コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

遠藤憲一

斉藤由貴のやかましさ、若尾文子のあでやかさ…おひさま

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
日課のように視聴してしまう、そんな仕立てのドラマだ。
癒やし(いやし)が得られるからか。
井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じる。
私は仕事の都合で毎日は無理だが、それなりに楽しんでいる。

さて、晩年の須藤陽子を演じる若尾文子(わかお・あやこ)。
この朝ドラでは「都会的洗練」を感じさせる。
“あでやかさ”がテレビ画面からあふれる。
若尾文子は、安曇野(あづみの)への入口だろう。
扉を押し開けると、そこには豊かな自然がどこまでも広がる・・・。

視聴者代表(?)の原口房子を演じる斉藤由貴(さいとう・ゆき)。
この朝ドラでは「現代的喧噪」を感じさせる。
“やかましさ”がテレビ画面からこぼれる。
斉藤由貴は、昭和前期への入口だろう。
スイッチを押すと、そこには懐かしい時代がゆっくりと流れる・・・。

若尾文子と斉藤由貴は、スペーススリップとタイムスリップの道具立てである。
おおらかな田舎と昔へ、郷愁を駆り立ててくれる。
二人とも見事であり、私は感心した。

とくに斉藤由貴は熱演だ。
前作「てっぱん」では、遠藤憲一の暑苦しさが通奏低音として作品世界を膨らませた。

⇒2011年4月3日「遠藤憲一の暑苦しさ…てっぱん最高視聴率の理由」はこちら。

本作「おひさま」では、斉藤由貴の暑苦しさが引き立て役として作品世界を際立たせる。
両者の役どころは対照的である。
演出の意向だろうが、斉藤由貴は自分を捨石のキャラクターにした。
シナリオ(脚本)の岡田惠和による、現代への問題提起が含まれるのかもしれない。
貧乏暇なしの私は、猥雑な日常から抜け出せることを夢見て頑張ってきた。

私などは斉藤由貴を見ていると、もういいから早く元に戻して井上真央に会わせてほしいと思う。
「おひさま」にこれといったドラマはない。
当時としてはありきたりな日常を描く本編を、そしてありきたりな日常を演じる主演を、斉藤由貴は輝かせている。

若尾文子もさすがだ。
80歳近い高齢と思えない。
この大女優の着物姿はとても色っぽい。
井上真央は「つや」があり、それは若尾文子につながる。
二人の須藤陽子に違和感はない。
若尾文子はナレーションを兼ねる。

岡田惠和は回想の形を取った。
視聴者に安心感を与えるとともに、ドラマにリアリティを与えるうえで有効である。
そして、若尾文子と斉藤由貴が話し手と聞き手を務める。
どこか掛け合い漫才のようなやり取りが、本編との距離を担保している。

岡田惠和は無茶振りを予告していた。
これから「おひさま」は大きく動くのだろうか。

◆書き加え1(5月20日)

きょうのブログはだいぶ前に書いた。
私はこのところ出張などで「おひさま」をそれほど見られないが、若尾文子と斉藤由貴がまったくといっていいほど登場していないのでは?

ナレーションを兼ねる若尾文子はまだしも、このドラマにおける二人の位置づけ、とくに斉藤由貴の扱いが難しそうだ。
どこまで関与させるか、制作陣(演出)の迷いが感じられる。
現状は宙ぶらりん・・・。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

⇒2011年5月9日「おひさまオープニング、視聴率を捨てる心地よさ」はこちら。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

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てっぱん・富司純子と任侠女優・藤純子

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
ヒロイン・村上あかりを演じる19歳の新人女優、瀧本美織。
彼女と「ダブルヒロイン」と言われたのが、実の祖母・田中初音を演じる大ベテラン女優、富司純子(ふじ・すみこ)だった。
孫くらいの年齢差の瀧本美織をしっかりと盛り立てた。
ちなみに、私はダブルヒロインと思っていない。
あくまで瀧本美織が馬力そして泣き笑いで、この朝ドラを最後まで牽引した。
役者魂というか役者根性というか、見上げたものだ。

富司純子は田中初音を演じるのがわりと難しかったのでないか。
性格がかなりひねくれている。
また、対照的な表情が求められる。
それでも立派にこなしてしまうのは役者としてのキャリアだろう。
若い世代の視聴者は知らないと思うが、東映の任侠女優・藤純子(ふじ・じゅんこ)である。
背中に緋牡丹の刺青を彫ってスクリーンに登場した。
中高年層に熱烈なファンがいるはずだ。

以下に、「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」と題する2010年11月20日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は10日間ほど仕事に忙殺され、ご無沙汰している。
木曜日、たまたま番組を見た。
例によりストーリーが急展開したようで、私は事情がよく飲み込めない。

瀧本美織が演じるヒロイン・村上あかりが実の祖母・田中初音が封印したお好み焼屋をやりたいと言い出した。
それは昔、自分を生んでくれた母を養うために死に物狂いで切り盛りしていた。
ドラマではずっと「開かずの間」だったところ。

この祖母を演じているのが、富司純子(ふじ・すみこ)。
庶民の瀧本美織と対照的に、血統というか家系が別格。
中高年の邦画ファン、とりわけ任侠映画にのめり込んだ方にはいまでも「藤純子(ふじ・じゅんこ)」のほうがしっくりするだろう。

