コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

藤原秀之

小西泰聖主将の桐蔭学園が花園準々決勝で天理と激突(更新)

東の横綱・桐蔭学園のキャプテン
SH小西泰聖がチームの先頭

桐蔭は15人一体の継続と展開のラグビー

桐蔭学園は西高東低の高校ラグビー界のなかで「東の横綱」と呼ばれてきました。
相撲界では「東の横綱」は格上ですが、桐蔭学園は東日本の横綱という意味です。
(大阪勢や福岡勢と互角に戦えそうな唯一の東日本のチーム。)

桐蔭学園は第98回(2018年度)全国高校ラグビー(冬の花園)で悲願の単独優勝を目指しています。
日本代表フルバック(FB)松島幸太朗(現サントリー)を擁した第90回(2010年度)に東福岡と31−31で両校優勝を成し遂げました。
前回は準決勝で準優勝の大阪桐蔭(桐蔭学園と無関係)に敗れ、4強に留まりました。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

桐蔭学園はシーズンごとの選手の傾向や特性により変わることがありますが、基本的には15人が一体となる継続と展開のラグビーが持ち味です。
そして、今シーズンはフォワード(FW)とバックス(BK)をつなぐスクラムハーフ(SH)の小西泰聖(こにし・たいせい)が主将を務め、チームの先頭に立っています。

日本のラグビー界を引っ張る逸材の一人

小西泰聖は近い将来の日本ラグビー界を引っ張っていく逸材の一人として注目されてきました。
身体は身長が 167cm、体重が72kgと小兵(こひょう)です。

中学までスタンドオフ(SO)でしたが、高校からSHへ転向しました。
桐蔭学園では1年からレギュラーの控えに名を連ねました。
パスの正確さ、速さと長さに秀でており、チャンスと見ればディフェンスの隙を突く判断力も備えます。
さらに 100メートル11.4秒のスピードも武器としています。

昨年10月にユース五輪7人制に日本代表として出場して計6トライを奪い、初の銅メダル獲得に貢献しています。
南アフリカとの予選リーグ初戦で7−12の後半5分、自陣のスクラムからボールを持ち出すと、相手に一度も触らせない圧巻の約90メートル独走トライを決めました。
「自分の強みのスピードが世界の舞台でも通用して自信になった」と語りました。

が、この大会で右ひざを負傷し、帰国後3週間は治療に専念しています。
神奈川県予選の決勝では慶應を相手に先制トライを挙げるなどしてチームを奮い立たせ、37−14で勝利を収めました。

藤原秀之監督は桐蔭学園を率いて17年目です。
かつての教え子、昨年8月に大学生でただ一人の日本代表候補に選ばれたSH齋藤直人(早稲田大3年)を引き合いに出し、「総合力では齋藤のほうが上だが、パスや走る速さなどの能力では小西のほうが上かもしれない」と高く評価しています。

選抜で花園敗退の大阪桐蔭に雪辱果たす

桐蔭学園は前回、準決勝で大阪桐蔭と対戦しています。
7−12のビハインドから、64次の連続攻撃を仕掛けましたが、最後は無念のペナルティを犯してノーサイドになりました。
後5点、残り1メートルが届きませんでした。
小西泰聖は「SHとして攻撃をコントロールできず、自分の力のなさを感じた。成長するきっかけになった」と振り返っています。
また、「負けている時間帯にキャプテンとして声を出してチームを盛り上げることも求められる」と語りました。

他の強豪校に体格で劣る桐蔭学園は年明け、新チームで展開ラグビーの基本となるパス練習を繰り返して行いました。
小西泰聖はどのような状況でもFWとBKにボールをさばけるように毎日投げました。

桐蔭学園は昨年4月8日に全国高校選抜ラグビー(春の熊谷)の決勝で大阪桐蔭とぶつかりました。
前半は風下を選択し、小西泰聖を起点にスピーディな攻撃でディフェンスを崩してリードしました。
後半は一時10点差まで追い上げられましたが、3トライを奪って突き放し、46−26で雪辱を果たしています。
大会連覇は史上2校目の快挙であり、自身もハットトリックを達成しました。

先輩の思いも背負って悲願の単独制覇へ

桐蔭学園は3年生が今シーズンのスローガンに「磨」を掲げました。
先輩が築いてくれた昨シーズンの「礎」を磨くという意味です。
SH小西泰聖主将は悲願の単独優勝へ「先輩たちの思いも背負って頑張りたい」と意気込みました。

