コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

紀平梨花世界選手権

紀平梨花、プレッシャーとの戦いは始まったばかり

紀平梨花が世界選手権で表彰台を逃す
シニア1年目16歳に過酷な重圧

私は長時間に及ぶ打ち合わせがあり、深夜過ぎに自宅に戻ってきました。
今シーズンは不調で苦しんでいたアリーナ・ザギトワが世界選手権を初制覇したことをウェブ記事で知りました。
また、かつて指導を受けたエフゲニア・メドベージェワを含め、エテリ・トゥトベリーゼコーチ一門が表彰台を独占したことも知りました。
得点と順位から推察すると、カザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワは4回転サルコウを決めたのでしょう。

私は日本勢の表彰台独占もありうると考えていましたが、長らく精彩を欠いていたエフゲニア・メドベージェワも世界選手権に調整を間に合わせました。
二人が結果を出すとは想像できませんでした。
どちらも日本に大勢のファンがおり、自国開催より滑りやすかったのかもしれません。

私が意外だったのは、坂本花織が表彰台を逃したことです。
ショートプログラム(SP)の演技は彼女の持ち味がいかんなく発揮されていましたので、2位には入れそうだと思っていました。
(文句のつけようのない会心の出来でした。)

真の原因は不明ですが、紀平梨花は得点源のジャンプの調子が下降していました。
しかし、フリースケーティング(FS)の冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)−3回転トウループのコンビネーションをクリーンに着氷したことを知りました。
SP前の公式練習の様子からは成功のイメージが湧きませんでしたが、よくやったと思います。

今シーズンの実質的な最終戦であり、最大の目標としてきた世界選手権で国際試合6戦無敗の快進撃が止まりました。
勝てば記録尽くめとなりましたが、悔しい結果に終わりました。
スーパースターの浅田真央が背負った重圧を紀平梨花も感じたはずです。
シニア1年目の16歳にあまりに過酷だったと思います。
が、プレッシャーとの戦いは始まったばかりです。

FSの得点から推察し、おそらく来シーズンにつながる演技はできたのでないでしょうか。
それがせめてもの救いです。

深夜2時が近づいています。
日本開催の大舞台で日本選手が一人も表彰台に上れなかったのはさみしいかぎりです。
が、それは、それ。
あす(きょう)の日中、表彰台争いに絡んだ選手の演技を中心に動画でゆっくり楽しみたいと思います。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月23日)

きょうも仕事に追われています。
フジテレビの公式サイトで女子シングルの上位6選手のFSの演技を一通り見ました。
日を改め、何回か見直したいと思います。
私のようにテレビで視聴できなかったファンには、実況と解説の音声が入った動画もあるといいのですが・・・。

世界選手権はオリンピックに次ぐ大会であり、シーズンナンバーワン選手が決まりますので皆、渾身の演技を披露しています。
見るほうは楽しいのですが、滑るほうは大変です。

紀平梨花は2本目の単発のトリプルアクセルで転倒しています。
宮原知子は終盤の3連続ジャンプでバランスを崩して手をついています。
坂本花織は後半の連続ジャンプが抜けました。
いずれも演技後に悔しそうな表情を覗かせました。

五輪直後で疲労が残り、モチベーションを保ちにくかった前回と比べ、レベルが高いと感じました。
日本の3選手は出来が決して悪いとは思いませんでしたが、SPとFSを通じてはっきりとしたミスが一つでも出ると表彰台に上れないということがよく分かります。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月22日「歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける」はこちら。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける

期待の重圧に歯車が狂いはじめる
作戦ミス、負けるべくして負ける

紀平梨花が最大の目標としてきた世界フィギュアスケート選手権で歯車が狂いはじめています。
その原因はファンと国民から寄せられる大きな期待の重圧です。
かつての浅田真央も想像を絶するプレッシャーがかかった状況で滑ってきました。

まして、紀平梨花はシニア1年目の今シーズンはここまで国際大会6戦6勝の快進撃を続けてきました。
国内でも海外でも圧倒的な優勝候補に挙げられていました。
世界選手権の初制覇を成し遂げれば、女子シングルはもちろん男子シングルを含めて記録尽くめになります。
日本のライバルとなるロシアでも今大会を諦める空気が早々と流れ、だれもが「勝って当然」と考えていました。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

鬼門で勝負して最悪の事態を招く

きょう、世界女王が決まるフリースケーティング(FS)が行われます。
20日にショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗し、 70.90点で7位と出遅れました。
3つしか跳べないジャンプのなかの1本が0点ではやむをえません。

いまの調子とこれまでの成功率を無視してトリプルアクセルを跳べば結果がどうなるかはおおよそ推察できます。
何せグランプリ(GP)ファイナルで1度決めただけです。
鬼門で勝負をかけると最悪の事態も招くでしょう。

私が想定外だったのはどん底に陥っていたアリーナ・ザギトワが高得点を叩き出し、紀平梨花と11点以上の大差をつけたことです。
実は、表彰台にも上れないと思っていました。

国際大会6勝のうち4勝はFSでの逆転でしたが、だからといって世界選手権でも再現できるわけでありません。
初優勝を収めるには致命的な出遅れになりました。

紀平梨花は表情が硬く、緊張が伝わってきました。
練習時からジャンプが絶不調でした。
その不安を抱えていたせいか滑りも動きもスピードがなく、トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでタイミングを外しています。

紀平梨花は逆転でも褒められない

自信を喪失していたアリーナ・ザギトワはここまでの成績からは想像できないパーフェクトな演技を見せました。
SPですっかり気分をよくしており、波に乗ってFSでも高得点を記録するでしょう。
大崩れは考えにくいのですが、何が起こるか分からず、紀平梨花の優勝が百パーセントなくなったわけでありません。
しかし、ドラマチックな逆転を飾ったとしても、結果オーライではとても褒められません。

その条件は冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループ(2回転不可)のコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルを決めたうえで、他の高難度ジャンプもすべて予定どおりに跳ぶことです。
しかも、大きな出来栄え点(GOE)が必要です。
ステップもスピンも取りこぼしが絶対に許されません。

紀平梨花が完璧というより究極の演技を行って届くかどうかというところですが、今大会でのジャンプの調子では絶望的でしょう。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

ハイリスク・ハイリターンは誤り

大舞台ほど心理戦の様相を呈します。
ライバルに楽に滑らせたら負けです。

紀平梨花は作戦を完全に誤りました。
「負けるべくして負ける」。
今大会は勝ちたいという気持ちに負けたように見えました。
勝ちつづけるうちに負けるのが怖くなってきたのか、シーズン前半の冷静さと柔軟性を失いました。

そもそも「ハイリスク・ハイリターン」はチャレンジャー(挑戦者)が取る戦略であり、国際大会無敗の選手が取る戦略でありません。
その意味では自分の実力を信じきれませんでした。

紀平梨花がSPで跳べないトリプルアクセルを跳んだ理由は、先に述べた敗北への恐怖心、そして勝利への守りの意識であり、どちらも後ろ向きの気持ちです。
今大会では顔が引きつり、おおらかさや余裕がまったく感じられません。
(いやな汗をかいている紀平梨花を初めて見ました。)

演技後に「トリプルアクセルの感覚をもっとつくらないとショートで決めるのは大変」「リンクに合わせたトリプルアクセルの跳び方を自分の頭に描けないと、ああいうズレが起こってしまう」と悔やみました。
ならば、ぜひとも勝ちたい試合では跳ばなければいい。
自分を苦しめ、結果を悪くするだけです。

五輪へ勝つもよし、負けるもよし

が、世界選手権で勝つもよし、負けるもよし。
結果がどちらになるにしろ、2022年北京五輪金メダル獲得へ向けてきわめて貴重な経験を積めます。
私は紀平梨花が滅多に表れない資質を備えており、長く女子シングルに君臨する選手だと考えています。

この先も多くの試合に臨みます。
大事なのはスーパースターの宿命である重圧を認め、重圧と向かい合うことです。
試練を乗り越えていってほしい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!

勝ちたい気持ちが強すぎて冷静さを失う
ダブルアクセルならザギトワを追う展開

世界フィギュアスケート選手権女子シングル。
注目の紀平梨花は今大会の公式練習で19日を除き、初日18日と本番20日はジャンプが絶不調でした。
とくにショートプログラム(SP)本番当日は昼過ぎのサブリンクでの最終調整で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を4度しか決められませんでした。
何度か回転が抜け、2度も転倒し、これまでの彼女からは想像できないほどの不出来です。

SP「月の光」の曲かけ練習でもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けています。
得点源の高難度ジャンプが崩壊してしまったと感じるほど精度が落ちました。

SPが行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルがパンクして0点になる痛恨のミスが出ました。
得点は 70.90点でまさかの7位発進です。

いまさら言っても仕方ありませんが、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に落としたほうがよかった。
これならSP1位を僅差で追う展開になりました。
このジャンプが0点だと6点差で追う展開になり、トップ選手がベストコンディションで臨む世界選手権での逆転はそれほど容易でありません。

世界選手権11点差は自力で逆転できない

ところが、最終滑走のアリーナ・ザギトワがルール改定後の自己ベストの 82.08点を叩き出す想定外の展開になりました。
今シーズンは成長期の壁にぶつかってジャンプが崩壊しており、表彰台争いにも絡めないと予想されていました。
直前滑走の紀平梨花が大失敗を犯しており、プレッシャーを感じずに滑れたということも関係しているでしょう。

それでも、紀平梨花がダブルアクセルに変えていれば6点差で追う展開になり、逆転の可能性はいくらか残りました。
世界選手権SPでの 11.18点差はあまりに大きく、アリーナ・ザギトワがフリースケーティング(FS)でよほどのミスを犯さないかぎりは引っ繰り返せません。

アリーナ・ザギトワもエフゲニア・メドベージェワも公開練習で復調の気配を見せていました。
二人ともロシア国内でジュニア勢に押され、猛烈な危機感を抱いて調整に励んできました。
エフゲニア・メドベージェワも 74.23点で4位発進であり、今シーズンの成績を考えれば大健闘といえます。

持ち味の緩い性格、柔軟な判断はどこに

このブログで幾度か述べていますが、オリンピックシーズンを除けば最大のイベントとなる世界選手権前に4回転ジャンプの特訓を行うことは無謀です。
来シーズンに4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア勢がシニアに上がってくることを念頭に置き、いつでも投入できるようにしておきたかったのでしょう。
早めに対策を講じたともいえますが、焦り(あせり)とも受け取れます。
そもそも彼女らは体形が少女に近く、成長期を迎えるこれからも跳べるかどうかは未知数です。

紀平梨花は今シーズン国際大会6戦6勝の快進撃を続け、初出場初優勝の期待がかかっていました。
国内でも海外でも優勝候補筆頭に挙げられていました。

演技後、本人は重圧を否定しましたが、私はそうでないと思います。
「勝たなければ」という気持ちが強すぎて、コンディション次第でダブルアクセルに落とすという「冷静さ」をすっかり失っています。
あらかじめ3本などと表明する必要はさらさらなかったのです。
重圧に負け、緩い性格、柔軟な判断という持ち味を忘れました。
公式練習で安定せず、しかも国際大会のSPで1度しか決めていないトリプルアクセルにこだわったのが不可解です。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎ

紀平梨花は表情が硬く、滑りも動きもいつものスピードと伸びやかさがありませんでした。
とりわけトリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでしょう。
3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションと両手を上げての3回転ルッツも練習の不出来を引きずっており、彼女らしいジャンプといえません。

紀平梨花は「自分に集中しすぎていた。もっとまわりを見渡さないといけなかった」「感覚が合わなかった」と独特の言い回しをしました。
FSでトリプルアクセルを2本跳ばざるをえない状況に追い詰められました。
(ライバルは自分に数点差で続かれるのが一番嫌だということが分かっていません。)

紀平梨花は自力優勝がなくなり、表彰台に上れるかどうかも危うくなっています。
最終組で滑れないのは屈辱でしょう。
せめて自己ベストを出したいと考えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇

滑走順は紀平梨花39番、ザギトワ最終40番

世界フィギュアスケート選手権がきょう「さいたまスーパーアリーナ」で開幕します。
私は日本勢の大活躍を期待できる今大会が滅茶苦茶楽しみです。

真っ先に行われるのは女子シングルのショートプログラム(SP)。
その滑走順抽選が19日に行われ、40選手中で紀平梨花は39番目になりました。
坂本花織は35番目、宮原知子は37番目、エフゲニア・メドベージェワは38番目、アリーナ・ザギトワは最終40番になりました。

