コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

竹下景子

井上真央と松下奈緒、プライド激突、視聴率一騎討ち!

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
井上真央がヒロイン・須藤陽子(丸山陽子)を演じる。
夫が戦地から無事に戻り、いつのまにか妻のおなかが大きくなっていた。
落ち着いた暮らしが少しずつ戻ってきた。

激しい空襲を受けた東京と松本では状況はまったく違うにしろ、終戦間もない空気はドラマから伝わってくる。
私の両親もこうした時期を過ごしたのだろうか・・・。
仕事に追われっ放しの私は「おひさま」をほとんど見られないが、視聴率は高そうだ。
ここ1カ月の平均で20パーセント近くを記録しているとしたら、お化けである。
井上真央の演技もさることながら、岡田惠和の脚本が実にうまい。

なお、オープニングのテーマ曲に突然歌詞がつき、平原綾香が歌っている。
「おひさま〜大切なあなたへ〜」。

                       ◇

視聴率が落ちるところまで落ちたNHK朝の連続テレビ小説。
局を挙げたテコ入れの努力が実り、前々作の「ゲゲゲの女房」から復調気配がはっきりしてきた。
このドラマでヒロイン・村井布美枝(飯田布美枝)を演じたのが、ご存知、松下奈緒だった。
目・鼻・口が大きく、顔立ちのはっきりした美しい女優。
長身ということもあり、思い切り目立つ。
視聴率の上昇につれ、番組も彼女も国民的人気を博した。

その松下奈緒がNHKドラマ10で再び主役を務める。
「胡桃(くるみ)の部屋」。
原作は、向田邦子。
家族の絆がテーマ。
全6話の連続ドラマ。
放送は火曜日午後10時、7月26日スタート。
松下奈緒は先だって行った制作会見で、「ただいま、という感じです」と語った。

「ゲゲゲの女房」はほのぼのとした夫婦愛、家族愛を描いた、古き良き昭和というホームドラマだった。
それに対し、「胡桃の部屋」は向田作品らしく、毒を含んだ辛口のホームドラマである。
舞台は1980年頃(昭和)の東京。
家族が本音を辛辣に語るなど、現代に通じる。

リストラで蒸発した父・・・。
松下奈緒は、空中分解しそうな家族をつなぎ留めようと孤軍奮闘する次女・桃子を演じる。
真面目で不器用、責任感が強く自分を押し殺して皆のために頑張るが、ときに感情を爆発させる。
ドラマの進行につれ、母、長女、三女、、弟の長男と、それぞれが深い悩みを抱えることが明らかになっていく。
また、桃子も妻子ある男性への思いに揺れ動く。
錯綜する家族や男女の関係を浮き彫りにしつつ、人間の幸せに正面から迫る作品である。

ところで、松下奈緒は2004年にTBSドラマ「向田邦子の恋文」の撮影を見学した。
主演は山口智子。
それ以来、彼女を女優としての目標にしてきた。
また、向田作品への出演を願ってきた。

「胡桃の部屋」はすでに2回放送されており、リメイク。
1989年のTBSの放送では竹下景子が、1982年のNHKの放送ではいしだあゆみが主役を務めた。
竹下景子は「ゲゲゲの女房」で義母役だったが、今回は母親役である。
当然、松下奈緒は前2作と出来を比較される立場だ。
どのような演技を見せるのか?

