私は先々週、6日間の九州出張の折、「九州縦断味めぐり弁当」をいただきました。
「九州の味」「厳選食材」という文字が添えられています。
消費税別で千円です。
パッケージには、新幹線を背景に、九州9カ所の写真が刷られています。

なかには「お品書き」が入っています。
肉焼売(長崎)、黒豚生姜焼き(鹿児島)、筑前煮(福岡)、烏賊(イカ)天婦羅(佐賀)、馬肉コロッケ(熊本)、鶏天婦羅(大分)、鯖(サバ)塩焼き、玉子焼き、鶏めし(宮崎)、桜エビ御飯、ミニちらし寿司、白御飯明太子、薩摩芋金時レモン味。
これらが9つの仕切りに収められています。
当地を想像しながら、多彩な味覚をちまちまと楽しみました。
個人的には、桜エビ御飯が気に入りました。
ごちそうさまでした。

しかし、私が疑問に思ったことがあります。
第1に、宮崎はなぜでしょう。
おかずでなく、炊き込みご飯です。
鶏の香りはしますが、鶏の姿を探せません。
私は「おーい、鶏」と呼んでみましたが、返事が戻ってきませんでした。
第2に、佐賀はあまりに気の毒です。
見つけられないくらい、烏賊天婦羅が小さいのです。
気づかずに口に放り込んでしまう方も多いでしょう。
そうなると「痛恨の極み」プラス「後の祭」です。
どちらの県も存在感がありません。
ひょっとすると、そのときどきで変わるのかもしれませんが・・・。

                       ◇

後日ネットで調べたら、中身は変わらないようです。
とくに佐賀はかわいそうです。
烏賊天婦羅は涙なしには食べられません。
私は嘘は申しません。

「九州縦断味めぐり弁当」は、九州新幹線全線開通に合わせて発売されました。
一つの駅弁で全7県を欲張れるように、郷土の味が少しずつ詰め込まれています。
当初から人気を博し、いまだに売られています。
九州訪問の思い出と話題づくりに、一度は食べてみるのもよいでしょう。
あくまで旅行気分を膨らませるための駅弁だと思います。

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