コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

高橋大輔フリー

高橋大輔、ソチ五輪さえ来なければ・・・

フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)第4戦「NHK杯」。
シングルは、男女ともに日本のエースが金メダルを手にした。
高橋大輔と浅田真央のこと。

⇒2013年11月10日「浅田真央は金妍児を上回れるか…ソチ五輪」はこちら。

ショートプログラム(SP)で1位の高橋大輔は、フリースケーティング(FS)でも1位の172.76点。
今シーズン世界最高の合計268.31点を挙げ、2年ぶり5度目のNHK杯優勝を飾った。
第1戦「スケートアメリカ」で4位と追い詰められて臨んだ大会だった。

ニコライ・モロゾフコーチから、オリンピックへ向かう心構えが甘いと活を入れられた。
高橋大輔は「平常心」をテーマにしていたが、結果として自分の気持ちを高められなかった。
気合いを入れ直した第一人者はやはり強かった!

フリーの曲は、「ビートルズメドレー」。
自分を支えてくれた多くの人に感謝の気持ちを表現。
SPと同様、4回転トゥループを決めた。
2つ目の4回転トゥループは3回転になった。
中盤のトリプルアクセルはバランスを崩し、手をついた。
が、ジャンプのミスを最小限に抑え、ステップとスピンで魅了した。
全体を丁寧にまとめたという印象。

高橋大輔は、「表現力」を示す5項目のプログラムコンポーネンツ(構成点)はすべて9点超!
フィニッシュポーズを決めると場内は総立ちになり、大歓声が沸き起こった。

⇒2013年11月8日「高橋大輔、闘志にスイッチ…NHK杯」はこちら。

高橋大輔は、ジャンプに集中したらしい。
演技後、口が「まだまだ」と動いたように見えた。
フリーの出来に納得しておらず、首を何度かひねった。
が、私と同い年(1951年生まれ)の長光歌子(ながみつ・うたこ)コーチがほっとした表情を見せた。
「この子は世話ばかり焼かせて…」ということでもなかろうが・・・。

高橋大輔は、大きな不安のなかで戦い、復活の勝利に自信を取り戻した。
ほぼ諦めていたGPファイナル進出が近づいた。

NHK杯でようやく五輪へ向かう舞台に立てた。
高橋大輔は、ここからがスタートと気を引き締めた(ちょっと遅い)。
見据えるのは、全日本フィギュア選手権2013、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)である。
男・大輔は、どちらも表彰台の頂点を目指している。
最高の色のメダルで恩返しをしたいのだ。

                       ◇

高橋大輔は、フリーは完全な演技に遠かった。
私は、選手が2日連続でMAXの気迫と気力、緊張と勢いを保つのは至難ということも分かった。
SPの集中力がフリーではいくらか緩んだ。

とはいえ、私はジャンプのミスがあまり気にならなかった。
それくらい高橋大輔の世界に引き込まれていたのだろう。

⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。

ビートルズメドレーは、フィギュアスケーター・高橋大輔のさまざまな要素が詰まった“いいとこどり”。
私は得点のことを忘れ、うっとりしてしまった。
高橋大輔は、プログラム全体の流れと演技の魅力でジャンプのミスをカバーした。

私はふと思った。
ソチオリンピックさえやって来なければ、浅田真央も高橋大輔も永久に引退できないのでないかと・・・。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年11月10日「高橋大輔と小塚崇彦はソチへ行けるのか」はこちら。

⇒2013年11月8日「高橋大輔、闘志にスイッチ…NHK杯」はこちら。

⇒2013年10月13日「浅田真央の人気、高橋大輔の人気」はこちら。

⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。

⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。

⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。

⇒2012年12月21日「全日本フィギュアのリンクへ向かう選手の心境」はこちら。

⇒2012年12月2日「フィギュアGPファイナル2012出場選手&放送予定」はこちら。

⇒2012年4月22日「高橋大輔とカタリナ・ビット…伝説のフィギュアスケーター」はこちら。

⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。

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高橋大輔、男子シングル史上ナンバーワン

フィギュアスケートグランプリシリーズ(GPシリーズ)第4戦「NHK杯」が行われている。
日本開催なので、GPシリーズ全6戦のなかで一番注目度が高い。
男子シングルは、盒饗臺紂⊃ヅ朕成、無良崇人(むら・たかひと)が出場する。