紀平梨花はSPの重要性をたびたび口にしてきました。
「すべてのジャンプ(3本)を成功させる」。
今シーズン6戦6勝の国際試合はフリースケーティング(FS)で逆転するパターンが多かったのですが、トップ選手が万全のコンディションで臨む世界選手権で通用するとは限りません。

米国コロラド合宿から帰国後に母親から「世界選手権は特別。そう簡単じゃない。五輪の練習が3回できると思ってやろう」と声をかけられました。
娘に対する激励と動機づけのツボを心得ています。

紀平梨花はSPのジャンプを跳んだうえで、フリースケーティング(FS)のトリプルアクセルを決めると波に乗れると言葉を続けました。

練習で不調のジャンプを本番で修正できる

私がウェブ記事で感じたのは、公式練習初日18日の高難度ジャンプの出来の悪さです。
代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそうですが、その他の得点源の3回転ジャンプやそのコンビネーションも成功率があまりよくありません。

私は今シーズンの中盤辺りからジャンプの軸が傾きはじめているように感じています。
コロラド合宿でプログラムのブラッシュアップに加え、その克服にも取り組んできたはずです。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

しかし、この選手は抜群の修正力を誇ります。
本番へ向けて感覚が研ぎ澄まされていきます。
19日はトリプルアクセルを計17本決めるなど、1日でかなり立て直しました。
FSの曲かけ練習で冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルをきれいに着氷しました。

後は本番当日の練習を見れば、コンディションの良し悪しがおおよそ分かるでしょう。

紀平梨花がSP首位発進の時点で勝負あり

女子シングルは紀平梨花がSPで首位発進となった時点で勝負ありです。
トリプルアクセルを決めれば直後の最終滑走、平昌五輪金メダリストであり今シーズンの世界最高得点記録を持つアリーナ・ザギトワにプレッシャーもかけられます。
グランプリ(GP)ファイナルを上回る演技、そして得点を期待しています。

今大会は日本勢が史上最強の布陣であり、例年にも増してロシア勢との全面対決の様相を呈しています。
しかし、海外メディアはほぼ紀平梨花を優勝候補の大本命としています。
私もそう思います。

紀平梨花にもし不安材料があるとすれば5年ぶりの日本開催で一層のしかかる「重圧」でしょうが、この選手には自分を見失わず、マイペースを貫けるメンタル(精神力)があります。
とにかく落ち着いて演技を行えます。

日本勢男女を通じて最年少優勝、初の3冠

紀平梨花が勝てば、埼玉で行われた2014年世界選手権の浅田真央以来、5年ぶりの優勝になります。
また、17歳5か月の浅田真央を抜き、日本勢男女を通じて最年少の16歳7か月での優勝になります。
さらに、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせた3冠も日本勢男女を通じて初快挙になります。
世界選手権初制覇は記録尽くめです。

本人は大きなリンクで緊張があるかもしれないとしながら、「疲労もプレッシャーも感じていない」と頼もしく語っています。

すべてのライバルを圧倒し、世界女王の地位についてください。
紀平梨花はそれだけの実力と魅力を備えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(3月20日)

最終調整でジャンプは崩壊気味、絶不調

紀平梨花が昼過ぎに行われた練習リンクでの公式練習に臨みました。
これが本番前の最終調整になりますが、トリプルアクセルの成功が4本に留まっています。
転倒も2度ありました。
曲かけの通しでもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けました。
精度が低く絶不調です。

4回転ジャンプの特訓を行うと3回転ジャンプが一時的に壊れることがあります。
私は世界選手権直前の4回転ジャンプの練習はリスクが大きすぎると思っていました。
それが影響しているかどうかは不明です。

はたして本番でクリーンに跳べるでしょうか。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ

ロシア代表の3人目はメデベージェワへ

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日から「さいたまスーパーアリーナ」で行われる世界選手権の女子シングル代表の3人目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)と発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)とエフゲニア・メドベージェワは補欠に回りました。
しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の入れ替えがあることも示唆していました。

この大会がラストチャンスとなる選手も

アレクサンドル・トルソワやアリョーナ・コストルナヤなどのジュニア選手が来シーズンにシニアに上がります。
彼女らが高得点の4回転ジャンプを跳ぶと、今大会が世界選手権出場のラストチャンスとなる選手が出てきます。
かつて「絶対女王」とされたエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの二人も例外でありません。
ロシアの代表争いが一段と熾烈になるのは避けられません。

トゥクタミシェワファンが派遣を求める

この変更(決定)を受け、ロシア国内ではエリザベータ・トゥクタミシェワのファンが世界選手権への派遣を求める運動を始めました。
インターネットにロシアフィギュアスケート連盟へ向けた嘆願書の形式をした手紙が出回っているそうです。

私はその理由にそれなりの「説得力」があると感じました。
「トゥクタミシェワだけが日本のスケーターたちと競争を繰り広げることができる」。
「勝利が重要なら、メンバーのなかにトゥクタミシェワがいることが不可欠である」。

トゥクタミシェワも巻き返しにアピール

エリザベータ・トゥクタミシェワも巻き返しに懸命なアピールを行いました。
3月1日にツイッターでトリプルアクセル(3回転半)、トリプルアクセル−ダブルアクセル(2回転半)のコンビネーションを着氷する様子を動画で公開しました。
これは優勝候補筆頭の「紀平梨花」を念頭に置いたフリースケーティング(FS)のジャンプ構成を示唆しています。

代表漏れがよほど悔しかったのでしょう、「今シーズンの大会で、皆がこれを見られればと思う」とつづっています。
ファンにロシアフィギュアスケート連盟を動かしてほしいと訴えているようにも思えます。
世界選手権が無理なら、4月に行われる世界国別対抗を考えているのかもしれません。
とにかく、やる気満々です。

紀平梨花はトリプルアクセル2本で十分

ただし、エリザベータ・トゥクタミシェワが勝てるとしたら、それは紀平梨花が目立ったミスを犯したときに限られます。
それくらい今シーズンの紀平梨花は強い。

紀平梨花がトリプルアクセルを3本決めるなら、ライバルとされる宮原知子や坂本花織、そしてロシア勢はだれも叶いません。

しかも、ジャンプを中心とした「技術要素点(TES)」に加え、表現を中心とした「演技構成点(PCS)」でも世界一になっています。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした「出来栄え点(GOE)」もきわめて高い。

となると、紀平梨花が優勝を収めるにはトリプルアクセルはせいぜい2本で十分です。
私はロシア代表選手がだれになろうと紀平梨花の優勝は動かないと考えています。
(最終的なメンバーは大会直前に決まるという声もあります。)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか

紀平梨花が世界選手権優勝候補の大本命
どんぐりの背比べロシア代表は入れ替え

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日からさいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権2019の女子シングル代表3枠目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えたことを発表しました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)の3選手を発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)、エフゲニア・メドベージェワは補欠です。

しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の変更もありえることを示唆していました。
ロシアのトップ選手は世界的に眺めれば高いレベルに位置しますが、それでも今シーズンについては「どんぐりの背比べ」の状態です。

国内外から批判噴出、緊急評議会で決着

直近のロシアカップ・ファイナルでは、エフゲニア・メドベージェワがエリザベータ・トゥクタミシェワに1.71点の僅差ながら優勝を収めています。
スタニスラワ・コンスタンチノワは4位に終わったため、代表選出に対してロシアの内外で批判が噴出していました。

緊急開催されたコーチ評議会で27人中19人がエフゲニア・メドベージェワを支持しました。
対抗馬と見られていたエリザベータ・トゥクタミシェワはわずか7票に留まりました。
ちなみに、スタニスラワ・コンスタンチノワを推す票はゼロでした。

エリザベータ・トゥクタミシェワは紀平梨花に対抗するトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳びます。
グランプリ(GP)シリーズのスケートカナダで1位、GPファイナルで3位に入りましたが、その後に肺炎を発症してロシア選手権、欧州選手権を欠場せざるをえませんでした。
代表漏れは健康面が不安視されたことも一因です。

それに対し、日本勢は全日本選手権終了時に1位の坂本花織、2位の紀平梨花、3位の宮原知子がすんなり選出されています。

今年の世界選手権はこれまでどおり日本勢対ロシア勢の構図になります。
が、このブログで幾度も記したように、日本勢が表彰台を独占する可能性があります。
私は女子シングル史上、最強の布陣だと思います。

メドベージェワは復調の兆しがいくらか

エフゲニア・メドベージェワはGPシリーズのスケートカナダで3位、フランス杯で4位と表彰台の頂点に立てませんでした。
ロシア選手権は原則として世界選手権の代表選考会を兼ねています。
205.90点を記録しながら7位に終わり、欧州選手権の出場も逃していました。

演技に精彩がなく、表情に生気がありません。
絶対女王の時代を知る私としては、見るのも気の毒なくらいの惨敗です。

しかし、新しい練習環境とブライアン・オーサーコーチの指導にいくらか慣れたせいか、ロシアカップ・ファイナルで222.90点を記録しました。
ようやく復調の兆しが見えてきたところです。

ちなみに、エフゲニア・メドベージェワはジャンプが決まれば演技構成点が安定していますので、表彰台に届く可能性がないわけでありません。

ジャンプ崩壊のザギトワはマサルと貢献

アリーナ・ザギトワは急激な体形変化にともないジャンプが壊れてしまいました。
回転不足が相次いでおり、ロシア勢ではもっとも厳しい戦いが予想されます。
すぐに立て直すのは不可能であり、5〜6位になれれば上出来です。

アリーナ・ザギトワはエフゲニア・メドベージェワと並んで日本に大勢のファンがいます。
二人はモデル並みのスタイルとルックスで大会の盛りあげにも一役買ってくれるでしょう。

現在の関心はアリーナ・ザギトワが秋田犬「マサル」と一緒にやってくるかどうかに寄せられています。
オリンピックシーズンを除けば最大のイベントですので、話題は豊富なほどいい。

シニア1年目、勢いに乗るサモドゥロワ

ソフィア・サモドゥロワは紀平梨花と同様、今シーズンがシニア1年目です。
5種類の3回転ジャンプを跳び、3回転のコンビネーションジャンプを持ちます。
勢いが増しており、ロシア代表の3選手で一番の高得点を出しそうです。

GPシリーズはスケートアメリカが宮原知子、坂本花織に次ぐ3位、ロシア杯が2位という成績でGPファイナルへ出場しました。
5位に留まっていますが、204.33点を記録しています。
欧州選手権ではミスのない演技を披露して213.84点を叩き出して優勝しています。
得点がかなり伸びています。

しかも、この選手はもともと演技に安定感があります。

私は紀平梨花のライバルは濱田美栄コーチ同門の宮原知子、日本女王の坂本花織になると考えていますが、ロシア勢で名前を一人挙げるとしたらソフィア・サモドゥロワです。

紀平梨花は演技点・GEOでも群を抜く

紀平梨花はジャンプを中心とした技術要素点(TES)に加え、表現を中心とした演技構成点(PCS)でもおそらく世界一です。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした出来栄え点(GOE)もきわめて高い。
トリプルアクセルはせいぜい2本で十分であり、優勝候補の大本命です。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

紀平梨花に不安があるとすれば、自国開催ならではの「プレッシャー」がかかることです。
ファンはもちろん国民の期待が16歳に集中します。
それと全日本選手権以降、ずっとうまくいっていないスケートシューズの調整の失敗です。
私は紀平梨花が世界女王の戴冠を逃す理由をほかに思いつきません。

ロシアフィギュアスケート連盟も今大会については優勝を諦めているように感じます。
来シーズンは4回転ジャンプを跳べる複数のジュニア選手がシニアに上がってきます。
そちらを心待ちにしていることでしょう。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

世界選手権でロシアのフィギュアスケートファンが楽しみにしているのは、アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワの対決です。
新旧女王がプライドの火花を散らし、気迫に満ちた滑りを見せてくれるはずです。

初出場となる紀平梨花が2014年の浅田真央以来となる世界の頂点に立つ日が迫っています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成

鬼門の「SP対策」が勝利へのカギ

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
米国のコロラドで年明け2回目となる合宿を張っています。
自らも最重要と位置づける「世界選手権2019」へ向けた総仕上げが目的です。
シニアデビューシーズンの国際大会を7戦全勝で締め括ります。

