前回の衆院選(第45回衆議院議員総選挙)から政治をたびたび取りあげた「和田創ブログ」。
私はやがてあきれ返り、すっかりご無沙汰している。
いまの政党と政治家には、腹を立てるほどの価値もない。
が、きょうは、自民党への政権交代が起こった今回の衆院選(第46回衆議院議員総選挙)について振り返ってみた・・・。
新聞などマスコミによる選挙情勢報道(獲得議席予想)は有権者の投票に大きな影響を及ぼす。
前回の民主党のマニフェストは史上最悪だったが、マスコミは平気で乗り、それに有権者が安易に乗った。
財政面など実行の裏付けをまったく欠くと、私でさえ分かったにもかかわらず。
この辺りで政権交代を促したほうがいいというマスコミの誘導だろう。
私自身はデタラメなマニフェストを掲げる政党に投票しないと決めた。
しかし、大勢の有権者が民主党政権を望んだ以上、それに従う気だった。
実は、政権交代そのものに一定の意義と意味があると考えていたし、行き詰った日本にそろそろ必要とも思っていた。
また、適度な政権交代は有権者を賢くする。
実際、今回の総選挙は、投票率との兼ね合いもあり、私はよく分かっていないが、比例代表で自民党は得票数を落としている。
得票率は微増に留まる。
有権者はかならずしも自民党に戻ったわけでない。
国民は生活が苦しくなり、シビアな目でよりよい政党を選ぼうとしている。
すべての政党と政治家に腹を立てるばかりでは仕方がないので、私は投票を済ませた。
しかし、小選挙区(神奈川7区)の候補者(政治家)も比例代表の政党も支持しているということでない。
前回を含め、消去法でかろうじて残った。
心情としての白紙投票では政治が動かない。
と言いつつ、私は投票所で、この先も淡い期待すら持てないとの思いが頭をかすめた。
テレビ東京が開票直前に各政党の議席予測を示した。
自民党と公明党を合わせて3分の2以上の329議席(結果は325議席獲得)。
選挙戦は最終盤の2日間で第三極が伸ばして自民党の勢いにブレーキをかけた。
圧勝や大勝という事前報道は不利である。
しかし、当日に投票率が上がらず、第三極がしぼんだ。
無党派層を当てにする政党は不利である。
日本維新の会とみんなの党はそれほど伸びなかった。
日本維新の会は51議席に届き(54議席獲得)、胸をなでおろした。
みんなの党は21議席に届かず(18議席獲得)、テコになれそうもない。
第三極にとり敗北といえよう。
私は開票速報に朝までつきあい、寝不足のまま自宅を出た。
自民党はたいして変わっていない。
ほとんど?
しかし、いくらか本気になっているのは確かだ。
安倍晋三内閣はこの後の参院選(2013年7〜8月)、消費増税(2014年4月)を念頭に、思い切った景気浮揚策を取る。
有権者は現金なもので、いまの景気がいいといまの政権を受け入れるので・・・。
とはいえ、さすがに公共工事への旧来型のばらまきはやらない(おそらく)。
公共施設・設備と社会基盤(インフラ)の多くは老朽化が進み、寿命を迎えようとしている。
遠からず、その改修(延命)や更新にカネを注ぎ込まざるをえない。
円安・株高の傾向と合わせ、日本経済に薄日が差し込むかもしれない。
むろん、日本は大胆な財政再建も経済再生(産業再生)も先送りだ。
Copyright (c)2012 by Sou Wada
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私はやがてあきれ返り、すっかりご無沙汰している。
いまの政党と政治家には、腹を立てるほどの価値もない。
が、きょうは、自民党への政権交代が起こった今回の衆院選(第46回衆議院議員総選挙)について振り返ってみた・・・。
新聞などマスコミによる選挙情勢報道(獲得議席予想)は有権者の投票に大きな影響を及ぼす。
前回の民主党のマニフェストは史上最悪だったが、マスコミは平気で乗り、それに有権者が安易に乗った。
財政面など実行の裏付けをまったく欠くと、私でさえ分かったにもかかわらず。
この辺りで政権交代を促したほうがいいというマスコミの誘導だろう。
私自身はデタラメなマニフェストを掲げる政党に投票しないと決めた。
しかし、大勢の有権者が民主党政権を望んだ以上、それに従う気だった。
実は、政権交代そのものに一定の意義と意味があると考えていたし、行き詰った日本にそろそろ必要とも思っていた。
また、適度な政権交代は有権者を賢くする。
実際、今回の総選挙は、投票率との兼ね合いもあり、私はよく分かっていないが、比例代表で自民党は得票数を落としている。
得票率は微増に留まる。
有権者はかならずしも自民党に戻ったわけでない。
国民は生活が苦しくなり、シビアな目でよりよい政党を選ぼうとしている。
すべての政党と政治家に腹を立てるばかりでは仕方がないので、私は投票を済ませた。
しかし、小選挙区(神奈川7区)の候補者(政治家)も比例代表の政党も支持しているということでない。
前回を含め、消去法でかろうじて残った。
心情としての白紙投票では政治が動かない。
と言いつつ、私は投票所で、この先も淡い期待すら持てないとの思いが頭をかすめた。
テレビ東京が開票直前に各政党の議席予測を示した。
自民党と公明党を合わせて3分の2以上の329議席(結果は325議席獲得)。
選挙戦は最終盤の2日間で第三極が伸ばして自民党の勢いにブレーキをかけた。
圧勝や大勝という事前報道は不利である。
しかし、当日に投票率が上がらず、第三極がしぼんだ。
無党派層を当てにする政党は不利である。
日本維新の会とみんなの党はそれほど伸びなかった。
日本維新の会は51議席に届き(54議席獲得)、胸をなでおろした。
みんなの党は21議席に届かず(18議席獲得)、テコになれそうもない。
第三極にとり敗北といえよう。
私は開票速報に朝までつきあい、寝不足のまま自宅を出た。
自民党はたいして変わっていない。
ほとんど?
しかし、いくらか本気になっているのは確かだ。
安倍晋三内閣はこの後の参院選(2013年7〜8月)、消費増税(2014年4月)を念頭に、思い切った景気浮揚策を取る。
有権者は現金なもので、いまの景気がいいといまの政権を受け入れるので・・・。
とはいえ、さすがに公共工事への旧来型のばらまきはやらない(おそらく)。
公共施設・設備と社会基盤(インフラ)の多くは老朽化が進み、寿命を迎えようとしている。
遠からず、その改修(延命)や更新にカネを注ぎ込まざるをえない。
円安・株高の傾向と合わせ、日本経済に薄日が差し込むかもしれない。
むろん、日本は大胆な財政再建も経済再生(産業再生)も先送りだ。
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