コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

葉加瀬太郎

てっぱんテーマ曲、イタリアオペラ歌手の美声

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
最終回の放送へ向かい、シナリオ(脚本)は唐突の頂を極めつつある。
ここまで滅茶苦茶だと、それが癖になる視聴者も少なくないと思えてきた。
いまや限界を突き抜けてしまった。
私などは人生や物事が目論見どおり、計画どおりに進んだことが一度もない。
だから支離滅裂な展開が分からないわけでない。
が、それにしても「てっぱん」は凄すぎる。
掟破りの域に達している。

さて、この朝ドラのためにオリジナルの美しい旋律を提供した葉加瀬太郎(はかせ・たろう)。
バイオリニスト(ヴァイオリニスト)ならでは、楽曲は伸びやかで繊細な情感が溢れている。
そこに葉加瀬太郎ならでは、温かさと切なさが込められている。
私は名曲だと思う。
以下は、番組公式サイトによる。

葉加瀬太郎は小学生の頃から朝ドラを見ていた。
「てっぱん」で音楽を担当することになり、とても光栄に思った。
真っ先に思い浮かべたのは瀬戸内海だった。
父の実家が岡山にあり、よく知っていた。
それを地中海と重ね合わせ、「ひまわり」と「Habanera(ハバネラ)」を作曲した。

タイトルは、曲が完成してからつけているそうだ。
葉加瀬太郎が一番好きな花が、ひまわり。
娘の名前も「向日葵(ひまり)」。
オープニングテーマ曲「ひまわり」は自己採点で百点満点とか。
ヒロイン・村上あかりの性格をイメージした。
彼女を演じる瀧本美織にもつながる。
アレンジは、羽毛田丈史。

それに対し、「ハバネラ」は海の光景をイメージした。
瀬戸内海を鳥瞰し、雄大なメロディとフルオーケストラで表現した。
ドラマの挿入曲の概念を変えたいと、ヨーロッパ映画を意識した。
アレンジは啼鵬(ていほう)。

葉加瀬太郎の「ハバネラ」は、「てっぱん」の印象的な場面で静かに、ときにしっかりと流れる。
この朝ドラの世界観を形づくりながら、しかも広げていくテーマ曲である。
2月(?)から突然、歌曲に変わった。
正確に述べれば、新たなバージョンとして加わった。
イタリア語の歌詞がついたのだ。
しかも歌うのは、イタリアのオペラ歌手。

・・・でなく、日本の演歌歌手、川中美幸(かわなか・みゆき)。
「浜勝」を寿(ことぶき)退社した松下小夜子を演じた。
このところ出番がなかった。
新婚世帯の家計の足しにでもなればと考えたのかもしれない。
演歌で鍛えあげた歌唱力は見事!
押さえながら情感と壮大さを融合させた。

なお、ハバネラはタンゴのルーツとなったキューバの民族舞曲。
ビゼーのオペラ「カルメン」の『ハバネラ』、ナポリ民謡の『オ・ソレ・ミオ』などが、その特徴的なリズムを用いている。
19世紀末までに世界に広まった。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月28日「てっぱん・富司純子と任侠女優・藤純子」はこちら。

⇒2011年3月26日「瀧本美織、期待を上回る…てっぱん最終回」はこちら。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
放送終了まで2週間ちょっとになった11日午後、「東北地方太平洋沖地震」が起こった。
これにより、12日に放送が中断した。
そして、19日に放送が再開した。
1週間分(6日分)が飛んだ。

きのう、午後の時間帯に過去6回分がほぼ連続で放送された。
中断分でない。
おそらく毎週土曜日に放送されていた1週間分の再放送だろう。
本来なら12日。
それがやはり飛んだ。

私は大震災により、3月半ば〜5月に予定されていた企業での講演や研修が中止になった。
つまり、取りやめ。
3社を数える。
また、1社は延期になった。
未曽有の大災害であり、勉強どころでないと判断したのだ。
いずれの企業も業務に深刻な支障が出たり、いわゆる「災害特需」への対応を迫られたり…。