紀平梨花は直近3試合で68点台以下と出遅れ、ショートプログラム(SP)が「鬼門」となっています。
「まずはショートという気持ち」「いいイメージが整った状態で臨む」と語っており、世界女王のカギは「SP対策」と考えています。

コロラド合宿ではプログラムのブラッシュアップを図るのは当然として、とくに代名詞となり、最大の得点源となる「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の精度を磨きます。
チャレンジカップ(チャレンジ杯)では回転軸がかなり傾いていました。
このところ高難度ジャンプの調子が落ち、出来栄え点(GOE)も低くなっています。

SPノーミスでライバルは戦意喪失

紀平梨花はグランプリ(GP)シリーズ2戦2勝で出場したGPファイナルでは、SPでトリプルアクセルをクリーンに決め、 82.51点という驚異的な世界最高得点を叩き出しました。
ロシアの平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワなどライバルに重圧がかかりました。
この時点で勝負がついています。
フリースケーティング(FS)で16歳と思えない落ち着いた演技を見せて逃げ切りました。
強さが際立つ、会心の試合運びです。

今シーズンは2位に留まった全日本選手権を含む出場全試合のFSで1位の点数を記録しています。
主要国際大会6戦6勝のうち、実に4勝が「逆転優勝」となっています。
したがって、SPでノーミスの演技を行えればライバルは戦意を喪失してしまいます。
世界女王の座を確実にするには、やはりSPで出遅れないことです。
(あすのブログで述べていますが、かならずしもトリプルアクセルを決めることを意味しません。)

紀平梨花は自国さいたま開催の世界選手権で、憧れの浅田真央が果たせなかった女子シングル初となるGPファイナル、四大陸選手権と合わせた同一シーズン「3冠達成」を目指しています。
本人の頭のなかにはすでに勝利の青写真が描かれています。
ファンと国民の期待に応えてくれるでしょう。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避

世界選手権を初制覇するための布石
チャレンジカップ出場の狙いは2つ

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
私はウェブ記事で国際B級試合の「チャレンジカップ(チャレンジ杯)」に出場した狙いが2つだったことを知りました。

第1に、ポイントを加えて「世界ランキング」を上げることと。
第2に、新しい「スケート靴」を慣らすこと。

むろん、どちらも3月にさいたまで行われる「世界選手権」を初制覇するための布石です。

世界選手権での不利な滑走順を回避

大会では世界ランキングで出場選手を大きく分類したうえで滑走順の抽選を行います。
過去3年間のポイントにより決まります。
紀平梨花はジュニア時代に主要大会で勝てなかったためにポイントを稼いでいません。

2月18日に発表された世界ランキングでは四大陸選手権のポイントが加算され、紀平梨花は20位から12位に上がりました。
さらに、チャレンジカップのポイントが加算され、おそらく10位以内に入ります。
ちなみに、日本女子では坂本花織の4位が最上位です。
紀平梨花は採点で不利になる早い滑走順を回避したかったのでした。

相次ぐスケート靴のトラブルを回避

紀平梨花はチャレンジカップでスケート靴を新調しました。
同じ素材、同じサイズでつくっても同じ出来はなく、それぞれの選手が自分にフィットするスケート靴を手にするのは簡単でないようです。

紀平梨花は全日本選手権からスケート靴がしっくりとしていません。
そこで、チャレンジカップに複数の靴を持っていきました。
しかし、かえって調整にてこずり、直前までばたばたしてしまいました。

きわめて繊細な神経の持ち主であり、スケート靴の感触に納得がいかないと演技に集中できません。
その結果、とりわけショートプログラム(SP)でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の失敗が多くなっていました。
紀平梨花は試合で実際に滑ることによりスケート靴のトラブルを回避したかったのでした。

いまは約10日間のコロラド合宿を張っており、トリプルアクセルなどの高難度ジャンプの精度向上に努めているはずです。
来シーズンの投入も考えながら、4回転サルコウや4回転トウループの習得に励んでいる可能性もあります。
スケート靴にかかる衝撃が大きく、革がすぐに軟化します。

チャレンジカップのスケート靴と合宿のスケート靴が同じなのか、それを世界選手権で使うのかは不明です。
本人は「世界選手権はトラブルをなくすように準備し、万全の状態で臨みたい」と語りました。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月4日「紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す」はこちら。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花は4回転サルコウで女・羽生結弦を目指す

4回転サルコウを完全マスター
お手本とするのは羽生結弦

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
四大陸選手権後にウェブ情報を参考にしてまとめかけた材料が出てきました。
きょうは、それをブラッシュアップしました。

やはり、この時点では「コロラド合宿」は4回転ジャンプの習得が目的とされていました。
(マスコミが記事にしやすいので、そこを強調した可能性もあります。)



紀平梨花は四大陸選手権での逆転劇から一夜明け、亜脱臼した薬指と左右の指をテープで巻き、取材エリアに姿を現しました。
そして、2月28日に米国へ出発し、10日間のコロラド合宿を再度行うことを明らかにしました。
今回は濱田美栄コーチが同行し、来シーズンでの投入を目指す「4回転サルコウ」を完全にマスターします。

紀平梨花は1月16日から27日までコロラド合宿を行っています。
シーズン中では初の試みらしく、分刻みのスケジュールで練習しました。
韓国の金妍児(キム・ヨナ)を指導したトム・ディクソンからフリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」の振付の手直しを受けています。
また、世界選手権まで使う予定だった新しいスケート靴を履きつぶすほど4回転ジャンプを跳びました。

このスケート靴はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を踏み切る左足が傷み、四大陸選手権では右足が金色のエッジ、サブを投入した左足が銀色のエッジで滑っています。
スローで動画を見ると、色違いがよく分かります。

1800mの高地は空気抵抗が少なく、ジャンプに高さが出やすい。
プログラムのブラッシュアップと合わせて4回転ジャンプの強化を図り、以前からたびたび決めていたトウループに加えて、サルコウも下りられるようになりました。
紀平梨花は帰国後3日間、足が動きませんでした。
しかし、この猛練習が四大陸選手権で直面したアクシデントを乗り切る自信とパワーになりました。

羽生結弦のコーチに助言受ける

昨年6月、練習拠点の関大に訪れた羽生結弦のジャンプコーチを務めるジスラン・ブリアンの指導を仰ぐ機会に恵まれました。
「世界一美しい」とされる羽生結弦が4回転サルコウを跳ぶ映像をスローで見ながら助言をもらうことができました。
それまでは「ハ」の字に両足を開いて円を描くようにして氷を蹴っていましたが、踏み切る左足に重心を置いて右足を添えるような踏み切りにしました。
当初は3回転サルコウも跳べなくなるほど苦しみましたが、反復練習を経て土台ができてきました。
「こういうふうに跳べばいいというイメージはできあがっている」と語りました。

紀平梨花は女子シングルのエースとして、羽生結弦は男子シングルのエースとして、3月の世界選手権で「日の丸」を背負います。
紀平梨花はシニア後初めて間近で羽生結弦の演技を見ます。
その4回転サルコウを手本にしてコツをつかみ、女・羽生結弦を目指します。

ライバルの動向次第で早期投入

日本女子で過去に試合で4回転ジャンプを決めたのは「安藤美姫」だけです。
が、昨年の世界ジュニア選手権で当時13歳のアレクサンドラ・トゥルソワがサルコウ、トウループの2種類を決めました。
昨年のロシア選手権で14歳のアンナ・シェルバコワが高難度のルッツを決め、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワを破って優勝を果たしました。

紀平梨花は来シーズンのFSにトリプルアクセル2本に加え、4回転サルコウ1本を跳ぶことも視野に入れています。
私は紀平梨花が2022年北京五輪で金メダルを獲れると考えています。
けがのリスクの大きい4回転ジャンプの投入はなるべく遅いほうがいい。
しかし、シニアに上がってくるロシアのジュニア勢の動向次第ではいつでもプログラムに組み込める状態にしておくことは大賛成です。

世界一も4回転も追い求める!

私は他のジャンプまで一時的に跳べなくなる恐れがあり、世界選手権の終了後に4回転ジャンプの練習に打ち込んでほしいと思っていました・・・。

ほぼ同時期に世界一のタイトルと4回転サルコウの習得を追い求めるのはすごい決断というか勇気です。
どうか頑張ってほしい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

⇒2019年3月2日「濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り」はこちら。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

⇒2019年2月25日「紀平梨花は国際大会6戦全勝で世界選手権へ確かな道筋」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り

コロラド合宿は世界選手権への最終調整

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
2月に米国の四大陸選手権とオランダのチャレンジカップ(チャレンジ杯)を戦い、いずれも鮮やかな逆転優勝を収めました。
26日に帰国し、中1日という強行スケジュールで28日に、1月に続いて2度目の米国・コロラド合宿へ向かいました。
これで年明けから地球の約 1.5周分の7万キロ以上を移動したそうです。
体が恐ろしく強いのでしょう、疲れ知らずの超人です。

リンクが標高1800メートルの高地にあり、体が浮くために高難度ジャンプの調整に打ってつけです。
今回は濱田美栄コーチも同行しています。

四大陸選手権直後のウェブ情報では「4回転サルコウ」の習得に全力を注ぐとされていました。
しかし、初出場で初優勝を目指す「世界選手権への最終調整」がおもな目的と語りました。
大会前の4回転ジャンプの猛特訓は、けがとジャンプ崩壊のリスクが大きすぎると心配していた私はほっとしました。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

プログラムの「曲かけ練習」に打ち込み

紀平梨花は約10日間でけがをしない体づくりを意識しつつ、通しでプログラムの「曲かけ練習」に打ち込みます。
リンクを長時間使えるメリットを生かし、1枠45分のレッスンを1日最低4枠こなします。
そのうち、3枠を調整に充てる意向です。
すでに前回の合宿でフリースケーティング(FS)の振り付けの手直しは済ませています。
恵まれた環境で密度の濃い練習を積めますので、ジャンプを含めた演技の完成度がおおいに高まります。

ロシア代表選手が平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワに最終決定しました。
戦う相手がはっきりし、紀平梨花の気持ちも引き締まったでしょう。
一段と気合が入るはずです。

日本勢の宮原知子と坂本花織を除けば、ライバルはシニア1年目で勢いが出てきたソフィア・サモドゥロワです。
それと復調気配がいくらか感じられるエフゲニア・メドベージェワです。

紀平梨花はコロラド合宿で練習の量も質も大切にし、強さに磨きをかけます。
私は16歳のニューヒロインがシニアデビューシーズンを世界一で締め括るとともに、国際大会7戦全勝の快挙を成し遂げると考えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

⇒2019年2月25日「紀平梨花は国際大会6戦全勝で世界選手権へ確かな道筋」はこちら。

⇒2019年2月23日「謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係」はこちら。

⇒2019年2月21日「紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ

どちらもスケート靴を新調した影響か?

