コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

田中裕子

尾野真千子カーネーション1位の見ごたえ…朝ドラ歴代作品

おとといのブログ「尾野真千子、イライラが爆発!…カーネーション主演の剣幕」に続いて・・・。

⇒2011年12月17日「尾野真千子、イライラが爆発!…カーネーション主演の剣幕」はこちら。

NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
尾野真千子がヒロイン・小原糸子(小篠綾子)を演じる。
感情の爆発的な表現がごく自然にできる。

⇒2011年11月22日「尾野真千子の演技…小原洋裁店開店から結婚へ急展開」はこちら。

朝ドラは放送開始から半世紀が経ち、これまでに多くの作品が制作された。
1983年(昭和58年)〜1984年(昭和59年)にかけて放送された第31作目の「おしん」みたいに信じがたい視聴率を記録した作品もある。
小林綾子が第1部・少女期の谷村しんを演じた。
田中裕子が第2部・少女〜成年期で谷村しん⇒田倉しんを演じた。
乙羽信子が第3部・中年〜老年期で田倉しんを演じた。
NHKテレビ放送開始30周年記念作品として1年間放送された大作である。

⇒2011年11月4日「カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?」はこちら。

だが、時代は変わり、国民のライフスタイルは変わった。
また、チャネルが増え、再放送や再々放送が行われている。
連続テレビ小説の視聴率を単に数字で比較することに意味はない。

⇒2011年11月29日「尾野真千子はつくりものでない カーネーション視聴率と評判」はこちら。

朝ドラは大河ドラマと並びNHKの看板ドラマ番組であり、歴代作品はそれぞれ制作陣が渾身の情熱を注いだ。
いずれも力作ぞろい。
また、視聴者の好みや評価はまるで違って当然である。

しかし、私は「見ごたえ」という尺度で、尾野真千子主演の「カーネーション」を超える作品をどうしても思い出せない。
内容が一日の始まりに視聴するドラマとしては重すぎる気がしないわけでない。
が、この朝ドラが与えてくれる感動の深さを考えれば十分に納得できる。
脚本を手がけた渡辺あやの貢献は絶大である。
演出も見事だ。

⇒2011年11月6日「尾野真千子カーネーション…朝ドラ最高傑作」はこちら。

                       ◇

小原善作(小林薫)は昭和17年12月、懐炉用の油の瓶を誤って火鉢に落として火事を起こし、全治1カ月の大火傷を負った。
寝たきりになり、しゃべることさえままならない。
治療が長引いた…。

昭和18年4月、体調と体力がいくらか回復し、長女・小原糸子の仕事を手伝えるまでになった。
善作を元気づけようと考えた近所の仲良し3人に誘われ、子どものようにはしゃいで石川県の山際温泉へ湯治に出かけた。

善作は糸子が旅行用に仕立てた高価な純毛の国民服に、口ごもりながら礼を述べた。
人生初の大事件かもしれない。
二人はひどく照れ臭そうだった。

娘は不安を感じながらも父を見送った・・・。

糸子は店の帳簿(?)に記されていた「小原洋装店 店主 小原糸子」の文字に目が留まった。
それは、善作が毛筆で認めたものだった。
ようやく父に認められた気がした。

夜、戸が激しく打ち鳴らされ、父の危篤を知らせる電報を受け取った。
あれが小原糸子と小原善作の永久の別れになった。
昭和18年4月27日死去、享年59歳。
父と娘はもうぶつかることもできない・・・。

私は、ずぶ濡れになりながら「待ってぇ、行かんといてぇ、お父ちゃ〜ん」と泣き叫ぶ尾野真千子の後ろ姿に凄みを感じた。
やはり、彼女は「カーネーション」で小原糸子を演じるために朝ドラオーディションで3回落とされた。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

                      ◇◆◇

朝ドラ「カーネーション」とヒロイン・小原糸子を演じる尾野真千子に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年12月17日「尾野真千子、イライラが爆発!…カーネーション主演の剣幕」はこちら。

