コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

紀平梨花実力

歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける

期待の重圧に歯車が狂いはじめる
作戦ミス、負けるべくして負ける

紀平梨花が最大の目標としてきた世界フィギュアスケート選手権で歯車が狂いはじめています。
その原因はファンと国民から寄せられる大きな期待の重圧です。
かつての浅田真央も想像を絶するプレッシャーがかかった状況で滑ってきました。

まして、紀平梨花はシニア1年目の今シーズンはここまで国際大会6戦6勝の快進撃を続けてきました。
国内でも海外でも圧倒的な優勝候補に挙げられていました。
世界選手権の初制覇を成し遂げれば、女子シングルはもちろん男子シングルを含めて記録尽くめになります。
日本のライバルとなるロシアでも今大会を諦める空気が早々と流れ、だれもが「勝って当然」と考えていました。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

鬼門で勝負して最悪の事態を招く

きょう、世界女王が決まるフリースケーティング(FS)が行われます。
20日にショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗し、 70.90点で7位と出遅れました。
3つしか跳べないジャンプのなかの1本が0点ではやむをえません。

いまの調子とこれまでの成功率を無視してトリプルアクセルを跳べば結果がどうなるかはおおよそ推察できます。
何せグランプリ(GP)ファイナルで1度決めただけです。
鬼門で勝負をかけると最悪の事態も招くでしょう。

私が想定外だったのはどん底に陥っていたアリーナ・ザギトワが高得点を叩き出し、紀平梨花と11点以上の大差をつけたことです。
実は、表彰台にも上れないと思っていました。

国際大会6勝のうち4勝はFSでの逆転でしたが、だからといって世界選手権でも再現できるわけでありません。
初優勝を収めるには致命的な出遅れになりました。

紀平梨花は表情が硬く、緊張が伝わってきました。
練習時からジャンプが絶不調でした。
その不安を抱えていたせいか滑りも動きもスピードがなく、トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでタイミングを外しています。

紀平梨花は逆転でも褒められない

自信を喪失していたアリーナ・ザギトワはここまでの成績からは想像できないパーフェクトな演技を見せました。
SPですっかり気分をよくしており、波に乗ってFSでも高得点を記録するでしょう。
大崩れは考えにくいのですが、何が起こるか分からず、紀平梨花の優勝が百パーセントなくなったわけでありません。
しかし、ドラマチックな逆転を飾ったとしても、結果オーライではとても褒められません。

その条件は冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループ(2回転不可)のコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルを決めたうえで、他の高難度ジャンプもすべて予定どおりに跳ぶことです。
しかも、大きな出来栄え点(GOE)が必要です。
ステップもスピンも取りこぼしが絶対に許されません。

紀平梨花が完璧というより究極の演技を行って届くかどうかというところですが、今大会でのジャンプの調子では絶望的でしょう。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

ハイリスク・ハイリターンは誤り

大舞台ほど心理戦の様相を呈します。
ライバルに楽に滑らせたら負けです。

紀平梨花は作戦を完全に誤りました。
「負けるべくして負ける」。
今大会は勝ちたいという気持ちに負けたように見えました。
勝ちつづけるうちに負けるのが怖くなってきたのか、シーズン前半の冷静さと柔軟性を失いました。

そもそも「ハイリスク・ハイリターン」はチャレンジャー(挑戦者)が取る戦略であり、国際大会無敗の選手が取る戦略でありません。
その意味では自分の実力を信じきれませんでした。

紀平梨花がSPで跳べないトリプルアクセルを跳んだ理由は、先に述べた敗北への恐怖心、そして勝利への守りの意識であり、どちらも後ろ向きの気持ちです。
今大会では顔が引きつり、おおらかさや余裕がまったく感じられません。
(いやな汗をかいている紀平梨花を初めて見ました。)

演技後に「トリプルアクセルの感覚をもっとつくらないとショートで決めるのは大変」「リンクに合わせたトリプルアクセルの跳び方を自分の頭に描けないと、ああいうズレが起こってしまう」と悔やみました。
ならば、ぜひとも勝ちたい試合では跳ばなければいい。
自分を苦しめ、結果を悪くするだけです。

五輪へ勝つもよし、負けるもよし

が、世界選手権で勝つもよし、負けるもよし。
結果がどちらになるにしろ、2022年北京五輪金メダル獲得へ向けてきわめて貴重な経験を積めます。
私は紀平梨花が滅多に表れない資質を備えており、長く女子シングルに君臨する選手だと考えています。