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が26日にチャレンジカップから帰国しました。

4位のショートプログラム(SP)から得意のフリースケーティング(FS)で逆転し、国際大会6戦6勝と連勝記録を伸ばしました。
いつもどおり見事でしたが、私が気になったのはジャンプの出来でした。
まっすぐな空中姿勢を保てるはずなのに、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で「回転軸」が大きく傾いていました。
コンビネーションジャンプでは「回転不足」も取られています。
紀平梨花らしくありません。

SPでは踏み切った後に、どうやら諦めてダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に変えました。
が、優勝を狙ったFSでは跳ぶと決めていて、強引に回って着氷でこらえました。
大会前にスケート靴を新調し、その調整にてこずったという記事も見かけました。
回転軸の傾きや回転不足がそれに起因するものならば、心配することはないでしょう。

シーズン後半からジャンプの調子が下降

しかし、トリプルアクセルを含む高難度ジャンプの調子がシーズン半ばの全日本選手権辺りから下降気味に思えます。

チャレンジカップでは回り切るため、ジャンプの高さを出すのが精一杯という様子でした。
助走のスピードがなく、ジャンプの幅が出ません。
したがって、着氷後の流れもよくありません。
それ以前に、体が疲れているせいか、スケーティングそのものに伸びと切れが乏しいと感じました。
(動画が暗く、画質が悪くて、視力の衰えた私にそう見えた可能性もあります。)
紀平梨花はすべての要素で出来栄え点(GOE)を稼げますが、それが物足りません。

チャレンジカップは世界選手権へ向けた最後の実戦の機会ですから、現時点の「課題」を明確にできれば十分なのかもしれませんが・・・。

逆転優勝は世界選手権優勝への不安材料

紀平梨花はトリプルアクセルのSPでの失敗を踏まえてFSでの成功につなげてきました。
これまでのところFSで大崩れしていません。
何せ2位に留まった全日本選手権を含む今シーズンの全試合でFS1位ですから。

しかし、トップクラスの選手は自身のピークを世界選手権に合わせてきます。
この大会ではSPでの大きな出遅れは避けなければなりません。
私はせいぜい5点差以内に収めておかないと優勝を逃す可能性があると考えます。

紀平梨花は逆転優勝がパターン化しており、極論すれば「SPで失敗しないとFSで成功できない」ようになっています。
世界選手権への大きな不安材料です。

コロラド合宿はブラッシュアップ最優先

私はコロラド合宿でプログラムのブラッシュアップを最優先してほしい。
トリプルアクセルを3本決め、SPでもFSでも1位の完全優勝で今シーズンを締め括り、だれもが認める「世界女王」として来シーズンを迎えてください。
この選手は表彰台の真ん中がよく似合う。

今大会は日本開催ですので、ファンどころか国民の期待の重圧がのしかかってきます。
練習どおりに滑ること、跳ぶことは容易でありません。
くれぐれも合宿でけがをしたり、ジャンプの調子を崩したりすることがないように・・・。

本人も言うとおり、この大会で勝ってこそのチャンピオンです。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

⇒2019年2月25日「紀平梨花は国際大会6戦全勝で世界選手権へ確かな道筋」はこちら。

⇒2019年2月23日「謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係」はこちら。

⇒2019年2月21日「紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言」はこちら。

⇒2019年2月17日「紀平梨花がチャレンジカップ、コロラド合宿へ」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花は国際大会6戦全勝で世界選手権へ確かな道筋

「チャレンジカップでも負けられない」

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花がチャレンジカップ(チャレンジ杯)に出場しました。
シニアデビューの今シーズンはグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権で初出場初優勝を飾るなど、国際大会5戦全勝と負け知らずです。
とにかく強い。

選手は出場する試合のすべてで勝ちたいはずですが、紀平梨花はこれだけ騒がれると「負けらない」という気持ちが強くなるでしょう。
本来なら、3月20日にさいたまで開幕する世界選手権へ向けた最後の実戦での調整という位置づけです。

SPは回転不足などで今季自己最低得点

ショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花は 66.44点で2位につけました。
冒頭の大技、トリプルアクセル(3回転半)がダブルアクセル(2回転半)になりました。
3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションを跳びましたが、珍しく2本目で回転不足を取られています。
後半の3回転ルッツを決めています。
バランスを崩すなど、スピンで取りこぼしが出ました。
(連戦の疲れが残っているのかもしれませんね。)

キス・アンド・クライでは今シーズンの自己最低得点を落ち着いた表情で受け止めました。
どうやら紀平梨花はスケート靴の調整にまたしても苦戦しています。
SPにトリプルアクセルを組み込むかどうかで迷ったようです。

⇒2019年2月23日「謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係」はこちら。

代名詞はトリプルアクセルから逆転優勝

紀平梨花は今シーズンの全大会で1位となっている得意のフリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」で逆転を狙います。
四大陸選手権前に負傷した左手薬指はギプスが外れていませんが、ジャンプへの影響が徐々に薄れています。

トリプルアクセルは、直前の6分間練習で1本にするか2本にするかを決めます。
そして、2本と決めたら、本番での1本目のジャンプの出来により2本目をどうするかを決めます。
冒頭でコンビネーションにできれば、単発で2本目を跳びます。

FSが行われ、紀平梨花は1位の141.90点、合計208.34点で1位になっています。
いまや彼女の指定席であり、国際大会での連勝を「6」に伸ばしました。
追いかける選手がいませんから当然です。
この流れだと、代名詞が「逆転優勝」に変わるかもしれません。

回転軸の傾き、回転不足などで伸び悩み

濱田美栄コーチとおでこを合わせるルーティンを済ませてリンクへ。
マイナーな国際大会ですが、同時に大歓声が上がりました。
日本からの観客でしょうか、私は驚きました。
(会場はそれなりに入っています。)

冒頭にちょっと不安そうに跳んだトリプルアクセルは回転軸が傾きましたが、着氷でこらえました。
次はダブルアクセル−3回転トウループのコンビネーションにしました。
3回転ルッツ−3回転トウループはクリーンです。
後半の3連続ジャンプで回転不足を取られました。
スピンで取りこぼしが出ました。

総じて助走からジャンプにかけての慎重さが目立ちました。
(助走の速度もジャンプの幅も出ておらず、着氷後の流れも乏しいのでは?)
これといったミスを犯していませんが、演技構成点を含めて伸び悩みました。
出来栄え点(GOE)もそれほど稼げていません。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

しかし、演技後、リンクサイドで濱田美栄コーチと互いに笑顔で抱擁しています。
本人は試合後に「いまできる最高かなというくらいの演技だった」と振り返りました。
右手での小さいガッツポーズは、それを表しているのでしょう。

私は、体調を含めたコンディションがあまりよくないとの印象を受けました。
(そもそも毎試合、MAXのスイッチが入ることを期待するのは酷というもの。)
が、世界選手権へいい道筋をつけたのは確かです。

自国の世界選手権で国民の期待を背負う

紀平梨花は「世界選手権は会場の雰囲気が違い、緊張との闘いがある」と語りました。
これまで大舞台での緊張を否定してきましたので、意外なコメントです。
今シーズンの目覚ましい活躍により、国民の期待を背負って滑らなければなりません。
(かつて浅田真央はプレッシャーにまま押しつぶされました。)

「SPとFSで完璧な演技を揃え、自己ベストを更新したい」と幾度も口にしてきました。
これはトリプルアクセルを3本決めることを意味し、ならば「世界女王」になれます。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月24日)

不確かですが、紀平梨花はスケート靴を新調しました(何足目でしょうか)。
おそらく調整にてこずった最大の理由でした。

が、コロラド合宿で4回転サルコウの猛練習を積むと、世界選手権まで持たないということはないのでしょうか。
この選手の場合には1か月ほどで革が軟化することもあるようです。

特訓用の靴と試合用の靴を分けるなど、どうか対策を講じてほしい。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月23日「謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係」はこちら。

⇒2019年2月21日「紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言」はこちら。

⇒2019年2月17日「紀平梨花がチャレンジカップ、コロラド合宿へ」はこちら。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

⇒2019年2月14日「紀平梨花はそれでもSPでトリプルアクセルを跳ぶのか」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係

シューズのフィットは勝利の条件
トリプルアクセルに影響を及ぼす

フィギュアスケート女子シングルでグランプリ(GP)ファイナルと四大陸選手権を制した紀平梨花が関大・高槻キャンパスで報道陣に練習を公開しました。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はタイミングが合わず、回転が抜けてばかりいました。
終盤になってようやく5本を決めました。
その理由を、前夜に右の銀のエッジを金のエッジに付け替え、「エッジの位置を調整していた」と明かしました。

トリプルアクセルを武器にする紀平梨花にとり、スケートシューズのフィットは勝利の絶対条件といえます。
単発(単独)でもそうですが、コンビネーション(組み合わせ)では得点力が大きく、トップクラスの選手を圧倒する強さの源泉です。
その成否がスケート靴の状態で左右されます。

靴の寿命が短く左の消耗が激しい

紀平梨花は他の選手と比べ、スケート靴の寿命がきわめて短い。
なかでもトリプルアクセルを踏み切る左の靴の消耗が著しく激しい。
初優勝を逃した全日本選手権でも軟化した足首部分にテープを巻くなどして調節しました。
ライバルの頑張りもあり、FSの成功でSPの失敗を取り返せませんでした。

終了後、世界選手権まで使う予定でスケート靴を新調しましたが、1月に行った10日間のコロラド合宿で4回転を含めたジャンプ練習を繰り返し、かなり痛みました。
それも関わるのでしょう、初優勝を収めた四大陸選手権でもエッジの左右の高さが微妙に合わず、開幕前に左だけ銀のエッジの予備シューズに変更しました。
加齢で視力の衰えた私はスローの動画で見て色違いが分かりました。

紀平梨花は「やりにくかった」と違和感を覚えていたそうです。
しかも、開幕前の練習中の突き指で拳を握れず、トリプルアクセルの回転軸をつくりにくい状況でした。
ライバルの伸び悩みもあり、FSの成功でSPの失敗を取り返しました。
(突き指の原因となった転倒もスケート靴が関わる可能性があります。)

紀平梨花はとりわけ国際大会で冷静な「修正力」で危機を乗り越え、素晴らしい成績を収めてきました。

練習を公開したこの日はプラスチックチューブのような特製ギプスを患部に装着していました。
1年前に骨折した古傷と関連があるのだとか。
紀平梨花は感触がよく、これでストレスなく練習に集中できると喜びました。

世界選手権まで靴が持たないはず

世界選手権は今シーズンで最大の試合となり、3月に自国のさいたまで開催されます。
16歳のスターは国民の期待を背負い、その重圧とも闘うことになります。
金のエッジに揃えたこの日、報道陣を通じてファンに優勝を誓いました。

今月下旬にオランダで行われる「チャレンジカップ(チャレンジ杯)」で調子を整え、その後は再び10日間のコロラド合宿に入ります。
4回転ジャンプの猛特訓に励むとのことですから、世界選手権までスケート靴が持つはずがありません。
この大会に焦点を合わせて臨む選手も多く、強豪が揃うなかでSPで出遅れると紀平梨花といえどもFSでの巻き返しは困難です。

想像を絶する過敏な神経の持ち主

紀平梨花がトリプルアクセルの先達とする浅田真央もわりとスケートシューズについて語っていました。
しかし、私は演技の出来にそこまで影響を及ぼすとは思いもしませんでした。
それとも、この選手が想像を絶するほど過敏な「神経」の持ち主なのでしょうか。
ジャンプにマイナスになる気もしてきました。
紀平梨花とスケート靴の関係に謎が深まるばかりです。

・・・おそらく新調したスケート靴でトリプルアクセルを跳ぶことになる世界選手権2019。
(新品で滑るという意味でありません。)
負傷などのアクシデントを別にすれば、唯一の不安材料かもしれません。
はたしてシニア1年目の国際大会を7戦7勝、無敗で締めくくれるのでしょうか。

(2月16日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月22日)

大会に最高の状態で臨むのは至難

気になったので、スケート靴についてちょっと調べました。
職人の手作業でつくられ、まったく同じものはありません。
自分の足に合う靴を探すだけでも一苦労です。

トップ選手が用いる靴はとても硬いのですが練習などですぐに軟らかくなり、3〜4か月で履きつぶします。
(高難度ジャンプを跳ぶ選手は2か月も持たないことがあるようです。)
値段は十万円前後ですから、この出費だけでもかなり大変です。

実際に試したうえで何足かを選んでシーズンに備えますが、それでも照準を合わせた試合(大会)に最高の状態で臨むのは至難のようです。
トップ選手にとりスケート靴は文字どおり「生命線」です。

紀平梨花は寿命を迎えた靴を取り替えるのでなく、しっくりする靴を2〜3足並行して用いるように改めないと大会ごとにアクシデントに見舞われるのでないでしょうか。
勝利を逃すことより、けがを負うことが怖い。
私は長く世界のトップに君臨できる選手だと考えています。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月21日「紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言」はこちら。

⇒2019年2月17日「紀平梨花がチャレンジカップ、コロラド合宿へ」はこちら。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

⇒2019年2月14日「紀平梨花はそれでもSPでトリプルアクセルを跳ぶのか」はこちら。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言

発言に使命感、スーパーヒロインの資質
さいたま世界選手権2019で圧勝を収める

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が3月20日にさいたまスーパーアリーナで開幕する世界選手権2019に出場します。
シニア1年目の今シーズンは国際大会で負けなしの5連勝と躍進を続けています。

このところ世界の主要大会は日本勢とロシアが覇権を争う構図になっていました。
しかし、今シーズンはロシアの主力選手が成長期の壁にぶつかって苦しんでおり、代表入りが有力視される平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワも高難度ジャンプを跳べなくなりました。
今大会は紀平梨花、宮原知子、坂本花織の3選手による「表彰台独占」もありえます。
(名前は私の予想順位で並べています。)
日本選手を応援する私としては力が入ります。

