サッカーの話題が私の耳に入ってくる。
きょう開幕するサッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会。
世界ランキングを過去最高の4位に上げた「なでしこジャパン」は初優勝を目指し、6大会連続で出場する。
16チームが参加。
日本代表はスピードと組織力を磨き、2008年北京夏季五輪(オリンピック)で4位に入り、メダルまで後一歩の力をつけている。
ワールドカップでは機敏なパス回しと緊密な連係により、体格とパワーで勝る強豪国に立ち向かう。

日本代表は1次リーグのグループBで、6月27日にニュージーランド戦、7月1日にメキシコ戦、7月5日にイングランド戦を行う。
いずれも格下なので、勝ちあがるだろう。

「なでしこジャパン」の主将(キャプテン)はMF澤穂希(沢穂希。さわ・ほまれ)。
1993年からW杯5大会連続出場となる32歳(INAC)。
眼光が鋭く、闘争心が表情に出ている。
澤穂希は選手生活の集大成としたいと抱負を語っていた。
有終の美を飾れるだろうか。

                       ◇

ところで、私はJリーグの発足時、サッカーがこれほどまでに日本人から支持されるようになるとは夢にも思わなかった。
プロ野球の人気をだいぶ前に超えたということはないのだろうか。

先だってNHK総合テレビに川島永嗣が出演していた。
それが何の番組か、どんな内容か、私は分からない。
テレビに映った彼の顔、そして目は、試合中と打って変わってとても穏やかだった。

以下に、「守護神・川島永嗣の目力と映画・大魔神の睨み」と題する2011年2月1日のブログを収める。

                      ◇◆◇

サッカー・アジアカップの決勝戦。
日本代表は延長戦前半に得点し、単独最多となる4度目の優勝を果たした。

堅守が光ったが、私が驚嘆したのはGK川島永嗣の神がかりのファインセーブである。
オーストラリア代表からすれば、決定的なチャンスを2度封じられたことになる。

川島永嗣は、ペナルティキックやPK戦で自分のポジションを確認するかのように足を踏ん張り、両手を広げる仕草をする。
あるいは、敵を威圧するかのように…。
彼に限らず、ゴールキーパーはたいていそうかもしれない。

が、川島永嗣はその際の眼光がとくに鋭い。
試合直後のインタビューでは興奮しているせいか、目を一杯に開き、目玉をギョロつかせる。
私は、その表情をどこかで見た記憶があるが、どうしても思い出せなかった。

それがようやく判明した。
長野県・伊那中学校時代に見た大映映画「大魔神」だった。
特撮時代劇。
大魔神はそこに登場する“守護神”の名称である。
戦国時代、穏やかな表情の石像が悪事に怒り、恐ろしい相貌にに一変する。
大魔神は目を一杯に開き、まばたきをしない。
そして、血走った目玉をギョロつかせ、悪人を追い詰める。

守護神・川島永嗣の目力は、映画・大魔神の睨みにそっくりだ。
1対1に持ち込んだキューウェルが決められなかったのは、川島永嗣の気迫に圧倒されたからか・・・。

日本代表の勝因は、ザッケローニ監督の采配、チームのまとまり、控えを含めた選手個々の頑張り。
決勝戦に関しては、とくにDF長友佑都の突破力とGK川島永嗣の防御力が大きく貢献した。
素晴らしい戦いぶりだった。

ところで、サッカーアジア杯日豪決勝戦の平均視聴率は33.1パーセント、瞬間最高視聴率は37.5パーセントだった(ビデオリサーチ調べ。関東地区)。
関西地区は若干高い。
これはテレビ朝日系列の数字。
私の書斎のテレビでは映らないが、NHKBS1も生中継したはずだ・・・。

日本代表は1月31日、ドーハから成田空港着と関西空港着の2便に分かれ、凱旋帰国した。
おめでとう。
お疲れさま。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!