この先も多くの試合に臨みます。
大事なのはスーパースターの宿命である重圧を認め、重圧と向かい合うことです。
試練を乗り越えていってほしい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

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紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇

滑走順は紀平梨花39番、ザギトワ最終40番

世界フィギュアスケート選手権がきょう「さいたまスーパーアリーナ」で開幕します。
私は日本勢の大活躍を期待できる今大会が滅茶苦茶楽しみです。

真っ先に行われるのは女子シングルのショートプログラム(SP)。
その滑走順抽選が19日に行われ、40選手中で紀平梨花は39番目になりました。
坂本花織は35番目、宮原知子は37番目、エフゲニア・メドベージェワは38番目、アリーナ・ザギトワは最終40番になりました。

紀平梨花はSPの重要性をたびたび口にしてきました。
「すべてのジャンプ(3本)を成功させる」。
今シーズン6戦6勝の国際試合はフリースケーティング(FS)で逆転するパターンが多かったのですが、トップ選手が万全のコンディションで臨む世界選手権で通用するとは限りません。

米国コロラド合宿から帰国後に母親から「世界選手権は特別。そう簡単じゃない。五輪の練習が3回できると思ってやろう」と声をかけられました。
娘に対する激励と動機づけのツボを心得ています。

紀平梨花はSPのジャンプを跳んだうえで、フリースケーティング(FS)のトリプルアクセルを決めると波に乗れると言葉を続けました。

練習で不調のジャンプを本番で修正できる

私がウェブ記事で感じたのは、公式練習初日18日の高難度ジャンプの出来の悪さです。
代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそうですが、その他の得点源の3回転ジャンプやそのコンビネーションも成功率があまりよくありません。

私は今シーズンの中盤辺りからジャンプの軸が傾きはじめているように感じています。
コロラド合宿でプログラムのブラッシュアップに加え、その克服にも取り組んできたはずです。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

しかし、この選手は抜群の修正力を誇ります。
本番へ向けて感覚が研ぎ澄まされていきます。
19日はトリプルアクセルを計17本決めるなど、1日でかなり立て直しました。
FSの曲かけ練習で冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルをきれいに着氷しました。

後は本番当日の練習を見れば、コンディションの良し悪しがおおよそ分かるでしょう。

紀平梨花がSP首位発進の時点で勝負あり

女子シングルは紀平梨花がSPで首位発進となった時点で勝負ありです。
トリプルアクセルを決めれば直後の最終滑走、平昌五輪金メダリストであり今シーズンの世界最高得点記録を持つアリーナ・ザギトワにプレッシャーもかけられます。
グランプリ(GP)ファイナルを上回る演技、そして得点を期待しています。

今大会は日本勢が史上最強の布陣であり、例年にも増してロシア勢との全面対決の様相を呈しています。
しかし、海外メディアはほぼ紀平梨花を優勝候補の大本命としています。
私もそう思います。

紀平梨花にもし不安材料があるとすれば5年ぶりの日本開催で一層のしかかる「重圧」でしょうが、この選手には自分を見失わず、マイペースを貫けるメンタル(精神力)があります。
とにかく落ち着いて演技を行えます。

日本勢男女を通じて最年少優勝、初の3冠

紀平梨花が勝てば、埼玉で行われた2014年世界選手権の浅田真央以来、5年ぶりの優勝になります。
また、17歳5か月の浅田真央を抜き、日本勢男女を通じて最年少の16歳7か月での優勝になります。
さらに、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせた3冠も日本勢男女を通じて初快挙になります。
世界選手権初制覇は記録尽くめです。

本人は大きなリンクで緊張があるかもしれないとしながら、「疲労もプレッシャーも感じていない」と頼もしく語っています。

すべてのライバルを圧倒し、世界女王の地位についてください。
紀平梨花はそれだけの実力と魅力を備えています。

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◆書き加え(3月20日)

最終調整でジャンプは崩壊気味、絶不調

紀平梨花が昼過ぎに行われた練習リンクでの公式練習に臨みました。
これが本番前の最終調整になりますが、トリプルアクセルの成功が4本に留まっています。
転倒も2度ありました。
曲かけの通しでもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けました。
精度が低く絶不調です。

4回転ジャンプの特訓を行うと3回転ジャンプが一時的に壊れることがあります。
私は世界選手権直前の4回転ジャンプの練習はリスクが大きすぎると思っていました。
それが影響しているかどうかは不明です。