小西泰聖は尊敬する高校の先輩・齋藤直人がいる早稲田大へ進学します。
選抜2冠と初の花園単独優勝を手土産に卒業すると誓いました。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

⇒2018年12月1日「選抜優勝桐蔭学園ラグビー部は冬の花園で激戦区入り」はこちら。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

◆書き加え(1月1日)

石見智翠館に優勝候補とは思えない戦い

3回戦が行われ、初戦(2回戦)と同じく白のセカンドジャージーで臨んだ桐蔭学園が後半の4トライで粘る石見智翠館を突き放し、43−17で勝利を収めました。
終わってみれば合計6トライの快勝で4大会連続13回目の準々決勝進出(8強入り)を決めました。

最初のトライを石見智翠館に奪われ、ハンドリングやラインアウトなどでミスが出てチャンスをつぶし、もたつきました。
最初はまさかの劣勢でした。
前半25分にトライで逆転してからは、危険なプレイがあった石見智翠館にイエローカードが出て数的有利となり、徐々に点差を広げました。
後半開始10分ほどでようやく桐蔭学園らしいトライを3本たたみかけました。
ただし、20分過ぎにトライを2分許してしまいました。

優勝候補と思えない戦いぶりであり、今後の試合に大きな不安を感じさせました。
Aシード校にはもちろん勢いのあるBシード校にも勝てないのでないでしょうか。
1月3日の4回戦(準々決勝)は元日に中部大春日丘を21−10で下した天理です。
大丈夫でしょうか。

◆書き加え(1月3日)

スピードのある天理との準々決勝に自信

小西泰聖主将は準々決勝で天理と対戦することが決まると、「スピードのあるチームなので楽しみ。春の選抜や夏合宿でも関西のチームとやっているので、いつもどおり準備して臨みたい」と余裕の感じられるコメントを発しました。
自信があるのでしょう。

◆書き加え(1月3日)

天理に大苦戦、辛うじてAシードの面目

4回戦(準々決勝)で桐蔭学園が44−29で天理を下し、Aシードの面目を保ちました。

風下を選んだ前半は3トライを奪われました。
しかし、スタンドオフ(SO)津田貫汰が2本のペナルティゴール(PG)を決めるなどし、20−19の1点リードで折り返しています。

風上に立った後半はキックを積極的に使って優位に進めました。
3分と8分にトライを奪い、一気に流れを引き寄せました。
終盤に懸命な追い上げを見せる天理を振り切りました。

天理は兄貴分の天理大が全国大学選手権で9連覇中の帝京大を倒して決勝進出を決めています。
それに続きたいと望んでいたはずであり、さぞかし悔しかったでしょう。

藤原秀之監督は試合後、天理の針の穴を通すようなパスを絶賛しました。
互いにトライが5本ずつでしたので、厳しい表情を崩していません。
結局、SO津田貫汰が3本のPGを含むキックの機会をすべて決めたことが勝利につながりました。
この苦い経験を次へ向けて生かしたいと語っています。

準決勝の東福岡戦へ課題を克服できるか

桐蔭学園は4大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めました。
しかし、私は前半の戦いぶりを見て桐蔭学園が負けるだろうと肝を冷やしました。
天理が強いという噂は聞いていましたが、ここまでの苦戦を強いられるとは意外です。
(見る側ははらはらしても、選手は冷静に試合を組み立てていた可能性がないわけでありません。)
それにしても、あっさりと失点しており、東福岡と戦えるかどうか心配です。

なお、東福岡はFWの平均体重が89.2圓△蠅泙后
が、例年より小さめであり、どうにもならないほどの強さまでは感じません。
BKがいいのでしょう。
私は希望を捨てていませんが、中1日で課題を克服できるかどうか。

◆書き加え(1月5日)

東福岡と大接戦、大阪桐蔭と桐蔭対決へ

準決勝で互いにAシードの桐蔭学園が46−38で東福岡を下して決勝へ進みました。
試合は激しい点の取り合いとなり、同点あり逆転ありの白熱した展開でした。
桐蔭学園が最後に競り勝ち、振り切りました。
3大会ぶり、6度目の決勝進出です。

前半、3分と9分にトライを決めて17点のリードを奪いました。
私がまったく予想しない展開でした。
その後、東福岡の反撃を受け、前半を24−17で折り返しました。

後半、4分と7分にトライを奪われて24−31と逆転されました。
その後は一進一退の攻防が続きます。
10分、15分にトライを決めて逆転し、21分にトライを奪われて1点差に詰め寄られながらも大接戦を制しました。