「東北地方太平洋沖地震」による死者は1万人に迫り、1995年1月17日の「阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)」を大きく上回って戦後最悪。
おもに津波被害である。
しかも、警察に届け出のあった行方不明者と合わせると2万人を超えた。
消息が分からない人も大勢・・・。

今回の大震災で私個人が相当な影響を受けているくらいだから、日本全体が混乱しきっている。
社会も経済も生活も…。
が、被災者のことを思えば、皆が我慢しなくてならない。
一日も早い復興を願う。

                       ◇

ところで、「てっぱん」はシナリオが破天荒であり、私は役者泣かせだと思う。
台本(脚本)に従って演じているわけだが、出演者は“無茶振り”に近い受け止め方をしていたのでないか。
ベテランは何とかこなし、若手は体当たりで乗り切った。
皆、汗だく…。

人はだれしも二面性や多面性を持っているにしろ、出演者は表情や仕草、言い方をころっと変えなくてならない。
それが“記号”のように映り、私などは白けてしまう。
あまりに不自然。
シナリオに無理が多いからだ。
これが「てっぱん」の視聴率に幸いしたか?
案外、人気の要因かもしれない。

「てっぱん」の主要キャストのなかで、わりと自然な演技が許されたのはヒロイン・村上あかり役の瀧本美織、育ての親・村上真知子役の安田成美の二人くらいでなかろうか。
とくに19歳の瀧本美織は怖いもの知らずで、まっすぐ、のびのび、はつらつ。
この朝ドラのなかで実際に生き、実際に暮らしているようだった。
演技が達者なこともあり、“素”に見えるほどだ。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

「てっぱん」は放送終了が迫る。
葉加瀬太郎作曲の「ひまわり」を聞けるのも、近藤良平振り付けの「てっぱんダンス」を見られるのも、残りわずか・・・。
前者は旋律が美しく、朝ドラでさまざまなアレンジがなされている。
後者は踊りが温かく、関西・中国地方を中心に大勢の視聴者を巻き込んでいる。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

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⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
だいぶ前にクランクアップし、放送も残すところわずかとなった。
ヒロイン・村上あかり役の瀧本美織のまっすぐな演技、そしてベテラン出演者のサポートにより視聴率が好調らしい。
瀧本美織が撮影で流した涙の総量はどれくらい?

ところで、この朝ドラで注目されたのが、安田成美の起用だった。
ヒロインの養母・村上真知子役を控えめに演じている。
養父・村上錠役は、朝向きの顔でないと自覚する遠藤憲一。
私は久しぶりに安田成美を見た。
どこか古風な雰囲気を漂わせ、不思議な魅力を秘めており、やわらかな知性をまとう。
ヘアスタイルのせいだけであるまい。
やさしく美しい。
夫は、とんねるずの木梨憲武。

安田成美は昔、NHK朝のテレビ小説「春よ、来い」で1年間ヒロインを演じる予定だった。
脚本家・橋田壽賀子の自伝小説のドラマ化。
が、肉体的・精神的な疲労による体調不良を理由に途中降板。
よくよくのことだ。
中田喜子が急きょ、代役を務めた経緯がある。
私は真相を知らない。
血液型でくくると叱られそうだが、B型はいったんいやになると我慢できない?