                       ◇

連続テレビ小説「おひさま」とドラマ10「胡桃の部屋」。
井上真央と松下奈緒。
同じNHKの放送で、いわば朝ドラと夜ドラだ。
放送時期が重なり、一騎討ちの様相を呈するのでは?
主演にそうした気持ちがないとしても、世間やマスコミから視聴率競争を意識させられるだろう。
二人は表情からプライドの高さがうかがえる。
コツン(激突音)。

                      ◇◆◇

井上真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年6月28日「井上真央と寺脇康文、おひさまに見る昔の父と娘」はこちら。

⇒2011年6月21日「井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問」はこちら。

⇒2011年6月6日「井上真央、おひさまの陽子、八日目の蝉の恵理菜」はこちら。

⇒2011年5月24日「井上真央は演技に集中していない…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

                      ◇◆◇

松下奈緒に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年7月17日「松下奈緒と瀧本美織、相次ぐ主役抜擢の裏事情」はこちら。

⇒2010年11月5日「松下奈緒の紅白司会、水木しげるの文化功労者」はこちら。

⇒2010年9月30日「松下奈緒主演「ゲゲゲの女房」完全再放送を望む」はこちら。

⇒2010年9月29日「松下奈緒と向井理、ゲゲゲの女房の演技に思う」はこちら。

⇒2010年9月28日「松下奈緒が「ゲゲゲの女房」を振り返った

⇒2010年9月25日「ゲゲゲの女房エンディング…松下奈緒&向井理」はこちら。

⇒2010年9月24日「ゲゲゲ松下奈緒から、てっぱん瀧本美織へ」はこちら。

⇒2010年9月22日「大杉漣に感動…松下奈緒と向井理の教育係」はこちら。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所?」はこちら。

⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

⇒2010年9月16日「村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

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松下奈緒のオーラ…だれも勝てない紅白歌合戦

大みそか恒例、NHK紅白歌合戦。
第61回の司会者が文化の日に発表された。
紅組は、うわさどおり松下奈緒に決まった。
本人は幾度か否定したが、かなり早い段階で固まっていたのでないか。
NHKからそうした打診はまったくないという発言が不自然だった。

⇒2010年9月18日「紅白司会は松下奈緒と福山雅治? 向井理?」はこちら。

松下奈緒は抜群に美しく、しかも背が高い。
さらに“華”がある。
表情が豊か、大きく笑うと非常に魅力的。
夏の紅白「思い出のメロディー」でもそうだったが、ステージ上に大輪の花が咲いた印象であり、とにかく目立つ。
ゆえに、周囲を食ってしまう。

食われたい人、この指止まれ。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

私は歌を聞かず、歌手をほとんど知らないが…。
松下奈緒を上回るオーラを放つ歌手を思い浮かべられない。
国民的なイベントとはいえ、司会は引き立てる立場だ。
松下奈緒は頭がよいので、それは百も承知。
実際、会見では「司会としてできるかぎりサポートしていくことを心がけ、素敵な一夜にしたい」と抱負を語った。
出場歌手を支える役目に徹すると…。

「素敵な一夜にしたい」。
くぅ〜。

松下奈緒は、朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロインとして、村井布美枝役を演じた。
「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの人気漫画家・水木しげるの妻、武良布枝の人生をモチーフにしたドラマであり、このブログで数十回は取りあげた。

かたや、白組は「嵐」。
老いた私は嵐をまるで知らない。
メンバー5人全員で務めるというから驚き。
グループが司会に起用されるのは初めて。
松本潤は「名司会はできないが、5人ならではのチームワークで盛りあげていきたい」と意気込みを語った。

嵐の5人に1人で対抗する松下奈緒は「ゲゲゲの家族を呼ぼうかな」と、応援を頼む意向を示した。
となると、夫の向井理(村井茂役)はオーケーカード持参でかけつけよう。
いつも節約を心がけているぞ。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

それと、実の父の大杉漣(飯田源兵衛役)もオタマ持参で駆けつけよう。
熱くなるとアドリブが増えるぞ。

⇒2010年9月22日「大杉漣に感動…松下奈緒と向井理の教育係」はこちら。

ひょっとすると、義理の母の竹下景子(村井絹代役)と義理の父の風間杜夫(村井修平役)も…。

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。

すでに述べた理由で、私は松下奈緒が一人でも嵐とバランスは取れると思う。

それにしてもNHKはよく考えている。
松下奈緒と互角に張り合える個人はいないと判断したのだろう。
彼女が発するオーラに、だれも太刀打ちできない。

今年の紅白歌合戦は、司会者に一番視線が集まるという点において画期的である。
松下奈緒は衣装を含め、意図的に抑えるのでないか。

私自身はそんなことを気にする必要はないと考える。
NHKの責任だ。
松下奈緒には遠慮なく輝いてほしい。
紅白歌合戦で勝つのは、白組でも紅組でもなく、松下奈緒で決まり。