「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子を演じた『緋牡丹博徒』は大ヒットしてシリーズ化された。
やくざ映画にヒロインが誕生。
ついに鶴田浩二、高倉健と並んで“男の東映”の3大スターとなり、観客動員におおいに貢献した。
緋牡丹の刺青を背負った姿は目に焼きついて離れない。
スクリーンいっぱいに凄絶な美しさが漂った。
代表作はシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』。

昔、フジテレビのワイドショー『3時のあなた』で本名の寺島純子(てらしま・じゅんこ)で司会を務めた。

私が覚えているのは、1989年に名作『あ・うん』で映画に復帰したこと。
この際、新人女優としてスタートしたいと、現在の富司純子に改名した。

私がドラマからしばらく離れているうちに、田中初音は人格が変わったよう。
表情が柔らかくなり、しかもときどきはにかみ笑いを見せる。
村上あかりが祖母の閉ざされた心を開いていったのだろう。
すっかり、かわいい孫を見守るおばあちゃんだ。

祖母は育ての親(遠藤憲一、安田成美)が許すなら、孫がお好み焼屋を始めることを認めようと考えていた。
そして、条件が整い、孫を含めた関係者を呼び集め、突然仕切りはじめた。
富司純子は凛とし、静かな気迫と覚悟が伝わってくる。
空気が一変し、場に緊張感が走る。
本領発揮、任侠女優の凄みを彷彿させる。
一人ひとりの意思を尋ねた。
いよいよ自分の考えを述べるところで、続きはあした。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

◆書き加え1(11月19日)

「話は分かった」。
祖母のこの一言で、村上あかりがお好み焼き屋を開店することが決まった。

私は昼休みの時間だったがバタバタしていて、ろくに見られなかった。

店名は「おのみっちゃん」。
あした開店とか…。
せわしない。

◆書き加え2(11月20日)

「庶民の瀧本美織と対照的に…」と記した。
うかつだった。
本人が漂わせる雰囲気から、私はそう感じた。
役柄のせいかもしれない。

ウィキペディアによれば、小学生の頃からダンスのレッスンなどを受けるためにたびたび上京していたらしい。
余裕のない家庭では不可能。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月26日「瀧本美織、期待を上回る…てっぱん最終回」はこちら。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

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瀧本美織、期待を上回る…てっぱん最終回

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
19歳の新人女優、瀧本美織がヒロイン・村上あかりを熱演した。
村上あかりが自分は養子と知るきっかけになった祖母・田中初音が暮らす大阪へ出て、二人でお好み焼き屋を開店して奮闘する物語。
単純なストーリーに荒唐無稽の出来事、そしてさまざまな登場人物のふれあいがこれでもかというくらいに盛り込まれる。
印象は、ドタバタ喜劇ならぬ「ドタバタ人情劇」。
泣かせどころの連続で、視聴率はかなり健闘した。

昨年5月24日の広島県尾道市でのロケ以来、撮影は9カ月に及んだ。
瀧本美織は制服で海に飛び込むシーンに始まり、体当たりの精神で長丁場の収録を駆け抜けた。

先だってクランクアップを迎えたとき、ヒロインを中心に出演者、スタッフが本物の家族みたいになっていた。
最後は、村上家の鉄板ガレージ(?)でお好み焼きを囲むシーンのようだ。
この朝ドラのタイトルからもオープニングからもそうなることは予想できる。
主役の瀧本美織、祖母役の富司純子(ふじ・すみこ)、育ての親役の遠藤憲一と安田成美のほか、柳沢慎吾、森田直幸、京野ことみ、遠藤要、尾美としのりが集まる。

モニターチェックが終わると同時にくす玉が割れ、紙吹雪が舞った。
セレモニーで瀧本美織はやはり号泣。
無事に務め終えた安ど感・達成感・充実感に包まれ、同時にさみしさに襲われた。
育ての母・村上真知子役の安田成美は感涙。
育ての父・村上錠役の遠藤憲一は打ち上げで初めてという、ほろっ。
曲者役が多かったのに、温かいドラマで温かい仲間に囲まれて演技を行えた、自分の役者人生のなかでも思い出に強く残る作品だったと振り返った。
ダブルヒロインと言われた田中初音役の富司純子は、瀧本美織の主演にかける情熱と意気込みをたたえ、期待を上回る頑張りをねぎらった。

予定では「てっぱん」は最終回が3月26日の放送だった。
ところが、大地震の発生により数回の放送が流れた。
どうなる?

◆書き加え1(3月26日)

このブログは、かなり前に書いた。
「てっぱん」は大震災で1週間分(6回分)の放送がずれ込み、最終回は来週土曜日になる。

井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じる次の朝ドラ「おひさま」。
テーマ曲「ひまわり」をいただく「てっぱん」の後は、「おひさま」。
予定より1週間遅れ、4月4日に放送が始まる。

NHK朝の連続テレビ小説は昭和36年(1961年)にスタートした。
私が生まれた10年後。
50年間で83作品を数える(「てっぱん」を含む)。
当初、放送期間は半年でなく1年間だった。

私がぼんやりと記憶している作品は1964年の「うず潮」。
おそらく伊那中学校の1年生。
この作品も広島県尾道市が舞台だった。

ところで、「てっぱん」の最終回の放送日、4月2日の午後7時45分から8時57分まで、NHK総合テレビで「連続テレビ小説50年! 〜日本の朝を彩るヒロインたち〜」と題する特別番組が組まれる。
「おひさま」の前人気を高める狙いも込められている。
番組では過去の全作品が紹介される。
当然、すべてのヒロインも…。