あれから歳月が流れ、NHKと和解したのだろう。

                       ◇

2月頃から「てっぱんダンス」に大勢の視聴者が日替わりで登場するようになった。
年齢も職業も実にさまざま。
近藤良平が振り付けたこの踊りは人をハッピーにする。
オープニング映像を楽しみにしている方も多いのでは…。

以下に、「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」と題する2010年11月23日のブログを収める。

                      ◇◆◇

きょうは「勤労感謝の日」。
祝日。
大阪城公園で「第1回てっぱんダンス収録会」が開催される。
NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の番組公式サイトでの呼びかけ「踊ってみたい人、集まれ!」に応じ、大勢が詰めかけるのでなかろうか。
きっと盛りあがる。
この会場は、私が大阪出張の際にしばしば宿泊するホテルからいつも一望している。

私は仕事に追われ、可憐な瀧本美織がヒロイン・村上あかりを演じる「てっぱん」そのものはなかなか見られない。
テレビをつけていたとしても音声を聞く程度。
しかし、葉加瀬太郎の「ひまわり」が流れ、近藤良平の「てっぱんダンス」が始まると、つい手を止めてしまう。
オープニングが気になって仕方ないのだ。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

私のお気に入りの“踊り手”は以下のとおり。
額の汗をぬぐい、一息つく小学生の男の子。
鰹節(かつおぶし)をひらひらする呉服屋(?)の若女将(?)。
「トン! トン! トン!」のポーズをする魚屋(?)のおっちゃん。
腕を組んで回る若い男女。
実は、この男性は何を隠そう私である。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

作曲も振付も最高!
地元に留まらず周辺、さらに各地から朝ドラ「てっぱん」ファンが駆けつけるのでは…。
元気なら自家用ジェットで大阪城公園へ飛んでいき、パラシュートで踊ってみたい。
このところわが家の物置でホコリをかぶっている。

しかし、私と妻は体調不良。
きょうは二人並んで1時間の入念なボディケアを施してもらう。
日頃の頑張りが足りないせいか、だれも褒めてくれない。
そこで、自らにプレゼントを贈ることにした。
長年の無理がたたり、夫婦ともに体がぼろぼろ…。
とくに仕事と家事をこなしてきた妻が弱っている。

以下に、「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」と題する2010年11月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
バイオリニスト・葉加瀬太郎(はかせ・たろう)が手がけたテーマ曲「ひまわり」の美しさ、そして振付師・近藤良平(こんどう・りょうへい)が手がけた「てっぱんダンス」の温かさ。
絶妙な取り合わせ!
楽曲と踊りは傑作である。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

そして、ヒロイン・村上あかり役の「瀧本美織(たきもと・みおり)」が体当たりの演技を見せる。
ちっこいが、大きな情熱とエネルギーがほとばしる。
それと、この子は抜群にうまい。
おまけに感極まって、いつもうるうるしている。
とてもチャーミング!

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

瀧本美織の脇をベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)ががっちりと固める。
説得力の強い中村玉緒(なかむら・たまお)の語りの力も動員し、ハチャメチャなシナリオ(脚本)をほとんどカバーしてしまう。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

すべてが“力技”で成り立つ画期的な朝ドラである。
それもそのはず、テーマ曲「ひまわり」が完成し、それがヒロインのキャラクター(性格)を決定づけた。
シナリオはさらに後工程。
視聴者も強引さに慣れてきた?

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

さて、おとといの昼休み、近藤良平がコンドルズのメンバーを率いてNHKの「金曜バラエティー」に出演し、「てっぱんダンス」の実演・特訓を行った。
私は仕事の途中だったので、テレビ画面をほとんど見られなかった。
会場は中高年が中心だが、全員が立ちあがり一緒に踊りを楽しんだ。
皆、笑顔がこぼれ、幸せそう。

先のブログ「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」で述べたとおり、「てっぱんダンス」は大げさなのに自然。
面白おかしく、どこか切なく、それでいてうれしい。
私は内臓を熱くされ、すっかり感動してしまった。
楽曲の高揚と相まって、「鉄板」を介した人々の交流が深まっていく。
さらに、村上家の家族の絆、あかりと祖母の絆が深まっていく。