私は半世紀近くろくに番組を見ていないが、今年はどうだろう?
松下奈緒、そして吉岡聖恵が出るとなると、心は乙女のように揺れるのでした。
いきものがかりによるゲゲゲの女房の主題歌「ありがとう」を短い舌で歌うチャーミングなボーカルである。

⇒2010年11月2日「吉岡聖恵・ありがとう…いきものがかりライブ」はこちら。

司会の人選はフレッシュだ。
NHK紅白歌合戦は12月31日午後7時半から始まり、テーマは「歌で つなごう」。
松下奈緒の「ゲゲゲの女房」、そして瀧本美織の「てっぱん」もいくらか意識したフレーズか。
私は、「歌で」と「つなごう」が離れているのが気がかり。
う〜ん。

◆書き加え1(11月4日)

松下奈緒がJAバンクの新キャラクターに選出されたようで、CMに出演している。
私は、彼女に余裕のようなものを感じた。
うまくなっている。
役者は経験だなぁ。

半年に及ぶ朝ドラの主演という大役をこなし、試練を乗り越え、松下奈緒は一回りも二回りも大きくなった。

⇒2010年9月20日「松下奈緒と向井理の魅力と伸び代、居場所」はこちら。

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村井藍子は教員、松下奈緒はスタジオパーク

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
私が見そびれた間に、水木しげる(村井茂。向井理)の父・村井修平(イトツ。風間杜夫)は亡くなった。
母・村井絹代(イカル。竹下景子)は気丈に振る舞ったのだろうか?

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。

葬儀に来られなかった村井布美枝(松下奈緒)の父・飯田源兵衛(大杉漣)と母・飯田ミヤコ(古手川祐子)が後日、島根から上京してきた。

さて、長女・村井藍子は念願の教員採用試験に合格した。
難関を突破したにもかかわらず、株式会社水木プロダクションを手伝わせたかった水木しげるは面白くない。
布美枝は、夫と長女の両方の気持ちが分かるだけに複雑な面持ち。
皆、内心、藍子が落ちると考えていた。
次女・村井喜子もびっくり。
普通の家庭なら大喜びするのに…。

水木しげるは落胆し、露骨に不機嫌になった。
猛烈に頑張って勉強した藍子に対して「辞退しろ」と迫り、村井家には不穏な空気が流れた。
しかし、藍子は水木しげるの娘ということが知られないよう、家から離れて教師として働くことを望んだ。
小学生の頃、周りからTVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌とともにからかわれた。
いじめ?
そうでなくても好奇の目にさらされた。
著名人の子どもはつらい。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

水木しげるは、藍子が中学時代に漫画家になりたいと言っても、高校時代にアニメーターになりたいと言っても、決して首を縦に振らなかった。
猛反対!
こうした職業で食べていくことの大変さ、そして厳しさを知り尽くしているからだ。
わが子に同じ苦労を味わわせたくないとの“親心”である。
私はその気持ちがよく分かる。

長女・村井藍子は現在、株式会社水木プロダクション(調布市)の社長である。
小学校の先生を辞めた。
次女・村井喜子は社員である。
こちらはおそらくすんなり。
最終的には水木しげるが望んだとおりになった。

⇒2010年9月10日「調布・水木プロダクション社長…家族経営の幸せ」はこちら。

イカルは年を重ねるにつれて尖っていった。
たいていは丸くなっていく。
イトツを亡くして寂しさは隠せないが大丈夫、元気だ。
水木しげるにヨーロッパに連れていってほしいとせがんだ。

