「東日本大震災」の発生を契機に、巨大地震とそれにより引き起こされる巨大津波に対する危機感と警戒心が一気に高まった。
その後、震源が南下して関東地方が頻繁に揺れた。
また、日本全体で地震活動が活発化した。

それを受け、「首都直下地震(南関東直下地震)」と「東海・東南海・南海地震」の発生が迫っているとの報道が相次いだ。

なかでも東京大学地震研究所の試算は衝撃的だった。
「首都直下地震など、マグニチュード7クラスが懸念される南関東での地震について、4年以内に発生する確率が約70%に達する」。
私は地震の予知は不可能と思っており、東大が短期間に絞り込んだことに違和感を持った。
現時点でそこまで突き止められるのか?
もちろん、それが発生しないということでない。

平田直教授は「発生確率はそもそも非常に高かったが、東日本大震災でより高まった可能性がある」とした。

政府の見解では、過去の地震の発生間隔などから、30年以内の発生確率は70%程度としている。
これなら分からなくない。
逆に言えば、素人でもそれくらいの勘は働く。

はっきりしているのは、「首都直下地震(南関東直下地震)」だけでなく「東海・東南海・南海地震」もいま起こって不思議でないということだ。

                       ◇

海の光と風をいつも感じられる湘南は憧れの住宅地として高い人気を誇ってきた。
とくに海辺の近くに自宅を構えることはステータスだった。
その希少性から地価も突出していた。
ところが、大震災以降、売り物件が急増し、しかも買い手がつきにくい状態が続く。

湘南を含む太平洋沿岸の平野部には広大な市街地が形成されている。
逗子市、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、平塚市、小田原市などに百万人を優に超える方々が暮らす。
私は横浜市に住んでおり、おもに仕事で、まれにレジャーで幾度も訪れているが、東海地震による巨大津波が押し寄せたときに市街地全体が飲み込まれかねないと思った。
住民はそのリスクに怯えている。
が、行政による津波対策には膨大な時間と費用がかかる。

そこに飛び込んできた朗報・・・。
平塚市の10人の町工場「コスモパワー」が球形の防災シェルター「ノア」を開発した。
発想が斬新だ。
地震で家屋が倒壊してもつぶされず、津波に流されても水に浮く。
発売前から予約が殺到していた。

「ノア」は、軽量かつ頑丈な繊維強化プラスチック(FRP)製の直径1.2mのボール。
変形や浸水に強い。
内部は、中心のつかまり棒を囲んで大人4人が座れる。
重さは約70圓如屋内にも庭にも置ける。

塗装は黄色で救助の際に目立つ。
2カ所の空気孔、外の様子がのぞける小窓が設けられる。

田中昭次社長がアイデアをホームページに公開していた。
東日本大震災後に問い合わせが激増し、急きょ製品化に動いた。

「ノア」は、自宅の補強工事を行うよりも断然安い。
また、津波の到達が早くて避難が間に合わないエリアで心強い。

この商品は巨大地震や巨大津波に襲われたときに「ノアの方舟」となる。
家族の命を守ることができそうだ。
なお、直径1.5mの6人乗り、2.5mの12人乗りも発売される予定である。

◆書き加え1(8月29日)

私はブログに時間を取れず、このところは1週間から1カ月くらい前の書き溜め記事をアップしてもらうことが多い。

政府は29日、「南海トラフ」を震源域とする最大級の地震が起きた場合、関東から九州・沖縄の30都府県で最大32万3千人が死亡、 238万6千棟が全壊・焼失するとの被害想定を公表した。
都府県別の最大死者数は静岡県が10万9千人と最多。

政府は津波からの避難の徹底や建物の耐震化を急ぐように呼びかけている。
コスモパワーの「ノア」は注文に火がつくだろう。

                      ◇◆◇

⇒2011年4月14日「震源は南下、東京・神奈川の直下型地震が心配」はこちら。

⇒2011年4月16日「ぐらり…関東直下地震の足音」はこちら。

⇒2011年4月24日「首都直下地震(東京直下地震)誘発の可能性」はこちら。

⇒2012年1月2日「憧れの湘南は大丈夫か?…東海地震巨大津波が市街地を襲う」はこちら。

Copyright (c)2012 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!