川柳20080220-02私は、戦後の高度成長と軌を一にして生きてきた。
まもなく58歳。人生の夕暮れに差しかかり、遅きに失した感は否めないが、今回の空前の不況は「消費」を見つめ直すとてもよい機会になった。
そう、要らないものに浸かっている自分がいた…。

50年前、「家」のなかには「ちゃぶ台」と「たんす」しかなかった。
最低限の衣食住だが、不便も不満も感じなかった。
あの頃が懐かしい。
再建屋雑記帳654
やがて、いろいろなものが身の回りにあふれ、それらが家族を遠ざけ、さらに友人や知人を遠ざけていった。
人類を幸せにするはずだった豊かな社会の実現が、人同士の距離を押し広げていく。
それが、私の戦後。
しかし、いまや消費が地球を苦しめ、すべての生命を脅かしている。
再建屋ノート2
私は、当時のがらんとした“すがすがしさ”を大切にしたいと思う。
それに近い環境だったのが、上京後しばらくして始めた東小金井での一間暮らし。
再建屋雑記帳655文字どおりの「赤貧」。
…そして出会いがあり、大家の目を忍んでの通いがすぐに半同棲へ。
部屋が狭いうえに隔てるものが何一つなかったから、じかに触れ合える。
一緒にいるときは話をするか、エッチをするか、どちらか。
再建屋雑記帳656
無人島で二人きりだと、人は愛し合うしかない。

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