私は放送時間の関係で、朝ドラをほとんど見られなかった。
一般的な学生や職業人は皆そうだろう。
が、懐かしい記憶が蘇ってくるかもしれない。

井上真央が出演するようだ。
瀧本美織はコメントが紹介される。
忘れずに視聴したい。

                      ◇◆◇

朝ドラ「てっぱん」と瀧本美織など出演者に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月22日「中村玉緒、てっぱんナレーションのさじ加減」はこちら。

⇒2011年3月21日「てっぱん視聴率、出演者泣かせの無茶振り」はこちら。

⇒2011年3月8日「安田成美、古風な雰囲気、不思議な魅力…てっぱん」はこちら。

⇒2011年2月28日「瀧本美織の号泣…てっぱんヒロイン村上あかり」はこちら。

⇒2011年2月16日「てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突」はこちら。

⇒2011年2月14日「瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ」はこちら。

⇒2011年2月9日「てっぱん高視聴率のわけ…近藤良平ダンスの温かさ」はこちら。

⇒2011年2月8日「瀧本美織は燃えやすいぞ、と…てっぱん」はこちら。

⇒2010年12月13日「てっぱんの失敗、瀧本美織の涙」はこちら。

⇒2010年11月23日「第1回てっぱんダンス収録会…大阪城公園集合」はこちら。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

⇒2010年11月20日「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」はこちら。

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⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

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⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

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てっぱん脚本は滅茶苦茶…十八番は唐突

私は年末にパソコンがクラッシュしてデータが消滅し、いまだに仕事の遅れを取り戻せない。
無理がたたり、疲労の蓄積と腰痛の悪化に苦しんでいる。
背中もずっと鉄板状態。
NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」はすっかりご無沙汰。

だいぶ前、ちらっと見たとき、瀧本美織が鼻声だった。
長丁場のヒロイン役は恐ろしく大変なはずだ。
実際に務めないと、絶対に分からない。
健康管理に万全の注意を払っていても、どこかで体調を崩してしまう。
インフルエンザだろうか・・・。
高齢の富司純子は頑張っている。

1週間ほど前、村上あかりの実の父らしき人物が現れた。
唐突は、この朝ドラの十八番。
制作陣がそうした展開に持っていくだろうと思っていたが、案の定。

視聴者の関心をつなぎ止めるため、ドラマの本流と関係のないハプニングまで仕込むようになった。
「てっぱん」のシナリオ(脚本)は依然として滅茶苦茶である。
出演者が懸命にリアリティを与えている。
視聴率はわりと好調のようだ。

以下に、「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」と題する2010年11月9日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
このところ動きが鈍ってきた。

てっぱんは急発進、急加速で猛ダッシュし、全速力でデコボコ道を突っ走ってきた。
案の定、飛ばしすぎて息切れが起こった。
必要以上に燃料を消費してガス欠になったのか、それともオーバーヒートを起こしたのか。

ようやく1カ月半を過ぎたところ。
先は長い。

                       ◇

ところで、てっぱんには、シナリオ自体の軽さをカバーするために、あちこちに名言が織り込まれている。
それをヒロイン・村上あかり(瀧本美織)の育ての母(安田成美)や育ての父(遠藤憲一)、実の祖母(富司純子)が言うならともかく、本人が発する。
ムリが多い。

私は、先週金曜日の放送で耳にした言葉に感動した。
「親いうもんは、子どもを守るために立ちはだかるもんや」(不確か)。
祖母の言葉を村上あかりが繰り返すシーンである。

父がそうだった。
私は親の反対を押し切って富山から東京に出てきた。
形をつくれるまでは戻れないとの決意で…。
私は虚無感におかされていたが、それでも何とか頑張り、踏みとどまることができた。
今日までやってこられたことを感謝している。

親は子を守るために立ちはだかる。
私がてっぱんを視聴したなかで一番の名言である。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

◆書き加え1(11月5日)

やはり先週金曜日の放送。
猛烈な台風が大阪を直撃し、お好み焼き屋の覆い(おおい)、さらに戸(玄関)を吹き飛ばした。
開かずの間が開いた瞬間である。

てっぱんは、シナリオが強引ということを受け入れなくては見る気になれない朝ドラである。
私は覚悟している。
が、あまりに乱暴。
だれだ、こんな破天荒なアイデアを出したのは?
いや、破れかぶれか…。

瀧本美織は19歳ながら抜群にうまい。
ベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)がしっかりと支えているとはいえ、この子の体当たりの演技と爆発的なエネルギーで持っているような印象だ。

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瀧本美織、バレンタインデーの手づくりチョコ

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
ヒロイン・瀧本美織は「おのみっちゃん」でお好み焼きをいっぱいつくっている。
猛練習を積んだせいか、実に手馴れている。
主婦の経験がある富司純子はもちろん。

きょうはバレンタインデー。
瀧本美織は愛情をいっぱい込めた手づくりチョコを贈る相手はいるのだろうか。
彼女はかわいくて快活。
年頃なので、いても不思議はない。

瀧本美織は自分から気持ちを打ち明けたいタイプか。

男は外に出て働き、女は内(家)にいて守る。
そうした役割分担が薄れ、性差が縮まった。
愛の告白やプロポーズ(結婚の申し込み)は男の側からという時代は終わった。

ちなみに、私は昭和26年生まれの古い人間なので、先に切り出されるのは大嫌い。
何が何でも自分から告げたい。

以下に、「富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み」と題する2010年11月20日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は10日間ほど仕事に忙殺され、ご無沙汰している。
木曜日、たまたま番組を見た。
例によりストーリーが急展開したようで、私は事情がよく飲み込めない。