ところで、松下奈緒がゲゲゲの女房に引き続き、午後1時5分より「スタジオパークからこんにちは」にゲストとして出演する。
その様子を次のブログに綴った。

⇒2010年9月17日「松下奈緒が向井理への思いを打ち明けた」はこちら。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

⇒2010年7月5日「向井理の好演、村井茂の名言…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月15日「ゲゲゲ水木しげる、少年マガジンデビュー」はこちら。

⇒2010年7月17日「ゲゲゲ水木しげる、テレビくん児童漫画賞受賞」はこちら。

⇒2010年7月24日「水木プロダクション旗揚げ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年7月31日「ボチェッリが歌う吉岡聖恵・ありがとう」はこちら。

⇒2010年8月5日「水木プロダクション異様な活気…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月9日「ゲゲゲの鬼太郎へ題名変更…主題歌もヒット」はこちら。

⇒2010年8月11日「水木プロダクション…アシスタント人件費」はこちら。

⇒2010年8月12日「いじめ…有名人の子の苦悩(ゲゲゲの女房)」はこちら。

⇒2010年8月14日「妖怪いそがし、家庭を顧みない水木しげる」はこちら。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

⇒2010年8月21日「松下奈緒の美しさ…思い出のメロディー司会&演奏」はこちら。

⇒2010年8月22日「苦労人・水木しげる、作品づくりの姿勢と執念」はこちら。

⇒2010年8月23日「松下奈緒、偏差値39の衝撃、バスト86の疑問」はこちら。

⇒2010年8月25日「人生の教科書・ゲゲゲの女房…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月28日「松下奈緒・ゲゲゲの女房・撮影秘話…あさイチ」はこちら。

⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

⇒2010年8月30日「職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと」はこちら。

⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

⇒2010年9月1日「水木しげる大スランプ、自信喪失…仕事がない」はこちら。

⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木夫婦ゆかりの地巡り…清水ミチコ、松下奈緒」はこちら。

⇒2010年9月4日「水木しげる作品・自宅・プロダクション…調布名物」はこちら。

⇒2010年9月6日「水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出」はこちら。

⇒2010年9月7日「水木しげるの漫画家魂、妖怪研究家の名声」はこちら。

⇒2010年9月8日「水木しげる渾身妖怪画、点々アシスタント万歳!」はこちら。

⇒2010年9月9日「水木プロダクション爆笑アシスタント募集広告」はこちら。

⇒2010年9月10日「調布・水木プロダクション社長…家族経営の幸せ」はこちら。

⇒2010年9月11日「鳥取境港と島根安来…ゲゲゲの女房観光ブーム」はこちら。

⇒2010年9月12日「水木しげる、フリーランスの恐怖…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年9月14日「ありがとう…いきものがかりゲゲゲの女房主題歌」はこちら。

⇒2010年9月15日「竹下景子・イカルと風間杜夫・イトツ…ゲゲゲの女房」はこちら。


◆書き加え1(9月15日)

NHK朝の連続テレビ小説はまもなく「ゲゲゲの女房」から「てっぱん」へバトンタッチ。
9月27日に放送がスタートするが、ゲゲゲの女房の人気(平均視聴率)がここ数年ではきわめて高かったので、その反動が出るのでなかろうか。
主人公(ヒロイン)・村上あかり役の瀧本美織ほか出演者(キャスト)に大きなプレッシャーがかかる。

◆書き加え2(9月15日)

水木しげるは藍子を引き止めるため、本人に内緒で見合いを進めようとした。
入れ知恵したのは、源兵衛。
初めは教員採用試験の合格を喜んだものの、孫娘が遠くに行くかもしれないと知り、「家は、家長を中心に一糸乱れずまとまっていなくてはならない」。

