コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

講師の仕事

アメショーは愛嬌たっぷり、家族の話に耳を傾ける

私は疲労困憊の状態で福岡から戻った。
出張中に気になるのが、私の部屋で暮らすアメリカンショートヘア、♀の「フウ」。

huu01渋谷・松涛に暮らしていた頃、賃貸マンションの私の部屋で生まれた。
当時「日経ビジネススクール」の講師の仕事を終え、ヘロヘロになって戻ってきたら、里芋(さといも)みたいな5匹がおっぱいを吸っていた。
父はブラックスモークの「クロ」、母はシルバータビーの「モモ」。
子猫だと油断して“去勢”が遅れたのだった。
わが家は一気にアメリカンショートヘアが9匹になった。

フウは、体毛がクロとモモの中間。
今秋14歳を迎え、猫としてはかなり高齢だ。
顔も体も頭も心も父親に瓜二つだが、優しい気立ては母親譲り。
アメショーらしく愛嬌もたっぷり。
また、家族の話に熱心に耳を傾ける。
言葉がいくらか分かるようだ。

huu02私が長く留守にすると、フウはストレスから自分の体毛を抜くことがある。
むろん、妻が愛情を注ぎ、世話をしている。
それでも以前、体のあちこちにハゲができた。

私が戻ってきて名前を呼んでも、すねて家具に身を隠していることが多い。
「フウ」「フウちゃん」「フウさん」などと呼び方を変えているうちに姿を現す。
フウはほっとした表情を見せた。

                       ◇

私は名古屋・錦でクルマ部品メーカーなど地場企業の社長を対象とした講演が迫る。
主催は三菱UFJリサーチ&コンサルティング(三菱東京UFJ銀行系列)。
その先に、東京・半蔵門で新テーマの講演が控える。
主催はSMBCコンサルティング(三井住友銀行系列)。

私はこのコンテンツの作成に取り組んできたが、終了はまだだいぶ先になる。
連日、時間との闘いである。
というわけで、ブログに手間をかけられない。

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プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける

プロ講師への道は、人それぞれだろう。
が、たいてい第一歩は「本を出す」ことである。
出版界は環境の変化により深刻なダメージを受けており、本が売れなくなった。
それでも依然として、一定の影響力は保っている。
多くの人に自分の存在と主張を知ってもらううえで、本は手っ取り早い。

21世紀に入り、本を出すことは簡単でなくなった。
私は1990年代初頭、40歳を過ぎた頃に日本経済新聞社、ダイヤモンド社、日本実業出版社、サンマーク出版、産能大学出版部の5社に営業をかけた。
そして、5社から執筆の機会を受託し、拍子抜けした。
凡人が本を出すのは至難と覚悟していたからだ。
いまは出版社が慎重で、実績がないと厳しくなっている。

ところで、本を出すのに頭はいらない。
他人から得た知識でなく、自分でつかんだ知恵を持っていればよい。
本やセミナーで知ったことを書くと「著作権侵害」に問われるから当然だろう。
とくにビジネス書はその傾向が強い。

ゆえに、勉強を積んで本を出そうとするのは、もっとも遠回りなやり方である。
そこにたどり着くまでに人生が終わってしまう。

例えば、営業本を出すには、営業の勉強を行うのでなく、営業の体験を積む。
そして、優れた結果を残すことが条件である。

なお、本を出すには、出版社へ営業をかける。
相手は歓迎してくれないので、こちらに度胸と粘り強さが必須となる。
机に座って待っていても、執筆の依頼は寄せられない。

講師になるきっかけとして本を出すのは有効だ。
しかし、例えば営業関連本は大量に出版される。
私は正確に把握していないが、10年前は3百冊、現在は百冊くらいでなかろうか。

本を出すのはかなり大変になった。
それも、著者の買い上げがなく、10パーセントの印税を受け取る条件では…。

本を出したら、それを携えてセミナー会社に営業をかける。
これが狭き門である。
主要なセミナー会社で講師を務められる人は、本を出した人の3パーセントに満たない。
例えば、都市銀行系のシンクタンクが主催する1日3万円前後の受講料が設定されたセミナーでは1パーセントに満たないのでないか。
年間1人?
無料や数千円のセミナーなら話は別だ。
しかし、それでは講師料が数万円に留まる。
講師一本で食べていけない。

