きのうのブログ「松たか子、才能と歌唱…アナと雪の女王」に続いて・・・。

⇒2014年8月21日「松たか子、才能と歌唱…アナと雪の女王」はこちら。

「アナと雪の女王」は、運命に引き裂かれた王家の姉妹を主人公とし、「真(まこと)の愛」をディズニー得意のアニメで描くミュージカル映画である。
観ていて大きな感動に包まれるが、どこまでも楽観的で開放的である。

私は、姉のエルサ(雪の女王)役の松たか子が歌う主題歌「Let It Go ありのままで」に惹かれた。
映画館に足を運ぶ前にユーチューブの動画で数えきれないくらい聴いた。
そもそもこの映画を観る気になった最大の理由は、主題歌の明快な魅力と松たか子の見事な歌唱である。
とても分かりやすく、心を揺さぶりながら体に入ってきた。

それと私が映画を観てもう一つ気に入ったのが、ダブルヒロインのエルサとアナの姉妹が歌うデュエットだった。
アナ役に抜擢されたのが神田沙也加(かんだ・さやか)だった。
彼女は資料用のDVDを観て、鳥肌が立ったそうだ。
同時に、責任の重さを感じた。

エルサとアナの歌唱はかみ合っていない。
もっともこれは厳密な意味のデュエットでない。
二人は寄り添って歌っているわけでなく、シチュエーションが別だ。

私は、繊細な日本人でなくては出せない絶妙なちぐはぐ感が素晴らしいと思った。
二人の気持ちの違いをよく表している。

なお、個人的な思いを明かせば、神田沙也加はお母さん(松田聖子)よりうまい。
赤飯を炊いてアナ役起用を祝ったらしい母と娘を喧嘩させようというつもりはない。
時代も違うし、進んだ道も違う二人を比べることに何の意味もない。

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