決勝の相手は準決勝でBシードの流通経済大柏を31−17で下したAシードの大阪桐蔭になりました。
昨春の選抜決勝に続く「桐蔭対決」です。
(このときは46−26で下しました。)
大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独優勝となります。
桐蔭学園は第90回(2010年度)大会で初優勝を叶えていますが、東福岡と両校優勝でした。

◆書き加え(1月9日)

小柄の桐蔭学園に勝ってほしかった・・・

桐蔭対決は桐蔭学園が24−26で大阪桐蔭に敗れました。
得点を眺めれば、桐蔭学園のゴールキック(GK)1本で両校優勝、ペナルティゴール(PG)1本で逆転優勝という大接戦です。
しかも、ゲームとしては逆転負けになります。
奪ったトライも相手と同じ4本です。

平成最後の決勝にふさわしい激闘だったのは確かですが、とくに後半は大阪桐蔭にフィジカルの差で圧倒されました。
私は破壊力さえ感じました。

体格で劣る桐蔭学園はパスでも動きでもスピードで対抗しようと考えていました。
しかし、大阪桐蔭はタックルが激しく、防御が堅く、攻撃を止められました。
また、勝負どころで密集戦を仕かけられ、モールで押されています。

SH小西泰聖主将は、終了の笛に天を仰ぎました。
SO津田貫汰は前半22、28分のトライで得た難しい位置からのGKを外しました。
PGを含め、準決勝までは驚異の成功率で勝利に貢献してきました。
「大事な場面で外した」と自らを責めました。

藤原秀之監督は「点差より実力の差があった」と冷静に受け止めました。
ラグビーは格闘技でなく球技とし、「ランニングラグビーこそ真骨頂」とボールスキルに磨きをかけてきました。
「選手が継続ラグビーを貫いてくれた」と伝統スタイルで戦ったフィフティーンを称えました。

ワールドカップ(W杯)で小柄の日本チームは大柄の海外チームと戦います。
地元ということもありますが、W杯も念頭に置きながら観戦した私は15人でボールを動かす桐蔭学園に勝ってほしいと思っていました。
が、期待した「ひょっとしたら・・・」は起こりませんでした。
大阪桐蔭は甲子園も花園も強かった。

とはいえ、桐蔭学園は最近10年で最多タイの5度目の決勝であり、立派です。
どうか選抜3連覇を成し遂げてください。

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高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠(決勝当日更新)

桐蔭学園が西のチームの20年連続優勝を阻止
選抜連覇、東の横綱が第98回を制する

花園はワールドカップへ向けて大改修を終了

大阪の冬の風物詩といえば「花園」。
第98回全国高校ラグビー(全国高等学校ラグビーフットボール大会)が2018年12月27日から東大阪市花園ラグビー場と東大阪市多目的広場で行われます。
元日までに3回戦を済ませてベスト8が出揃い、主将による抽選で1月3日の準々決勝、1月5日の準決勝の組み合わせが決まります。
そして1月7日に決勝が行われます。
(平成最後の花園となります。)

第1グラウンドが来秋開催の「ラグビーワールドカップ2019」へ向けて改修され、初の大会となります。
スタジアムの正面玄関は「スクラム」をモチーフにした格子状のデザインに刷新されています。
LEDによる照明設備や 710インチ大型スクリーンが完備し、座席はセパレートタイプに変更されています。
ゴールポストは高さ13メートルからワールドカップ仕様の17メートルに取り替えられています。

東西の桐蔭が軸になるも本命は桐蔭学園の声

今大会は予選で前回優勝の東海大大阪仰星が姿を消す大波乱が起こりました。
早くから優勝候補として名前が挙がっていたのが、東福岡高校(福岡)、大阪桐蔭高校(大阪第一)、桐蔭学園高校(神奈川)の3校です。
高校ラグビーは「西高東低」と言われ、西のチームが20年連続で優勝を収めています。
(2010年度は桐蔭学園が東福岡に試合終了直前に追いつかれて両校優勝でした。)

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

しかし、ここへきて東西の「桐蔭(両校は無関係)」が優勝争いの軸になるものの、優勝候補の本命に桐蔭学園を推す声が強くなりました。
私は横浜に暮らし、自宅から遠くないところに同校があります。
地元を応援していますのでうれしいのは確かですが、最後に勝ちきることができないという負の記憶が残っています。

