コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

漫画家

コンサルタントのクライアント獲得、顧問契約

世の中はきのうから「お盆休み」の帰省ラッシュとか…。
例年だと、13日〜16日では?
この4日間は書斎でデスクワークに没頭できるので、きわめて貴重である。
私は8月中に2本、9月中に2本、90分間の新講演のコンテンツの締め切りを迎える。
長年にわたり書き溜めた原稿が揃っているとはいえ、それを編集加工し、さらに練磨するのは非常に骨が折れる。
お盆に限界まで頑張らないと間に合わせられない。

還暦に新講演を一気に引き受けた私。
無謀な挑戦だったと気づいたが、後の祭・・・。
いまの状態は、締め切りに追われる漫画家に似ている。
それも「連載」というより、「単発」。
一回ごとの真剣勝負であり、恐ろしく厳しい。
地獄!
私が来年3月まで抱える約20本の締め切りのうち、10本が連載(シリーズ講演)、10本が単発。
もちろん、連載でも人気(評価)が低ければ、それっきり。
ただし、漫画家と異なり、いったん決まったものが途中で打ち切られることはない。
なぜなら、主催者がシリーズで集客を行っているからだ。

私は、コンテンツ作成に膨大な手間をかけており、それは同じ講演を数十回は繰り返すという前提である。
1回で終わると私に限らず、職業講師は食べていけない。

この4日間は1日18時間、体力と精神力が続くなら20時間近くやるつもり。
自分との闘いだ。



ところで、中小企業でのコンサルティングではかならずと言っていいほど社長が対象になる。
すると、「厳しく指導してほしい」。
私はこの仕事の経験が長いので、厳しく指導してはいけないと分かっている。
が、せっかくなので厳しく指導する。
それきりになることが珍しくない。
クライアントをずいぶん失った。

なかでもコンサルタントが絶対に気をつけなければならないこと。
先方が差し出した資料にコメントを求められたときだ。
戦略・企画・計画、あるいは販売・営業などに関するそれ。
コンサルタントはクライアントを獲得する際の最初の関門、そして最大の危機を迎えた。
先方はあくまで専門家に謙虚にうかがうという姿勢を見せるが、この手に乗ってならない。
なぜなら、内心は自信を持っている。
コンサルタントは間違っても率直な意見を述べないことだ。
そこで、私は正直な感想を伝える。
顧問契約はたいてい流れる。

確かに、ものには言い方がある。
しかし、コンサルティングの現場ではそれを気にしてはいけないというのが信念だ。
はっきり言って、私は感じが悪い。
自分でもつくづくそう思う。
目の前の相手に不快な表情をしばしばされてきた。
いや、いまでも・・・。

私が講師として最近感じるのは、ちょっと厳しく指摘すると落ち込む営業担当者が増えたことだ。
若手に加え、中堅やベテランもそうした傾向が強くなった。
「ストレス耐性」が極端に低い。
それと同じことをコンサルティングで感じる。
社長が私を避け、電話に出ない。
おもに勉強好きでデリケートなタイプ。
ホント、心が弱い・・・。

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水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
人気が急落した水木しげる(村井茂。向井理)は呆然自失…。
妻・村井布美枝(松下奈緒)も平静を装うことしかできない。

作家(漫画家)はアウトプットだけだと、やがて創造の源泉が枯渇する。
まして、それなりの成功を獲得すると、モチベーションを維持しにくい。
創造にはきわめて大きな情熱とエネルギーの両方が必要になるからだ。

水木しげるに限らず、偉くなった作家は孤独であろう。
売れない時代には周囲が面と向かってさまざまな助言を与えてくれた。
が、いまやだれも率直な評価を寄せてくれない。
水木しげるは妖怪漫画の“第一人者”だ。

作家がそれを補うのが、分野は異なったとしても同等の力を持つ人たちとの接触である。
しかし、水木しげるは交友範囲が狭く、交友関係が少なかった。
多忙ばかりでなく、本人の性格なども関係しよう。

もう一つ。
水木しげるは売れない時代、出版社をかけずり回って営業活動を行った。
だが、いったん有名になると、その頃のひたむきさを忘れる。
仮に覚えていたとしても、先生のプライドがそれを許さなくなる。
水木しげるは注文を待つ姿勢に転じていた。

これらの要因が複合し、水木しげるに大スランプをもたらしたのかもしれない。

                       ◇

先生は「先生商売」の落とし穴に嵌まりやすい。

本を何冊か出すと、営業活動をしなくなる。
講師を幾度か務めると、営業活動をしなくなる。

私は長らく営業コンサルタント、営業講師として働いてきた。
そして、大勢の同業者を眺めてきた。
引き合い頼みで、典型的な受け身だ。
営業をしないというより、営業ができない。

営業分野にして先生はこの様である。
ほかは推して知るべし。
ゆえに、サラリーマン時代の半分も稼げない。
先生はおおむね「かつかつの貧乏暮らし」だ。

人は「先生」と呼ばれると、仕事がなくても、自ら進んで動こうとしない。

先生も、会社組織にしていようと、基本は自営業である。
フリーランスと変わらない。
食べていけるかどうかは先生としての「商品力(能力・技術)」もさることながら「営業力」に左右される。

私のプランナーと講師の経験を踏まえれば、こちらがはるかに大事だ。
自助努力でよりよい仕事を得られるなら、注文をこなすなかで商品力はおのずと磨かれていく。

                      ◇◆◇

「株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)」に関するブログは以下のとおり。
絶頂からどん底へ急降下!

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

◆書き加え1(8月3日)

「ゲゲゲの女房」のきのうの放送分で、水木しげるはスランプ脱出の手がかりをつかみかけた。
二女(次女)・村井喜子の言葉と、戌井慎二(梶原善)の忠告だった。
そこには父への、そして水木しげるへの尊敬と激励が込められていた。

人は、長い職業人生で幾度か道を見失ったり、道に迷ったりする。
そうしたとき、助けてくれるのが周囲である。
私は胸が熱くなった…。

水木しげるの復活のノロシについては、あすのブログで取りあげる。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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