私の注目は、一向に調子の上がらない高橋大輔。
第1戦「スケートアメリカ」で4位と出遅れた。
本人は、「自信がなかったり、気持ちが入っていなかったり…」と、これまでの戦いを振り返っている。
4回転ジャンプなどの高難度ジャンプが決まらず、波に乗れない状態が続く。

ショートプログラム(SP)が終わった。
高橋大輔は、日本の男子シングルを長らくけん引してきた「第一人者」の気迫とプライドに満ちた滑りで観客を圧倒し、会場を飲み込んだ。
曲は、「ヴァイオリンのためのソナチネ」。
全身全霊で深い情感と激しい情念を表現。
動きが大きくしなやかでありながら、緩急と切れが素晴らしかった。

高橋大輔が見せた繊細かつ大胆な「氷上芸術」の世界は他の追随を許さない。
頭の天辺(てっぺん)から足の爪先(つまさき)まで魂が宿り、体全体が「表情」と化した。
私のなかではすでに「伝説のフィギュアスケーター」であり、胸が熱くなった。

君こそが男子シングル史上ナンバーワン、世界一と断言する。

高橋大輔は、冒頭の4回転トゥループを決めた。
トリプルアクセル、3回転ルッツ−3回転トゥループのコンビネーションも決めた。
これまでのジャンプの不調がうそのよう…。
終盤のステップ、スピン、そしてフィニッシュ。
絶対にミスを犯さないという丁寧な滑りだった。

高橋大輔は会心の演技にもかかわらず、厳しい表情を崩さなかった。
この緊張と勢いをフリースケーティング(FS)にそのまま持ち込もうということだろう。
ニコライ・モロゾフコーチの涙が印象的だった。

SP世界歴代2位の高得点に、本人が驚いた。
技術点50.41点、演技構成点45.14点で、合計95.55点。
ライバルは自分自身という気持ちで臨んだらしい。
スケートアメリカ以降のがむしゃらな練習が実った。

高橋大輔は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の代表選考会となる年末の全日本フィギュア選手権2013へ向け、闘志にスイッチが入った。

第2戦「スケートカナダ」で3位だった織田信成は、4回転トゥループ−3回転トゥループ、トリプルアクセル、トリプルルッツを決めるなど、私には素晴らしい出来に見えた。
曲は、映画「コットンクラブ」より。
しかし、得点の発表に時間がかかった。
技術点42.20点、演技構成点40.50点で、合計82.70点。
思ったほど伸びなかった。
ジャンプが完全でないという判断を下されたようだ。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年10月13日「浅田真央の人気、高橋大輔の人気」はこちら。

⇒2013年10月9日「高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー」はこちら。

⇒2013年2月9日「羽生結弦と高橋大輔の一騎打ち…四大陸選手権」はこちら。

⇒2012年12月23日「いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった」はこちら。

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⇒2012年4月21日「高橋大輔、独自の世界観・・・氷上舞台芸術の域へ」はこちら。

⇒2012年3月31日「高橋大輔は別格、芸術性の高い熟練の演技で魅了」はこちら。

⇒2011年12月27日「高橋大輔、圧巻のSP、ボロボロのフリー、文句あるか!」はこちら。

⇒2011年12月24日「高橋大輔、圧巻4回転ジャンプ、完璧演技で全日本王者!」はこちら。

⇒2011年12月21日「高橋大輔、『どうだ! 小塚君!』…全日本選手権で一蹴」はこちら。

⇒2011年12月12日「高橋大輔、世界一の演技でチャンを圧倒!…GPファイナル」はこちら。

⇒2011年11月17日「高橋大輔・大ちゃんの魅力…子犬のような人懐っこさ」はこちら。

⇒2011年11月15日「高橋大輔と小塚崇彦の比較…スケーターの特性と演技」はこちら。

⇒2011年10月29日「高橋大輔、燃え尽き症候群克服か…GPシリーズ&ファイナル」はこちら。

⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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高橋大輔、ホスピタリティ…ビートルズメドレー

