コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

2010バンクーバー五輪

キム・ヨナはこのまま現役引退か…ソチ五輪復活は至難

最近、韓国のキム・ヨナ(金妍児)の名前を聞く機会がめっきり減った。
もちろん、いま行われているフィギュアスケートグランプリシリーズ2011(GPシリーズ2011)に出場していない。
こうした状態が続くと、私のなかでは過去の選手になりかねない。

キム・ヨナはいまどうしているのだろう?
国民的スターとして大きなエネルギーを注いだ2018平昌冬季五輪(2018ピョンチャンオリンピック)招致活動の支援は一段落した。
インターネットで調べれば、彼女に関する詳しい情報が得られるかもしれない。
が、私にはその時間もない。

不思議なのは、アイスショーでもキム・ヨナの名前をそれほど聞かないこと。
単に私がうといだけか。
しかし、以前、主要な興行から締め出されているとの情報が見つかった。
彼女はコーチも練習も生活もカナダが中心だった。
にもかかわらず、北米でもたいして出演していない(不確か)。
自国のテレビ出演などでは忙しかったようだが…。

キム・ヨナはだいぶ前に「現役引退⇒プロ転向」が噂された。
しかし、そうした進路も曖昧なまま。
宙ぶらりんの身分だ。
おそらく彼女のマネジメントを行う母親がアマチュア選手のほうが活動や収入の面で有利と踏んでいる。
キム・ヨナは自分の思いどおりにできず、気の毒なこと。
母親は娘をアマチュア選手として引っ張れるだけ引っ張る算段なのか・・・。

キム・ヨナはロサンゼルスへ旅立つ前の記者会見で、2012ニース世界選手権に出場するかどうかは未定と語った。
渡米後の練習の状態を見極めて判断を下すわけだ。
それ次第では1年間の休養になる。

                       ◇

キム・ヨナは、2010バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で金メダルを獲得して燃え尽きた状態である。
直後の2010トリノ世界選手権は“抜け殻”のような演技で、浅田真央に敗れた(銀メダル)。
現在は新たな目標を見つけることさえ難しい。
立場も環境も異なるとはいえ、荒川静香は2006トリノ冬季五輪(オリンピック)で金メダルを獲得し、即座に現役引退を表明した。
年齢の問題もあり、迷いはなかった。
賢明な判断だった。

キム・ヨナはずいぶん長く休んでいる。
途中、忘れ物を取りに来たように2011モスクワ世界選手権に出場し、安藤美姫に次いで銀メダル。
恐ろしい実力の持ち主だ。
が、バンクーバーオリンピック以降はトレーニングにあまり時間を割けないか、割いたとしても集中できない。
瞬発力も持久力も柔軟性もあっという間に衰える。
キム・ヨナは体がすっかりなまっている。
そうなると、再び過酷なトレーニングを積むことは困難だろう。
それ以前にモチベーションを高めることは至難だろう。
キム・ヨナは長期休養の延長で現役を引退してしまうかもしれない。

ブランクが1日延びるごとに、2014ソチ冬季五輪(オリンピック)での復活、まして表彰台の頂点から遠ざかる。
キム・ヨナはプライドが高く、世界一の選手のままで終わりたい。
中途半端な成績しか望めないと考えると、出場を取り止めそうだ。
フィギュアスケートファンに女子史上最強の印象を残したままアイスリンクを去るのでないか・・・。

バンクーバーオリンピック銅メダル、トリノ世界選手権金メダルの高橋大輔もやり尽くしたという気持ちになった。
それが自分のなかにほんのわずかでも残っていると、フィギュアスケートでは勝てない。

                      ◇◆◇

キム・ヨナ(金妍児)に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月14日「浅田真央のストイック、金妍児の自由奔放」はこちら。

⇒2011年5月12日「金妍児、ソチオリンピック出場と優勝の可能性」はこちら。

⇒2011年5月7日「キム・ヨナ、現役続行、世界フィギュア出場へ」はこちら。

⇒2011年4月24日「世界女王・真央と五輪女王・ヨナ、プライド激突!」はこちら。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

⇒2011年3月27日「浅田真央とキム・ヨナ、最後の対決か…世界選手権」はこちら。

⇒2011年3月4日「浅田真央、キム・ヨナよ出てこいやぁ〜」はこちら。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月16日「キム・ヨナ、プロ転向、女優転身など基盤固め」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田真央歓喜、キム・ヨナ最終決戦に勝利!」はこちら。

⇒2010年3月3日「人間国宝コロッケ&キムのアイスショー」はこちら。

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安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度

フィギュアスケートGP(グランプリ)シリーズ第3戦、女子は安藤美姫、男子は小塚崇彦が優勝した。
おめでとう。

安藤美姫は、SP(ショートプログラム)で3位、フリーで逆転。
小塚崇彦は、SPもフリーもトップ。
フィギュア中国杯には2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)期待の星、米国の長洲未来も参加しており、勝つのは決して簡単でない。

5年程前までなら日本勢のアベック優勝と、国中が沸騰してもおかしくない。
トヨタ自動車所属の二人はともに素晴らしい演技だった。
安藤美姫はフリーで数え切れないほどジャンプを跳んだ。
とくに疲労が出るために得点が高く設定されている後半に5連続ジャンプを決めた。
2位の鈴木明子を寄せ付けなかった。
小塚崇彦はフリーで4回転ジャンプを1回、3回転ジャンプを7回跳んだ。
こちらは圧勝だった。

ところが、2006年トリノ冬季五輪で荒川静香が金メダルを取り、2010年バンクーバー冬季五輪で浅田真央が銀メダル、高橋大輔が銅メダルを取った。
安藤美姫と小塚崇彦は、浅田真央と高橋大輔の活躍の影に隠れ、あまり目立たない存在になってしまった。
世界トップクラスの実力の持ち主なのに…。
日本は選手層が厚くなり、二人に対するマスコミの注目度もいま一つ。

私は思う。
スポーツの世界はほんとうに厳しい。
国民の関心もきわめてシビアである。
かく言う私も、浅田真央と高橋大輔に心を奪われやすい。

安藤美姫は来年3月に東京で開催される「2011年世界フィギュアスケート選手権」で4季ぶりの優勝を目指している。
不調の浅田真央にかわり、村上佳菜子とともに盛りあげてくれるだろう。
韓国のキム・ヨナもこの大会に照準を合わせているらしい。
レベルの高い戦いが期待できそうだ。

それまでに浅田真央はコンディションを立て直せるか?
いまは長いトンネルに入っている。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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