瀧本美織が演じるヒロイン・村上あかりが実の祖母・田中初音が封印したお好み焼屋をやりたいと言い出した。
それは昔、自分を生んでくれた母を養うために死に物狂いで切り盛りしていた。
ドラマではずっと「開かずの間」だったところ。

この祖母を演じているのが、富司純子(ふじ・すみこ)。
庶民の瀧本美織と対照的に、血統というか家系が別格。
中高年の邦画ファン、とりわけ任侠映画にのめり込んだ方にはいまでも「藤純子(ふじ・じゅんこ)」のほうがしっくりするだろう。

「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子を演じた『緋牡丹博徒』は大ヒットしてシリーズ化された。
やくざ映画にヒロインが誕生。
ついに鶴田浩二、高倉健と並んで“男の東映”の3大スターとなり、観客動員におおいに貢献した。
緋牡丹の刺青を背負った姿は目に焼きついて離れない。
スクリーンいっぱいに凄絶な美しさが漂った。
代表作はシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』。

昔、フジテレビのワイドショー『3時のあなた』で本名の寺島純子(てらしま・じゅんこ)で司会を務めた。

私が覚えているのは、1989年に名作『あ・うん』で映画に復帰したこと。
この際、新人女優としてスタートしたいと、現在の富司純子に改名した。

私がドラマからしばらく離れているうちに、田中初音は人格が変わったよう。
表情が柔らかくなり、しかもときどきはにかみ笑いを見せる。
村上あかりが祖母の閉ざされた心を開いていったのだろう。
すっかり、かわいい孫を見守るおばあちゃんだ。

祖母は育ての親(遠藤憲一、安田成美)が許すなら、孫がお好み焼屋を始めることを認めようと考えていた。
そして、条件が整い、孫を含めた関係者を呼び集め、突然仕切りはじめた。
富司純子は凛とし、静かな気迫と覚悟が伝わってくる。
空気が一変し、場に緊張感が走る。
本領発揮、任侠女優の凄みを彷彿させる。
一人ひとりの意思を尋ねた。
いよいよ自分の考えを述べるところで、続きはあした。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

◆書き加え1(11月19日)

「話は分かった」。
祖母のこの一言で、村上あかりがお好み焼き屋を開店することが決まった。

私は昼休みの時間だったがバタバタしていて、ろくに見られなかった。

店名は「おのみっちゃん」。
あした開店とか…。
せわしない。

◆書き加え2(11月20日)

「庶民の瀧本美織と対照的に…」と記した。
うかつだった。
本人が漂わせる雰囲気から、私はそう感じた。
役柄のせいかもしれない。

ウィキペディアによれば、小学生の頃からダンスのレッスンなどを受けるためにたびたび上京していたらしい。
余裕のない家庭では不可能。

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タレントの松下奈緒、役者の瀧本美織

パソコンデータが消滅し、書き溜め記事が中心のこのブログは実質的に休止状態が続く。
私はいまだに仕事の遅れを取り戻せない…。

以下に、「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」と題する2010年10月23日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
毎週、過熱気味の展開が続く。
放送開始から1カ月も経っていない。
視聴者のほうがオーバーヒートしないか、私は心配になる。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

失敗、挫折、衝突…。
私たちはよりよく生きようと懸命になるほど、そうした経験をたくさん味わう。
人によってはそれが「トラウマ」となり、心が閉ざしたり、頭が凝り固まったりする。

たいていはそこまでいかない。
自分のなかに、かたくなな部分ができるといった感じ。
私たちが一つや二つ、三つは抱える“傷”だろう。
「日常的な不幸」とでも呼ぶべきか…。

それが深刻でなくても案外、周囲と交わるうえで壁になったり、社会に溶け込むうえで溝になったりする。
長い人生を通して眺めれば、大きな邪魔をするのでなかろうか…。
いわゆる自己実現を果たせないという以前に、非常に窮屈な生き方を強いられる。

さて、「てっぱん」のヒロイン・村上あかり。
おそらく演技なのだが、私にとり「瀧本美織」そのもの。
この子は抜群にうまいのかもしれない。
私は両者がごちゃごちゃになる。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

村上あかりは、偶然かつ必然で祖母・田中初音の下宿に身を投じる(偶然を必然に変える強引さは、「てっぱん」の最大の特徴)。
深い傷を負った大家には、似たような境遇の下宿人が集まる。
村上あかりは持ち前の明るさで、自分が接する人たちの日常的な不幸を徐々に解きほぐし、傷を次第に癒やしていく。
これは勝手な予想だが、でなくてはドラマにならない。

私は、のめり込んだ「ゲゲゲの女房」と異なり、「てっぱん」はときどきテレビをつける程度。
例えば、書斎(自室)で仕事をやっているときなどに、ぼんやりと聞いている。
にもかかわらず、手が止まる。
瀧本美織が発する言葉にハッとさせられるのだ。
鋭く、しかも深い。
ときに私の胸の奥に突き刺さったり、腹の底を熱くさせたりする。

実際には、村上あかりの台詞(せりふ)。
ひたむきに生きるヒロインが吐き出した素直な気持ちという設定である。
ゆえに、年齢相応の平易な表現。

そうした台詞を、瀧本美織は苦もなく口にする。
この子はどんな言葉でも自分のものにしかねない。
視聴者に違和感を与えないのだ。

しかし、冷静に考えると、少女では絶対に語れない「哲学」が含まれている。
それどころか、大人が一生かかってもつかめない「真理」が含まれている。

                       ◇

私が嵌まった「ゲゲゲの女房」。
水木しげる(武良茂)に連れ添う武良布枝が著した自伝が原案である。
この朝ドラは文句なく面白かった。
加えて、「人生の教科書」だった。
私にとり過去ナンバーワン。