なぜか選手個々の能力に加え、展開力が優れた東福岡を推す声はあまり聞こえてきません。

私がラグビーに嵌まったきっかけは体育授業

大昔のテレビドラマなどの影響もあるのかもしれませんが、私のなかで高校ラグビーはとくに「青春スポーツ」というイメージが強い。
一度でも負けたら終わってしまう若い力の激突は見応えが十分です。
なかでもスクラムの押し合い、縦への攻撃が試合の大半を占めるフォワード(FW)戦は見終わったときに両肩ががちがちに凝っています。

私は50年前に富山県立魚津高校でラグビーをやってみて大好きになりました。
といっても部活動でなく体育の授業にすぎませんが、雪の積もる冬季はすべてラグビーでした。
「前にボールを投げてはいけない」くらいの説明があっただけで、いきなり試合に入ったように思います(記憶が曖昧)。

私はフルバック(FB)で、突進してくる相手をタックルで倒せる痛快さ、ボールを持ったらなりふり構わず突っ走れる奔放さに嵌まりました。
(キックを使いたくなかった。)
いま思えば好き勝手にやっていただけで、チームスポーツの観点からは滅茶苦茶です。

社会生活だと大問題ですが、ラグビーでは人に遠慮なくぶつかれるのが快感だったのだと思います。
この経験がきっかけとなり、ラグビーの早明戦、高校ラグビーなどをテレビ観戦するようになりました。

桐蔭学園ラグビーは選抜優勝と合わせて2冠へ

桐蔭学園は11月の県予選の決勝で慶應義塾を37−14で破り、4年連続17回目の花園出場を決めています。
西の高校と互角に戦える東の横綱とされます。
これまで4回の準優勝、1回の両校同時優勝に留まり、狙うのは悲願の単独優勝です。

桐蔭学園は前回の準決勝で大阪桐蔭に敗れました。
7−12のビハインド、自陣から8分間、64次の連続攻撃を仕かけましたが、あと1メートルでペナルティを犯してノーサイド、涙を飲みました。
が、今春の選抜決勝で大阪桐蔭を46−26で破り、史上2校目の連覇を成し遂げました。

2002年にチームを率いた藤原秀之監督は15年目を迎えます。
強力FW、とくにフロントローに頼った点を反省し、準決勝敗退後は15人でボールを動かす練習を積ませました。
その成果がすぐに選抜連覇に表れました。

藤原秀之監督が花園で目指すのは継続ラグビー

藤原秀之監督は今年のチームを「リーダーシップを取れる人間がそろい、まとまっている」と評する一方、昨年のチームより劣るFWの体格を危惧しました。
チームスローガンに「磨」を掲げ、展開ラグビーに必須となるキャッチやパスなどの基礎訓練を繰り返すとともに、最後まで走れる体力づくりに努めてきました。
グラウンドも土から人工芝に一新され、本番に近い環境で練習を行えるようになりました。

桐蔭学園はFWとBK(バックス)が一体となり、皆がボールをつなぐ伝統の「継続ラグビー」で戦います。

桐蔭ラグビーの中心となるSH小西泰聖主将

その中心となるのが、スクラムハーフ(SH)の小西泰聖(こにし・たいせい)主将です。
優勝した選抜決勝で50m独走を含む3トライを奪いました。
昨年敗退した準決勝で「SHとして攻撃をコントロールできず、力のなさを感じた」と語りました。

小西泰聖は10月のユース五輪(7人制)で世界を驚かせるラン(走り)とステップを見せて6試合でチーム最多の6トライを挙げ、初の銅メダル獲得の原動力になっています。
何せ 100m11.4秒のスピードを誇り、そのうえパスの確かさと速さ、長さに優れます。
密集からパスで攻撃を組み立て、チャンスと見ればディフェンスの隙を突きます。

日本の将来のラグビー界を引っ張る逸材の一人とされています。
尊敬する高校の先輩・齋藤直人がいる早稲田大学へ進学することが決まっており、2冠を手土産に卒業すると誓いました。

小西泰聖は今年のチームについて「全員が走ることができ、トライも取れる」と語っています。
自身もSHとして、どんなきつい状況でも、そしてどんなプレッシャーでも、FWとBKにバランスよくボールをさばけるように練習を積みました。

PR鈴木康平、HO紀伊遼平など代表候補8人

桐蔭学園は小西泰聖を含め、選抜決勝でハットトリックのプロップ(PR)鈴木康平、突破力が強いフッカー(HO)紀伊遼平、ゲームコントロールがうまいスタンドオフ(SO)津田貫汰、決定力が高いウィング(WTB)佐々木隼など、8人が高校日本代表候補に選出されています。

