直江津駅前の「ホテルハイマート」に宿泊を予約した。
小さな地方都市のありふれたビジネスホテルであり、取り立てて騒ぐほどのこともない。
むろん観光客も利用する。
料金は低廉。
が、私にとり格別の喜びがある。
生まれ故郷だからだ。
直江津小学校の卒業式前日に長野県伊那市へ引っ越してから半世紀近い歳月が経つ。
還暦を来年に控え、ふるさとの土を踏めること自体が嬉しいのだ。
体を長らく酷使してきており、こうした機会がいつ最後になってもおかしくない。
これまでは隣接する「ホテルセンチュリーイカヤ」に宿泊してきた。
屋内・室内は快適であり、「レストラン・セピオーラ」での食事にも満足した。
今回はホテルハイマートにお世話になる。
その理由は以前、直江津駅で購入した「鱈めし(たらめし)」「鮭めし(さけめし)」のうまさ。
前者は、「全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!」とのこと。
私は食べ損ねたが、妻と子によれば両方とも名品らしい。
「おいしい!」を連発しながら、それぞれ半分ずつ分け合った。
実は、ホテルハイマートには、ユニークな駅弁づくりに情熱を傾ける名物社長がいる。
山崎邦夫氏。
そのことをBSジャパン(テレビ東京系のBSデジタル局)の「にっぽん駅弁列島」という番組で知ったのだった。
毎週、一つの駅弁にフォーカスし、つくり手と開発秘話を紹介している。
私は間抜けな話ながら、この番組で取りあげられた肝心の駅弁が何だったか思い出せない。
しかし、山崎邦夫社長の愛情が詰まった駅弁をホテルの自室か北越急行ほくほく線の「特急はくたか」の車内で味わってみたい。
私が気になるのは、「鱈めし」と「磯の漁火(いそのいさりび)」。
直江津の海岸は砂の「浜」であり、石や岩を連想させる「磯」という言葉がしっくりこない。
だが、「磯の漁火」は情景を掻き立てられ、食欲もそそられるネーミングだ。
なお、ホテルセンチュリーイカヤはリストラの一環で駅弁事業から撤退し、直江津駅の駅弁を手がけるのはホテルハイマート1社になった。
私は、直江津みやげにかなざわ総本舗(新潟県上越市)の「出陣餅」、くさのやの「謙信笹だんご」を買うつもり。
荷物になるため、最小のパッケージ。
家に持ち帰れば、瞬時に消えるのでないか…。
出陣餅が信玄餅、筑紫もちと決定的に異なるのは、草餅(よもぎ餅)であること。
山梨県と福岡県の地元の方々に許していただきたいが、私は出陣餅が一番おいしいと思う。
◇
私は4月27日、富山市の財団法人北陸経済研究所(北陸銀行シンクタンク)が主催する北経研経営セミナーで講師を務める。
過去2回は「提案営業セミナー」を開催したが、今回は「営業変革トップセミナー」。
地元の中堅・中小企業の社長や取締役、営業幹部を対象とした内容。
私は北経研から仕事をいただくと、富山へ行くのに、富山に帰る気分になる。
帰省のワクワク感…。
私は魚津高校の卒業であり、北陸でのセミナーは格別。
北陸銀行は当然、両親も利用していた。
そして、北経研の帰路に直江津駅で途中下車し、一泊している。
翌日、直江津小学校の同級生を訪ねたり、NPO法人営業実践大学の会員やSNSのフレンドと歓談したり、生家の周辺や市街を散策したりする。
今回はどこへ出かけようか…。
低い雁木(がんぎ)の下の狭い通路を歩くだけで、幼い頃の暮らしの光景が甦ってくる。
若い頃の両親の面影にも会える。
懐かしい。
いまネットで調べていたら、番組で取りあげられたのは「磯の漁火」と判明。
食べるぞっ!
