フィギュアスケート男子シングルの羽生結が全日本選手権を欠場する見通しとなりました。
日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によれば、羽生結弦はカナダ・トロントで治療とリハビリに専念しています。
まだ痛みが残っていて、氷上練習さえ再開できない深刻な状況です。
欠場は正式な決定でありませんが、まずそうなるはずです。
羽生結弦は11月9日のGPシリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足首を負傷しています。
他の4回転ジャンプも決められない最悪のコンディションで一番難しい4回転ジャンプに挑んだのは、心のどこかに隙や緩みがあったからです。
同時に、高難度ジャンプ競争への焦りがあったからです。
明らかに慎重さを欠いています。
当初、「右足関節外側靭帯損傷で10日間の絶対安静。その後3〜4週間でパフォーマンスが元のレベルに戻る」と発表されていました。
最短の予定が示されることが多いので、私は重症でないかと案じていました。
やはり、けがの回復が思うように進まず、復帰の予定が大幅に遅れています。
全日本選手権は平昌五輪代表最終選考会を兼ねますが、日本スケート連盟が定める救済措置により選考されます。
羽生結弦は世界フィギュアスケート選手権の王者ですので問題はありません。
しかし、私がもっとも恐れるのは平昌五輪に調整を間に合わせられない非常事態です。
体力も落ちるでしょうし、試合勘も鈍ります。
ろくに練習を積めず、ライバルと戦えるコンディションを整えられない恐れが高まっています。
羽生結弦はGPシリーズ第1戦「ロシア杯」から3か月半のブランクが空きます。
スケジュール的に厳しいので、平昌五輪の2週間前に行われる四大陸フィギュアスケート選手権に出られません。
全日本選手権の欠場により「ぶっつけ本番」でオリンピックに臨むことになりました。
実力を出せれば固いと思われた66年ぶりの連覇に赤信号が灯っています。
むろん団体戦の出場は無理です。
◆書き加え(12月11日)
羽生結弦は昨年は病気で、今年はけがで全日本選手権を欠場します。
国内で最重要の大会に2年連続で姿を見せません。
私は正直、みっともないと思います。
フィギュアスケートは「日本のお家芸」です。
羽生結弦には熱烈なファンが大勢います。
さらに、フィギュアスケートにはファンが大勢います。
あなたの存在価値は、あなただけのものでないのです。
「フィギュア王国の宝」という自覚が欠如しています。
どうかオリンピックまでに絶対に立て直してください。
◆書き加え(12月13日)
羽生結弦が近日中に練習を再開するという記事を見つけました。
まずは一安心です。
ところが、いまだに全日本選手権への出場を諦めていないようです。
1週間足らずの練習で復帰するのは無茶です。
今度傷めたら、それこそオリンピックに間に合わせられません。
コーチや連盟が止めなければなりません。
羽生結弦は北京五輪でも金メダルの最有力候補の一人です。
◆書き加え(12月14日)
羽生結弦が日本スケート連盟を通じて追加のコメントを発表しています。
私は練習再開が近いと聞いて胸をなでおろしましたが楽観できないようです。
羽生結弦は腱と骨に炎症が残っており、氷上に立つのもまだ先になる見込みです。
これは選手寿命を縮めかねない重症と考えなければなりません。
平昌五輪出場さえ危ぶまれる事態になっています。
何とか本番に間に合うように回復を祈るのみです。
◆書き加え(12月20日)
平昌五輪女子シングルの金メダルの最有力候補、ロシアのエフゲニア・メドベージェワが代表選考会であるロシア選手権を欠場します。
医師の勧めで右中足骨の骨折の治療に専念し、来年1月にモスクワで行われる欧州選手権へ向けた準備を進めるようです。
高難度ジャンプを軸とした技術点の偏重により、トップクラスの選手が大変なことになっています。
採点ルールがフィギュアスケートを回転競技に変えてしまいました。
手を挙げて跳ばせて選手を不安定にするなどもってのほかです。
見ていてもつまらない。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。
⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。
⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。
⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。
⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。
⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。
⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。
⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。
⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。
⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。
⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。