また、ヒロイン・村井布美枝役の「松下奈緒」に魅せられた。
すっかりファンになってしまった。
それはいまでも変わらない。

が、陶酔状態をようやく脱した。
すると、「ゲゲゲの女房」と「てっぱん」の素晴らしい二人の主役の違いが分かってくる。
タレントの松下奈緒、役者の瀧本美織。
評価でなく、私の感想。

遠藤憲一や安田成美、富司純子らベテラン共演者が10代の主役を引き立てよう、もり立てようとしていることを承知のうえで述べれば、「てっぱん」は瀧本美織のパワーでもっている。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

好スタートを切った視聴率はどうなっているのだろう。
仮に落ちたとしても、あるいは今後落ちるとしても気にしないことだ。
おもにシナリオ(脚本)を含めた制作陣の問題である。
瀧本美織はのびのびとやったらよい。

ドラマ自体の人気とは別に、彼女の頑張りを買う視聴者は少なくないのでは…。
熱心なファンが増えよう。

収録(撮影)はほぼ毎日で、しかも長丁場なので、体調にくれぐれも気をつけてほしい。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

私は、役者の演技力は短いCM(スポット)ではっきりしやすいと思っている。
瀧本美織は引っ張り凧になりそうだ。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

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てっぱん瀧本美織、笑いどころと泣きどころ

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
私はそれによる仕事の遅れをなかなか取り戻せない。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。

以下に、「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」と題する2010年10月16日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
展開はドタバタ、ストーリーはドロドロ…。
目まぐるしく、暑苦しい。
制作サイドのサービス精神が旺盛であり、毎週何らかの驚きや騒ぎが仕込まれている。
笑いどころと泣きどころが交互に訪れる?

見方を変えれば、視聴者をつなぎ止めるために自転車操業のようなドラマになっている。
「泣き笑い物語」は、前輪が笑い、後輪が泣きである。
この自転車をヒロイン・村上あかり役の瀧本美織(たきもと・みおり)が懸命に漕いでいる。
弾けるような笑顔、ボロボロの泣き顔。
どちらも愛くるしい。
彼女は18歳。
ドラマなのに、どうしてあんなに涙を流せるのか。
ときにグショグショ。

あれっ、ウィキペディアによれば、きょうが誕生日。
1991年10月16日、鳥取市生まれ。
ハッピー・バースデー。19歳。

瀧本美織は非常に達者だ。
そして大変な頑張り屋だ。

昨今は早い段階から役者を目指す人が増えているのだろう。
彼女くらいの演技をこなせる若い子がかなりいるのかもしれない。
競争、そして生き残りが熾烈なわけである。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

                       ◇

村上あかりの育ての父・村上錠役の遠藤憲一がきのう「てっぱん」に続く「あさイチ・プレミアムトーク」に出演した。
うろ覚えだが、朝向きの顔でなくてすみません、のような発言があった。
確かに…。

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瀧本美織、弾ける元気と明るさ…てっぱんヒロイン

私はパソコンクラッシュのアクシデント以降、仕事漬け。
もともと仕事漬けなので、それに輪をかけた状態・・・。
この間、新テーマの講演を何とか3本こなした。
準備不足は否めず、参加者に申し訳なく思う。
それでも、かなりの満足度を得ることができた。
大きな反響があった。

というわけで、私は朝ドラ「てっぱん」をまったく見ていない。
猛烈なスタートダッシュを切った「てっぱん」は、2か月ほどで飛ばしすぎの息切れが目立っていた。
いまはどうなのだろう。
人気や視聴率が気になるが、私は調べる余裕もない。

ヒロイン・瀧本美織はとても愛くるしい。
頑張れ!
クランクアップまで残り1カ月ほどか…。

以下に、「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」と題する2010年10月12日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は予告編を見て、このドラマはフライング気味のスタートを切ると感じた。
初っ端に山場を持ってきた。
最近になって「てっぱん」をちょっと見たが、暴走が止まらない。

尾道の高校を卒業した女の子が大阪へ出てお好み焼き屋を開店する物語である。
たわいがない。
それでも構わないが、視聴者の興味をつなぎ止めるのは容易でない。
そこで、制作サイドとしては毎週どこで泣かせるか、どこで笑わせるか、見せ場をつくらざるをえない。
番組から自転車操業に似た危うさと慌ただしさが漂う。

私は関係者の会議がどのように行われているか知らないが、舞台裏が透けて見えそう…。
どうすれば視聴率を保てるか、サプライズのアイデアフラッシュを重ねてシナリオをつくっていった?
脚本の担当が3人いることも、こうした制作過程と無関係であるまい。
荒唐無稽の展開のつじつまを合わせようとすると、理屈としてのシーンをはめ込むことになる。

ヒロイン・村上あかりと大阪の祖母・田中初音の出会いがそれ。
そして、いきなり出生の秘密を知る。
それも唐突に家に訪ねてきた祖母により暴かれる。
ヒロインを大阪へ行かせるためだ。
案の定、唐突に尾道を飛び出す。
が、頼りにした大阪の就職先は倒産していた。
困り果てたヒロインを祖母が営む下宿屋に投げ込むためだ。
万事がこの調子。