紀平梨花は「憧れの浅田真央」でも果たせなかった同一シーズンでのGPファイナル、四大陸選手権、世界選手権の「3冠達成」を誓いました。
日本勢としては男女通じて史上初の快挙です。

紀平梨花は「何度か優勝できているけれど、一番重要な世界選手権で勝たないと」と抱負を語りました。
オリンピックシーズンを別にすれば、世界選手権は最大のクライマックスであり、実質的な最終戦です。
まして今大会はさいたまで開催されます。
代名詞のトリプルアクセル(3回転ジャンプ)をショートプログラム(SP)で1本、フリースケーティング(FS)で2本跳ぶプログラムをノーミスで滑れば、おのずと自己ベストを更新します。

人間としてのスケールの大きさを感じる

紀平梨花は大勢の国民が応援する大舞台へ向け、「感謝の気持ちを演技で表したい」と語りました。
優勝候補の筆頭に挙げられていますので順位に関心が向かって当然です。
また、選手ですから勝負に淡泊というわけではありません。
実際、どうすれば勝てるか、どうすれば不利な状況を乗り越えられるかも分かっています。

しかし、自分が納得のいく演技を行うことを追い求め、その演技を通じてファンに感謝を届けることを第一にしています。
これまでもそうでしたが紀平梨花は発言の根っこに「使命感」が横たわり、人間としてのスケールの大きさが伝わってきます。
過去のヒーローやヒロインと明らかにタイプの違ったスターの資質が備わっています。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

紀平梨花は21日にオランダで開幕する「チャレンジカップ(チャレンジ杯)」を経て、米国でコロラド合宿を張ってコンディションを整えます。
とはいえ、合宿は世界選手権への調整というより来シーズンへの備えになるようです。
自信と余裕があるからでしょう、「4回転ジャンプ」の習得を目的としています。
つねに女子シングルの全体を俯瞰しつつ、ライバルの動向を掌握しています。
16歳は先、先と見据えて対策を講じます。

紀平梨花と宇野昌磨のFS動画を比べる

私は世界選手権で紀平梨花が圧勝を収めると考えています。
気の毒なことに、現行の演技構成点(PCS)の採点法では紀平梨花の突出したスケーティングが十分に反映されません。
私が受ける印象とジャッジ(審判員)が出す点数にかなりの開きがあります。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

デスクトップパソコンの大画面でトップクラスの選手の演技(動画)を同時再生すると、紀平梨花がいかに卓越しているかが一目瞭然です。
プログラムも曲調も振付も異なりますので単純な比較は行えないとしても、です。

宇野昌磨は紀平梨花のグランプリ(GP)ファイナルのFSを会場で見て、「僕は一つひとつのポーズが雰囲気だが、紀平さんは一つひとつのポーズを写真で撮ってもきれい」と語っており、きわめて鋭い指摘です。
彼の謙虚な人柄も表れています。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

ちなみに、私は二人の四大陸選手権のFSも同時再生で見比べています。
ポイントは「消音」にすること。

紀平梨花の凄まじい運動量、強靭なハガネのような背骨から繰り出される体の動きが感じ取れます。

(2月16日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月17日「紀平梨花がチャレンジカップ、コロラド合宿へ」はこちら。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

⇒2019年2月14日「紀平梨花はそれでもSPでトリプルアクセルを跳ぶのか」はこちら。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

⇒2019年2月11日「紀平梨花と宇野昌磨はけがも金メダルも仲よし」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花がチャレンジカップ、コロラド合宿へ

世界選手権へ、超過密スケジュール

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が15日、大阪・高槻市の関大高槻キャンパス内の関大たかつきアイスアリーナで練習を公開しています。
報道関係者約30社・70人が詰めかけるという人気振りです。
スケート靴のエッジ(刃)を取り替えたばかりで序盤はタイミングが合わずに苦戦しましたが、終盤の5分間は代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を5本決めました。
適応能力、修正能力は群を抜きます。

四大陸選手権の会場は「感動の嵐」

紀平梨花は四大陸選手権で左手薬指関節を亜脱臼しながら優勝を飾りました。
FSは苦手とする夜の遅い時間帯でした。
胸の前で拳を握ってトリプルアクセルの回転軸をつくれないという厳しいコンディションにもかかわらず、会心のパフォーマンスを見せました。
観客がスタンディングオベーションで称え、会場は感動の嵐に包まれました。

試合終了は22時40分頃、その後に表彰式、さらに記者会見があり、ホテルに戻ったのは深夜でした。
家族や知人から届いたメッセージを確認し、午前3時半に眠りについたそうです。
一夜明けてディズニーランドの第1号が開園したアナハイムらしいミニーマウスのカチューシャで記者会見に現れました。
あどけなさの残る16歳に似合います。
実は、私は50代前半までスーツにディズニーキャラクターのネクタイを締めていましたが、なぜかクライアントに呆れられてきました。
受けはいま一つでした。

紀平梨花は母親らと祝勝会を兼ね、ランチでイタリアンを楽しみました。
息の抜ける時間を過ごせたのは久し振りのことだったでしょう。
苦しい大会をよくぞ乗り切りました。
お疲れさまでした!

次戦は「チャレンジカップ(杯)」

紀平梨花は帰国後にMRI検査を受けた結果、1年前に骨折した部位と関連しており、まだ完治していないとのことです。
そこで、病院でつくってもらったプラスチック製の筒状のギプスで患部を保護し、似た状況でも逆方向に曲がる不安がなくなりました。

次戦は21日にオランダ・ハーグで開幕する「チャレンジカップ」になります。
世界ランキングに関わるポイントを取りたいようです。
帰国したばかりというのに出国しなければなりません。
慌ただしいですね。
私自身は長距離移動の負担を減らし、国内で調整を続けたほうがいいように思いますが、そうもいかないのでしょう。

コロラド4回転ジャンプ合宿が心配

さらに28日から米国のコロラド、標高1800メートルの高地で4回転ジャンプを習得する合宿を張ります。
サルコウに加え、トウループに挑みます。
4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア選手が来シーズン以降にシニアに上がってくることを念頭に置いた対策です。

しかし、私は世界選手権の直前に4回転ジャンプの猛特訓を積むことで、3回転ジャンプの調子が崩れるとか、最大の得点源のトリプルアクセルのタイミングが取れなくなるという事態が一時的に起こらないか心配です。
跳躍も空中姿勢も着氷もすべて違うはずですから。
終了後だと来シーズンに間に合わないという焦りがあるとしたら、けがのリスクも大きくなります。
くれぐれも慎重に取り組んでほしい。

この子は稀有な身体能力を生まれ持っており、何事にも果敢に挑みます。
世界中のフィギュアスケートファンをしびれさせたフリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」はバランスの取りにくい動きや姿勢が満載であり、並の選手だと体が分解してしまうでしょう。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

最後の3回転サルコウからフィニッシュポーズまでの十数秒の動きは美しさに感嘆させられますが、選手は滅茶苦茶大変そうです。
(それ以前に、彼女の世界一のスケーティングが現行の演技構成点では反映されません。)

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

紀平梨花は年明け以降、コロラド合宿、四大陸選手権、チャレンジカップ、コロラド合宿、世界選手権と続く超過密スケジュールです。
体調を崩さないのが不思議です。

シニア1年目をクリーンに締めくくってください。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月15日「紀平梨花、FS(フリー)の振付は罰ゲームなのか」はこちら。

⇒2019年2月14日「紀平梨花はそれでもSPでトリプルアクセルを跳ぶのか」はこちら。

⇒2019年2月13日「紀平梨花、慈愛が息づく深くて静かな華」はこちら。

⇒2019年2月11日「紀平梨花がやばい、リングを嵌める左手薬指関節が腫れる」はこちら。

⇒2019年2月11日「紀平梨花と宇野昌磨はけがも金メダルも仲よし」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花がやばい、リングを嵌める左手薬指関節が腫れる

いま気づきました。
四大陸選手権で圧勝が当然と考えていた女子シングルの紀平梨花がアクシデントに見舞われ、私まで動揺したのでしょう。
2019年2月8日(金)付けでなぜか2本の記事を書いていました。
大会は終わって結果が出ていますが、以下にアップします。



回転軸を保てない? 突き指のアクシデント
四大陸選手権でトリプルアクセルを跳べない

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が米国・アナハイムで行われています。
女子シングルは初出場の紀平梨花が優勝候補の筆頭とされています。
シニア1年目にグランプリ(GP)シリーズ2戦とGPファイナルで3連勝を果たした演技が世界中のファンと関係者の注目を集めました。

紀平梨花はルール改定後の世界2位の高得点を誇り、本大会の出場選手では自己ベストが一番です。
10日間のコロラド強化合宿で振付師のトム・ディクソンの指導を仰ぎながら、フリースケーティング(FS)のプログラムの見直しとブラッシュアップを図りました。
表現力も一段と増したことでしょう。

紀平梨花は現地で精力的に練習を行い、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど好調振りを示していました。
ところが、アクシデントが起こりました。
公式練習の終了直前に3回転ルッツで転び、左手を着きました。

紀平梨花は青く腫れあがった薬指の関節をじっと見詰めました。
将来、リングが嵌まらなくなることを案じたというわけでないようです。
濱田美栄コーチのもとへ向かい、アイシングとテーピングの応急措置を施されました。

紀平梨花は報道陣に「やばい」と状況を説明しました。
それによれば、氷に開いていたくぼみに左手の薬指が引っかかり、「ぐにゃぐにゃ」になりました。
笑顔を絶やしませんが、痛みがじんじん出ており、歩くだけでも患部に響くという深刻さです。

「何とか間に合うかなという感じ」と、これから突き指の治療を受けると語りました。

フィギュア選手はジャンプを跳ぶときに、体を締めるために手をきつく握ります。
とくに高難度ジャンプを得点源とする紀平梨花はそうです。
体を締めないと、回転軸を真っ直ぐに保てなくなる恐れがあります。

紀平梨花は指に力を入れない空中姿勢も検討していますが、トリプルアクセルなどの成功は厳しいでしょう。

きのうのブログでも記しましたが、紀平梨花は現地で左のスケート靴だけをサブに替えました。
そのせいで右は金のエッジ、左は銀のエッジという色違いです。
全日本選手権後に新調したばかりですがコロラドでも猛練習を積んでおり、トリプルアクセルを踏み切る左が軟らかくなったようです。
練習では左のスケート靴の感触を確かめる仕草も見せています。

紀平梨花は非常事態に直面していますが、ショートプログラム(SP)とFSを揃えられるなら初制覇は当然として、アリーナ・ザギトワが持つ世界最高得点も更新できます。
(私自身は世界選手権の楽しみに取っておきたい気がします。)

余談。
紀平梨花は宇野昌磨に続き、チャレンジカップを欠場するはずです。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

宇野昌磨が女子シングルでも滑るという意味でありません。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月11日「紀平梨花と宇野昌磨はけがも金メダルも仲よし」はこちら。

⇒2019年2月10日「逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない」はこちら。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

⇒2019年2月8日「紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す」はこちら。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因

突き指で回転軸と回転速度をつくれず
ダブルアクセルに落としてほしかった

紀平梨花はシニア1年目に得点源のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の成功率を高めて自信をつけ、優れた資質を一気に開花させました。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」で日本勢として初出場・初優勝を飾ると、第6戦「フランス杯」でも優勝を飾っています。
勢いに乗って平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワを破り、日本勢として2013年の浅田真央以来となるGPファイナル制覇を成し遂げました。
今シーズンは国際大会で負けなしの快進撃を続けており、四大陸選手権では優勝候補本命と目されています。
3月にさいたまで行われる世界選手権に弾みをつけたいところです。

紀平梨花はコロラド強化合宿からいったん帰国して現地入りし、練習で好調振りを示していました。
ところが、ショートプログラム(SP)の前々日の公式練習で3回転ルッツで転倒して左手薬指を負傷し、暗雲が垂れ込めました。
昨年1月に骨折して完治に約3か月を要した古傷です。

病院で撮影したレントゲンをもとに、帯同するチームドクターが下した診断は左手薬指の亜脱臼でした。
濱田美栄コーチ、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長などに相談し、自らの意志で出場を決断しました。
「痛いのは痛い。この状態でなんとかやろうと思う」と語りました。