はたして本番でクリーンに跳べるでしょうか。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

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逆転優勝の紀平梨花、結果オーライで喜べない

ミスを引きずらない精神力が凄まじい
が、接戦では判断ミスが命取りになる

四大陸フィギュアスケート選手権2019の女子シングル。
優勝候補筆頭の紀平梨花は練習中に左手薬指を亜脱臼し、薬指と小指を固定し、痛み止めの薬を服用してショートプログラム(SP)に臨みました。
そして、直前の6分間練習後にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑むと決断を下しました。
しかし、踏み切った直後に体を締められず、空中で回転がほどけてしまいました。

岡崎真は紀平梨花がいつもよりトリプルアクセルを跳びにいこうとしすぎていたと指摘しています。
突き指の影響で体を締めきれないと思ったのか、あるいは助走のスピードが足りなかったのか、無理に高さを出そうとして余分な動作が増え、軸が外れてばらけたように見えたと述べています。
専門家の分析です。

紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセルに抜けて0点になってからの演技が見事でした。
慌てず、落胆せず、落ち着いて丁寧に滑り終えました。
何事もなかったようで、ミスを決して引きずりません。
16歳と思えない凄まじい「精神力」です。
紀平梨花は 68.85点で5位発進となりました。

自分を信じ、データを重んじてほしい

紀平梨花はトリプルアクセルが代名詞とはいえ、演技構成点を含めた総合力で戦える選手です。
進化を遂げた自分をもっと信じるべきでした。
SPで大幅に出遅れると上位選手にプレッシャーをかけられず、戦ううえで不利です。

真のチャンピオンは、最終グループの後半の3人のなかで滑って勝利を収めます。
紀平梨花は今シーズンに滑ったフリースケーティング(FS)すべてで一番ですので、この事実を踏まえればSPで無難に滑るだけで勝てるのです。
客観的なデータをもっと重んじるべきでした。

SPで1位と僅差につけておけば十分

紀平梨花は負傷した状態で一か八かの勝負に出るのなら、FSにしたほうがよかった。
彼女にしては珍しく「冷静さ」を欠きました。
SPで1位と僅差につけておけば、安心して単発のトリプルアクセルに絞れます。
すべての要素での出来栄え点(GOE)、美しいスケーティングを土台とした演技構成点で不足分は十分に補えます。

マスコミは 73.91点で1位の米国女王、ブレイディ・テネルと5.06点差で逆転の射程圏内につけたと書き立てていますが、ナンセンスです。
私もそうですが坂本花織を2位と予想していたわけですから、フォーカスすべきは二人の点差です。
紀平梨花が勝利を収めたとしても、坂本花織がミスを犯すことが前提になる他力にすぎません。

私自身は四大陸選手権での「勝ち負け」にはそれほど興味がありません。
世界の頂点を狙える選手は調整と実戦感覚養成の機会と位置づけるべきです。
毎試合で勝とうとしていたら、けがのリスクが高まります。
いまやフィギュアスケートはもっとも過酷なスポーツの一つに変わりました。
男子シングルに数年遅れで4回転ジャンプ競争に突入しつつある女子シングルもそうです。

マスコミに逆転で本領発揮と書かれる

この原稿はFSが行われる前に、紀平梨花が敗れるという予想に基づいて書きました。

結局、紀平梨花は1位の153.14点を記録し、合計221.99点で逆転優勝を収めています。
私はこの結果にまったく驚きません。
230 点台が当然という実力の持ち主ですから。

指を痛めると日常生活さえ不便になることを考えれば、私は四大陸選手権での演技は立派だったと思います。
しかし、マスコミに「逆転で本領発揮」と書かれるのでは真のチャンピオンと呼べません。
「結果オーライ」で喜ぶというわけにいかないのです。
私は紀平梨花を荒川静香、羽生結弦というオリンピック金メダリストの流れを引き継げるアスリートと考えています。
強敵のいる接戦では判断ミスが命取りになります。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

紀平梨花は「逆境に強い」とも書かれていました。
ことさら強調することもありません。
大舞台で勝利を収める選手は皆たいていそうです。
世界選手権ではぜひともクリーンな演技を見せてください。

ちなみに、私の印象では、四大陸選手権は1位が紀平梨花、2位が三原舞依、3位が坂本花織であり、日本勢が表彰台を独占していました。
三原舞依はもっと点数が出てもいい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月9日「紀平梨花はSPのトリプルアクセルが敗因」はこちら。