先だって、フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン」が「さいたまスーパーアリーナ」で行われた。
男女シングル各2人の計4人が1チームになり、フリースケーティング(FS)の合計点で順位を競う団体戦である。

浅田真央と同様、このオリンピックシーズンでの引退を表明している高橋大輔が出場した。
新しいプログラムに取り組むのは大変だ。
まして5曲で構成する「ビートルズメドレー」を自分のものにするのは至難だ。
それぞれの曲は意味も調子も違い、したがって選手は解釈を踏まえて演じ分けなければならない。
高橋大輔は年齢的にとうにピークを過ぎている。
私は、現役最後まで衰えない「チャレンジ精神」と「ホスピタリティ(歓待精神)」に頭が下がる。
ありがとう!

高橋大輔は、長らく実績を残しながら、日本の男子シングルを引っ張ってきた。
また、世界選手権やオリンピックなどの主要な国際大会では、女子を含めた日本勢のまとめ役になっていた。
彼の人柄からして、おのずとそうなる。
私は、日本フィギュア界に対する貢献は絶大だと思う。

その高橋大輔は、自身が納得のいく演技をファンに贈りたいと願っている。
同時に、選手として競技人生の総括にふさわしい結果を出したいとも考えている。

高橋大輔はジャパンオープンで、冒頭の4回転ジャンプに失敗した。
技術はミスが目立った。
後半は体力がもたなかった。
スピンはレベルが取れなかった。
かろうじてステップで持ち味を発揮し、観客を魅了した。
日本は勝利を収めたものの、高橋大輔は表情が冴えなかった。

2010年バンクーバーオリンピック(冬季五輪)の後でルール改正が行われ、「4分の1回転以上、2分の1回転未満」の回転不足は基礎点の70%が与えられるようになった。
それまで、上の順位を争っている選手は、失敗のリスクの高い高難度ジャンプをためらう気持ちが強かった。
が、それではフィギュアスケートの技術の進歩がない。

このルール改正により、男子シングルは4回転ジャンプを跳ぶのが当然になった。
2014年ソチオリンピック(冬季五輪)では、世界のトップクラスの選手はほとんどが跳ぶだろう。
大ベテランの高橋大輔といえどもプログラムに入れ、しかも決めなければならない。
4回転ジャンプの成功率の向上は、ソチオリンピックの表彰台に立つ以前に、日本代表に選ばれるうえで最重要の課題となる。

まもなくフィギュアグランプリ(GP)シリーズが開幕する。
第1戦「スケートアメリカ」に出場する高橋大輔にはあまり練習の時間がない。
いくらかでもコンディションを整えて大会に臨んでほしい。

                      ◇◆◇

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いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった

全日本フィギュア2012。
男子シングルのフリーが行われた。

ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(18歳)はフリーで自己最高点を出し、初優勝を飾った。
高校生の全日本王者は1997年の田村岳斗以来の快挙である。
SP2位から2連覇を狙った高橋大輔はフリーで自己最高点を出し、合計でも自己最高を更新したが、逆転できなかった。
無良崇人は4年ぶりの3位に入った。
織田信成は4位に留まった。
小塚崇彦はまさかの5位に沈んだ。
上位3選手が世界フィギュア2013の日本代表に選ばれる?

