私は先だって二条城の近くのANAクラウンプラザホテル京都で新春講演を行い、タクシーで新幹線・京都駅に向かいました。
年配の運転手と意気投合し、話に夢中になってしまいました。
私は若い頃から京都の土地、そして京都の人間、企業が大好きです。

次の乗客が後席の床に落ちている名刺入れを見つけました。
そして、運転手から和田創研に電話がありました。
着払いで送ってくれるようにお願いしたそうですが、先方負担で翌日に届きました。

私は会社から電話で知らされるまで名刺入れをなくしたことさえ気づきませんでした。
恥ずかしい。
大失態を京都人の親切に救われました。

それはホテルのエントランス(タクシー乗り場)にちょうど入ってきた個人タクシーでした。
私は高齢の運転手の多い個人タクシーに進んで乗りません。
クルマがいいので頼まないのに飛ばす運転手もいます。

思い起こせば、車内での会話に人柄がにじみ出ていました。
心より感謝します。
個人タクシーを毛嫌いすることもやめます。

今回、京都大学のキャンパスに立ち寄る余裕がなかったのは残念でした。

ところで、初めて名刺入れをなくし、ボケが心配になってきました。
自分でもこのところ急に老いた気がします。
私は昔なら、寿命が尽きる年齢に達しています。
1950年代は男の平均寿命が65歳前後でした。

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