懸命な営業努力が実り、講師のチャンスをつかんだとしよう。
ビジネスとして開催しているセミナー会社では、それなりの集客が得られないと、二度とお呼びがかからない。
また、採算ラインに乗っていたとしても、受講者の満足度が低いと、二度とお呼びがかからない。
セミナー会社は“客離れ”が起こるのが一番困るからだ。

が、講師にとりもっとも怖いのは、会場の後ろで事務局として立ち会いながら受講している主催者である。
彼らは無数の講師を知っており、横並びでシビアに評価を下せる。
講師のレベルも講義のレベルも簡単に見抜く。
主催者の眼鏡に適わないと、二度とお呼びがかからない。

新人の講師に「敗者復活戦」はない。
一発勝負だ。
ここが分かっていない人が多すぎる。
プロ講師になるには、最初の壁をどうしても乗り越えなくてならない。

実は、講師の大多数は1回で主催者と縁が切れる。
2〜3回つきあえればよい。
10回つきあえれば凄い。
長期で幾度もつきあえれば立派だ。
それは本を出した千人のうちの1〜3人でないか。
あちこちで名前を見かける講師は実力が図抜けている。
まして、同じ演題を繰り返せる講師は化けものだ。
自分を褒めることになり気が引けるが、これは事実である。

私の「提案営業セミナー」はシンクタンクやマスコミ、経済団体などで5百日の開催実績がある。
私の収入源、企業研修を除外しての数字だ。
公開セミナーの受講者と主催者に感謝したい。

講師のチャンスをつかむのは自分だが、それを続けられるかどうかを決めるのは自分でない。
主催者でもない。
顧客なのである。

日本を代表するビジネスセミナーの常連講師、しかもコンスタントに集客が得られる講師は昨今、営業分野では数名くらいに減った。
絶望的だから、プロ講師の仕事は楽しい。
地獄をくぐり抜けてほしい。

◇◆◇

「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。

⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。

⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。

⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。

⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。

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講師にとり夏場は地獄なのだ

私はこのところブログを講話映像にしてきた。
これまでに書き溜めたブログや原稿に修正を施し、それを読みあげてビデオカメラで撮る。
原稿に手を加えないこともある。
そして、ユーチューブの動画にアップする。
叩き台があるので楽なはずだが、実際には新規でブログを起こすよりはるかに手間がかかる。

今年は梅雨明けが早く、すでに猛暑に突入した。
私はライトに照らされての撮影が厳しくなり、すっかりペースダウンした。
講演動画のブログという無謀な試みも中休み。
そもそも講師にとり夏場は地獄なのだ。
50代半ばを過ぎてからは一段と…。
この時期に無理をすると乗り切れない。
また、気温が下がりはじめる9月頃に大きな反動が出る。
体力の消耗を防ぎ、温存に努めなければならない。

ちなみに、冬場は要注意。
インフルエンザの感染を防ぐ。
今年は免疫を持たない新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)のパンデミックが予想されている。
講師は40度近い高熱でも休めない。
それより何より、講師がインフルエンザにかかっては、会場を埋めた受講者にうつしてしまう。

…年々、地球温暖化など環境破壊の抑制が図られ、不景気によるコスト削減の徹底が進められている。
その結果、冷房の設定温度がずいぶん高くなった。
講演公開セミナー企業研修でも、受講者の背中に汗が染み出ていることが珍しくない。
長時間立ちっ放し、しゃべりっ放しの講師は全身汗まみれになる。
しかも私は営業系、それも変革系の講師なので、声を張りあげることが多い。
もうバケツの水をかぶったよう。
体力の消耗は凄まじい。
それが講師の仕事。

私は陸路しか使わない。
例えば、博多からの帰路では「のぞみ」。
体がベタついて気持ちが悪い。
幸い、主催者がグリーン車を手配してくれており、車内で早々に着替えを行う。
始発駅ではガラガラなので、それが可能なのだ。

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しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
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プロフィール
wada01











和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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