1位 羽生結弦 285.23点
2位 高橋大輔 280.40点
3位 無良崇人 242.70点
4位 織田信成 240.56点
5位 小塚崇彦 228.56点
6位 中村健人 226.64点

いやぁ〜、高橋大輔のフリーの演技は凄かった。
私は鳥肌が立った。
表情はもちろん全身から気迫がひしひしと伝わってきた。
最後まで集中力が途切れず、動きの切れもスピードも衰えなかった。
演技に緩みがなく、会場に緊迫感が満ちた。
ドラマチックでダイナミック、氷上に堅固な芸術世界を築きあげた。
男・大輔にほれぼれ・・・。

高橋大輔はSPで羽生結弦に10点近い大差をつけられていた。
よほど悔しかったのだろう、フリーにすべてをぶつけた。
恐ろしいほどの気合いだった。
冒頭に4回転トゥループを下りた。
続く4回転トゥループを耐え、ダブルトゥループをつけた。
トリプルアクセルを決めた。
後半、トリプルアクセルからの3連続、トリプルループ、トリプルサルコウ、トリプルルッツ−トリプルトゥループ、トリプルフリップをことごとく決めた。
そして、大きく鋭いエッジワークで魅せた。
会場の盛り上がりは最高潮・・・。

高橋大輔は演技を終えると興奮した両目を見開き、力を込めたガッツポーズを繰り返した。
納得の出来だった。
カナダのパトリック・チャンが持つフリーの世界歴代最高得点を参考記録ながら上回った。

私は男子シングルのハイレベルな戦いを堪能した。
羽生結弦が高橋大輔の本気と闘志に火をつけ、王者の力を引き出した。
その結果、観客と視聴者に素晴らしい感動を与えた。
二人の激突はホント、見応えがあった・・・。

余談。
フジテレビは視聴率を取るためにしかたないのかもしれない。
が、私は約4時間の放送枠で男子の主力選手の演技は実況(生中継)にしてほしかった。

                      ◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

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⇒2011年9月30日「ジャパンオープン2011…安藤美姫、高橋大輔、小塚崇彦が出場」はこちら。

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⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ

世界フィギュアスケート選手権2011(モスクワ大会)。
昨季の世界王者・高橋大輔は大会を前にし、「プライドはいらない。がむしゃらに…」と語った。
この言葉には今季に対するベテランの反省が込められている。

高橋大輔は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で銅メダル、その後の世界フィギュアスケート選手権2010(トリノ大会)で金メダルを獲得した。
大きな目標を成し遂げ、今季はモチベーションを上げられなかった。
年齢的にも燃え尽きた感覚が残ったのでなかろうか。
有力選手が相次いで引退し、男子シングルでもっともポピュラーな存在になっていた。

「試合の勝敗にこだわるのでなく、自分の演技を楽しもう…」。

高橋大輔は、前半のグランプリ(GP)ファイナルで4位に終わり、巻き返しを誓った全日本選手権で3位に留まった。
そうか、ファンは競技と演技の間で格闘する姿に感動し、自分を応援してくれたのだと気づいた。
また、そうでなくては結果も残せない。
いつしか戦う気持ちをなくしていた・・・。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

高橋大輔は全日本選手権での低い評価(判定)を踏まえ、ショートプログラム(SP)もフリースケーティングもそれぞれの振付師とプログラムの修正を図った。
同時に、技術上の問題点の解決に取り組んだ。
勝敗のカギを握るであろう4回転ジャンプは成功率がかなり高まった。
世界王者として連覇のかかる大会を前に、燃える思いがようやく戻ってきた。

高橋大輔は後半の四大陸選手権で優勝を飾り、調子が上向いていた。
大会の延期はさらなる立て直しの時間を与えたことだろう。

高橋大輔は気持ちを前面に押し出して滑る選手である。
4月上旬、被災者支援のチャリティショーに出演してスイッチが入った。
彼はもちろん金メダルを目指して世界フィギュアに出場する。
が、それにも増して今大会における日本勢の優勝を切望している。
小塚崇彦よりパトリック・チャンのほうをライバル視しているはずだ。

◆書き加え1(4月26日)

先日、公式練習を終えた高橋大輔は今シーズンで一番いい状態と力強く語った。
自分の曲に合わせ、ジャンプ、ステップ、スピンなどを入念にチェックした。
モスクワ入りし、気持ちが劇的に高まった。
手応えを感じているようだ。

