私は今月、東京オリンピックの開催決定、そして父の他界に接し、思うところがありました。
自分の職業人生の残りの年数と認知症(私の場合はアルツハイマー)の発症までの年数ばかり気にしていました。

私は「TOKYO2020」のパネルを見て、とても楽しみになりました。
その瞬間、それまでは現役の営業コンサルタント、営業講師として仕事を頑張ろうと決めました。
私は恐ろしく単純で、頭に思考回路というものがありません。
実はこのところ、あと何年くらい続けられるかという思いが心を占めていました。
それが吹っ切れ、すかっとしました。
自分のなかに「縮み志向」がすっかり染みついていたことに気づかされました。

私は尊敬する父を亡くしました。
最後の十年近くは植物状態でした。
エリート意識、プライドの強かった父はボケることをもっとも恐れ、恥じていました。
実際には、本人は何も分からないまま、穏やかな表情で母のもとへ逝きました。
私もそれが避けられません。
父が衰えはじめた50代後半を過ぎ、すでに62歳に達しています。
実はこのところ、まもなくボケるという思いが心を占めていました。
結果、歳月を要しそうな新しい取り組みを始めていません。
私は毎年、挑戦を続けているつもりでしたが、「前へ進む力」がひどく衰えていたことに気づかされました。

心を強く持たないと、悪魔はかならず私たちの奥深くに巣食い、健全な活動を損ないます。

とにかく動いてみる!
ならばボケの始まりも進行もいくらか遅らせられると、私は考えることにしました。
人は動いている限り、そうそうコケが生えないのです。

むやみに先行きを案じたところで、人生が悪くなることはあってもよくなることはありません・・・。

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