しかし、たくらみがばれてしまう。
藍子は一層態度を硬化させた。

愛娘を手元に置いておきたいとしても、これはやりすぎだ。

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水木しげる、フリーランスの恐怖…ゲゲゲの女房

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
私はこのところ体調不良や出張などで、ときどき見られない。

水木しげる(村井茂。向井理)は、1980年代初頭に大スランプに陥った。
当然、株式会社水木プロダクション(調布市。武良茂社長)も存続の危機に瀕した。

長く続いた売れない時代には食べるために必死で働いた。
売れた時代には押し寄せる注文をこなすために、またアシスタントなど社員を養うために懸命に働いた。
立ち止まって考える余裕はなく、しゃにむに突っ走ってきた。
が、仕事がパタッと途絶えた。

朝ドラでは、母・村井絹代(竹下景子)が嫁・村井布美枝(松下奈緒)に、「苦しいのは走るのを急にやめたとき。がっくりせんように…」と、息子への言葉を託した。

親の心配が的中した。
水木しげるは自信を失った。
大切にしてきた宝物をガラクタと呼んだり、世の中に妖怪はいないと言ったり…。
表情から生気が消え、しょぼしょぼ歩きに変わった。
軽い「うつ病」だったのでは?
長女・藍子も次女・喜子も父に“異変”を感じていた。

水木しげるは、売れた時代に仕事をセーブすべきだった。
しかし、収入の保障のないフリーランスは食べられなくなる恐怖が染みついており、それができない。
私は、水木しげるの気持ちが痛いほど分かる。

                       ◇

私は、水木しげるのような大スランプを経験していない。
講師は、企業研修にしろ公開セミナーにしろ既存顧客との関係がわりと継続するので、仕事がパタッと途絶えることはない。

記憶が曖昧だが、1998年〜2004年の7年間は超人。
なかでも1999年〜2001年の3年間はクレージー。
この頃と同じ頑張りをもう一度と思っても、絶対に不可能である。
とくに21世紀の初頭まで大家族と社員とNPO法人を、ほぼ私一人の売り上げで支えた。
それを可能にするエネルギーがどこに潜んでいたのか不思議だ。

働こうとしても働けない…。
私が職業人生でそうした感覚を初めて持ったのが2006年以降だった。
2008年以降、それを自覚するに至った。
すでに5年、もしくは3年…。
体の内部から頑張ろうという「力」がどうしても湧いてこないのだ。
ゲゲゲの女房の水木しげるのありさまと照らし、これは世間で言う「スランプ」でないかと…。

私は高校時代に父の転落に接し、社会に対する不信、会社に対する不信、そして人間に対する不信が募った。
もともとそうした気質を有していたのかもしれないが、心に「虚無感」が巣食った。
自分のために頑張るということが難しくなった。
受験勉強にまったく取り組めず、明治大学を5年間で出られなかった。
また、どのような仕事もつまらなかった。

私が死に物狂いで働いたのは結婚後である。
家族ができた。
そして、従業員が増えた。
頑張ろうと努めたわけでなく、おのずとそうなった。
自分でも驚く変化だった。

しかし、ここ数年は家族や従業員のために頑張ることもできなくなっていた。
蓄積疲労か、老いか。
いずれにしろ生命力の低下が関係していよう。
私はずっとトンネルのなかを歩いている気分・・・。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

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⇒2010年8月20日「松下奈緒は号泣、向井理は手料理…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年8月21日「芸術への憧れを捨て、フリーランスのプランナーへ」はこちら。

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⇒2010年8月29日「松下奈緒&向井理、ゲゲゲの女房の平均視聴率」はこちら。

⇒2010年8月30日「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」はこちら。

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⇒2010年8月31日「水木しげるプロダクション倒産危機…仕事激減」はこちら。

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⇒2010年9月2日「水木しげるの異変、村井布美枝(武良布枝)の苦悩」はこちら。