男子シングルでは4回転ジャンプを完璧に決められた選手が表彰台の一番高いところに立つのでは・・・。
大会直前、高橋大輔が優勝候補に浮上した。
卓越したスケーティングに4回転ジャンプを加えたカナダのパトリック・チャンは脅威である。
次いで、小塚崇彦、織田信成。
そこに、フランスのブライアン・ジュベールが絡む展開か・・・。
世界フィギュアスケート選手権2007(東京大会)で優勝を飾ったベテランである。

◆書き加え2(4月27日)

このブログはだいぶ前に書いた。

たったいま男子シングルのSPが終わった。
日本勢、とくに高橋大輔に勝ってほしいと考えていた私は言葉を失った。
パトリック・チャンがスケーティングもジャンプも完璧な出来で、目を疑う高得点をマークした。
歴代最高!
高橋大輔と13点近い大差がついた。
フリーで致命的なミスがなければ、そのまま表彰台の頂点へ。
彼の失敗を願うわけにもいかない・・・。

高橋大輔はとにかく確実に丁寧に滑った。
私は、ここまで安全運転にこだわった彼の演技に驚いた。
全体にスピード感が殺された。
昨年の世界王者として、苦しむ日本にどうしても勝利を届けたい。
そうした思いが痛いほど伝わってきた。

結局、織田信成は2位、高橋大輔は3位、小塚崇彦は6位。
全員が最終組でフリーを滑る。
2位以下は混戦。
頂点が難しくても、2選手は表彰台にのぼってほしい。

パトリック・チャンは20歳と若く、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で優勝候補の筆頭となりそうだ。

◆書き加え3(4月28日)

私は、カナダのパトリック・チャンがSPで圧巻の演技を見せ、しかも隙がなかったので、日本勢の逆転は可能性がゼロに近いと思っていた。
最終組の最初(19番目)に登場し、SPに続いてフリーも歴代最高得点をマークし、この時点で金メダルは決まった。
驚異の 280点超え!

パトリック・チャンはきのうと違い、表情も動きも硬さが感じられた。
しかし、貯金を背景に、余裕を持って滑った。
結局、2位と得点差を広げた。
2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)における韓国のキム・ヨナがそうだった。
ぶっちぎり!

SP2位の織田信成は20番目に登場した。
パトリック・チャンの直後で非常に滑りにくかっただろう。
とてもよかった。
が、また跳びすぎをやらかした。
この時点でメダルがするりと逃げた。
何ともったいない・・・。
これではファンが離れてしまう。
織田信成は情緒が不安定で、感情の起伏が激しい。
デリケートなフィギュアスケートでは相当なマイナス要因である。
例えば、滑走順を決める抽選での反応でさえそうだ。
一喜一憂しすぎる。
彼が上を目指すうえで最大の課題でなかろうか。

SP3位の高橋大輔は22番目に登場した。
が、冒頭の4回転ジャンプを踏み切ろうとして中断した。
スケートシューズのかかとのビスが抜け、エッジが外れた。
ベテランにして世界の舞台で信じられないアクシデントが起こった。
この時点でメダルは厳しくなった。
高橋大輔は途中からやり直し、最後まで滑り切った。
前年の世界王者、日本のエースとしてのプライドと意地、そして自分を応援してくれるファンへの責任感だ。

SP6位の小塚崇彦は23番目に登場した。
日本勢の2人がメダルから脱落した直後なので、想像を絶するプレッシャーがかかったのでないか。
小塚崇彦は冒頭の4回転ジャンプを決めて勢いに乗った。
ほぼノーミスで終えた。
彼にしては珍しく感情をあらわにして佐藤信夫コーチと抱き合った。
コーチも我を忘れていた。
佐藤信夫は根が熱血なのでは…。