桐蔭学園ラグビー部は新花園優勝第1号を飾る

Aシードの桐蔭学園は2回戦から出場します。
組み合わせ抽選会の結果、初戦は12月30日の午前11時30分から、大分舞鶴高校(大分)と深谷高校(埼玉)の勝者と戦います。
大分舞鶴は33年連続出場の名門であり、深谷も10回目出場の実力校です。

⇒2018年12月1日「選抜優勝桐蔭学園ラグビー部は冬の花園で激戦区入り」はこちら。

藤原秀之監督は「私も金子俊哉FWコーチも高校時代、花園で優勝を経験しているので、選手たちにも単独優勝してもらいたい」と語りました。
小西泰聖主将も「単独優勝するという目標はこの1年ずっとぶれていない」と力を込めました。
桐蔭学園は新花園の優勝第1号として名前を残します。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

◆書き加え(12月28日)

大分舞鶴は桐蔭学園の練習台にならないと誓う

大会第2日の12月28日、1回戦で大分舞鶴が深谷を26−21で下しました。
堀尾大輔監督が「理想的な入りだった」と語る前半4分からの4連続トライで主導権を握りました。
深谷は得意のFW戦に持ち込んで後半残り6分で5点差に追い上げましたが、逆転は叶いませんでした。

これで桐蔭学園の初戦の相手は大分舞鶴になりました。
優勝を1回成し遂げたことのある伝統校、実力校です。
堀尾大輔監督は桐蔭学園の練習台にならないと誓いました。
チャレンジャーとして激しく当たってきますので、気の抜けない試合になります。

◆書き加え(12月30日)

桐蔭学園は大分舞鶴を圧倒、3回戦は石見智翠

藤原秀之監督は「前半から勝負をかけてくる。しんどい試合になる」と大分舞鶴に警戒観を示しました。
SH小西泰聖主将は「1回戦で接戦を勝ち上がってきた大分舞鶴の勢いに気をつけたい」と話していました。

が、実際には67−7で圧倒しました。
まったく危なげがありませんでした。
次は3回戦、尾道を22−7で下した石見智翠館になります。
強敵です。

◆書き加え(1月1日)

石見智翠館に優勝候補とは思えない戦い

3回戦が行われ、初戦(2回戦)と同じく白のセカンドジャージーで臨んだ桐蔭学園が後半の4トライで粘る石見智翠館を突き放し、43−17で勝利を収めました。
終わってみれば合計6トライの快勝で4大会連続13回目の準々決勝進出(8強入り)を決めました。

最初のトライを石見智翠館に奪われ、ハンドリングやラインアウトなどでミスが出てチャンスをつぶし、もたつきました。
最初はまさかの劣勢でした。
前半25分にトライで逆転してからは、危険なプレイがあった石見智翠館にイエローカードが出て数的有利となり、徐々に点差を広げました。
後半開始10分ほどでようやく桐蔭学園らしいトライを3本たたみかけました。
ただし、20分過ぎにトライを2分許してしまいました。

優勝候補と思えない戦いぶりであり、今後の試合に大きな不安を感じさせました。
Aシード校にはもちろん勢いのあるBシード校にも勝てないのでないでしょうか。
1月3日の4回戦(準々決勝)は元日に中部大春日丘を21−10で下した天理です。
大丈夫でしょうか。

⇒2019年1月2日「小西泰聖主将の桐蔭学園が花園準々決勝で天理と激突」はこちら。

◆書き加え(1月3日)

天理に大苦戦、辛うじてAシードの面目

4回戦(準々決勝)で桐蔭学園が44−29で天理を下し、Aシードの面目を保ちました。

風下を選んだ前半は3トライを奪われました。
しかし、スタンドオフ(SO)津田貫汰が2本のペナルティゴール(PG)を決めるなどし、20−19の1点リードで折り返しています。

風上に立った後半はキックを積極的に使って優位に進めました。
3分と8分にトライを奪い、一気に流れを引き寄せました。
終盤に懸命な追い上げを見せる天理を振り切りました。

天理は兄貴分の天理大が全国大学選手権で9連覇中の帝京大を倒して決勝進出を決めています。
それに続きたいと望んでいたはずであり、さぞかし悔しかったでしょう。

藤原秀之監督は試合後、天理の針の穴を通すようなパスを絶賛しました。
互いにトライが5本ずつでしたので、厳しい表情を崩していません。
結局、SO津田貫汰が3本のPGを含むキックの機会をすべて決めたことが勝利につながりました。
この苦い経験を次へ向けて生かしたいと語っています。