ストーリーはムリを通り越し、ハチャメチャ。
村上あかり役の「瀧本美織」が持つ、弾けそうな元気と明るさで煙に巻けると判断した。
経験豊富な制作陣が新人女優の頑張りに甘えている。
私は、瀧本美織がピエロみたいで、心底かわいそうになった。
この子はとてもよくやっている。
育ての母・村上真知子役の安田成美、父・村上錠役の遠藤憲一の巧みな演技も当てにしている。
今後は田中初音役の富司純子の意地悪な役どころにもたれかかるのだろう。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

「てっぱん」は、絶対ありえない偶然のオンパレードである。
説得力の強い中村玉緒の語りの力で、それを必然に変えてもらう。
やれやれ…。

泣き笑い満載。
ここまでなりふり構わない朝ドラは珍しい。
制作陣は所詮フィクションなので、何をやってもいいと考えているのかもしれない。
てっぱん・村上あかりは、強引・マイウエイ。
ドラマにうとい私でさえ、この展開はさすがに白ける。
最終回まで突っ走るつもりか?

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

私はせめて瀧本美織を応援したい。
美人でないが、とてもかわいいぞ。

◆書き加え1(10月11日)

関係者は、視聴者にこうした印象を与えることを承知のうえで「てっぱん」をつくっている。
きっと確信犯なのだ。
制作サイドの開き直りを感じる。

つくる側は、見る側の十倍どころか百倍、ときに千倍は考えている。

なぜだろう、私はほとんど知らない「藤山寛美」を思い出した。
「上方喜劇」という言葉があった気がする。
「てっぱん」はその流れをどこかで引き継いでいる。
はっきり言って、私は苦手だ。

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富司純子が本領発揮…てっぱんを仕切る凄み

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は10日間ほど仕事に忙殺され、ご無沙汰している。
木曜日、たまたま番組を見た。
例によりストーリーが急展開したようで、私は事情がよく飲み込めない。

瀧本美織が演じるヒロイン・村上あかりが実の祖母・田中初音が封印したお好み焼屋をやりたいと言い出した。
それは昔、自分を生んでくれた母を養うために死に物狂いで切り盛りしていた。
ドラマではずっと「開かずの間」だったところ。

この祖母を演じているのが、富司純子(ふじ・すみこ)。
庶民の瀧本美織と対照的に、血統というか家系が別格。
中高年の邦画ファン、とりわけ任侠映画にのめり込んだ方にはいまでも「藤純子(ふじ・じゅんこ)」のほうがしっくりするだろう。

「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子を演じた『緋牡丹博徒』は大ヒットしてシリーズ化された。
やくざ映画にヒロインが誕生。
ついに鶴田浩二、高倉健と並んで“男の東映”の3大スターとなり、観客動員におおいに貢献した。
緋牡丹の刺青を背負った姿は目に焼きついて離れない。
スクリーンいっぱいに凄絶な美しさが漂った。
代表作はシリーズ第6作『緋牡丹博徒 お竜参上』。

昔、フジテレビのワイドショー『3時のあなた』で本名の寺島純子(てらしま・じゅんこ)で司会を務めた。

私が覚えているのは、1989年に名作『あ・うん』で映画に復帰したこと。
この際、新人女優としてスタートしたいと、現在の富司純子に改名した。

私がドラマからしばらく離れているうちに、田中初音は人格が変わったよう。
表情が柔らかくなり、しかもときどきはにかみ笑いを見せる。
村上あかりが祖母の閉ざされた心を開いていったのだろう。
すっかり、かわいい孫を見守るおばあちゃんだ。

祖母は育ての親(遠藤憲一、安田成美)が許すなら、孫がお好み焼屋を始めることを認めようと考えていた。
そして、条件が整い、孫を含めた関係者を呼び集め、突然仕切りはじめた。
富司純子は凛とし、静かな気迫と覚悟が伝わってくる。
空気が一変し、場に緊張感が走る。
本領発揮、任侠女優の凄みを彷彿させる。
一人ひとりの意思を尋ねた。
いよいよ自分の考えを述べるところで、続きはあした。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

⇒2010年11月9日「てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技」はこちら。

◆書き加え1(11月19日)

「話は分かった」。
祖母のこの一言で、村上あかりがお好み焼き屋を開店することが決まった。

私は昼休みの時間だったがバタバタしていて、ろくに見られなかった。

店名は「おのみっちゃん」。
あした開店とか…。
せわしない。

◆書き加え2(11月20日)

「庶民の瀧本美織と対照的に…」と記した。
うかつだった。
本人が漂わせる雰囲気から、私はそう感じた。
役柄のせいかもしれない。

ウィキペディアによれば、小学生の頃からダンスのレッスンなどを受けるためにたびたび上京していたらしい。
余裕のない家庭では不可能。

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てっぱんの息切れと名言、瀧本美織の演技

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
このところ動きが鈍ってきた。

てっぱんは急発進、急加速で猛ダッシュし、全速力でデコボコ道を突っ走ってきた。
案の定、飛ばしすぎて息切れが起こった。
必要以上に燃料を消費してガス欠になったのか、それともオーバーヒートを起こしたのか。

ようやく1カ月半を過ぎたところ。
先は長い。

                       ◇

ところで、てっぱんには、シナリオ自体の軽さをカバーするために、あちこちに名言が織り込まれている。
それをヒロイン・村上あかり(瀧本美織)の育ての母(安田成美)や育ての父(遠藤憲一)、実の祖母(富司純子)が言うならともかく、本人が発する。
ムリが多い。