やはり先のブログで、私は「てっぱん」のテーマ音楽とダンスがどれくらい大勢の視聴者を巻き込んでいけるかが、この朝ドラが人気を得るうえで大きなカギを握ると述べた。

NHK(制作陣)も同じ考えのようで、総合テレビを中心に、「てっぱんダンス」の一大キャンペーンを展開しはじめた。
枠はミニ番組「NHKプレマップ」。
「てっぱんダンス・ひとり編(2分)」「てっぱんダンス・グループ編(2分)」「てっぱんダンス・全部編(5分)」を12月末まで繰り返し放送するようだ。

おそらく「てっぱん」の前の朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒロイン・松下奈緒(まつした・なお)が紅組司会を務める大みそかの「NHK紅白歌合戦」でピークに持っていこうとしているのでは…。
近藤良平やコンドルズが登場するか。
それどころか紅白の出演者全員が踊るかもしれない。
となると、当然、瀧本美織もうるうるしながら踊ることに…。
かわいいだろうなぁ。

「てっぱん」公式サイトには、振付を担当した近藤良平による「てっぱんダンス(正規版)」の教則映像が公開されており、膨大なアクセスを得ている。
「解説付き」に加え、素人が練習しやすいように左右の「反転版」が用意される。
しかも、それぞれ一人編と二人一組編。
恐ろしく親切である。
さらに、コンドルズ(メンバー)によるアレンジバージョンも用意される。

NHKは本気になり「てっぱんダンス」をはやらせようとしている。

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瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり

私は先々週土曜日(2月19日)、福岡で丸1日の講演だった。
宿泊先の西鉄グランドホテルで早く目が覚めた。
会場が徒歩3分、開始が午前10時なので、時間にかなり余裕がある。
そこで、NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」を久しぶりに見た。

この朝ドラが始まった頃、ヴァイオリニスト・葉加瀬太郎によるテーマ曲「ひまわり」が真っ先に完成したと知り、私は驚いた。
これが瀧本美織によるヒロイン・村上あかりの性格を決定づけ、そのうえで「てっぱん」のシナリオ(脚本)がつくられていった。
非常に珍しいケース。

私は変だなぁと思ったが、この日ようやく納得した。
ドラマでは、村上あかりの実の父が作曲し、トランペット好きの実の母に贈ったのが「ひまわり」だった。
愛し合っていた二人は何らかの事情で別れたが、すぐに母はヒロインを身ごもっていることを知った。
そして、出産と同時に亡くなった。
当時、ヒロインは母が吹くこの曲をおなかのなかで聞いた。

作曲家の父は村上あかりが娘と知った。
それを告げずに去ったが、母の形見のトランペットを大切にするヒロインに贈ったのはやはり「ひまわり」だった。
この曲を吹く村上あかりは、なぜか懐かしさを感じた。
どこかで聞いたよう・・・。

脚本の強引さが目に余った「てっぱん」。
実の父の出現もあまりに唐突だった。
そして、この日の展開も強引といえなくないが、私は初めてなるほどと思った。
シナリオ作成の当初から、このドラマのクライマックスの一つとして設定されていたのだろう(おそらく)。

私はこの日の深夜、電話で妻から「てっぱん」がクランクアップしたことを教えられた。
2月18日に3月26日放送分の最終回が収録された。
セレモニーでは、瀧本美織は実の祖母役の富司純子とともに大きな花束を受け取った。
昨年5月24日に広島県尾道市のロケからクランクインした。
瀧本美織は約9カ月間の長丁場を乗り切り、共演者や制作スタッフにねぎらわれて号泣…。
お疲れさまでした。

このブログで幾度も述べたが、彼女は非常に達者である。
新人と思えない頑張りだった。

以下に、「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」と題する2010年12月13日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私はすっかりご無沙汰している。
「てっぱん」のファンもさることながら、朝ドラ自体の熱心なファンがいて番組を支えているのだろう。
国民人気を博した松下奈緒主演の「ゲゲゲの女房」の後を受け、高い視聴率でスタートを切った。
私はその後どのように推移しているか知らないが…。

