫コーチから具体的な助言を得ることは言うまでもないが…。

浅田真央はテレビで2005年頃、つまり15歳当時のジャンプの高さとキレを取り戻したいと語った。

やはり、こんなことを言うと荒川静香に失礼だが、バンクーバー五輪への出場をあっさりと諦めた理由の一つは浅田真央の存在でないか。
クルクル回る少女と4年後に対戦することに絶望的な気分になった可能性がある。
荒川静香は五輪のメダルをプロへのパスポートと位置づけていたことはすでに述べたとおりだが…。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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