⇒2011年12月16日「正司照枝…朝ドラ・カーネーションの感動、かしまし娘の芸達者」はこちら。

⇒2011年11月29日「尾野真千子はつくりものでない カーネーション視聴率と評判」はこちら。

⇒2011年11月27日「正司照枝の温かみ、栗山千明のつっけんどん…カーネーション」はこちら。

⇒2011年11月22日「尾野真千子の演技…小原洋裁店開店から結婚へ急展開」はこちら。

⇒2011年11月19日「カーネーション・オープニング映像の出来…辻川幸一郎」はこちら。

⇒2011年11月6日「尾野真千子カーネーション…朝ドラ最高傑作」はこちら。

⇒2011年11月4日「カーネーション視聴率のネックは何か…面白いのになぜ?」はこちら。

⇒2011年10月31日「威張る小林薫、とぼける麻生祐未…朝ドラ・カーネーション」はこちら。

⇒2011年10月28日「尾野真千子がコシノ三姉妹に対面、夢中のオーラを感じる」はこちら。

⇒2011年10月24日「カーネーション・ヒロイン小原糸子のモデル…小篠綾子」はこちら。

⇒2011年10月21日「尾野真千子・小原糸子の演技、朝ドラ・カーネーションの評判」はこちら。

⇒2011年10月18日「松下奈緒・瀧本美織・井上真央・尾野真千子…朝ドラヒロイン素顔」はこちら。

⇒2011年10月12日「松下奈緒、朝ドラ視聴率・朝ドラ人気回復に最大の貢献!」はこちら。

⇒2011年10月8日「二宮星お多福の演技力…カーネーション・朝ドラヒロイン」はこちら。

⇒2011年10月5日「尾野真千子カーネーション視聴率…井上真央おひさまに及ばず」はこちら。

⇒2011年10月3日「尾野真千子、朝ドラオーディション4度目の正直で号泣!」はこちら。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

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朝の連続テレビ小説50年…歴代作品・ヒロイン紹介

NHK朝の連続テレビ小説。
通称「朝ドラ」。
「新聞小説があるなら、テレビ小説があってよい」という発想から生まれた。
1回の時間は短くても、ほぼ毎日放送する。
開始は、私が生まれた10年後の1961年。
直江津小学校4年生。
同じクラスに、後にNHKのアナウンサーとなる桜井洋子さんがいた。
当初は年間1作品。
それから半世紀が経った・・・。

今晩7時45分〜8時57分、NHK総合テレビで「連続テレビ小説50年! 〜日本の朝を彩るヒロインたち〜」と題する特集番組が放送される。
「娘と私」から「てっぱん」まで、全83作品を振り返る。
全ヒロインが見られそうだ。
映像がほとんど残っていない作品も多いらしく、熱心な朝ドラファンには貴重な企画である。
録画しておけば、ちょっとした“お宝”。

朝ドラは、全作品がフィクション(虚構)。
原作や原案が存在する場合、登場人物が実在する場合でも、エピソードを付加するなど、脚本家が自由に創作を行っている。
当初から、戦前・戦中・戦後の激動期における女性の半生が中心テーマだった。
逆境に負けず、たくましく生きる姿が視聴者の共感を呼んできた。
しかし、社会環境の変化につれ、ホームドラマの要素が次第に強まってきた。
このところの「ゲゲゲの女房」などには原点回帰の傾向が見られる。
これも日本経済の衰退という時代背景を反映している。
ただし、放送時間帯の関係で、ほとんどの作品がハッピーエンドである。
なお、男性を主人公(ヒーロー)にした作品があった。

私は通学や仕事と重なり、朝ドラをあまり見ていないはずだ。
しかし、なぜだろう、ぼんやりと記憶に残っている作品も少なくない。
最初の記憶は、1964年度「うず潮」。
伊那中学校1年生。
舞台は、「てっぱん」と同じく広島県尾道市。

一番の印象は、1966年度「おはなはん」。
ヒロインは樫山文枝。
ヒーロー(?)は高橋幸治。
朝ドラが社会現象になった。

朝ドラのなかで化け物みたいな視聴率を記録した1983年度「おしん」はほとんど覚えていない。
私は狂ったように働いていた。
平均視聴率は52.6パーセント、最高視聴率は62.9パーセント(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。
ヒロインは田中裕子。
後にサントリーの「樹氷」のCMに登場した(不確か)。
私は同社のセールスプロモーション(SP)を代理店経由でずいぶん手がけたので、彼女に親しみが湧いた。
少女期の小林綾子、中高年期の乙羽信子はまったくといっていいほど覚えていない。
原作・脚本は、橋田壽賀子。

私が真面目(?)に視聴したのは、2010年度上期「ゲゲゲの女房」。
松下奈緒の魅力もさることながら、ストーリーに嵌まってしまった。

                       ◇

今夜の特番では、1986年度上期「はね駒」の斉藤由貴、「おしん」の小林綾子が裏話やエピソードを語る。
第83作(2010年度下期)「てっぱん」の瀧本美織はコメントを寄せる。
第84作(2011年度上期)「おひさま」の井上真央は前評判を高める狙いもあり、インタビューに応じる。

私は7月に還暦を迎える。
この特番では「走馬灯」を見るような感慨にふけるだろう。
すっかり忘れたつもりでも、当時の映像に触れれば思い出す作品やシーンがそれなりにあるのでは・・・。
貧乏暇なしで“ながら視聴”とはいえ、おおいに楽しみ。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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