コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

田中圭

おひさま脚本・岡田惠和、戦後に戦争を描く見事

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
私は、戦況が厳しくなってからの放送をほとんど見られなかったものの、戦争の描き方に物足りなさを感じた。

しかし、脚本の岡田惠和は終戦後に戦争を浮かびあがらせた。
なるほど・・・。
ホームドラマ、それも一日の始まりの時間帯に視聴者が望む安心感を保ちつつ、その悲惨さに切り込んでみせた。
見事だ。
「おひさま」の最近の展開は、日本がかつて突き進んだ戦争の理不尽と代償が色濃く投影されている。
私の父は一度も当時を語ろうとしなかった。

ヒロイン・丸山陽子を演じる井上真央はとてもいい。
夫・丸山和成(高良健吾)が突然戻ってきた。
ようやく夫婦生活が始まろうとしている。
役者としての相性もよさそうだ。

以下に「井上真央と寺脇康文、おひさまに見る昔の父と娘」と題する2011年6月28日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
主演の井上真央が頑張っている。
彼女は女優という仕事に対して誠実である。
朝ドラをまったくといっていいほど見ない妻がわりと気にしているくらいだから、最近の視聴率はきわめて好調でなかろうか。
私の直感では20パーセントを超えている(根拠はない)。
もしそうなら、凄い数字だ。

須藤陽子は、松本の老舗そば屋「丸庵」を営む丸山家の長男・丸山和成(高良健吾)と結ばれ、丸山陽子になった。
また、陽子の父・須藤良一を演じる寺脇康文がいい味を出しており、井上真央との相性はなかなかだ。
昔の父と娘の関係を彷彿とさせる・・・。

さて、私は先週月曜日、久しぶりに「おひさま」を見た。
そして、戦時下の描写に関して翌日のブログで述べた。
一言でいえば、物足らない。
違和感も強い。

⇒2011年6月21日「井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問」はこちら。

ところが、その火曜日から戦争の影響が色濃く反映された展開に一変した。
私はそれ以降、「おひさま」をすべて見たわけでないが、敗戦間近の切迫した状況が伝わってきた。
きのうは長男の須藤春樹(田中圭)の訃報が届いた。
時期は真夏。
1945年8月6日がすぐそこに迫っているようだ。

その日、私の父は山陰から広島へ向かう途中、山からきのこ雲を見た。
戦友と順番が入れ替わり、1日遅くなった。
でなければ、私は生まれていなかった・・・。

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井上真央・おひさま、日本を明るく照らす

20070404-02NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」がきょうスタートする。
東北関東大震災の影響で、当初の予定より1週間放送を繰り下げた。
公式サイトには、すでにさまざまなPR動画や会見動画が公開されている。
また、物語の流れと登場人物の関係が分かりやすく紹介されている。

さて、ヒロイン・須藤陽子役を務めるのは、井上真央。
舞台は、信州(長野)の安曇野と松本。
時期は、戦争を挟んだ激動の昭和。
「おひさま」は構成が奇抜だ。
現代の陽子役は大ベテランの若尾文子が務める。
ドラマは、その“回想シーン”として展開される。
つまり、若尾文子はおもに「語り」。

この朝ドラは、亡き母と交わした「おひさまのように世界を照らす」という約束を忘れず、明るく生きた女性の一代記。
シリーズの代表作「おしん」にどこか通じる。
それぞれの時代や社会情勢を背景に、人々の生きる力、そして強く優しい“日本の母”の姿を描く。

脚本家は、岡田惠和。
「最後までムチャぶりさせていただきます」。
難解なト書きが多く、演出家や出演者(俳優)を悩ませるらしい。
チーフプロデューサーは、小松昌代。
なお、無茶振りは、前作の「てっぱん」を超えられないのでは・・・。
私としては、あまりそちらへ走ってほしくない。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

国民が萎縮しがちな東北関東大震災後の日本に、「おひさま」の放送は明るい話題を提供してくれそう。
井上真央は震災前の試写会で、「このドラマを通して日本全体が明るいムードになれば…」と抱負を語っていた。

                       ◇

朝ドラは、たいてい新人女優が起用される。
「てっぱん」のヒロイン・村上あかり役を務めた瀧本美織は経験が浅かった。

⇒2011年4月2日「朝の連続テレビ小説50年…歴代作品・ヒロイン紹介」はこちら。

ところが、今回は実績も知名度も抜群の井上真央が選ばれた。
といっても、「ゲゲゲの女房」のヒロイン・村井布美枝役を務めた松下奈緒と同じく、オーディションを経ていない。
「おひさま」は他の若手も実力者を揃えた。
田中圭、永山絢斗、高良健吾、金子ノブアキと、イケメンのオンパレード。

妻によれば、井上真央は“子役”の時代がとても長かった。
「おひさま」では、主役が娘、女学生、教師、嫁、母親を演じなければならず、この経験が買われたか。

井上真央は2005年、TBSの連続ドラマ「花より男子」で主役の牧野つくしを演じ、脚光を浴びた。
2009年、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」で主役の種田繭を演じた。
公開時、セーラー服姿は見納めと公言した。
年齢的にもう似合わないと自覚したからだ。
が、「おひさま」で披露…。

井上真央は1987年生まれ。
私が暮らす神奈川県横浜市出身。
しかも、私がくじけた明治大学卒業。
出演作品は非常に多く、いくつかの受賞歴を持つ。
「ゲゲゲの女房」のヒーロー(?)・村井茂(水木しげる)役を務めた向井理も横浜市出身、明治大学卒業だった。
私はちょっぴり誇らしい。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

「ゲゲゲの女房」「てっぱん」ともに高視聴率をマークしただけに、井上真央と制作陣にかなりのプレッシャーがかかっていることだろう。

⇒2011年4月3日「遠藤憲一の暑苦しさ…てっぱん最高視聴率の理由」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

◆書き加え1(4月4日)

NHKは「おひさま」の人気の盛りあげに懸命だ。
昼の再放送後、短いニュースを挟み、「スタジオパークからこんにちは」に陽子の父の須藤良一役・寺脇康文が登場した。
その意気込み、そしてロケ地・安曇野でのエピソードなどを語った。

また、4月9日の「土曜スタジオパーク」に主役・井上真央が登場する。
ドラマの舞台・長野県松本市からの生放送。
信州といえば、東と西に広がる山脈(やまなみ)の美しさ、そして水の清らかさが自慢。
もちろん、空気のおいしさも…。
番組では、豊かな自然と風土を織り交ぜながら、朝ドラ「おひさま」の魅力の一端を届ける。
ロケ地も紹介されるようだ。

思い出した。
商品名に「安曇野(あずみの)」が含まれるミネラルウォーターが何種類かあった。

◆書き加え2(5月12日)

安曇野は、かなで表記すると「あずみの」でなく「あづみの」だった。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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