◇
過去2回の直江津途中下車に関するブログは以下のとおり。
⇒2007年4月25日「生まれ故郷・直江津へ自分探しの旅」はこちら。
⇒2008年2月17日「故郷・直江津にマイミク」はこちら。
⇒2009年8月30日「関川と荒川…直江津を流れる川」はこちら。
ホテルハイマートの駅弁「鱈めし」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月15日「絶品駅弁! 直江津ハイマート鱈めし」はこちら。
⇒2009年9月21日「漁師まかない飯…直江津漁港」はこちら。
かなざわ総本舗「出陣餅」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
⇒2009年8月29日「筑紫もち、信玄餅、出陣餅、三つ巴」はこちら。
直江津祗園祭に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月8日「夏の風物詩・花火大会ランキング」はこちら。
⇒2009年8月16日「直江津祗園祭、花火大会、舟形屋台」はこちら。
直江津小学校時代に関するブログは以下のとおり。
⇒2007年3月11日「NHK・桜井洋子さんの活躍が励み」はこちら。
⇒2008年2月26日「上越・高田の観桜会…日本三大夜桜」はこちら。
⇒2009年4月4日「桜の名所、高田城址と高遠城址」はこちら。
⇒2009年4月5日「意外、人口最多は新潟県」はこちら。
⇒2009年7月22日「46年前の皆既日食」はこちら。
⇒2009年7月24日「感激! 生まれ故郷・直江津から…」はこちら。
◇
直江津のホテルハイマートの駅弁・弁当は以下のとおり。
◎鱈めし(全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!) 1100円
◎鮭めし 1100円
◎磯の漁火 1150円
◎親子にしん(雑誌 大人の週末「横綱」獲得!) 900円
◎かにずし 900円
◎するてん(要予約) 1000円
◎甘海老天丼 1000円
◎ほたてごはん 1000円
◎上越後ふるさと弁当 950円
◎愛の御膳…限定弁当(BS1紹介) 1200円
◎愛の直江の津 1100円
◎あいなめの煮付けお弁当…新作 1100円。
いずれも税込。
ほかに駅弁(幕の内弁当)や季節限定弁当がある。
私は「親子にしん」、BS1紹介の「愛の御膳」も気になる。
新作の「あいなめの煮付けお弁当」は煮魚の駅弁か。
だとすると、きわめて珍しい?
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!
小さな地方都市のありふれたビジネスホテルであり、取り立てて騒ぐほどのこともない。
むろん観光客も利用する。
料金は低廉。
が、私にとり格別の喜びがある。
生まれ故郷だからだ。
直江津小学校の卒業式前日に長野県伊那市へ引っ越してから半世紀近い歳月が経つ。
還暦を来年に控え、ふるさとの土を踏めること自体が嬉しいのだ。
体を長らく酷使してきており、こうした機会がいつ最後になってもおかしくない。
これまでは隣接する「ホテルセンチュリーイカヤ」に宿泊してきた。
屋内・室内は快適であり、「レストラン・セピオーラ」での食事にも満足した。
今回はホテルハイマートにお世話になる。
その理由は以前、直江津駅で購入した「鱈めし(たらめし)」「鮭めし(さけめし)」のうまさ。
前者は、「全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!」とのこと。
私は食べ損ねたが、妻と子によれば両方とも名品らしい。
「おいしい!」を連発しながら、それぞれ半分ずつ分け合った。
実は、ホテルハイマートには、ユニークな駅弁づくりに情熱を傾ける名物社長がいる。
山崎邦夫氏。
そのことをBSジャパン(テレビ東京系のBSデジタル局)の「にっぽん駅弁列島」という番組で知ったのだった。
毎週、一つの駅弁にフォーカスし、つくり手と開発秘話を紹介している。
私は間抜けな話ながら、この番組で取りあげられた肝心の駅弁が何だったか思い出せない。
しかし、山崎邦夫社長の愛情が詰まった駅弁をホテルの自室か北越急行ほくほく線の「特急はくたか」の車内で味わってみたい。
私が気になるのは、「鱈めし」と「磯の漁火(いそのいさりび)」。