⇒2019年2月8日「紀平梨花はOKジャンプで勝ち運を取り戻す」はこちら。

⇒2019年2月7日「紀平梨花に金と銀の不安、スケート靴を左だけ取り替え」はこちら。

⇒2019年2月5日「紀平梨花が早速練習・・・アナハイム四大陸選手権」はこちら。

⇒2019年1月28日「紀平梨花は視線がうつろに泳ぐ瞬間がある」はこちら。

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紀平梨花にのしかかる「ポスト浅田真央」の重圧

紀平梨花と浅田真央を比較する
スケーティングの才能は紀平梨花が上

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
男女を通じて日本勢初となるGP初出場初優勝を成し遂げた第4戦「NHK杯」に続き、第6戦「フランス杯」で2連勝を飾りました。
2005年の浅田真央らと並ぶGPデビューシーズンでのGPファイナル進出を決めています。
「やっと正真正銘のポスト浅田真央が現れた」と小躍りして喜んだのが日本スケート連盟です。

フィギュアスケートはゴールデンタイムでしばしば放送されますが、テレビ視聴率を左右するのがスーパースターの出場です。
それにより番組のスポンサー収入がまったく違ってきます。
浅田真央が2014年に休養、2017年に引退して以降、女子フィギュアは人気が低下し、日本スケート連盟は収入が激減しました。
(これには大会収入なども含まれます。)
イチローや中田英寿の絶頂期に引けを取らない羽生結弦が人気を下支えしていますが、選手生命に関わるけがが相次ぎ、現役引退のカウントダウンが始まっています。
日本スケート連盟がニューヒロインの紀平梨花に寄せる期待は大きく、屋台骨を背負ってほしいというのが本音でしょう。

紀平梨花はルックスもスタイルもきれいです。
真面目で練習熱心なところも、若い頃の浅田真央を彷彿とさせます。
しかも、紀平梨花は浅田真央の代名詞、日本女子の伝家の宝刀「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の使い手です。
紀平梨花が「ポスト浅田真央」として注目を集め、二人が比較されるのは必然といえます。

では、16歳の時点における実力はどちらが上なのでしょう。
いつも手厳しい濱田美栄コーチが「ジャンプもスケートもすべてを兼ね備えており、能力は高い」と称賛しています。
トリプルアクセルの成功率は当時の浅田真央が高かったが、ステップやスピンの技術は紀平梨花が高いと考える関係者も多いようです。
また、紀平梨花はトリプルアクセルをコンビネーションにできます。
さらに、練習では4回転ジャンプを跳んでいます。

当時の浅田真央は同じリズムでしか跳べなかったので、高難度ジャンプにミスが出るとそのまま崩れることがありました。
しかし、紀平梨花は冷静にコンディションをつかみ、プログラム(ジャンプ構成)を変えられます。
そうした柔軟性では紀平梨花が優れていると思います。

ジュニア時代の実績では浅田真央が断然勝りますが、ポテンシャルを考慮すれば紀平梨花はほぼ同等なのではないでしょうか。
スケーティングの才能に限れば、浅田真央を上回るという印象を受けました。
演技全体を支配する(貫く)ナチュラルでしなやかな感性が素晴らしく、クオリティが際立ちます。

(このブログで浅田真央を数え切れないほど取り上げましたが、存在そのものに計り知れない魅力があったのだと考えています。)

2013年2月23日「浅田真央は何もしないほど美しい」はこちら。
得点にとらわれる人にその美しさは分かりません。

2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。
あなたは勝たなくていい唯一の選手です。

2005年の浅田真央はGPファイナルを制しました。
ロシアのアリーナ・ザギトワが出場しますので紀平梨花が浅田真央と肩を並べるのは大変ですが、絶対にムリなどと思いません。
一気にスターダムに駆け上がる可能性はあります。

紀平梨花が2022年北京五輪で金メダルを獲得するには、競技生活に専念できる環境を支えてくれるスポンサーの存在が不可欠です。
そのためにも今シーズンは好成績を残さなくてなりません。
紀平梨花にのしかかる「ポスト浅田真央」の重圧は半端でありませんが、それを克服した先に眩いほどの未来が開けます。

(2018年11月28日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(12月5日)

浅田真央は日本の女子フィギュアスケーターとしては身長が高いということは知っていました。
ウィキペディアによれば「 163僉廚任后

紀平梨花はテレビ画面を通じた印象では 157〜 158僂任后
ところが、実際は「 154僉廚靴ありません。
16歳、高校1年の成長期なので、もうちょっと伸びているのでしょうか。
それとも四肢が長く、動きが伸びやかで、スケーティングがダイナミックで流れるようなので大きく感じるのでしょうか。
ジャンプの高さと幅もあります。