私は、先週金曜日の放送で耳にした言葉に感動した。
「親いうもんは、子どもを守るために立ちはだかるもんや」(不確か)。
祖母の言葉を村上あかりが繰り返すシーンである。

父がそうだった。
私は親の反対を押し切って富山から東京に出てきた。
形をつくれるまでは戻れないとの決意で…。
私は虚無感におかされていたが、それでも何とか頑張り、踏みとどまることができた。
今日までやってこられたことを感謝している。

親は子を守るために立ちはだかる。
私がてっぱんを視聴したなかで一番の名言である。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る」はこちら。

⇒2010年10月23日「てっぱんの踊りは人を幸せにする…近藤良平」はこちら。

⇒2010年10月27日「てっぱん見どころは富司純子か瀧本美織か」はこちら。

⇒2010年11月8日「近藤良平てっぱんダンス、あれは私です」はこちら。

◆書き加え1(11月5日)

やはり先週金曜日の放送。
猛烈な台風が大阪を直撃し、お好み焼き屋の覆い(おおい)、さらに戸(玄関)を吹き飛ばした。
開かずの間が開いた瞬間である。

てっぱんは、シナリオが強引ということを受け入れなくては見る気になれない朝ドラである。
私は覚悟している。
が、あまりに乱暴。
だれだ、こんな破天荒なアイデアを出したのは?
いや、破れかぶれか…。

瀧本美織は19歳ながら抜群にうまい。
ベテラン女優2人(富司純子、安田成美)、ベテラン男優2人(竜雷太、遠藤憲一)がしっかりと支えているとはいえ、この子の体当たりの演技と爆発的なエネルギーで持っているような印象だ。

Copyright (c)2010 by Sou Wada

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てっぱん瀧本美織、人生の哲学と真理を語る

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
毎週、過熱気味の展開が続く。
放送開始から1カ月も経っていない。
視聴者のほうがオーバーヒートしないか、私は心配になる。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

失敗、挫折、衝突…。
私たちはよりよく生きようと懸命になるほど、そうした経験をたくさん味わう。
人によってはそれが「トラウマ」となり、心が閉ざしたり、頭が凝り固まったりする。

たいていはそこまでいかない。
自分のなかに、かたくなな部分ができるといった感じ。
私たちが一つや二つ、三つは抱える“傷”だろう。
「日常的な不幸」とでも呼ぶべきか…。

それが深刻でなくても案外、周囲と交わるうえで壁になったり、社会に溶け込むうえで溝になったりする。
長い人生を通して眺めれば、大きな邪魔をするのでなかろうか…。
いわゆる自己実現を果たせないという以前に、非常に窮屈な生き方を強いられる。

さて、「てっぱん」のヒロイン・村上あかり。
おそらく演技なのだが、私にとり「瀧本美織」そのもの。
この子は抜群にうまいのかもしれない。
私は両者がごちゃごちゃになる。

⇒2010年10月16日「てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔」はこちら。

村上あかりは、偶然かつ必然で祖母・田中初音の下宿に身を投じる(偶然を必然に変える強引さは、「てっぱん」の最大の特徴)。
深い傷を負った大家には、似たような境遇の下宿人が集まる。
村上あかりは持ち前の明るさで、自分が接する人たちの日常的な不幸を徐々に解きほぐし、傷を次第に癒やしていく。
これは勝手な予想だが、でなくてはドラマにならない。

私は、のめり込んだ「ゲゲゲの女房」と異なり、「てっぱん」はときどきテレビをつける程度。
例えば、書斎(自室)で仕事をやっているときなどに、ぼんやりと聞いている。
にもかかわらず、手が止まる。
瀧本美織が発する言葉にハッとさせられるのだ。
鋭く、しかも深い。
ときに私の胸の奥に突き刺さったり、腹の底を熱くさせたりする。

実際には、村上あかりの台詞(せりふ)。
ひたむきに生きるヒロインが吐き出した素直な気持ちという設定である。
ゆえに、年齢相応の平易な表現。

そうした台詞を、瀧本美織は苦もなく口にする。
この子はどんな言葉でも自分のものにしかねない。
視聴者に違和感を与えないのだ。

しかし、冷静に考えると、少女では絶対に語れない「哲学」が含まれている。
それどころか、大人が一生かかってもつかめない「真理」が含まれている。

                       ◇

私が嵌まった「ゲゲゲの女房」。
水木しげる(武良茂)に連れ添う武良布枝が著した自伝が原案である。
この朝ドラは文句なく面白かった。
加えて、「人生の教科書」だった。
私にとり過去ナンバーワン。

また、ヒロイン・村井布美枝役の「松下奈緒」に魅せられた。
すっかりファンになってしまった。
それはいまでも変わらない。

が、陶酔状態をようやく脱した。
すると、「ゲゲゲの女房」と「てっぱん」の素晴らしい二人の主役の違いが分かってくる。
タレントの松下奈緒、役者の瀧本美織。
評価でなく、私の感想。

遠藤憲一や安田成美、富司純子らベテラン共演者が10代の主役を引き立てよう、もり立てようとしていることを承知のうえで述べれば、「てっぱん」は瀧本美織のパワーでもっている。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

好スタートを切った視聴率はどうなっているのだろう。
仮に落ちたとしても、あるいは今後落ちるとしても気にしないことだ。
おもにシナリオ(脚本)を含めた制作陣の問題である。
瀧本美織はのびのびとやったらよい。