⇒2010年9月3日「水木しげるスランプの原因…先生商売の落とし穴」はこちら。

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水木しげる、復活へのノロシ…スランプ脱出

NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
先週木曜日、金曜日の放送は感動的だった。
スランプに陥った水木しげるを、皆が気遣った。
以下に多くの台詞を引用したが、記憶が曖昧だ。
また、概して台詞が長く、その一部しか記していない。

水木しげる(村井茂。向井理)は暇を持て余している。
それが、母・村井絹代(竹下景子)に知れた。
同居だから当然といえ、親は子どもがいくつになっても気になる。
母は、村井布美枝(松下奈緒)に「苦しいのは走るのを急にやめたとき。がっくりせんように…」と、言葉を託した。
これまでは息子の分だけだったが、二人に精をつけなさいとうなぎを買ってきた。
しかも、差し入れ(自己負担)。
父・村井修平(風間杜夫)も布美枝に「まだ先は長いけん、ここらで一休みしたほうがいい。養生が大事だ…」と…。

妖怪の絵を描くこともある次女・村井喜子は、大好きな父に「妖怪が住めない世の中は、人間だって住みにくいよね…」。
後日、布美枝も夫に「河童が住めない世の中は、人間だって住みにくい…」。
さらに、喜子は中学校の修学旅行で「目々連」を見た話をした。
これは落ち込む父を喜ばすための“作り話”だったのか?

水木家に不遇時代から作品を高く買っていた戌井慎二(梶原善)が訪ねてきた。
水木しげるの理解者であるとともに、その作品を世間に知らしめたくて零細出版社を立ち上げるほどのファンである。
戌井は大失敗を幾度か味わいながらも妻の資金協力を得て、貸本漫画家時代の水木作品を復刻したいと申し入れた。
しかし、水木しげるは「ゲゲゲの鬼太郎」は人気がなくなり、自分の名前では売れないと答えた。
戌井は、「率直に言って、最近の作品は物足らない。でも、水木さんがこのまま終わるわけがない。本物は消えない。スランプなら、存分に苦しんでください。突破口は開けます…」。

戌井の渾身の忠告と激励に、水木しげるは目が覚めた。
そして、売れている間に見失ってしまった何かを懸命に探しはじめた。
スランプ脱出、復活へのノロシである。

梶原善は、その名が示すとおり、人のよさ、真っ直ぐな気持ちが伝わってくる。
戌井慎二の役柄を見事に演じている。
穏やかな性格だが、こと漫画に関しては愚直なだけでなく熱血漢である。

                       ◇

私の両親は、私の仕事が忙しいと健康(体)を案じ、暇だと生活(収入)を案じた。
私がフリーランスの職人であり、昼も夜もなく、収入の保障もなかったからだ。
40歳以前のマーケティングプランナー、40歳以後の営業講師は、どのような体制で仕事(注文)をこなそうと、本質的に“個人商売”“先生商売”である。
会社勤めの両親には到底理解できない職業、そして働きぶりだった。
心配ばかりしていた。

                      ◇◆◇

人生の教科書「ゲゲゲの女房」に関するブログは以下のとおり。
ドラマの進行と私の半生を重ねたり照らしたりしながら、心の内を綴った。

⇒2010年5月8日「ゲゲゲの女房…蘇る前妻との初デート」はこちら。

⇒2010年5月19日「松下奈緒、ゲゲゲの女房を好演する」はこちら。

⇒2010年5月20日「ゲゲゲの女房、小銭入れが空っぽの極貧」はこちら。

⇒2010年5月30日「ふすま一枚の地獄…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月6日「ゲゲゲ原稿料を払ってもらえない」はこちら。

⇒2010年6月8日「松下奈緒と向井理が好演…ゲゲゲの女房」はこちら。

⇒2010年6月12日「松下奈緒 ゲゲゲの女房 人気シーン」はこちら。

⇒2010年6月14日「ゲゲゲゲラが出た…私は初校で校了」はこちら。

⇒2010年6月17日「ゲゲゲ、人気ラーメン店の行列が消えた」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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