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日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によれば、羽生結弦はカナダ・トロントで治療とリハビリに専念しています。
まだ痛みが残っていて、氷上練習さえ再開できない深刻な状況です。
欠場は正式な決定でありませんが、まずそうなるはずです。
羽生結弦は11月9日のGPシリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足首を負傷しています。
他の4回転ジャンプも決められない最悪のコンディションで一番難しい4回転ジャンプに挑んだのは、心のどこかに隙や緩みがあったからです。
同時に、高難度ジャンプ競争への焦りがあったからです。
明らかに慎重さを欠いています。
当初、「右足関節外側靭帯損傷で10日間の絶対安静。その後3〜4週間でパフォーマンスが元のレベルに戻る」と発表されていました。
最短の予定が示されることが多いので、私は重症でないかと案じていました。
やはり、けがの回復が思うように進まず、復帰の予定が大幅に遅れています。
全日本選手権は平昌五輪代表最終選考会を兼ねますが、日本スケート連盟が定める救済措置により選考されます。
羽生結弦は世界フィギュアスケート選手権の王者ですので問題はありません。
しかし、私がもっとも恐れるのは平昌五輪に調整を間に合わせられない非常事態です。
体力も落ちるでしょうし、試合勘も鈍ります。
ろくに練習を積めず、ライバルと戦えるコンディションを整えられない恐れが高まっています。
羽生結弦はGPシリーズ第1戦「ロシア杯」から3か月半のブランクが空きます。
スケジュール的に厳しいので、平昌五輪の2週間前に行われる四大陸フィギュアスケート選手権に出られません。
全日本選手権の欠場により「ぶっつけ本番」でオリンピックに臨むことになりました。
実力を出せれば固いと思われた66年ぶりの連覇に赤信号が灯っています。
むろん団体戦の出場は無理です。
◆書き加え(12月11日)
羽生結弦は昨年は病気で、今年はけがで全日本選手権を欠場します。
国内で最重要の大会に2年連続で姿を見せません。
私は正直、みっともないと思います。
フィギュアスケートは「日本のお家芸」です。
羽生結弦には熱烈なファンが大勢います。
さらに、フィギュアスケートにはファンが大勢います。
あなたの存在価値は、あなただけのものでないのです。
「フィギュア王国の宝」という自覚が欠如しています。
どうかオリンピックまでに絶対に立て直してください。
◆書き加え(12月13日)
羽生結弦が近日中に練習を再開するという記事を見つけました。
まずは一安心です。
ところが、いまだに全日本選手権への出場を諦めていないようです。
1週間足らずの練習で復帰するのは無茶です。
今度傷めたら、それこそオリンピックに間に合わせられません。
コーチや連盟が止めなければなりません。
羽生結弦は北京五輪でも金メダルの最有力候補の一人です。
◆書き加え(12月14日)
羽生結弦が日本スケート連盟を通じて追加のコメントを発表しています。
私は練習再開が近いと聞いて胸をなでおろしましたが楽観できないようです。
羽生結弦は腱と骨に炎症が残っており、氷上に立つのもまだ先になる見込みです。
これは選手寿命を縮めかねない重症と考えなければなりません。
平昌五輪出場さえ危ぶまれる事態になっています。
何とか本番に間に合うように回復を祈るのみです。
◆書き加え(12月20日)
平昌五輪女子シングルの金メダルの最有力候補、ロシアのエフゲニア・メドベージェワが代表選考会であるロシア選手権を欠場します。
医師の勧めで右中足骨の骨折の治療に専念し、来年1月にモスクワで行われる欧州選手権へ向けた準備を進めるようです。
高難度ジャンプを軸とした技術点の偏重により、トップクラスの選手が大変なことになっています。
採点ルールがフィギュアスケートを回転競技に変えてしまいました。
手を挙げて跳ばせて選手を不安定にするなどもってのほかです。
見ていてもつまらない。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。
⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。
⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。
⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。
⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。
⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。
⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。
⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。
⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。
⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。
⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。
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