ドラマ自体の人気とは別に、彼女の頑張りを買う視聴者は少なくないのでは…。
熱心なファンが増えよう。

収録(撮影)はほぼ毎日で、しかも長丁場なので、体調にくれぐれも気をつけてほしい。

⇒2010年10月20日「てっぱん・瀧本美織、ひたむきな演技が最大の魅力」はこちら。

私は、役者の演技力は短いCM(スポット)ではっきりしやすいと思っている。
瀧本美織は引っ張り凧になりそうだ。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

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てっぱん瀧本美織、前輪に笑顔、後輪に泣き顔

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
展開はドタバタ、ストーリーはドロドロ…。
目まぐるしく、暑苦しい。
制作サイドのサービス精神が旺盛であり、毎週何らかの驚きや騒ぎが仕込まれている。
笑いどころと泣きどころが交互に訪れる?

見方を変えれば、視聴者をつなぎ止めるために自転車操業のようなドラマになっている。
「泣き笑い物語」は、前輪が笑い、後輪が泣きである。
この自転車をヒロイン・村上あかり役の瀧本美織(たきもと・みおり)が懸命に漕いでいる。
弾けるような笑顔、ボロボロの泣き顔。
どちらも愛くるしい。
彼女は18歳。
ドラマなのに、どうしてあんなに涙を流せるのか。
ときにグショグショ。

あれっ、ウィキペディアによれば、きょうが誕生日。
1991年10月16日、鳥取市生まれ。
ハッピー・バースデー。19歳。

瀧本美織は非常に達者だ。
そして大変な頑張り屋だ。

昨今は早い段階から役者を目指す人が増えているのだろう。
彼女くらいの演技をこなせる若い子がかなりいるのかもしれない。
競争、そして生き残りが熾烈なわけである。

⇒2010年10月12日「ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ」はこちら。

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

                       ◇

村上あかりの育ての父・村上錠役の遠藤憲一がきのう「てっぱん」に続く「あさイチ・プレミアムトーク」に出演した。
うろ覚えだが、朝向きの顔でなくてすみません、のような発言があった。
確かに…。

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ピエロ瀧本美織…てっぱん・強引・マイウエイ

NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」。
私は予告編を見て、このドラマはフライング気味のスタートを切ると感じた。
初っ端に山場を持ってきた。
最近になって「てっぱん」をちょっと見たが、暴走が止まらない。

尾道の高校を卒業した女の子が大阪へ出てお好み焼き屋を開店する物語である。
たわいがない。
それでも構わないが、視聴者の興味をつなぎ止めるのは容易でない。
そこで、制作サイドとしては毎週どこで泣かせるか、どこで笑わせるか、見せ場をつくらざるをえない。
番組から自転車操業に似た危うさと慌ただしさが漂う。

私は関係者の会議がどのように行われているか知らないが、舞台裏が透けて見えそう…。
どうすれば視聴率を保てるか、サプライズのアイデアフラッシュを重ねてシナリオをつくっていった?
脚本の担当が3人いることも、こうした制作過程と無関係であるまい。
荒唐無稽の展開のつじつまを合わせようとすると、理屈としてのシーンをはめ込むことになる。

ヒロイン・村上あかりと大阪の祖母・田中初音の出会いがそれ。
そして、いきなり出生の秘密を知る。
それも唐突に家に訪ねてきた祖母により暴かれる。
ヒロインを大阪へ行かせるためだ。
案の定、唐突に尾道を飛び出す。
が、頼りにした大阪の就職先は倒産していた。
困り果てたヒロインを祖母が営む下宿屋に投げ込むためだ。
万事がこの調子。

ストーリーはムリを通り越し、ハチャメチャ。
村上あかり役の「瀧本美織」が持つ、弾けそうな元気と明るさで煙に巻けると判断した。
経験豊富な制作陣が新人女優の頑張りに甘えている。
私は、瀧本美織がピエロみたいで、心底かわいそうになった。
この子はとてもよくやっている。
育ての母・村上真知子役の安田成美、父・村上錠役の遠藤憲一の巧みな演技も当てにしている。
今後は田中初音役の富司純子の意地悪な役どころにもたれかかるのだろう。

⇒2010年10月9日「てっぱん瀧本美織の涙、安田成美・遠藤憲一の味」はこちら。

「てっぱん」は、絶対ありえない偶然のオンパレードである。
説得力の強い中村玉緒の語りの力で、それを必然に変えてもらう。
やれやれ…。

泣き笑い満載。
ここまでなりふり構わない朝ドラは珍しい。
制作陣は所詮フィクションなので、何をやってもいいと考えているのかもしれない。
てっぱん・村上あかりは、強引・マイウエイ。
ドラマにうとい私でさえ、この展開はさすがに白ける。
最終回まで突っ走るつもりか?

⇒2010年10月10日「葉加瀬太郎・ひまわり、近藤良平・てっぱんダンス」はこちら。

私はせめて瀧本美織を応援したい。
美人でないが、とてもかわいいぞ。

◆書き加え1(10月11日)

関係者は、視聴者にこうした印象を与えることを承知のうえで「てっぱん」をつくっている。
きっと確信犯なのだ。
制作サイドの開き直りを感じる。

つくる側は、見る側の十倍どころか百倍、ときに千倍は考えている。

なぜだろう、私はほとんど知らない「藤山寛美」を思い出した。
「上方喜劇」という言葉があった気がする。
「てっぱん」はその流れをどこかで引き継いでいる。
はっきり言って、私は苦手だ。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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