小塚崇彦は日本全体の期待、さらに織田信成と高橋大輔の無念も背負って滑った。
演技に魂がこもっていた。

私は正直、諦めかけていた。
が、小塚崇彦は銀メダルをつかんだ。
そして、日本に唯一のメダルをもたらした。
よくやった!
全日本王者がフロック(まぐれ)でないことを証明した。
何より小塚崇彦はたくましさが備わってきた。

インタビューでは「来年は金メダル・・・」と、明確な目標を口にした。
これまでの彼に見られなかった積極性である。
日本のエースになれ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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高橋大輔、攻めか守りかメダル予想

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)、フィギュアスケート男子シングル。
ショートプログラム(SP)を終えた段階の得点では、メダル争いは上位3選手に絞られたように思えなくもない。
4位とは差が開いたからだ。

ロシアのエフゲニー・プルシェンコは王者の貫録。
90.85点で首位。
細かく見れば、3年間のブランクが感じられる。
滑りに2006年トリノ五輪のときの切れがない。
しかし、4回転ジャンプが安定しており、フリーでミスを犯すとは考えにくい。
高く、遠く、早い。
優勝候補の筆頭だ。
アメリカのエバン・ライサチェクは90.30点で2位。

対する日本。
関大大学院所属の高橋大輔(たかはし・だいすけ)は90.25点で3位。
プルシェンコとは0.60点、ライサチェクとは0.05点の差。
オリンピックの大舞台で有力選手がミスを犯すなか、高橋大輔は落ち着いており、堂々としていた。
世界一と評されるステップに加え、ジャンプも好調。
自己最高点をマークした。
表現力はもともと抜群だ。
右ひざ前十字靱帯断裂の大けがと辛いリハビリを乗り越えた経験が強じんな精神力をもたらしたのか。
きょうのフリーの演技が非常に楽しみだ。
有給休暇を取り、テレビにくぎ付けになるファンもいる。

が、高橋大輔は難しい判断を迫られる。
実は、男子はオリンピックで一度もメダルを取っていない。
フリーには、日本勢にとり初のメダル獲得がかかっている。
エフゲニー・プルシェンコは、「4回転を跳ばなければ、男じゃない」と言い切り、メダル圏内のライバルを挑発した。
4回転勝負に持ち込めば、メダル争いで有利になるからだ。

フィギュアスケート男子シングルは、ショートプログラムとフリーに1日の間隔が空いたことで“心理戦”の様相を帯びてきた。
高橋大輔は考えを整理し、演技に臨まなくてなるまい。
守りの3回転で銀メダルを狙う、悪くても銅メダルを取るという選択も…。
確実性を重視するのだ。
何せフリーは、高橋大輔が強みとする表現のウエイトが大きい。
そして、高得点でエフゲニー・プルシェンコにプレッシャーをかける。
ひょっとすると…。

私は思う。
4回転ジャンプは練習でほぼ成功するレベルでなくては、本番で使うのは危険だ。
失敗すれば、すべてのメダルを失う。
恐らくもっともいけないのは、迷いだ。

上位3選手が揃ってのインタビューで、高橋大輔は4回転へのこだわりを口にした。
リスクを承知で、あくまで頂点「金メダル」を目指すようだ。
4回転を跳ばない王者はイメージできないのか。
賭けに近いが、攻めに徹する。
その心意気やよし。
皆で声援を送ろう。

なお、関大所属の織田信成(おだ・のぶなり)は84.85点で4位。
厳しいとはいえ、金メダルはぎりぎり射程圏内。
一か八かの大勝負をかけざるをえない立場であり、いい意味での開き直りが可能だ。
織田信長の末裔・織田信成は一発逆転の“天下獲り”を目論む。
戦国模様の男子フィギュアで風雲児となれるか。

                       ◇

バンクーバー冬季五輪に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。
⇒2010年2月14日「モーグル上村愛子、ソチ3位へ挑戦?」はこちら。
⇒2010年2月16日「男子5百歓喜、長島銀、加藤銅メダル」はこちら。
⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。
⇒2010年2月18日「日本電産・永守重信、メダルに報奨金」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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