直江津の海岸は砂の「浜」であり、石や岩を連想させる「磯」という言葉がしっくりこない。
だが、「磯の漁火」は情景を掻き立てられ、食欲もそそられるネーミングだ。
なお、ホテルセンチュリーイカヤはリストラの一環で駅弁事業から撤退し、直江津駅の駅弁を手がけるのはホテルハイマート1社になった。
私は、直江津みやげにかなざわ総本舗(新潟県上越市)の「出陣餅」、くさのやの「謙信笹だんご」を買うつもり。
荷物になるため、最小のパッケージ。
家に持ち帰れば、瞬時に消えるのでないか…。
出陣餅が信玄餅、筑紫もちと決定的に異なるのは、草餅(よもぎ餅)であること。
山梨県と福岡県の地元の方々に許していただきたいが、私は出陣餅が一番おいしいと思う。
◇
私は4月27日、富山市の財団法人北陸経済研究所(北陸銀行シンクタンク)が主催する北経研経営セミナーで講師を務める。
過去2回は「提案営業セミナー」を開催したが、今回は「営業変革トップセミナー」。
地元の中堅・中小企業の社長や取締役、営業幹部を対象とした内容。
私は北経研から仕事をいただくと、富山へ行くのに、富山に帰る気分になる。
帰省のワクワク感…。
私は魚津高校の卒業であり、北陸でのセミナーは格別。
北陸銀行は当然、両親も利用していた。
そして、北経研の帰路に直江津駅で途中下車し、一泊している。
翌日、直江津小学校の同級生を訪ねたり、NPO法人営業実践大学の会員やSNSのフレンドと歓談したり、生家の周辺や市街を散策したりする。
今回はどこへ出かけようか…。
低い雁木(がんぎ)の下の狭い通路を歩くだけで、幼い頃の暮らしの光景が甦ってくる。
若い頃の両親の面影にも会える。
懐かしい。
いまネットで調べていたら、番組で取りあげられたのは「磯の漁火」と判明。
食べるぞっ!
◇
過去2回の直江津途中下車に関するブログは以下のとおり。
⇒2007年4月25日「生まれ故郷・直江津へ自分探しの旅」はこちら。
⇒2008年2月17日「故郷・直江津にマイミク」はこちら。
⇒2009年8月30日「関川と荒川…直江津を流れる川」はこちら。
ホテルハイマートの駅弁「鱈めし」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月15日「絶品駅弁! 直江津ハイマート鱈めし」はこちら。
⇒2009年9月21日「漁師まかない飯…直江津漁港」はこちら。
かなざわ総本舗「出陣餅」に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
⇒2009年8月29日「筑紫もち、信玄餅、出陣餅、三つ巴」はこちら。
直江津祗園祭に関するブログは以下のとおり。
⇒2009年8月8日「夏の風物詩・花火大会ランキング」はこちら。
⇒2009年8月16日「直江津祗園祭、花火大会、舟形屋台」はこちら。
直江津小学校時代に関するブログは以下のとおり。
⇒2007年3月11日「NHK・桜井洋子さんの活躍が励み」はこちら。
⇒2008年2月26日「上越・高田の観桜会…日本三大夜桜」はこちら。
⇒2009年4月4日「桜の名所、高田城址と高遠城址」はこちら。
⇒2009年4月5日「意外、人口最多は新潟県」はこちら。
⇒2009年7月22日「46年前の皆既日食」はこちら。
⇒2009年7月24日「感激! 生まれ故郷・直江津から…」はこちら。
◇
直江津のホテルハイマートの駅弁・弁当は以下のとおり。
◎鱈めし(全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!) 1100円
◎鮭めし 1100円
◎磯の漁火 1150円
◎親子にしん(雑誌 大人の週末「横綱」獲得!) 900円
◎かにずし 900円
◎するてん(要予約) 1000円
◎甘海老天丼 1000円
◎ほたてごはん 1000円
◎上越後ふるさと弁当 950円
◎愛の御膳…限定弁当(BS1紹介) 1200円
◎愛の直江の津 1100円
◎あいなめの煮付けお弁当…新作 1100円。
いずれも税込。
ほかに駅弁(幕の内弁当)や季節限定弁当がある。
私は「親子にしん」、BS1紹介の「愛の御膳」も気になる。
新作の「あいなめの煮付けお弁当」は煮魚の駅弁か。
だとすると、きわめて珍しい?
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!