コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

花子とアン視聴率

朝ドラ美輪明宏物語…脚本は書き下ろし

きのうのブログ「花子とアンは視聴率ありきのつくり」に続いて・・・。

⇒2014年9月1日「花子とアンは視聴率ありきのつくり」はこちら。

私はNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」をときどき楽しんでいる。
朝に心の健康食品を採るのは、素晴らしい生活習慣である。
スパイスは利いていないが、いい素材を用いているのでそれなりにおいしい。
「花子とアン」が癖になった人も多いようで、高視聴率を当然のように叩き出している。

さて、きのうのブログでこう述べた。

美輪明宏の何とも絶妙な「ごきげんよう。さようなら」が、各回の内容をきれいに包み込んでしまう。
やわらかで安心感があるので、すべてよしという雰囲気になる。
これだけの大物を起用するなら、美輪明宏が登場人物に突っ込むか、物語を引っ掻き回すほうが面白かったと思う。

その際に、私の頭に浮かんだことがある。
きょうのブログで記したい。

NHKは美輪明宏をナレーターに起用するのでなく、彼をヒロイン(?)とした朝ドラをつくるべきだ。
脚本は、半生(実話)を土台にフィクションとして書き下ろし。
NHK朝の連続テレビ小説「美輪明宏物語」。

ついては、見目麗しい女優を男装させて主演(主役)にする。
ヒロインと呼ぶべきか、ヒーローと呼ぶべきか、話がややこしい。
奇想天外、波瀾万丈、刺激に満ち、アクの強い朝ドラになる。

登場人物が多士済々なので、制作費は高騰しそうだ。
三島由紀夫にも会える。
美輪明宏が存命中に準備(取材)し、存命中に放送してほしい。

明日へのヒント第29号「美輪明宏」はこちら。

余談・・・。
私は、今年大ヒットした「アナと雪の女王」と「花子とアン」の名前がごちゃごちゃになる。
63歳を過ぎ、ボケが忍び寄ってきた。
どちらも「女と女」というのが「女性の時代」を実感させる。
近い将来、「男不要」が映画やドラマのステイタスになる。
美輪明宏にこの流れを止めてもらいたい。
やはり話がややこしい。

⇒2014年9月1日「花子とアンは視聴率ありきのつくり」はこちら。

⇒2014年8月29日「嘉納伝助は世間の笑いもの…花子とアン」はこちら。

⇒2014年8月23日「花子とアン平均視聴率の驚異」はこちら。

            ◇◆◇

⇒2014年8月30日「松たか子、レリゴーのつまずき」はこちら。

⇒2014年8月22日「松たか子と神田沙也加のちぐはぐ」はこちら。

⇒2014年8月21日「松たか子、才能と歌唱…アナと雪の女王」はこちら。

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花子とアンは視聴率ありきのつくり

NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」。
ヒロイン花子を吉高由里子が演じる。
「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の半生に基づく。

実話が土台ということで、私はときどき見ていた。
「花子とアン」が面白いのは認める。
初回視聴率が21.8%、最高視聴率が7月5日の25.9%、8月25日までの期間平均視聴率が22.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
申し分のない数字が絶大な人気と評価を物語る。
朝ドラは楽しければいいと思わないわけでない。

しかし、私が期待していたリアリティが乏しい。
松下奈緒主演の「ゲゲゲの女房」のように感情移入ができないのだ。
(フリーランスの経験が長かった私は、この作品が一番身近に感じられた。)

⇒2014年8月27日「松下奈緒、富士山頂の妻が似合うわけ」はこちら。

「花子とアン」が見応えのあるドラマになるうえで、大切なものが欠けているように思う。
しかし、私はじっくりと考える時間をつくれず、原因を突き止められない。
こんなに面白いのに何が不満なのかと自分でも不思議である。

「花子とアン」は、きれいなつくりものを見せられているという気分になる。
キャスティング(主演)、シナリオ(脚本)、演出のいずれか、もしくはすべてに問題がありそうだ。

ヒロインが非の打ちどころがない優等生ということに加え、全体のまとまりがよすぎる。
偏りや綻びがなく、バランス感覚のなかで物語が進んでいく。
それを整った美女の吉高由里子が演じるから、さらに完璧になり、親しみが湧きにくい。
尾野真千子主演の「カーネーション」のような欠点や愚かさがいとおしい。
(朝ドラ史上最高傑作と信じる。)