先だって「てっぱん」を久し振りに見た。
といっても、ながら視聴。
間が空いたので、内容が飲み込めない。
もともと骨太の思想というかストーリーのない朝ドラだが…。

私は、この朝ドラのシナリオに疑問を感じてきた。
幾度も述べているが、あまりに強引である。
偶然を脚本上でことごとく必然に塗り替えるやり方は目に余った。

それと、もう一つ。
お好み焼屋の開店は「てっぱん」が半ばを過ぎる年明けに持っていってほしかった。
あくまで個人的な希望。
この朝ドラのゴール辺りに開店が置かれていると思い込んでいた。
3分の2を超える2月くらいがよかったのでは…。

「がんぼたれ(男勝り)」の孫・村上あかり(瀧本美織)と「いけず(意地悪)」の祖母・田中初音(富司純子)の確執は、それなりに見応えがあった。
体当たりの新人女優と百戦錬磨のベテラン女優の演技の取り合わせも面白かった。

二人の間に氷解ムードが漂いはじめてから「おのみっちゃん」の開店に至るまでが一瞬で進行してしまった印象が残っている。
特別なゴールはないはずであり、急ぐ必要はなかったように思う。
制作陣はなにゆえに焦ったのか。

さまざまな人間ドラマが絡み、紆余曲折があって、村上あかりが苦労すればするほど、開店の感動は大きくなった。
私はあれっと拍子抜けした。
失敗では?

この朝ドラには、まだいくつかの山場が用意されているのだろう。
そうでなくては来年3月下旬まで視聴者をとても引っ張っていけない。
ひょっとして「てっぱん」の最後にビッグサプライズが仕込まれているのかなぁ・・・。

「てっぱん」は視聴者の涙を絞り取ることにより続いているドラマである。
そして、主演の瀧本美織はその点において天才的である。
私は歴代のヒロインをすべて知っているわけでないが、彼女に肩を並べる女優を思い出せない。

「てっぱん」は、制作の裏側が透けて見えるのが最大の難点である。
スタッフの立場からは「苦労」ということになるが、お茶の間の視聴者はしらけるかもしれない。

                      ◇◆◇

連続テレビ小説「てっぱん」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」とヒロイン・瀧本美織などに関するブログ(一部)は以下のとおり。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2011年1月29日「志村けん、てっぱんダンスとヒゲダンス…志村軒」はこちら。

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第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合

きょうは「勤労感謝の日」。
祝日。
大阪城公園で「第1回てっぱんダンス収録会」が開催される。
NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の番組公式サイトでの呼びかけ「踊ってみたい人、集まれ!」に応じ、大勢が詰めかけるのでなかろうか。
きっと盛りあがる。
この会場は、私が大阪出張の際にしばしば宿泊するホテルからいつも一望している。

私は仕事に追われ、可憐な瀧本美織がヒロイン・村上あかりを演じる「てっぱん」そのものはなかなか見られない。
テレビをつけていたとしても音声を聞く程度。
しかし、葉加瀬太郎の「ひまわり」が流れ、近藤良平の「てっぱんダンス」が始まると、つい手を止めてしまう。
オープニングが気になって仕方ないのだ。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

私のお気に入りの“踊り手”は以下のとおり。
額の汗をぬぐい、一息つく小学生の男の子。
鰹節(かつおぶし)をひらひらする呉服屋(?)の若女将(?)。
「トン! トン! トン!」のポーズをする魚屋(?)のおっちゃん。
腕を組んで回る若い男女。
実は、この男性は何を隠そう私である。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

作曲も振付も最高!
地元に留まらず周辺、さらに各地から朝ドラ「てっぱん」ファンが駆けつけるのでは…。
元気なら自家用ジェットで大阪城公園へ飛んでいき、パラシュートで踊ってみたい。
このところわが家の物置でホコリをかぶっている。

