昨秋来、営業活動を禁止する会社が続出している。
このご時世に十二分の売り上げがあるとはうらやましい…。
と思いきや、販売や受注が好調なわけでない。
それどころか業績は低迷したまま。
経営トップの命令により、営業活動をしばらく休止しているのだ。
しばらくとは、「景気回復」まで。
つまり、社長が営業に期待していない。
景気が売るのであり、営業が売るのでないとの“悟り”か。
自社の営業を見限っている状態にほかならない。
経営トップが愛想を尽かしては、営業はさらに弱体化する。
営業強化・再建一筋の経営コンサルタントとしては、非常にやり切れない思い…。
「社長よ、営業を諦めるな」と、声を大にしたい。
私に言わせれば、売れない時代に営業活動を軽視するとは、座して死を待つに等しい。
会社の衰退は必至であり、倒産は不可避である。
時間の問題だ。
製造業などで見られる営業禁止の具体例を示そう。
多いのは、「出張」の取りやめ。
交通費のほか宿泊費がかかることがあり、となると出張手当も払わなくてならない。
にもかかわらず、売り上げはたいして伸びない。
既存顧客のちょっとした“御用”くらいなら、電話やファクス、メール、受注システムなどで刈り取れる。
あえて足を運ばせることもないとの経営判断か。
加えて、「外回り」の取りやめ。
やはりそれなりに経費がかかる。
そこで、「社内でじっとしていなさい」と…。
収入の増加を志向せず、支出の削減に注力する。
一般に、後者のほうは確実性が高く、前者のほうは実力が欠かせない。
社長が自社の営業に“売る力”を認めていないのだ。
また、別の見方をすれば、経営トップがリストラを減らそうと努めているのか。
結局、営業が売ることができないから、あちこちの会社で営業禁止令が出される。
Copyright (c)2009 by Sou Wada
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このご時世に十二分の売り上げがあるとはうらやましい…。
と思いきや、販売や受注が好調なわけでない。
それどころか業績は低迷したまま。
経営トップの命令により、営業活動をしばらく休止しているのだ。
しばらくとは、「景気回復」まで。
つまり、社長が営業に期待していない。
景気が売るのであり、営業が売るのでないとの“悟り”か。
自社の営業を見限っている状態にほかならない。
経営トップが愛想を尽かしては、営業はさらに弱体化する。
営業強化・再建一筋の経営コンサルタントとしては、非常にやり切れない思い…。
「社長よ、営業を諦めるな」と、声を大にしたい。
私に言わせれば、売れない時代に営業活動を軽視するとは、座して死を待つに等しい。
会社の衰退は必至であり、倒産は不可避である。
時間の問題だ。
製造業などで見られる営業禁止の具体例を示そう。
多いのは、「出張」の取りやめ。
交通費のほか宿泊費がかかることがあり、となると出張手当も払わなくてならない。
にもかかわらず、売り上げはたいして伸びない。
既存顧客のちょっとした“御用”くらいなら、電話やファクス、メール、受注システムなどで刈り取れる。
あえて足を運ばせることもないとの経営判断か。
加えて、「外回り」の取りやめ。
やはりそれなりに経費がかかる。
そこで、「社内でじっとしていなさい」と…。
収入の増加を志向せず、支出の削減に注力する。
一般に、後者のほうは確実性が高く、前者のほうは実力が欠かせない。
社長が自社の営業に“売る力”を認めていないのだ。
また、別の見方をすれば、経営トップがリストラを減らそうと努めているのか。
結局、営業が売ることができないから、あちこちの会社で営業禁止令が出される。
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