また、本来は豊かな登場人物の個性がほとんど伝わってこない。
皆、影が薄いのだ。
対照的な葉山蓮子(仲間由紀恵)でさえ、結局、村岡花子と同化してしまう。
そもそも、なぜ二人は馬が合うのかも腑に落ちない。
描写に奥行きがない。

そして、美輪明宏の何とも絶妙な「ごきげんよう。さようなら」が、各回の内容をきれいに包み込んでしまう。
やわらかで安心感があるので、すべてよしという雰囲気になる。
これだけの大物を起用するなら、美輪明宏が登場人物に突っ込むか、物語を引っ掻き回すほうが面白かったと思う。

朝ドラの脚本家は地獄を味わうらしい。
中園ミホも同様に骨を折っているだろう。
しかし、取材が浅いのでないかと疑いたくなる(そんなはずはない)。
私は、この朝ドラに大きな感動を覚えないのはおかしいと自分を責めてきた。

「花子とアン」は視聴率ありきで、そこから逆算して優れたパーツをかき集め、ドラマを組み立てたという印象が強く残る。
そのパーツが互いに弱め合っている。
となると、プロデュースに問題がある。
それが事実でないとしても、そうした勘繰りを与えてしまうのはどうか。

「花子とアン」はつくりが薄味である。
朝は健康第一と言われているようでもある。
私はときどきだが、これからも料理をいただく。

⇒2014年8月29日「嘉納伝助は世間の笑いもの…花子とアン」はこちら。

⇒2014年8月23日「花子とアン平均視聴率の驚異」はこちら。

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松下奈緒、富士山頂の妻が似合うわけ

松下奈緒がNHK土曜ドラマ「芙蓉の人 〜富士山頂の妻」で主役・野中千代子を演じている。
明治時代、気象予報を正確化するために富士山頂に私設気象観測所を築いた夫を支える妻の役どころである。
佐藤隆太が夫役・野中到を演じている。
死を覚悟する夫を守ろうと、自らも前人未到の厳冬の富士山頂で観測をともにした。
むろん、妻も命がけだ。
原作は小説家・新田次郎の「芙蓉の人」。

私は「芙蓉の人」を3回ほど、ちらっと目にした。
視聴ということでないが、なかなか面白かった。
松下奈緒がいい。

NHKドラマのヒロインは、国民的なヒットを記録した「ゲゲゲの女房」以来でなかろうか(不確か)。
これをきっかけに、朝ドラの長期にわたる視聴率低下に歯止めがかかり、復活につながった。

松下奈緒は「ゲゲゲの女房」と同様、「芙蓉の人」で夫を助ける。
現代的な才女だが、どこかに古風な人生観や価値観が残っているのだろう。
また、意思が強いというか、性格がきっぱりしているのだろう。
サブタイトルの「富士山頂の妻」という形容は見事だ。
松下奈緒は周囲の反対を押し切り、夫の後を追って富士山頂へ向かう一途で無謀な役どころが似合う。

松下奈緒は「芙蓉の人」の番宣の一環(?)で「鶴瓶の家族に乾杯」にゲスト出演した。
素敵な家族を求めて日本中を巡る“ぶっつけ本番”の旅番組である。

ロケ地は静岡県西伊豆町だった。
私はちらっと見たが、松下奈緒はまったく物怖じしない。
どこへでも飛び込んでいきそうだ。
世の中に才能を持つ人はたくさんいて、それだけでは成功を収められない。
果敢さは見上げたもの!
おそらく親が本人を尊重し、自由にさせたのだと思う。
お嬢さまなのに、天然の趣を持つ。
松下奈緒は田舎町の市街を歩くと、背の高さと美しさが際立つ。
女優だから当然かもしれないが、華がある。

松下奈緒は「ゲゲゲの女房」以降、多くの経験を積んで成熟が感じられた。
演技力も増した。

テレビ局の懐事情で本格的なドラマはNHKしか制作できにくくなった。
朝ドラ「花子とアン」の驚異的な視聴率を筆頭に、NHKドラマは健闘しているようだ。

⇒2014年8月23日「花子とアン平均視聴率の驚異」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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