GPシリーズフィンランド大会に登場
羽生結弦は実力突出、五輪連覇の絶対王者
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」。
男子シングルに、ソチ五輪・平昌五輪金メダリストの羽生結弦がいよいよ登場します。
(この記事は11月2日にまとめました。)
昨シーズンは右足首の故障で満足な練習を積めなかったにもかかわらず、オリンピックで2連覇の偉業を成し遂げました。
いまだに実力が突出しており、「絶対王者」と呼べるでしょう。
男子シングルは4回転ジャンプ競争が過熱し、若い選手が有利になっていました。
しかし、今シーズンから変更された「質重視」の採点ルールは羽生結弦にとって追い風となります。
GOE(出来栄え点)が7段階から11段階に広がりました。
フリースケーティング(FS)は演技時間が30秒短縮されて女子シングルと同じ4分になり、ジャンプも1本減らされて7本になりました。
得点が 1.1倍になる後半のジャンプはSPで最後の1つ、FSで最後の3つとなりました。
素人考えでは楽になるはずですが、選手はむしろきつくなったと口にしています。
ルール改正にともない、これまでの得点記録がリセットされました。
世界中のファンの関心は、最初に 300点超えを果たす選手がだれかに向かっています。
GPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」、第2戦「スケートカナダ」に出場した選手からは出ていません。
羽生結弦は平昌五輪以来の実戦となった9月の「オータムクラシック」で優勝しています。
が、SPではスピンに取りこぼしが出て、FSではジャンプにミスが相次ぎ、合計263.65点に留まりました。
仮に完璧な演技を行えたとして、新しい採点ルールでどのような得点が出るのでしょうか。
本人はもちろん皆が楽しみにしています。
フィンランド大会にはロシアのミハイル・コリヤダ、中国の金博洋(ボーヤン・ジン)、韓国のチャ・ジュンファンが出場しますが、おそらく羽生結弦の敵になりません。
ヘルシンキ空港に到着し、「やれることはやってきた」と自信をのぞかせました。
この大会でGPシリーズ通算9勝目を飾るはずです・・・。
◇
私自身は前人未到の「五輪3連覇」を期待しています。
また、十分に可能だと思っています。
羽生結弦はベテランに域に達しつつあり、疲労の蓄積もあれば、治りきらない負傷もあるはずです。
1〜2年は北京五輪への試運転と考えて、けがだけは避けてほしい。
実は、GP初戦が得意でありません。
2010年NHK杯のGPデビューから昨年まで8年連続で優勝を逃しています。
今シーズンはいいスタートを見られるでしょうか。
category:羽生結弦ブログはこちら。
◆書き加え(11月2日)
この大会には羽生結弦とロシアのアリーナ・ザギトワが参加します。
主要大会で直近の五輪の男女金メダリストが揃い踏みするのは26年ぶりとか。
羽生結弦が勝利したオータムクラシックの得点は世界5位です。
スケートアメリカでネイサン・チェンが記録した280.57点が世界1位であり、これを目標にしているかもしれません。
◆書き加え(11月3日)
SPでの滑りはジャンプにいくらか乱れが出て完璧でありませんでした。
106.69点は宇野昌磨が9月に「ロンバルディア杯」で記録した104.15点を抜き、世界1位です。
私は羽生結弦の演技に「凄い」という称賛以外の言葉が見つかりません。
表現世界の深さは追随を許しません。
長い四肢を含む全身の動き、使い方が素晴らしいです。
これを超えるフィギュアスケーターはなかなか現れないのでないでしょうか。
現役でありながら、すでに伝説となりました。
私は昨シーズンのけがの影響をほとんど感じませんでした。
一日でも長く世界の頂点に君臨してほしいと思います。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2018年2月21日「羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略」はこちら。
⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。
⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。
⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。
⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。
Copyright (c)2018 by Sou Wada
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昨シーズンは右足首の故障で満足な練習を積めなかったにもかかわらず、オリンピックで2連覇の偉業を成し遂げました。
いまだに実力が突出しており、「絶対王者」と呼べるでしょう。
男子シングルは4回転ジャンプ競争が過熱し、若い選手が有利になっていました。
しかし、今シーズンから変更された「質重視」の採点ルールは羽生結弦にとって追い風となります。
GOE(出来栄え点)が7段階から11段階に広がりました。
フリースケーティング(FS)は演技時間が30秒短縮されて女子シングルと同じ4分になり、ジャンプも1本減らされて7本になりました。
得点が 1.1倍になる後半のジャンプはSPで最後の1つ、FSで最後の3つとなりました。
素人考えでは楽になるはずですが、選手はむしろきつくなったと口にしています。
ルール改正にともない、これまでの得点記録がリセットされました。
世界中のファンの関心は、最初に 300点超えを果たす選手がだれかに向かっています。
GPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」、第2戦「スケートカナダ」に出場した選手からは出ていません。
羽生結弦は平昌五輪以来の実戦となった9月の「オータムクラシック」で優勝しています。
が、SPではスピンに取りこぼしが出て、FSではジャンプにミスが相次ぎ、合計263.65点に留まりました。
仮に完璧な演技を行えたとして、新しい採点ルールでどのような得点が出るのでしょうか。
本人はもちろん皆が楽しみにしています。
フィンランド大会にはロシアのミハイル・コリヤダ、中国の金博洋(ボーヤン・ジン)、韓国のチャ・ジュンファンが出場しますが、おそらく羽生結弦の敵になりません。
ヘルシンキ空港に到着し、「やれることはやってきた」と自信をのぞかせました。
この大会でGPシリーズ通算9勝目を飾るはずです・・・。
◇
私自身は前人未到の「五輪3連覇」を期待しています。
また、十分に可能だと思っています。
羽生結弦はベテランに域に達しつつあり、疲労の蓄積もあれば、治りきらない負傷もあるはずです。
1〜2年は北京五輪への試運転と考えて、けがだけは避けてほしい。
実は、GP初戦が得意でありません。
2010年NHK杯のGPデビューから昨年まで8年連続で優勝を逃しています。
今シーズンはいいスタートを見られるでしょうか。
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◆書き加え(11月2日)
この大会には羽生結弦とロシアのアリーナ・ザギトワが参加します。
主要大会で直近の五輪の男女金メダリストが揃い踏みするのは26年ぶりとか。
羽生結弦が勝利したオータムクラシックの得点は世界5位です。
スケートアメリカでネイサン・チェンが記録した280.57点が世界1位であり、これを目標にしているかもしれません。
◆書き加え(11月3日)
SPでの滑りはジャンプにいくらか乱れが出て完璧でありませんでした。
106.69点は宇野昌磨が9月に「ロンバルディア杯」で記録した104.15点を抜き、世界1位です。
私は羽生結弦の演技に「凄い」という称賛以外の言葉が見つかりません。
表現世界の深さは追随を許しません。
長い四肢を含む全身の動き、使い方が素晴らしいです。
これを超えるフィギュアスケーターはなかなか現れないのでないでしょうか。
現役でありながら、すでに伝説となりました。
私は昨シーズンのけがの影響をほとんど感じませんでした。
一日でも長く世界の頂点に君臨してほしいと思います。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
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⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。
⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。
⇒2018年2月16日「羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ」はこちら。
⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。
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