しかし、私と妻は体調不良。
きょうは二人並んで1時間の入念なボディケアを施してもらう。
日頃の頑張りが足りないせいか、だれも褒めてくれない。
そこで、自らにプレゼントを贈ることにした。
長年の無理がたたり、夫婦ともに体がぼろぼろ…。
とくに仕事と家事をこなしてきた妻が弱っている。

以下に、「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」と題する2010年11月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
バイオリニスト・葉加瀬太郎(はかせ・たろう)が手がけたテーマ曲「ひまわり」の美しさ、そして振付師・近藤良平(こんどう・りょうへい)が手がけた「てっぱんダンス」の温かさ。
絶妙な取り合わせ!
楽曲と踊りは傑作である。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

そして、ヒロイン・村上あかり役の「瀧本美織(たきもと・みおり)」が体当たりの演技を見せる。
ちっこいが、大きな情熱とエネルギーがほとばしる。
それと、この子は抜群にうまい。
おまけに感極まって、いつもうるうるしている。
とてもチャーミング!

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

瀧本美織の脇をベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)ががっちりと固める。
説得力の強い中村玉緒(なかむら・たまお)の語りの力も動員し、ハチャメチャなシナリオ(脚本)をほとんどカバーしてしまう。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

すべてが“力技”で成り立つ画期的な朝ドラである。
それもそのはず、テーマ曲「ひまわり」が完成し、それがヒロインのキャラクター(性格)を決定づけた。
シナリオはさらに後工程。
視聴者も強引さに慣れてきた?

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

さて、おとといの昼休み、近藤良平がコンドルズのメンバーを率いてNHKの「金曜バラエティー」に出演し、「てっぱんダンス」の実演・特訓を行った。
私は仕事の途中だったので、テレビ画面をほとんど見られなかった。
会場は中高年が中心だが、全員が立ちあがり一緒に踊りを楽しんだ。
皆、笑顔がこぼれ、幸せそう。

先のブログ「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」で述べたとおり、「てっぱんダンス」は大げさなのに自然。
面白おかしく、どこか切なく、それでいてうれしい。
私は内臓を熱くされ、すっかり感動してしまった。
楽曲の高揚と相まって、「鉄板」を介した人々の交流が深まっていく。
さらに、村上家の家族の絆、あかりと祖母の絆が深まっていく。

やはり先のブログで、私は「てっぱん」のテーマ音楽とダンスがどれくらい大勢の視聴者を巻き込んでいけるかが、この朝ドラが人気を得るうえで大きなカギを握ると述べた。

NHK(制作陣)も同じ考えのようで、総合テレビを中心に、「てっぱんダンス」の一大キャンペーンを展開しはじめた。
枠はミニ番組「NHKプレマップ」。
「てっぱんダンス・ひとり編(2分)」「てっぱんダンス・グループ編(2分)」「てっぱんダンス・全部編(5分)」を12月末まで繰り返し放送するようだ。

おそらく「てっぱん」の前の朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒロイン・松下奈緒(まつした・なお)が紅組司会を務める大みそかの「NHK紅白歌合戦」でピークに持っていこうとしているのでは…。
近藤良平やコンドルズが登場するか。
それどころか紅白の出演者全員が踊るかもしれない。
となると、当然、瀧本美織もうるうるしながら踊ることに…。
かわいいだろうなぁ。

「てっぱん」公式サイトには、振付を担当した近藤良平による「てっぱんダンス(正規版)」の教則映像が公開されており、膨大なアクセスを得ている。
「解説付き」に加え、素人が練習しやすいように左右の「反転版」が用意される。
しかも、それぞれ一人編と二人一組編。
恐ろしく親切である。
さらに、コンドルズ(メンバー)によるアレンジバージョンも用意される。

NHKは本気になり「てっぱんダンス」をはやらせようとしている。

Copyright (c)2010 by Sou Wada

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シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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