私が昔とてもお世話になった顧客からメールをいただいた。
差出人の名前を見た瞬間、懐かしい気持ちが込みあげてきた。
どれほど事業開発や商品開発の仕事をいただいただろう。
経営と人生の名言0206大きな金額である。
かつて私と家族が食べさせていただいた。
言葉で表現できないくらい感謝している。

何と中国から。
十数年前に生き残りをかけ、唯一の工場を中国へ移したとのこと。大決断。
そうだったのか…。
和田創の企画力養成講座―販売促進のための企画の立て方・企画書のまとめ方私の企画関連の図書を購入したくて連絡をくれたのだ。
しかし、非常に古い本なので、著者の手元にも残っていなかった。
この手のものとしては売れたので、アマゾンの古本で探せば冊数も揃うだろう。

2度目にいただいたメールの一部を以下に紹介しよう。
                       ◇
書籍の件、残念ですが仕方ないでしょう。
中国で企画の研修?
中小企業のチャイナ・サバイバル 第7回とてもその段階ではありません。
言葉の違いだけでなく、文化やものの考え方、環境の違いに驚くばかりです。
これに関しては日本の20〜30年前、いや私が入社した頃(40年前)を思い出すほどです。
まさしく戦場そのもの。

NPO法人営業実践大学「中小企業のチャイナ・サバイバル」を読みました。
私どもの会社も事務所は香港に、工場は中国広東省に構えています。
入門講座 企画の愉しみ―おもしろく覚える企画書作法同じような苦労をされていて、おおいに共感しました。

私はすでに定年を過ぎており、今年で任期が終了しますので日本に帰るつもりでいます。
ですから、少しでもこちらの人に教育を施したいのです。
                       ◇
以上。

確か、私より少し上の団塊の世代。
主要営業図書1度目のメールに「最後のご奉公」という言葉があった。
自社に対する愛情はどこまでも深く、それと背中合わせで危機感もとびきり強い。
「会社をよくしたい」。
そうした執念を持ちつづけ、仕事に打ち込んできた方なので、私は「最後のご奉公」に説得力を感じた。

…今年、再会が叶うかもしれない。
しかし、仕事から離れると一気に老け込まないか、私は心配である。
お互いに年を取った。

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