フィギュアスケートでは、指はジャンプの際に拳を握り、体を締めて跳ぶための部位です。
とりわけ高難度のトリプルアクセルにおいては重要になります。
さらに、レイバックスピンでも片足のブレードを持ちます。
患部への負担を減らすには中指から小指まで3本を固定するのが理想的ですが、試行錯誤の末に薬指と小指の2本をテーピングすることにしました。

トリプルアクセルは0点でもSP5位

四大陸選手権は女子シングルのSPが行われ、紀平梨花は 68.85点で5位でした。
冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセルになり、SPの要件を満たせません。
案の定、回転軸と回転速度をつくれませんでした。
それでも続く3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションは落ち着いて決めました。
後半の3回転ルッツもクリーンに降りました。
3つのスピンのうち、フライングシットスピンはレベル3になりました。
ステップはレベル4でした。

前向きにとらえれば、トリプルアクセルが抜けて痛恨の「0点」にもかかわらず、70点近い5位に踏み止まりました。
スケーティングの評価の高さ、得点力の大きさを示しています。
演技構成点は3番目の 33.03点です。

演技前に濱田美栄コーチからかけられた「真のチャンピオンになるにはこういう試練も必要だし、挑戦だと思って頑張って」という言葉が支えになりました。
英才教育モードですね。
ジャンプ構成の難度を落としてダブルアクセルにするという選択肢もありました。
(私はそうすべきだと思いました。)

紀平梨花は直前の6分間練習を終えるまで迷い、しかも事前の練習がまるで不足した状態で挑みました。
氷の感触も十分につかめていなかったかもしれません。
(この選手はつねに完ぺきを求めています。)
そのうえ、踏み切る際のスピードがなくては、トリプルアクセルの失敗もやむをえません。

坂本花織は得意の最終滑走でノーミ

演技後にフリースケーティング(FS)の抽選が行われ、最終組3番目の19番滑走と決まりました。
GPシリーズNHK杯では5位のSPからFSで154.72点を記録し、6.58点差を引っ繰り返しています。
1位の全米女王のブレイディ・テネルと5.06点差であり、FSでの巻き返しを期待する声もありますが、私は上位選手に大きなミスでも出ないかぎり難しいと考えます。
僅差の2位につけ、FSで得意の最終滑走となる坂本花織はほぼノーミスの演技を見せるでしょう。

また、負傷出場の紀平梨花にパーフェクトな演技を望むのも酷です。
トリプルアクセルは入れたとしても1本です。
結果から眺めるとSPでトリプルアクセルに挑んだことが敗因になるかもしれません。
(他力になりますが、優勝にこだわるならダブルアクセルでGOE加点狙いの様子見でした。)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月8日「紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す」はこちら。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す

優勝候補筆頭が大ピンチに陥った

紀平梨花は四大陸選手権で優勝候補筆頭です。
今シーズンの国際スケート連盟(ISU)の公認記録は四大陸選手権の出場選手で2番目の坂本花織に 19.22点という大差をつけています。
初出場・初優勝で3月にさいたまで行われる世界選手権へ弾みをつけようと狙っています。

紀平梨花は6日の練習終盤に3回転ルッツで転得し、左手薬指を痛めました。
激しい「突き指」です。
患部は昨年1月に骨折した古傷ですので、大ピンチに陥ったといえます。

フィギュアスケーターはジャンプを跳び、空中でぶれない回転軸を保つために両脇で体を締めます。
とくにトリプルアクセルを跳ぶ紀平梨花は力を込めて手を握ります。
それができないとジャンプが乱れやすくなります。

診断結果は左手薬指関節の亜脱臼

本番会場で公式練習が行われ、紀平梨花は約17分遅れで参加しています。
日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によると、朝一番の6時に予約を取って病院へ行き、レントゲンを撮影しました。
負傷した左手は、中指、薬指、小指の3本をテーピングと添え木で固定していました。
ジャンプの踏み切りで体を締める動作を繰り返しています。
3回転サルコウと3回転フリップを計5本、ダブルアクセル(2回転半)を2度決めています。

午後の練習では、トリプルアクセル(3回転半)を降りたようです。
また、3回転ルッツからのコンビネーション、左手で片足を持つレイバックスピンも確かめたようです。

結局、帯同するチームドクターから「左手薬指関節の亜脱臼」と診断されました。
濱田美栄コーチはショートプログラム(SP)でジャンプの難度を落とさないと語りましたが、無理に跳ぶ必要はありません。

運気が下降、アクシデントが続く

今シーズンの中盤の全日本選手権から後半の四大陸選手権にかけて運気が下降気味なのかもしれません。
全日本選手権では寿命を迎えたスケート靴の調整に苦しみ、2位に甘んじました。
コロラド強化合宿でブラッシュアップを図り、今大会の練習でもトリプルアクセルを決めるなど好調振りが目立っていましたが、2試合連続のアクシデントです。
さらに、全日本選手権後に新調したスケート靴が軟らかくなり、左だけサブを急きょ投入したばかりでした。
紀平梨花は「この状態でどうにかしてやろうと思います」と前を向きました。

どのように体を締めるのか、いくつかの対処プランを練っています。
親指と人差し指だけを握るパターン、親指と人差し指と中指を握るパターン、5本の指を握らないパターンなどです。
素人の私には、親指と人差し指で輪っかをつくるのが力を入れやすく、しかも残りの3本指が動きにくい気がします。
これなら勝ち運も取り戻せそうですが、OKサインは国や地域により悪い意味になるとかで避けたほうが無難かもしれません。

これまでに述べたジャンプに留まらず、指を痛めると演技全般に相当な支障が出ます。
神経の行き届いた繊細な表現など絶望的です。
手の表情は演技構成点も左右します。
(痛み止めを飲むか打つかするのでしょうが、大変そうです。)

紀平梨花は一番よい方法を選んで何とかするはずです。
「絶対に間違わない」という言葉に決意と覚悟がにじんでいました。

世界選手権へ調整という位置づけ

しかし、こうなった以上、私は世界選手権への調整の機会という位置づけで臨めばいいと考えます。
優勝にしがみつくことはありません。
「日本勢の表彰台独占に貢献できればうれしい」くらいにトーンダウンすべきかな・・・。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が2019年2月6日(水)〜2月11日(月)に米国・アナハイムで開催されます(日本時間)。
全日本選手権で2位の紀平梨花が出場します。
シニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制しており、優勝は動かないという声がほとんどです。
それくらい世界で評価されているのです。

この選手は最大の武器である「トリプルアクセル(3回転半)」をショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で決められるなら、おのずと表彰台の頂点に立ちます。
今シーズンについては、ジャンプの基礎点がもっとも高いプログラムを組んでいます。
来シーズンについては、4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア勢がシニアに上がってきます。

先ごろ国際スケート連盟(ISU)は公式サイトで紀平梨花の特集記事を掲げました。
見出しは「私はいま自分自身を信じられる」です。
ジュニア時代は世界選手権でメダルも獲れなかった選手が一気にブレイクした要因を結論づけています。
それは、トリプルアクセルの安定度が増したこと。
これにより、トップクラスの選手と互角に戦えるとの自信がつきました。
さらに、ジャンプのほかのエレメンツとスケーティングのクオリティが高まったこと。
ISUも出来栄え点(GOE)を含めた「総合力」を認めています。

紀平梨花は他の日本選手とともに練習を行っています。
トリプルアクセルはコンビネーションも単発もそれなりの確率で決めているようです。

ところが、ウェブでスケート靴を左足だけ取り替えたという記事を見かけました。
しかも、現地で、です。
調整に苦しんだ全日本選手権後にスケート靴を新調したばかりです。
何らかの不安を感じたとしか思えません。
私には理由が分かりません。
(詳しい情報がほしいところです。)

スケート靴がしっくり来ないと、トリプルアクセルは決められないはずです。

紀平梨花は出場する以上は優勝を目指しています。
が、見据えているのはシーズン最大のイベント、3月にさいたまで開催される世界選手権でしょう。
だれからも「世界一」と認められるためにはこの大会で圧勝する必要があります。
四大陸選手権は、そこへ向けた調整と実戦感覚を取り戻す機会という位置づけで十分です。

(2月5日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月6日)

紀平梨花は全日本選手権で足首付近をテープで固定して滑りました。
大会終了後に新調したスケート靴がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を踏み切る「左」だけが軟化し、「サブシューズ」を投入しました。
その結果、右が金のエッジ、左が銀のエッジという色違いで試合に臨みます。
(両方のメダルを獲ろうとしているという意味でありません。)

スケート靴は選手の「命」です。
時間をかけて足に馴染ませても、高難度ジャンプを跳ぶ選手の場合はせいぜい3か月で踏ん張りが利かなくなるようです。

紀平梨花は1月にコロラド強化合宿で4回転ジャンプも含めた猛練習を積んできたこともあり、スケート靴がわずか1か月で寿命を迎えました。
高難度ジャンプが身体にも大変な負荷になっていることが実感として分かります。
跳ぶ瞬間、さらに降りる瞬間の衝撃は凄まじいのでしょう。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権

欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権が7日に米国・アハナイムで開幕します。
前回覇者で日本女王の坂本花織、2017年大会覇者で全日本選手権4位の三原舞依が現地時間の3日、田中刑事、友野一希とともにロサンゼルス空港に到着しています。

坂本花織はまたしても「死ぬ気でがんばります」と語りました。
全日本選手権のフリースケーティング(FS)の前にも死んだはずです。
これでは命がいくつあっても足りません。

三原舞依は2年ぶりの優勝へ「調子はまずまずです。かおちゃんが死ぬ気でがんばると言っているので、私は死なない程度にがんばります」と返しています。
この子の対応は正しい。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

紀平梨花も3日、ロサンゼルス空港に到着しましたが、ウェブ記事では別行動だったかどうか分かりません。
それともシニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制したので単独扱いなのでしょうか。

紀平梨花は10日間のコロラド合宿を終えたばかりであり、振付も変えました。
到着2時間半後、ロサンゼルス郊外のアイスリンクに直行して練習を行いました。
FS「ビューティフル・ストーム」の曲をかけて冒頭のトリプルアクセル(3回転半)−2回転トウループ、続く単発のトリプルアクセルを降りるなど、約1時間汗を流しました。
「まだふわふわしている」とか。
(練習では宇野昌磨、友野一希も一緒だったらしい。)

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

「気合を入れて自己ベストを更新したい」と語っています。
ショートプログラム(SP)で出遅れた全日本選手権では2位に甘んじましたので期するところがあるはずです。
しかし、狙いを定めているのは、3月にさいたまで行われる世界選手権での優勝でしょう。

ところで、紀平梨花はコロラド合宿で4回転サルコウと4回転トウループを跳んでいます。
この情報は国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子史上初めて4回転ルッツを決めた14際のアレクサンドラ・トルソワなど、ジュニア女子の4回転ジャンパーが複数いるロシアでも「シニア女子の4回転革命の始まり」として報じられました。
個人差はあるにしろ、成長期を迎えた16歳の紀平梨花が着氷させたことに驚きが広がりました。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

紀平梨花はトリプルアクセルを武器に平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワなどを倒しましたが、来シーズンに4回転ジャンプを組み込むかどうかに注目が集まっています。

余談。
新調したスケート靴はいくらか馴染んできたのでしょうか。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

⇒2019年1月22日「紀平梨花はまだまだ未熟、改善点がいっぱい」はこちら。

⇒2019年1月21日「紀平梨花の運動量のすごさに圧倒される」はこちら。

⇒2019年1月20日「紀平梨花は反省しない(本田真凜と大差がついたわけ)」はこちら。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ

コンディションづくりを最優先
チャレンジカップは欠場へ

フィギュアスケートの男子シングル。
日本スケート連盟は宇野昌磨が2月21日にオランダ・ハーグで開幕する「チャレンジカップ」を欠場すると発表しました。
2月7日に米国・アナハイムで開幕する四大陸選手権には予定どおり出場します。

宇野昌磨は3連覇を果たした全日本選手権のショートプログラム(SP)のウオーミングアップで負傷した右足首捻挫が完治していません。
無理を押して出場しましたので、その後の回復に思ったよりも時間がかかっています。
3月20日にさいたまで開幕する世界選手権へ向けたコンディションづくりを最優先させました。
自身の公式サイトで「2試合出るには足の不安もある」とコメントしました。
四大陸選手権の出場も取り止めることを検討しましたが、「試合勘」をつける必要性を感じました。

現在は回復の目途が立っているとのことで大丈夫でしょう。
今後へ向けて「けがが悪化しないように細心の注意を払って練習している」と語りました。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