準決勝の東福岡戦へ課題を克服できるか

桐蔭学園は4大会連続の準決勝進出(4強入り)を決めました。
しかし、私は前半の戦いぶりを見て桐蔭学園が負けるだろうと肝を冷やしました。
天理が強いという噂は聞いていましたが、ここまでの苦戦を強いられるとは意外です。
(見る側ははらはらしても、選手は冷静に試合を組み立てていた可能性がないわけでありません。)
それにしても、あっさりと失点しており、東福岡と戦えるかどうか心配です。

なお、東福岡はFWの平均体重が89.2圓△蠅泙后
が、例年より小さめであり、どうにもならないほどの強さまでは感じません。
BKがいいのでしょう。
私は希望を捨てていませんが、中1日で課題を克服できるかどうか。

◆書き加え(1月5日)

東福岡と大接戦、大阪桐蔭と桐蔭対決へ

準決勝で互いにAシードの桐蔭学園が46−38で東福岡を下して決勝へ進みました。
試合は激しい点の取り合いとなり、同点あり逆転ありの白熱した展開でした。
桐蔭学園が最後に競り勝ち、振り切りました。
3大会ぶり、6度目の決勝進出です。

前半、3分と9分にトライを決めて17点のリードを奪いました。
私がまったく予想しない展開でした。
その後、東福岡の反撃を受け、前半を24−17で折り返しました。

後半、4分と7分にトライを奪われて24−31と逆転されました。
その後は一進一退の攻防が続きます。
10分、15分にトライを決めて逆転し、21分にトライを奪われて1点差に詰め寄られながらも大接戦を制しました。

決勝の相手は準決勝でBシードの流通経済大柏を31−17で下したAシードの大阪桐蔭になりました。
昨春の選抜決勝に続く「桐蔭対決」です。
(このときは46−26で下しました。)
大阪桐蔭は前回の決勝で東海大仰星(現東海大大阪仰星)に敗れ、選抜の決勝で桐蔭学園に敗れていますので、雪辱に燃えているはずです。

大阪桐蔭が勝てば初優勝となり、桐蔭学園が勝てば初の単独優勝となります。
桐蔭学園は第90回(2010年度)大会で初優勝を叶えていますが、東福岡と両校優勝でした。

◆書き加え(1月9日)

小柄の桐蔭学園に勝ってほしかった・・・

桐蔭対決は桐蔭学園が24−26で大阪桐蔭に敗れました。
得点を眺めれば、桐蔭学園のゴールキック(GK)1本で両校優勝、ペナルティゴール(PG)1本で逆転優勝という大接戦です。
しかも、ゲームとしては逆転負けになります。
奪ったトライも相手と同じ4本です。

平成最後の決勝にふさわしい激闘だったのは確かですが、とくに後半は大阪桐蔭にフィジカルの差で圧倒されました。
私は破壊力さえ感じました。

体格で劣る桐蔭学園はパスでも動きでもスピードで対抗しようと考えていました。
しかし、大阪桐蔭はタックルが激しく、防御が堅く、攻撃を止められました。
また、勝負どころで密集戦を仕かけられ、モールで押されています。

SH小西泰聖主将は、終了の笛に天を仰ぎました。
SO津田貫汰は前半22、28分のトライで得た難しい位置からのGKを外しました。
PGを含め、準決勝までは驚異の成功率で勝利に貢献してきました。
「大事な場面で外した」と自らを責めました。

藤原秀之監督は「点差より実力の差があった」と冷静に受け止めました。
ラグビーは格闘技でなく球技とし、「ランニングラグビーこそ真骨頂」とボールスキルに磨きをかけてきました。
「選手が継続ラグビーを貫いてくれた」と伝統スタイルで戦ったフィフティーンを称えました。

ワールドカップ(W杯)で小柄の日本チームは大柄の海外チームと戦います。
地元ということもありますが、W杯も念頭に置きながら観戦した私は15人でボールを動かす桐蔭学園に勝ってほしいと思っていました。
が、期待した「ひょっとしたら・・・」は起こりませんでした。
大阪桐蔭は甲子園も花園も強かった。

とはいえ、桐蔭学園は最近10年で最多タイの5度目の決勝であり、立派です。
どうか選抜3連覇を成し遂げてください。

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プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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