リオデジャネイロ五輪、卓球女子シングルスの福原愛の戦いぶりが冴えわたっています。
持ち前の気迫があふれ、しかも恐ろしいほど冷静です。
緩急自在のプレー、勝負どころでの畳みかけは圧巻であり、隙を見せません。
失礼ながら、別人になったかのような覚醒・・・。

大接戦が予想された準々決勝では、世界ランキング4位で2012年ロンドン五輪銅メダル、シンガポールのフォン・ティエンウェイをまったく寄せつけませんでした。
3回戦(初戦)、4回戦に続いて3試合連続のストレート勝ちを収めました。
これまで1ゲームも奪われず、オリンピック(シングル)で自身初となる準決勝進出(ベスト4)を決めました。

4度目の五輪という精神的なゆとりが関係しているのかもしれませんが、何より競技に打ち込む本気度が大幅に高まったのでないでしょうか。
私はインタビューでの受け答えを聞き、福原愛は立派な大人になったとつくづく思いました。
「泣き虫愛ちゃん」のイメージがすっかり消えました。

準決勝は世界ランキング5位でロンドン五輪金メダル、中国の李暁霞とぶつかります。
福原愛はこの大会に世界ランキング8位で臨みましたが、格上の選手を破って表彰台に立っても不思議でない出来です。
私は、いまの集中力と勢いを保てるなら、頂点さえも狙えると考えています。

応援しています。

◆書き加え1(8月10日)

福原愛が中国の李暁霞との準決勝でいいところなく敗れました。
1ゲームどころかポイントをほとんど奪うことができず、完敗となりました。
どうか気持ちを切り替えて3位決定戦に臨んでください。
日本勢初の個人メダルを期待しています。

◆書き加え2(8月15日)

福原愛が北朝鮮のキム・ソンイとの3位決定戦で敗れ、男女を通じて初となる五輪メダルを逃しました。
準決勝に続いてほぼ完敗でした。

その代わりと言っては何ですが、水谷隼が3位決定戦でベラルーシのウラジーミル・サムソノフを下し、銅メダルを獲りました。
歓喜のあまり床に仰向けに倒れ込んだ姿が印象的でした。

福原愛は自身初となる4強入りを果たしたのですから好調なのは間違いありません。
心配された石川佳純も大丈夫そうなので、団体でメダルを獲ってほしいと思います。
ロンドン五輪では銀メダルをつかんでいます。

◆書き加え3(8月17日)

感動、感動、感動・・・。

疲れていましたが、起きていてよかった。
日本は卓球女子団体で3位決定戦を制しました。
素晴らしいチームワークと凄まじい気迫でシンガポールを圧倒しました。

人の表情はここまで変わるのでしょうか。
日本の劣勢を食い止めた第2試合の石川佳純は鬼気迫るものがありました。
私は胸が熱くなりました。

日本の銅メダルを第4試合の伊藤美誠が決めるとは驚きです。
15歳が世界ランキング4位を寄せつけませんでした。
この子は強い。

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