このチャレンジカップには紀平梨花も出場します。
私はこの2選手が2022年北京五輪へ日本のフィギュア界を牽引していくと考えていました。
どちらも金メダル獲得を目指しているはずで、この機会に仲よしになってほしかった。

宇野昌磨は紀平梨花のグランプリ(GP)ファイナルのフリースケーティング(FS)を会場で見て、多くの気づきを得ています。
トップアスリート同士が情報や意見を交換することは貴重です。
ライバル関係になる同性と違い、異性とは十分に可能です。

GPファイナルで紀平梨花が1位になったのに対し、宇野昌磨は2位に留まりました。
世界選手権の大舞台でどうか男女同時金メダルを叶えてほしい。
おそらく米国のネイサン・チェンに負けつづけている宇野昌磨の頑張りにかかっています。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

(1月28日執筆)

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

⇒2019年1月23日「宇野昌磨と紀平梨花はチャレンジカップで仲よしになれ」はこちら。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

⇒2018年12月22日「宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花は4回転ジャンプ競争元年に笑顔

世界選手権後に4回転トウループ完成
ライバルの動向と得点次第で組み込み

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花が11日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席し、特別賞を受賞しています。
2018年に活躍した選手や団体が対象になり、本人は「これからも頑張りたいという強い気持ちになれた」と笑顔を見せました。

紀平梨花はシニア1年目でグランプリシリーズ第4戦「NHK杯」、第6戦「フランス杯」、そしてグランプリ(GP)ファイナルを制覇しました。
「連戦で大変だった」と明かしています。

シーズン後半となる2月に米国・アナハイムで行われる四大陸選手権、3月にさいたまで行わる世界選手権に出場します。
四大陸選手権ではリラックスして実力を出し、世界選手権ではショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)をノーミスで揃えると抱負を語りました。
どちらもパーフェクトに滑れば、おのずと自己ベストを更新します。

これは、初出場の世界選手権で金メダルを獲得するという意志です。
同時に、敵(戦うべき)はロシア勢でなく、自分のほかにいないという認識です。
(私はすでに世界一だと思います。)

また、全日本選手権後に新調したスケート靴が徐々に馴染んできていると語りました。
この大会で味わった苦い経験をもう繰り返さないでしょう。

紀平梨花は来シーズンの始まりまでに「4回転トウループ」を完成させる意向を持っており、世界選手権終了後に練習に取り組みます。
女子シングルは「4回転ジャンプ競争」の元年となる可能性があり、それに備えておくのは当然のことです。
今シーズンの開幕前に練習を続けていましたが、開幕後は中断していました。
けがでシーズンを棒に振ることを避けるためです。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

ちなみに、スケート靴がしっくりこない状態ではけがのリスクが大きく、4回転ジャンプの練習は始められないようです。

紀平梨花はシニアに上がってくるロシアのジュニア勢の動向と得点を冷静に眺めながら、プログラムに組み込むことも視野に収めています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月9日「紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み」はこちら。

⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

紀平梨花は米国合宿へ、ブラッシュアップと滑り込み

自己ベストを更新できる強さを!
新年の誓いと今年のテーマを胸に刻む

世界の頂点に立てる品格と迫力備える

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目の目覚ましい活躍は「超新星」「スター」と称されるのにふさわしいものでした。
五輪(オリンピック)、世界選手権に次ぐ国際大会のグランプリ(GP)ファイナルでいきなり勝利を収めています。

フィギュアスケートは採点競技なので高得点を出さなければなりません。
彼女の最大の武器となるのが、現時点で跳べる女子選手が限られている「トリプルアクセル(3回転半)」です。
しかし、この選手はスケーティングそのものに世界の頂点に立つにふさわしい品格と迫力が備わっていると思います。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

初詣は自宅近くの広田神社で必勝祈願

紀平梨花は大会が続いた心身の緊張と疲労で年末年始は家族とゆっくりくつろぎたかったはずですが、休んだのは大晦日と元日の2日間だけでした。
1月2日から練習を再開しています。

初詣は兵庫県西宮市の自宅近くの「広田神社」に出かけ、必勝を祈願しています。
引いたおみくじは「吉」でした。
新年の誓いは「大きな大会で強い選手になる」こと、今年のテーマは「安定した成績を残す」こと。
自己ベストを更新していける勝負強さを追い求めます。

エキシビション「Faded」を披露

紀平梨花は1月5日に名古屋で開催されたアイスショー「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」で今年の初滑りを披露しました。
全日本選手権後の12月27日に新調したスケート靴でエキシビション「Faded(フェイデッド)」を滑っています。
3回転サルコウやダブルアクセル(2回転半)などを跳んでいます。

⇒2018年11月12日「紀平梨花はエキシビションで女王のオーラ」はこちら。

トム・ディクソン振付手直しと4回転

今月16日から27日まで米国・コロラドで強化合宿を行い、トム・ディクソンの指導を受けます。
リンクの使用時間を長く取れるため、滑り込むことができます。
フリースケーティング(FS)「ビューティフル・ストーム」の振付の手直しを行い、プログラムにブラッシュアップをかけます。
4回転ジャンプを体に覚えこませたいとの意向を持っています。
また、高地のために空気が薄く、心肺機能とスタミナの強化も図れます。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

紀平梨花はつねに目の前の一戦を大切にしてきました。
日本代表として出場する2月の四大陸選手権(米国・アナハイム)と3月の世界選手権(日本・さいたま)では、さらに進化を遂げた演技で世界中を魅了してくれるでしょう。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月8日「紀平梨花は期待の重圧に寝つかれず」はこちら。

⇒2019年1月6日「紀平梨花はコスチュームにセンスとこだわり」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

紀平梨花は初詣で何を祈願したのか

トリプルアクセルはスケート靴のお陰
会話を交わし、祈りを捧げる

敵なし4戦4勝で迎えた全日本選手権

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目、初出場のグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を果たしました。
オリンピックを別にすれば、世界フィギュアスケート選手権に次ぐ国際大会です。
しかも、平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワを圧倒しています。
敵なしの4戦4勝ですから、この時点で世界一になっています。

その紀平梨花が全日本フィギュアスケート選手権2018に出場しています。
前回大会ではジュニアながら3位に食い込み、潜在能力の高さが知られるところとなりました。
全日本選手権4連覇中の濱田美栄コーチ同門の先輩・宮原知子を超える、それ以前に浅田真央の記録を超える選手の出現にチケットの売れ行きも上々でした。

SPは宮原知子と大差の5位と出遅れ

ところが、ショートプログラム(SP)でつまずき、1位の宮原知子と大差の5位と出遅れました。
最大の得点源である冒頭のトリプルアクセルで派手に転倒しました。
私は跳んだときには大丈夫だと思いましたが、着氷を決められませんでした。
公式練習ではかなりの成功率を保っていましたので、不思議でした。
GPファイナルで記録した世界最高の 82.51点を14点近く下回る67点台です。
この時点で逆転はほぼ絶望的になっています。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

補強して使うスケート靴の不安が的中

実は、本人がGPファイナル直後から全日本選手権直前まで漏らしていた「スケート靴」の不安が的中しました。
約3〜5か月ごとの交換時期を迎えていましたが、補強しながら使っていました。
使い古して寿命間近になり、足首付近の革が軟らかくなりすぎてジャンプで踏ん張りが利きにくくなっていたのです。

足下が覚束ないだけでなく、今シーズン前半の疲労蓄積とGPファイナル後の人気と期待の爆発的な高まりによる重圧も影響しているはずです。
おそらく心身ともに一杯いっぱいでした。

きつく締めすぎて右足首の自由を失う

本人によれば、トリプルアクセルはややきつめに、それ以外のジャンプはきつめにテープを巻く必要があるとのこと。
どちらもスムーズに跳べるようにするための調整は至難のようです。

試合に臨むに当たり、スケート靴の上からテープを巻いて固定しました。
しかし、直前の6分間練習で緩みを感じ、右だけを巻き直しました。
それが、完全に裏目に出ました。
きつく締めすぎて右足首の自由を失い、トリプルアクセルの失敗につながっています。
スタート位置についたときに気づきましたが手遅れでした。

次に跳んだ3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションも後ろが2回転になっています。
3本のジャンプのうちの2本でミスが出ては低得点も致し方ありません。

SP直後に靴の調整を反省点に挙げる

紀平梨花は演技直後にスケート靴の調整の失敗を反省点として挙げています。
そして、フリースケーティング(FS)での巻き返しへ向けて克服すると誓いました。

公式練習ではトリプルアクセルを跳んではテープを巻き直しました。
さらに、濱田美栄コーチがリンクサイドで撮影する映像をチェックし、改善に努めました。
他の高難度ジャンプを含め、高い成功率を得ています。

そして、FSで2本のトリプルアクセルを決めました。
GPシリーズ第4戦「NHK杯」で 154点以上を記録しました。
国際スケート連盟(ISU)非公認記録ながら 155点以上を叩き出しました。
しかし、足下をかすかに気にしているせいか、本来のスケーティングでなく、GOE(出来栄え点)でも演技構成点でも伸ばしきれません。
SPでついた得点差を引っ繰り返すには、結果から眺めると 160点ほどが必要でした。

⇒2018年12月31日「全日本フィギュア女子シングルは得点に違和感」はこちら。

シニア1年目でGPファイナルと2冠となれば、浅田真央が届かなかった偉業となりましたが逃しています。

安藤美姫はアバウトに「まあいっか」

元世界女王・安藤美姫がフジテレビの番組に出演し、自らの経験を語っています。
彼女もよくテープを巻いて出ていたそうです。
しかし、「まあまあな感じでグルグルしておけばいっかというスタンス」でした。
それに比べ、紀平梨花はアバウトでないという趣旨の発言をしています。

確かに紀平梨花は16歳と思えないほど冷静で細心です。
不安な要素を一つずつ取り除き、納得のいく状態で試合に臨みます。
なのに珍しくSPで崩れました。

全日本選手権で味わった苦い経験を世界フィギュアスケート選手権2019に生かすはずです。
会心の演技で世界の頂点に立ってくれるでしょう。

「感謝の気持ちしかないスケート靴」

スケート靴がぴたっとくる。
それは高難度ジャンプを成功させる前提条件ということが分かりました。
トリプルアクセルを代名詞とした浅田真央もしばしばスケート靴に言及していました。

紀平梨花は大会後に報道陣に対し、「スケート靴に感謝の気持ちしかない」と話しました。
失敗はスケート靴のせいと勘違いされることを防ぐ意味合いもあったように思います。
FS当日は「きょうもお願いします」と語りかけ、ご利益がありました。

日数はわずかかもしれませんが、正月休みを取っています。
きっと「初詣」も行っています。
今シーズンは四大陸フィギュアスケート選手権2019と世界選手権を残しています。
新しいスケート靴がしっくりするように祈りを捧げていることでしょう。

ひょっとすると紀平梨花は日々、スケート靴と会話を交わしているのかもしれません。
「疲れた」「痛い」などのつぶやきも聴き取っているはずです。

(2019年1月3日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(1月4日)

紀平梨花はどうやら大晦日と元日の2日間しか休みを取らないようです。
「仕事始め」ならぬ「練習始め」が1月2日です。
他の選手もそうなのかもしれませんが、凄い。
(ある意味で家族も大変です。)

全日本選手権で調整に苦労したスケート靴は新調するとか。
ブレード(刃)の位置調整を行うことがスタートです。
四大陸選手権も世界選手権もこれを履いて滑るのでしょう。

◆書き加え(1月6日)

初詣は自宅近くの「広田神社」、おみくじは「吉」でした。
むろん、必勝祈願です。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月31日「全日本フィギュア女子シングルは得点に違和感」はこちら。

⇒2018年12月30日「賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない」はこちら。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

賢い紀平梨花は4回転ジャンプを跳ばない

ロシアのジュニア勢に牽引させよ
日本女子最初の五輪金メダリスト

4回転ロシアジュニアがシニアへ

フィギュアスケート女子シングルの来シーズンを占う記事が散見されるようになりました。
ロシアでは4回転ジャンプ、それもコンビネーションを跳ぶジュニアが出現しており、来シーズンにシニアデビューを果たす選手もいます。
鉛筆みたいに細く軽い少女がくるくると回っています。

