コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

社是・社訓・行動指針

減災チャートが「トレたま」で紹介…東海技術製作所

「わずかな備えで地震などから守れる命や暮らしもあるはず・・・」。
昨年来、私は減災の大切さを胸に刻み、地方の中小企業による新会社設立や新商品開発などを支援してきました。
社名は「東海技術製作所」です。

営業開始は4月1日でしたが、早々にテレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)の「トレたま」で紹介されることになりました。
新商品「減災チャート」とともに、柴田真社長が掲げる理念(社是・社訓・行動指針・営業憲章)なども高く評価されたのでしょう。
ちなみに、社員はこれらを記したクレドカードを持ち歩いています。

東海技術製作所は社会貢献性のきわめて大きい事業を営むだけに、その立ち上げに携わった私も感無量です。

東海技術製作所のホームページはこちら

東海技術製作所の理念・社是・社訓・行動指針はこちら

東海技術製作所の営業憲章はこちら

東海技術製作所の「減災チャート」はこちら



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クレド経営のすすめ(講演TV)

今回の未曽有の大不況、そして今後の半世紀以上の内需縮小を乗り切るには、全役員・全社員が一丸となって難局に立ち向かうことが絶対である。
社長など経営トップが守りに入ろうとするなら、業績のじり貧、自社の衰退は避けられない。
私がいま経営コンサルタントとしてもっとも力を入れている取り組みの一つが、「クレド経営」「クレド営業」の啓蒙・定着活動である。

このクレドは、制定よりも運用のほうが断然重要!
額装やパネル化により、オフィスや事業所、エントランスロビー、応接室、社長室などに掲出したところで、ほとんど効果はなし。
それこそ建て前や飾り物で終わる。
となると、全社を挙げてウソをつくことになり、マイナスの影響が広がる。
いつしか、コンプライアンスは崩壊…。

ところで、「社是・社訓・行動指針」と「クレド」は何が違うのか?
「社是・社訓・行動指針」は、需要が伸びる右肩上がりの経済下でつくられ、日本の企業に馴染んできた。
ところが、需要がしぼむ右肩下がりの経済下へ転じた。
企業は発展どころか維持さえ覚束ない。
こうした市況の逆転を背景に、手垢で汚れた「社是・社訓・行動指針」に代わり、新しい響きと意味合いを有する「クレド」が注目を集めるようになった。

クレドは、ラテン語で「信条」。
これに近く、やはり関心を呼んでいる言葉に「ミッション」、つまり「使命」がある。
いずれも宗教に由来する。
実は、「布教活動」は想像を絶するほど困難である。
分かりやすい話として聞いてほしいが、需要が極端に少ないか、需要がまったくない。
石をぶつけられるだけならまだしも、命を落としかねない。
それゆえ、クレドには積極果敢な行動を奨励するニュアンスが強い。
企業を巡る環境が厳しさを増すなか、社長は主導して「クレド経営」「クレド営業」を推進すべきだろう。

                       ◇

なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。



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講演TV(経営編)
クレド経営のすすめ
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これは、2009年3月1日(日)の「和田創ブログ」に若干のアレンジを加えたものである。

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2009年6月公開講座

和田創1円也

私は従業員百名ほどの優良企業で、全社改革により成長持続を叶えるプロジェクトを数カ月指導してきた。
毎月1回、1泊2日の合宿スタイル。

10カ年長期経営戦略&施策の策定―。
施策といっても長期にわたる実施を想定しており、企業文化や組織風土の刷新を目指している。
望ましい制度や好ましい慣行として、社員や職場にどこまで根づかせられるかがキモ。

こうした戦略系のほかに、四半世紀通用する長期経営ビジョンの構築―。
具体的には、世の中への使命(ミッション)、顧客への提供価値(バリュー)、自社への戒め(クレド)を定める。
それぞれ、社是、社訓、行動指針と呼ぶ。

戦略とクレドが備わり、かつそれらをやり抜いたとき、ようやく“勝ち残り”を成し遂げられる。
周知徹底は当然として(実際にはわずか)、重視すべきは唱和(実際にはまれ)。
それを掲げることにほとんど意味はなく、全役員・全社員が心を一つにして唱えることではじめて有効となる。
これに気づいている経営トップは少ない。

プロジェクトのもう一つの大きな狙いは、将来の経営幹部の養成―。
この場を「リーダー会議」と称するゆえん。
メンバーは20代を含む若手6名。
精鋭ばかり。
ただし、経営スタッフや総務スタッフ、マーケティングスタッフはゼロ。
皆、一般社員として現場業務に携わっている。
技術系サービススタッフと営業スタッフのみ。
このなかから2〜4名の取締役、1〜2名の社長が生まれなければ、この会社は消えていよう。
私の責任は重大である。
文字どおり「社運」がかかっている。

                       ◇

さて、プロジェクトも終わりに近づいたというのに、経営戦略&施策の出来が芳しくない。
素人ばかりだから当然といえなくもないが、とりわけ後者がまったくダメ。
年明けに全社発表会を催せるか、とても心配。

時間をかけているのに明確な計画へ落とし込めない。
考える手続き(工程)がぐらぐらしているからだ。
そこから生まれたものは「考え」のレベルに達しない。
何とかしなければ…。

やむをえず、私の著作を読んでもらうことにした。念のため述べれば、印税がほしいわけでない。
かなり古い本だが、彼らが課題をこなすうえで参考になる。
和田創「企画書のまとめ方」
もとはビジネスユースワープロでナンバーワンシェアの東芝ルポのアプリケーションソフトとして私が開発した「企画書上手」に添付された2百ページ強の解説マニュアル。
これを後日、産能大学出版部から書店での市販本として刊行してもらった。

若手6名を率いる委員長に「費用がかかりますが、私の本を買い与えてください。でも、アマゾンなら古本が百5十円くらいから出ていると思います」とお願いした。
私はその場でインターネットに接続した。
すると、やはり新本と並んで古本が見つかった。よし、8冊。
あれれ…。1円、1円、1円…。
価格はそれぞれの出品者が本の需給と状態を考慮して独自に決める。
3社が1円、残りも百円台など。

委員長がすぐに7冊申し込み。
一番高いものが3百円台。
後日、出品者からバラバラに届く。
「全部で3千円ちょっとでした」。
送料がだいたい3百5十円だから、これだけで2千5百円弱。
ということは…。

和田創はメンツ丸つぶれ、プライドずたずた。
「おれの本は1円かよう」。
執筆が地獄で、新宿・河田町の東京女子医科大学病院に緊急入院した、いわくつきのマニュアル(著書)。
実際、大量喀血により命を落としかけた。
情けない…。

出版社と書店がつぶれるわけである。
著者がやっていけないわけである。
和田創1円也。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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