きのうのブログ「菅野智之…巨人油断、ドラフト一本釣り詰め甘く大失態」に続いて・・・。
⇒2011年10月29日「菅野智之…巨人油断、ドラフト一本釣り詰め甘く大失態」はこちら。
プロ野球ドラフト会議2011(新人選手選択会議2011)。
最大の目玉・菅野智之投手の単独指名は固いと思われていた読売巨人軍(ジャイアンツ)は、北海道日本ハムファイターズの想定外の重複指名に慌て、うろたえた。
この時点で競合抽選の行方は決まった。
当たりくじを引く運は巨人から逃げていった・・・。
◇
大波乱が起こった今年のドラフト会議。
私がつくづく思うのは、横浜ベイスターズは菅野智之を1位指名すべきだったということ。
このブログで述べたとおり、失うもののない横浜は“やけくそ作戦”が正しい。
なぜなら、菅野智之は一貫して地元(神奈川県)である。
相模原市出身。
東海大学付属相模高校を経て東海大学野球部に所属。
強い愛着心は持っているはずだ。
横浜が交渉権を獲得すれば、入団した可能性は十分にあった。
少なくとも日本ハムよりもかなり高い。
同一リーグ(セ・リーグ)の巨人に対して遠慮があったのか。
横浜では巨人ファンのほうがはるかに多い。
その反発も恐れたのか・・・。
が、ゴールデンルーキー・菅野智之の入団により、実力も人気も落ちるところまで落ちたチームを立て直すきっかけになったことは確かだ。
本人も家族もしぶしぶ理解を示したかもしれない。
横浜は非常に惜しいチャンスを逃した。
このブログでやはり述べたとおり、藤岡貴裕投手の1位指名では勝ち目がなかった。
世間がアッと驚く果敢な挑戦で、まったく違った展開が開けた?
実際、横浜はドラフトの成果がきわめて低調である。
地元に暮らす私は、この球団に闘争心を感じない。
◇
ところで、巨人。
菅野智之の交渉権獲得に失敗すると、将来性重視の指名に切り替えた。
外れ1位は香川・英明高校の松本竜也投手。
横浜ベイスターズとの競合・抽選に勝った。
弱腰の横浜にくじ運はなかった。
松本竜也はこの1年でもっとも成長したと評される 193センチの長身選手だ。
にもかかわらず、上半身と下半身をバランスよく使える強さが備わる。
高校球界屈指の大型左腕として、多くの球団が外れ1位指名や2位指名の候補にリストアップしていた。
松本竜也は恵まれた体格から投げ下ろす直球で三振が取れる。
2年生まで安定感に欠けており、無名だった。
3年生になってから制球力が増して夏の甲子園を沸かせ、スカウトの注目を集めた。
粗削りの魅力があり、将来性は十分。
松本竜也はまず体づくり。
1軍のマウンドに立つには3年くらいかかりそう。
記者会見で菅野智之に関する質問も飛んだが、「僕を獲ってよかったと思ってもらえるように頑張りたい」と負けん気の強さをのぞかせた。
もっとも、本人の憧れは入団1年目で5勝を挙げた日本ハムのダルビッシュ有であり、それを超えたいと抱負を語った。
巨人では過去に荒木大輔の外れ1位の斎藤雅樹が押しも押されもせぬ大エースに育った。
甲子園出場を果たしていない。
斎藤雅樹は藤田元司監督の助言でサイドスローへ転向した。
やがて、3試合連続完封勝利を含む11試合連続完投勝利の日本記録を達成するなど20勝をマークした。
「ミスター完投」と呼ばれるまでに・・・。
松本竜也も素晴らしいエースになる可能性がある。
結局、巨人は全体に将来性重視のドラフトになった。
ファンが落胆するほど悪くないのでは…。
それと、澤村拓一という本格派右腕が入団したばかり。
来シーズンにはエースに育っていることだろう。
なお、松本竜也は日本人の左腕投手で球界最長身となる。
私は、この球団にどうしても入りたいという気持ちが分からないわけでない。
そうした思いも大切だろう。
しかし、多くの球団が1位指名候補に挙げる有力選手なら、2〜3年の遠回りは覚悟しなくてならない。
ちなみに、巨人では内海哲也も長野久義もそうだった。
◇◆◇
菅野智之に関するブログは以下のとおり。
⇒2011年10月29日「菅野智之…巨人油断、ドラフト一本釣り詰め甘く大失態」はこちら。
⇒2011年10月27日「菅野智之、巨人を逆指名…長野久義、澤村拓一に続け!」はこちら。
⇒2011年10月23日「菅野智之は横浜と巨人が指名…ドラフト会議12球団1位予想」はこちら。
⇒2010年11月14日「東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大」はこちら。
◇◆◇
澤村拓一に関するブログは以下のとおり。
⇒2011年10月19日「澤村拓一、森麻季と結婚、エースナンバー18番を背負う」はこちら。
⇒2011年10月17日「澤村拓一、ぶっちぎりセ・リーグ新人王…巨人4年連続選出」はこちら。
⇒2011年6月7日「澤村拓一の面構えとオーラ…真っ向勝負の魅力!」はこちら。
⇒2011年4月21日「澤村拓一、巨人黄金伝説の扉を開ける」はこちら。
⇒2011年2月12日「沢村拓一は伝説の投手になれ…城之内邦雄」はこちら。
⇒2011年2月11日「沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督」はこちら。
⇒2011年2月7日「沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ」はこちら。
⇒2011年2月4日「沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?」はこちら。
⇒2011年2月3日「勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也」はこちら。
⇒2010年11月12日「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」はこちら。
⇒2010年11月6日「公家の斎藤佑樹と武士の沢村拓一…セ・パ交流戦対決」はこちら。
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プロ野球ドラフト会議2011(新人選手選択会議2011)。
最大の目玉・菅野智之投手の単独指名は固いと思われていた読売巨人軍(ジャイアンツ)は、北海道日本ハムファイターズの想定外の重複指名に慌て、うろたえた。
この時点で競合抽選の行方は決まった。
当たりくじを引く運は巨人から逃げていった・・・。
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大波乱が起こった今年のドラフト会議。
私がつくづく思うのは、横浜ベイスターズは菅野智之を1位指名すべきだったということ。
このブログで述べたとおり、失うもののない横浜は“やけくそ作戦”が正しい。
なぜなら、菅野智之は一貫して地元(神奈川県)である。
相模原市出身。
東海大学付属相模高校を経て東海大学野球部に所属。
強い愛着心は持っているはずだ。
横浜が交渉権を獲得すれば、入団した可能性は十分にあった。
少なくとも日本ハムよりもかなり高い。
同一リーグ(セ・リーグ)の巨人に対して遠慮があったのか。
横浜では巨人ファンのほうがはるかに多い。
その反発も恐れたのか・・・。
が、ゴールデンルーキー・菅野智之の入団により、実力も人気も落ちるところまで落ちたチームを立て直すきっかけになったことは確かだ。
本人も家族もしぶしぶ理解を示したかもしれない。
横浜は非常に惜しいチャンスを逃した。
このブログでやはり述べたとおり、藤岡貴裕投手の1位指名では勝ち目がなかった。
世間がアッと驚く果敢な挑戦で、まったく違った展開が開けた?
