コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

羽生結弦奇跡

羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略

体を折り、氷と右足に感謝を伝える

きのうのブログ「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」の続きです。

羽生結弦はFSを滑り終えると右手を突き上げ、感無量の表情を見せました。
何度か「勝った」と吠えたようです。
そして体を折り、氷へ感謝を伝えるとともに最後まで持ちこたえてくれた右足に感謝を伝えました。

「317.85点」が表示されると、会場は熱狂的な歓声に包まれました。
2選手を残して首位に立ち、メダル獲得を確定させました。

最終演技者の宇野昌磨が2位に入って金メダルが確定すると、待機していたグリーンルームで涙ぐむ羽生結弦の姿がスクリーンに映し出されました。

勝たないと意味がないと思っていた

羽生結弦は19歳で出場したソチ五輪で金メダルを獲得してから4年の歳月が経ました。
この間、幾多の苦難に見舞われています。
そして、オリンピックシーズンの大けがを乗り越えて出場し、見事な復活劇を成し遂げました。
今大会は団体戦を避け、個人戦にかけていました。

演技にミスが相次いだこともあり、ソチ五輪で「悔しい」と口にしています。
羽生結弦はそれを胸に刻み、あえてアスリートとして険しい道を選んできました。
次世代をしのぐ、飽くなき挑戦です。

しかし、「この試合はとくに勝たないと意味がないと思っていた」と明かしています。
ジャンプ構成の難度を下げても「勝ち」にこだわりました。
自分の強みを生かし、慎重に、慎重に結果を取りにいきました。
とても沈着冷静でした。

羽生結弦が表彰台の頂点に飛び乗る

SP3位の宇野昌磨が銀メダル、SP2位のスペインのハビエル・フェルナンデスが銅メダルとなりました。
全力を尽くして戦った3選手は抱き合い、互いの健闘を称えました。
私は敬意と友情が溢れるシーンに胸が熱くなりました。

ハビエル・フェルナンデスはフィギュアスケートの不毛の地とされてきたスペインに初のオリンピックメダルをもたらしています。
立派です。

「オリンピックチャンピオン」とコールされた羽生結弦は表彰台にぴょんと飛び乗り、最高の笑顔を見せました。
今大会初の「君が代」は金メダルに触れながら歌いました。
「真ん中に揚げた国旗は2回目だけれど、感慨深いものがあった」「頑張ってきてよかった」「生きていてよかった」と率直に語りました。

私は表彰台の頂点が似合う選手だと改めて感じました。
彼こそふさわしい。

北京五輪へ身体をいたわってほしい

私はこのブログで以前に述べたとおり、羽生結弦は五輪3連覇が狙える選手と考えていました。
確かに、平昌五輪では奇跡を目の当たりにしたような感動を覚えました。
スーパースターの勝利はうれしいの一言!
日本に生まれ育った私が使うと変ですが、「日本びいき」です。

しかし、「絶対王者」としてどっしりと構え、中国の金博洋や米国のネイサン・チェンが仕かけた高難度ジャンプ競争に巻き込まれてほしくありませんでした。
向こうは一か八かであり、けがのリスクが高すぎます。
これについても幾度か述べています。

逆境に強い羽生結弦は平昌五輪の個人戦にかろうじて間に合わせましたが、私は本調子の滑りとは感じられませんでした。
この選手のいまの実力で歴代世界最高得点である自己ベストを更新できないのはおかしい。
(今大会はFSで4回転ジャンプを2種4本に抑えていますが・・・。)

それだけでなく、けがが治ったとしても「選手寿命」は確実に短くなります。
日本はもとより世界に熱烈なファンが大勢いるわけですから、もっと身体をいたわってほしい。

トータルパッケージで北京を制する

フィギュアスケートは男女を問わず、選手にけがや病気が多発しました。
それもこれも、得点比重の高い高難度ジャンプ競争が過熱したからです。
練習による足腰や内臓への負荷が大きく、それ以前に食事制限(減量)による精神への負担が重くなります。

おそらく「採点法」が見直され、基礎点が下がるはずです。

羽生結弦は決してジャンプを苦手とするわけでありません。
むしろ、そのGOEも高い。
しかし、基本戦略として「トータルパッケージ」で勝利を収めるアスリートです。
それをだれよりも分かっているのは、ブライアン・オーサーコーチです。

2022年北京五輪3連覇へ向け、羽生結弦に追い風が吹くことは間違いありません。

今大会で伝説となったのは、常識では到底考えられない「復活」に関してでした。
真にそう呼ぶべきは、前人未到のオリンピック3連覇を成し遂げたときです。

私は、羽生結弦はそれを可能にする資質と資格を備えていると考えます。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。

⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。

⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

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羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇

フィギュア男子シングルFSへ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
きのう、江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われました。

私は羽生結弦と宇野昌磨の演技の出来が気になって仕方がありませんでした。
しかし、研修やセミナーなど7日間の出張中であり、仕事が終わったのが午後11時近くでした。
動画を視聴できたのは、日付が変わった深夜です。

練習で見せた滑りを本番で再現

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月振りに実戦に復帰した羽生結弦でしたが、その場がオリンピックの個人戦になりました。
結論から言えば、練習で見せた滑りをそのまま本番で再現しました。
運も味方し、本人が大好きという1番滑走(最終組25番滑走)です。

ショパンの「バラード第1番」の美しい調べに合わせ、しっとりと舞いはじめました。

冒頭で予定していた4回転ループは4回転サルコウに難度を落として決めました。
ジャンプの基礎点が 1.1倍になる後半に得意のトリプルアクセル(3回転半)を余裕で決めました。
4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションジャンプは2本目で両手を挙げています。

魂がこもる演技にファンが熱狂

羽生結弦が登場したときはもちろん、ジャンプを決めるたびに歓声や拍手が沸き、やがて曲がかき消されました。
演技後に客席から「くまのプーさん」がこれでもかと投げ込まれました。
熱狂的な応援を受けました。

不安視された4回転ジャンプを含め、質の高い演技を見せています。
魂がこもっていましたし、ファンへの感謝の気持ちが伝わってきました。
そして、自らが持つ世界最高得点の112.72点に迫る111.68点をマークしています。

66年振りの連覇を視野に収める

氷上練習を再開して1か月ちょっと。
わずかな期間でどうしてここまで戻せるのか、「奇跡」を目の当たりにした思いです。
世界中のメディアが絶賛していますが、滑りはベストコンディションからは差があると感じました。
彼本来の力はもっと上です。

とはいえ、私には「人間業(にんげんわざ)」と思えない復活劇でした。
羽生結弦は男子シングルで66年振りの五輪連覇を視野に収めました。

僅差で続く百点台の選手が3人

私が驚いたのは、羽生結弦に僅差で続く百点台の選手が3人も出たことです。
宇野昌磨のほかにはいないと考えていました。

2位はスペインのハビエル・フェルナンデスで107.58点。
3位は宇野昌磨で104.17点。
4位は中国の金博洋で103.32点。
とくに金博洋は団体戦に続いて自己ベストを更新しています。
高難度ジャンプを得意にしており、完璧に決まると得点が伸びます。

いよいよ運命のフリースケーティング(FS)が始まります。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

⇒2018年2月8日「羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦」はこちら。

⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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