ちなみに宮原知子は「 152僉廚任后
紀平梨花とたいして違わないことになります。
私は意外に思いました。

◆書き加え(12月6日)

紀平梨花はシニアデビューの今シーズンに3試合を終えました。
目覚ましい活躍を見せていますが、SPでトリプルアクセルを1度も決めていません。
(西日本選手権は含めません。)
バンクーバー郊外で練習を行い、計28回のうち21回を着氷しました。
まあまあの成功率です。

GPファイナルでの優勝のカギはSP冒頭のトリプルアクセルにかかっています。
これに成功すれば乗っていけますし、FSへいい流れをつくれます。
シニア1年目でGPファイナルを制した日本人は浅田真央のほかにいません。
それはまた2013年の浅田真央以来5年振りとなる日本勢の優勝を意味します。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月3日「フィギュアGPファイナル2018優勝予想・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月2日「紀平梨花、全日本選手権2018で宮原知子へ恩返し」はこちら。

⇒2018年12月1日「紀平梨花に北京五輪金メダル獲得の可能性はあるのか」はこちら。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を「筋肉」で感じ取り再現する才能」はこちら。

⇒2018年11月26日「紀平梨花は頭もいい、超新星は超クール、GP連勝は当然」はこちら。

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紀平梨花は頭もいい、超新星は超クール、GP連勝は当然

紀平梨花は余裕のGPシリーズ2連勝
冷静にトリプルアクセルを捨てる

フィギュアスケート女子シングルの超新星、紀平梨花。
一昨日のブログで、強いだけでなく顔がいいと書きました。

⇒2018年11月24日「紀平梨花は顔もいい、ロシア勢も止められない強さ」はこちら。

そのうえ、グランプリ(GP)シリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」のフリースケーティング(FS)で頭がいいことも判明しました。
16歳の高校1年生とは思えない超クール。

濱田美栄コーチのアドバイスがあったかどうかは分かりません。
紀平梨花は本大会4位以内でGPファイナル進出が確定します。
そこで、「安全運転」に徹しました。
ただし、優勝の可能性を捨てたわけでありません。
ショートプログラム(SP)が終わった時点の出場選手の順位や得点、力量を踏まえています。
紀平梨花はFSで11番滑走であり、そこまでの試合展開と最終滑走のロシアのエフゲニア・メドベージェワの調子も織り込み済みです。

トリプルアクセル(3回転半)は長年にわたって女子にとり最高難度のジャンプです。
成功率が低く、しかも不安定なため、これを武器とする選手は限られました。
たいてい果敢に挑戦する姿が賞賛されてきました。

しかし、紀平梨花は勇敢なだけでなく、冷静さを合わせ持っていました。
何が何でも跳ぶという「がむしゃらさ」がありません。

朝の公式練習では「完璧」と語るほどの絶好調でした。
ところが、夜の試合までの9時間で調子が急降下しました。
GPシリーズの疲労の蓄積やファンの期待の大きさに、不安や緊張も高まっていきました。

冒頭のトリプルアクセルで着氷が乱れ、右手を軽く氷につきました。
回転不足を取られ、GOE(出来栄え点)はマイナスです。

続くトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションを咄嗟にダブルアクセルに落としました。
大正解でした。
これ以降のジャンプは確実に決め、高い加点を引き出しました。

「ムリに跳ばなくても勝てる」。
SPでトリプルアクセルが0点だったにもかかわらず、1位と得点差がほとんどなかったことが相当な自信につながりました。

スピンでもステップでもレベルの取りこぼしがありました。
それでも演技全体は無難にまとめました。
おそらく不本意な選択、不満足な出来でしたが、本大会の勝利は彼女の並々ならぬ才能、そして実力を証明しました。
凄い!!!

シニアデビューシーズンにGPシリーズ2連勝はむろん、日本初の快挙です。
GPファイナルではロシアのアリーナ・ザギトワくらいしかライバルがいません。
しかし、私は順位よりトリプルアクセル3本の成功とノーミスの演技を大切にしてほしい。
紀平梨花の会心の演技を一度見てみたい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月24日「紀平梨花は顔もいい、ロシア勢も止められない強さ」はこちら。

⇒2018年11月22日「紀平梨花、トリプルアクセル成功でGPファイナル確定」はこちら。

⇒2018年11月14日「紀平梨花はフランス杯 230点超え、メドベージェワ撃破も」はこちら。

⇒2018年11月13日「濱田美栄コーチは胸中複雑、紀平梨花が宮原知子に勝利」はこちら。

⇒2018年11月12日「紀平梨花はエキシビションで女王のオーラ」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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