実際、横浜はドラフトの成果がきわめて低調である。
地元に暮らす私は、この球団に闘争心を感じない。
◇
ところで、巨人。
菅野智之の交渉権獲得に失敗すると、将来性重視の指名に切り替えた。
外れ1位は香川・英明高校の松本竜也投手。
横浜ベイスターズとの競合・抽選に勝った。
弱腰の横浜にくじ運はなかった。
松本竜也はこの1年でもっとも成長したと評される 193センチの長身選手だ。
にもかかわらず、上半身と下半身をバランスよく使える強さが備わる。
高校球界屈指の大型左腕として、多くの球団が外れ1位指名や2位指名の候補にリストアップしていた。
松本竜也は恵まれた体格から投げ下ろす直球で三振が取れる。
2年生まで安定感に欠けており、無名だった。
3年生になってから制球力が増して夏の甲子園を沸かせ、スカウトの注目を集めた。
粗削りの魅力があり、将来性は十分。
松本竜也はまず体づくり。
1軍のマウンドに立つには3年くらいかかりそう。
記者会見で菅野智之に関する質問も飛んだが、「僕を獲ってよかったと思ってもらえるように頑張りたい」と負けん気の強さをのぞかせた。
もっとも、本人の憧れは入団1年目で5勝を挙げた日本ハムのダルビッシュ有であり、それを超えたいと抱負を語った。
巨人では過去に荒木大輔の外れ1位の斎藤雅樹が押しも押されもせぬ大エースに育った。
甲子園出場を果たしていない。
斎藤雅樹は藤田元司監督の助言でサイドスローへ転向した。
やがて、3試合連続完封勝利を含む11試合連続完投勝利の日本記録を達成するなど20勝をマークした。
「ミスター完投」と呼ばれるまでに・・・。
松本竜也も素晴らしいエースになる可能性がある。
結局、巨人は全体に将来性重視のドラフトになった。
ファンが落胆するほど悪くないのでは…。
それと、澤村拓一という本格派右腕が入団したばかり。
来シーズンにはエースに育っていることだろう。
なお、松本竜也は日本人の左腕投手で球界最長身となる。
私は、この球団にどうしても入りたいという気持ちが分からないわけでない。
そうした思いも大切だろう。
しかし、多くの球団が1位指名候補に挙げる有力選手なら、2〜3年の遠回りは覚悟しなくてならない。
ちなみに、巨人では内海哲也も長野久義もそうだった。
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菅野智之に関するブログは以下のとおり。
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⇒2011年10月27日「菅野智之、巨人を逆指名…長野久義、澤村拓一に続け!」はこちら。
⇒2011年10月23日「菅野智之は横浜と巨人が指名…ドラフト会議12球団1位予想」はこちら。
⇒2010年11月14日「東海大・菅野智之は巨人、興南・島袋洋奨は中央大」はこちら。
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澤村拓一に関するブログは以下のとおり。
⇒2011年10月19日「澤村拓一、森麻季と結婚、エースナンバー18番を背負う」はこちら。
⇒2011年10月17日「澤村拓一、ぶっちぎりセ・リーグ新人王…巨人4年連続選出」はこちら。
⇒2011年6月7日「澤村拓一の面構えとオーラ…真っ向勝負の魅力!」はこちら。
⇒2011年4月21日「澤村拓一、巨人黄金伝説の扉を開ける」はこちら。
⇒2011年2月12日「沢村拓一は伝説の投手になれ…城之内邦雄」はこちら。
⇒2011年2月11日「沢村拓一に開幕投手テスト…巨人原辰徳監督」はこちら。
⇒2011年2月7日「沢村拓一が宮崎牛に舌鼓…巨人1軍キャンプ」はこちら。
⇒2011年2月4日「沢村拓一15番、斎藤佑樹18番…実力はどちら?」はこちら。
⇒2011年2月3日「勝ち星予想…沢村拓一・斎藤佑樹・大石達也」はこちら。
⇒2010年11月12日「沢村拓一は巨人の開幕投手、即沢村賞も…」はこちら。
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