西武ライオンズのドラフト1位・大石達也は先日、右肩に違和感を訴え、出場選手登録を抹消された。
私は、ローテーション入りは堅いと思ったが、先発投手としてのスタミナに不安を残していた。
が、宝物であることに変わりはない。
キャンプの疲労が取れれば、すぐに戻ってこられるだろう。
読売ジャイアンツのドラフト1位・澤村拓一などの活躍が気になるかもしれないが、焦らないことだ。

その代わりといってはなんだが、ドラフト2位・牧田和久が初登板で7回3分の1を1失点に抑える好投を見せた。
しかし、澤村拓一同様、救援陣が追い付かれて初勝利を逃した。

牧田和久はサブマリン。
年齢は26歳なので、「オールドルーキー」。
遅い直球を主体に、緩い変化球を交え、ソフトバンク打線を2安打と手玉に取った。
小気味よいテンポで投げ込み、完封ペースだった8回一死、右手中指に血豆ができて降板・・・。
球速のない投手は頭(ブレーンワーク)、つまりピッチングの組み立てで勝負するしかない。

それにしても西武ライオンズはクジ運が強い。
渡辺久信監督が、昨季の菊池雄星と同じ6球団が競合した大石達也を引き当てた。
そのうえ、牧田和久の掘り出し物を手に入れた。
こちらはクジ運というより“目利き”の勝利か。
セ・パ12球団で、西武ライオンズがドラフト会議で最大の収穫を上げたようだ。

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プロ野球今季(2011年シーズン)のルーキー(新人)に関するブログは以下のとおり。

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