トレンドとして女子シングルも4回転ジャンプ競争へ向かっているのは確かです。
だからといって、それに振り回されることもないでしょう。
紀平梨花が見据えなければならないゴールはあくまでも2022年に開催される北京五輪です。
そこでの最大のライバルは2000年か2001年にシニアに上がってくるロシア選手になります。
いまから慌てて同じ土俵に上るのはどうでしょう。

⇒2018年12月19日「アリーナ・ザギトワはロシア選手権2018で女王陥落か」はこちら。

4回転ジャンプ競争を抑える戦略

いまでもそうですが、4回転ジャンプ競争が勃発した2〜3年前の男子シングルは転倒、転倒、転倒という目も当てられない試合が続きました。
また、練習でも負傷や故障が続出しています。
女子シングルは男子シングルと比べて転倒が断然少ないことに救われましたが、選手がジャンプの難度を競うようになると状況が一変しかねません。

4回転ジャンプ競争をとりわけ先導する形になるとくたびれるだけです。
メディアの注目やファンの期待と引き換えに失うもの、背負うものがあまりに大きい。

トップクラスで戦っているシニアは4回転ジャンプ競争をなるべく抑えるような戦略を取るほうが賢明でしょう。
大事なのは、オリンピックで表彰台の頂点に立つまでのざっくりとしたシナリオです。
選手が出場する試合で勝ちたいと願うのは自然な心情ですが、つねに勝ちにいく必要はありません。
4回転ジャンプの習得に励むのは当然として、それを試合で出すのはぎりぎりのタイミングまで延ばします。

受けて立つ心の余裕で五輪制覇へ

紀平梨花のナチュラルで美しいスケーティングは天性です。
練習の努力だけでは身に着けられません。
私はすでに世界一と考えており、これを最大の魅力として押し出してほしい。
採点ルール改定の趣旨に則り、演技の質(完成度)で戦うとのメッセージをすり込んだほうが有利です。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

これからシニアに上がってくる選手を受けて立つという姿勢でいいでしょう。
彼女たちが高難度ジャンプを決めると得点で負けることがあるかもしれませんが、最終的な決着はオリンピックです。

紀平梨花が心の余裕を持って北京五輪までの期間を過ごすうえでも、オリンピックに次ぐ国際大会である世界選手権とGPファイナルは早めに制したほうがいい。
GPファイナル2018では圧勝を収めており、来春開催の世界選手権2019で強さを誇示したいところです。
(その後は1〜2年、潜伏するくらいの気持ちで・・・。)

紀平梨花はすでに4回転を跳べる

個人差が大きいはずですが、紀平梨花は成長期を迎えています。
身長や体重が変わり、体形も変わるでしょう。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワやアリーナ・ザギトワという2人のエリートを見れば分かるとおり、高難度ジャンプを跳べなくなります。
しかし、紀平梨花はそうした困難を乗り越えられそうな体幹や身体能力の強さを備えていると感じます。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を筋肉で感じ取り再現する才能」はこちら。

もしそうなら、紀平梨花は複数の4回転ジャンプを跳べるはずです。
すでにトウループは練習で決めており、精度(成功率)の向上に取り組んでいるようです。
紀平梨花はそのための海外合宿も予定しています。
(フィギュアスケートも情報戦になっており、練習で決めても伝わります。)

4回転は後出しが有利で低リスク

私は何十年に一人という突出した選手でないかぎり、4回転ジャンプ競争は後出しじゃんけんが勝つと考えます。
それを披露するかどうかはライバルの出方を睨みながらになります。
早い時点で手持ちのカードをすべて切ってしまうのは得策でありません。
(だれも追いつけないものなら構いません。)

大丈夫、4回転ジャンプ競争は放っておいてもロシアのジュニア勢が牽引します。
国内競争がとても厳しく、そうせざるをえないのです。
勝つためのロボットに見えてきて、私は気の毒に思います。
十代前半のジュニア選手に歩調を合わせるのはリスクを含めて愚かです。

⇒2018年11月26日「紀平梨花は頭もいい、超新星は超クール、GP連勝は当然」はこちら。

紀平梨花はクール!
冷静な判断力を失わなければ、日本女子最初のオリンピック金メダリストになれます。
彼女の武器は「頭」でもあるのです。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2019年1月20日)

いま、たまたまこの日のブログを見て愕然としました。
2006年トリノ五輪の荒川静香を完全に忘れていました。
とくにフリースケーティング(FS)「トゥーランドット」は大好きな演技です。
動画でも繰り返し楽しんできました。
(この大会では日本代表選手で唯一のメダル獲得となりましたので、強く印象に残りました。)

おそらくシニア1年目での大ブレイクに、私が舞いあがったのでしょう。
もしくは同じトリプルアクセルを武器とした浅田真央がオリンピックで金メダルを獲れなかった悔しさを私がいまだに引きずっているのかもしれません。
失礼しました。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月26日「紀平梨花と高橋大輔は神、全日本フィギュア視聴率」はこちら。

⇒2018年12月25日「紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧」はこちら。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

⇒2018年12月19日「紀平梨花、全日本フィギュア初制覇は揺るがず」はこちら。

Copyright (c)2018 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!

紀平梨花と宇野昌磨はまとも、世界選手権の重圧

全日本選手権で世界フィギュア代表が決定
現役復帰の高橋大輔は不出来の2位で辞退

宇野昌磨はけがの影響を感じさせない好演

「全日本フィギュアスケート選手権2018」が終わりました。
日本選手を応援すればいい国際大会と違い、応援したい選手が何人かいる国内大会は疲れます。

男子シングルのフリースケーティング(FS)が行われました。
ショートプログラム(SP)1位の宇野昌磨はけがの影響をまったく感じさせません。
序盤の2〜3本のジャンプを見て「ひどい点数になりそう」と思いましたが、中盤へ向けてスムーズになり、終盤には素晴らしい演技になっていました。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

高橋大輔はジャンプがはらはら、後半がへとへとです。
ひどい不出来でしたが、それをだれよりも恥じているのは本人です。
にもかかわらず2位に入っており、羽生結弦と宇野昌磨の次世代が育っていない状況が改めて浮き彫りになりました。
高橋大輔は「この出来でここにいたくない」と自分に腹を立てるとともに、後輩に危機感を募らせています。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら

世界フィギュア2019代表選手(出場選手)

日本スケート連盟から来年3月にさいたまで開催される「世界フィギュアスケート選手権2019」の代表選手が発表されました。
男女ともに選考でもめる要素がありませんでした。

けがで全日本選手権を欠場した羽生結弦は3年連続で救済措置(特例)が適用されましたが、私自身はリハビリと蓄積疲労回復に充ててほしいと思っていました。
採点ルールの改定もあり、突出した才能を持ち、しかも滑る意思を持つ選手、とくに男子選手は30歳前後まで現役を続けられます。
選手生命を大切にしてください。

◇世界フィギュア女子シングル代表選手(出場選手)

1.坂本花織
2.紀平梨花
3.宮原知子

◇世界フィギュア男子シングル代表選手(出場選手)

1.宇野昌磨
2.田中刑事
3.羽生結弦

2位の高橋大輔は選出されましたが辞退しました。
致し方のない点数、妥当な判断です。
かつて第一人者だった彼が自分に許せるはずがありません。

代わりに3位の田中刑事が選ばれました。

選考基準に照らすとこうなるのでしょうが、近い将来に世界で戦えそうな男子選手がいません。
出たいはずの高橋大輔が断った意図をどうか汲んでほしい。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら

男女とも最大の「3」の枠取りに貢献した選手の名前がありません。
樋口新葉と友野一希は悔しい正月を迎えますが、気持ちを切らさずに来シーズンに備えてください。

さいたま開催世界選手権代表選手コメント

記者会見で代表選手が意気込みを語りました。

坂本花織は「世界選手権初出場、日本開催ですごく緊張しているけれど、自分らしく思い切っていきたい」。
(選ばれた時点で「緊張」という言葉を使っています。次のコメントは「ひざががくがく」です。)

紀平梨花は「夢に見ていた世界選手権に出られてすごくうれしい。たくさんの方の期待に応えられる演技ができるように練習を頑張りたい」。
(本番の成績をもたらす練習を頑張ると言っており、早くも地に足がついています。また、スターのコメントです。)

宮原知子は「日本開催の世界選手権に代表として選んでいただけたことに感謝し、今シーズンは試合に波があるので、しっかりと自分の演技ができるようにしたいです」。
(優等生のコメントであり、課題克服を見据えています。)

宇野昌磨は「2位が続いているので1位になるために自分を信じて、いい結果が出せるように頑張りたい」。
(自覚は十分です。この選手は世界の大舞台で金メダルを獲ることしか求められていません。)

羽生結弦は日本スケート連盟に「世界選手権に間に合うように頑張って調整します」と連絡しています。
(おそらく一生に一人しか出会えない選手です。私は五輪3連覇が可能と考えています。そのための最良の決断を下してほしい。)

日本開催ですので、観客やファンの応援が大きな力になります。
同時に、大きな注目と期待が重圧になります。
最終的に自分との戦いに勝てた選手だけが表彰台に立つことができます。

私はプレッシャーを真正面から受け止めようとする気迫を、とくに紀平梨花と宇野昌磨に感じます。
(羽生結弦はスターなので、最初からそういう選手です。)

世界選手権は日本勢が表彰台独占の快挙

私の予想です。
日本勢と戦えるロシア勢がいませんので、表彰台を独占します。

1位 紀平梨花  246点(84点 162点)
2位 宮原知子  228点(78点 150点)
3位 坂本花織  222点(74点 148点)

私はGPファイナル後の人気の爆発と期待の重圧、そしてスケート靴の不調(SPの失敗)という大混乱のなかで、出来はよくなかったとはいえ、FSであれだけの高得点を叩き出した紀平梨花は化け物だと思いました。
中1日で立て直してしまう頭とメンタルがすごい。
日常生活ではあどけなさが残る少女なのにね。

宮原知子は今シーズンの練習での重点的な取り組みの成果が出ると思います。
ジャンプでミスがなくなり、GOE(出来栄え点)を稼ぎます。

坂本花織は日本女子の看板選手になりますので重圧がかかると考えます。
これでもし 230点近い得点を記録するとすれば覚醒して次のステージに上ったということです。

この3選手は日本女子シングル史上最強の布陣となります。
過去に一度もなかったことですが、全員が抜群の「安定感」を誇ります。
(紀平梨花はトリプルアクセルを失敗しません。)

来シーズンはロシアのジュニア勢から強烈な得点力を持つ有力選手がシニアに参戦してきます。

四大陸フィギュア2019代表選手(出場選手)

合わせて、来年2月に米国で開催される「四大陸フィギュアスケート選手権2019」の代表選手が発表されました。

◇四大陸フィギュア女子シングル代表選手(出場選手)

1.坂本花織
2.紀平梨花
3.三原舞依

三原舞依は今シーズン、質の高い演技を安定的に行っています。

宮原知子はジャンプのGEO(出来栄え点)の向上と高難度ジャンプの習得に時間をいくらか割けます。

◇四大陸フィギュア男子シングル代表選手(出場選手)

1.宇野昌磨
2.田中刑事
3.友野一希

田中刑事と友野一希は全日本選手権でまったく不出来な高橋大輔の得点を上回れませんでした。
あまりに不甲斐ないと思います。

高橋大輔はあくまで個人的な思いから現役復帰に踏み切ったと考えていますが、その決断と全日本選手権での演技には男子シングルへのとても重大なメッセージが含まれています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月23日「なんでかな紀平梨花、トリプルアクセル赤面転倒」はこちら。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

⇒2018年12月19日「紀平梨花、全日本フィギュア初制覇は揺るがず」はこちら。

⇒2018年12月18日「全日本フィギュア選手権2018女子シングル優勝・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月15日「紀平梨花の演技構成点(PCS)が低すぎるわけ」はこちら。

Copyright (c)2018 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!
フリーランス募集
コピーライター、デザイナー(グラフィック、ウェブ)、イラストレーターなどのクリエイター、コンサルタントなどを求めています。
詳しくは、和田創研のホームページをご覧ください。

和田創研
9784907620035-00



応援クリック
このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
ここに掲載した記事を複写・複製・翻訳・転載・掲示・送信・配信すること、および各種媒体に入力することは、著作者の権利侵害となります。
和田創PDF無料本
(272頁。2月10日発売)
9784907620011-00
プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研
お気に入り

わだ・そう

カテゴリ




QRコード
QRコード


最新記事









月別アーカイブ
  • ライブドアブログ