コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

MBA授業

仕事にあぶれるプロ講師、プロコンサル

私がインターネットMBAのSBI大学院大学で昨年度まで受け持ってきた「実践営業論 〜ソリューションセールスの極意」の授業。
かなり本格的なカリキュラムでした。
この講座のコンテンツの作成にかけた手間で、おそらく10冊前後の市販本は出せたと思います。
何せ1990年代半ばから延々と磨いてきた企業での教育指導の内容(テキストやさまざまな補助教材、フォームなど)をまとめあげています。
私はわりと最近まで「提案営業(ソリューションセールス)」一本でしたので、それにどれくらい大きな労力と時間を注ぎ込んだか、まったく計算することができません。

私は4月〜6月にかけての2カ月ほど、SBI大学院大学で今年度から受け持つ「経営幹部の実践営業学 〜トップセールスによる大きな数字のつくり方」の授業のスタジオ収録に取り組みました。
通常の仕事の合間を縫うように、そして撮影のスケジュールに追われるように、コンテンツの作成に立ち向かいました。
実感としては“格闘”でした。
もともと睡眠は極端に短いほうですが、この間は猛烈な寝不足に苦しみました。

・・・私が業界や職種の事情もろくに分からずに選んでしまった教育指導の道。
実は、ちょっとでも気を抜くと、即座に仕事にあぶれます。
公開セミナーの受講者のなかには、この職業に憧れを抱く方も少なくありません。
休憩時間のたばこを吸いながらの会話では、よくよくの覚悟がなければ絶対に目指すべきでないと述べています。
なかでもコンテンツづくりに命を懸けるつもりでないと、仮にプロの講師やコンサルタントとしてデビューを果たしたとしても数年で消えることになります。

仕事は生活を支えられるものでなくてならず、それが絶望的なほど難しい世界です。

以下に、「MBA営業学の無料授業…和田創セミナー」と題する2013年8月5日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

私がMBA(社会人大学院)で受け持つ新講座「経営幹部の営業実践学」の授業が無料で受講できるようになりました。
2カ月ほど前にお知らせしましたが、インターネット授業のSBI大学院大学の了解をいただき、ようやく実現しました。
全7時限のうち、第1時限の内容のすべてをユーチューブの動画で視聴できます。
授業が1時間を超えるため、3節(3本)に分割しています。
画面上に「テキスト」も大きく投影されています。

いわゆるトップセールスを通じ、いかに優良顧客をつかみ、大口商談を取り込むか。
経営層や管理職、できる営業社員が大きな数字をつくるセオリーとノウハウを、とても分かりやすく解説しています。
今秋より、日本を代表する企業のカフェテリアプランにも組み込まれる予定です。
この機会にぜひご受講ください。

第1節:トップセールスならではの4つの重要性と効用


第2節:会社が回る、社員を養える収益の形成が目的だ


第3節:営業に自信を持てなくしている最大の勘違い


◇◆◇ご案内1

「社長の営業活動」と題するセミナーを行います。
優良顧客・大口商談を取り込むコツを明快に指導します。
営業特性から、顧客先の上層部に働きかけなければならない営業担当者にも有益です。
お得な謝恩価格にて申し込みを承っています。

◆演題
社長の営業活動
トップセールスによる大きな数字のつくり方

◆日時
ご都合のいい日程をお選びください。
2013年8月28日(水) 10:20〜16:40
2013年9月19日(木) 10:20〜16:40
◆会場
丸の内トラストタワー本館20階(JR東京駅日本橋口歩0分)
※東京駅歩1〜3分の別会場になる場合あり。
◆対象
社長など取締役、営業部門長・拠点長・管理者の方々
◆参加費
44,000円(謝恩価格) 55,000円(通常価格)
※1名当たり。教材費・昼食代込。消費税別途。
◆備考
同一内容での企業研修が可能(有力企業の上層部への働きかけに絞り込み)

本セミナーの詳しいご案内と参加のお申し込みはこちら。
「社長の営業活動」カラーパンフレット

◇◆◇ご案内2
「社長の打ち手」と題するセミナーを行います。
最大のテーマは「目標必達のマネジメント」であり、毎回突出した評価をいただいています。
会社の数字をよくするだけでなく、常勝の営業をつくる具体策を指導します。
お得な謝恩価格にて申し込みを承っています。

◆演題
予算達成⇒業績回復へ
社長の打ち手

◆日時
ご都合のいい日程をお選びください。
2013年8月27日(火) 13:20〜16:40
2013年9月18日(水) 13:20〜16:40
◆会場
丸の内トラストタワー本館20階(JR東京駅日本橋口歩0分)
※東京駅歩1〜3分の別会場になる場合あり。
◆対象
社長、営業統括役員、営業本部長、経営企画室長、業務改革推進室長など
◆参加費
22,000円(謝恩価格) 33,000円(通常価格)
※1名当たり。教材費込。消費税別途。
◆備考
同一内容での企業研修が可能(経営層と営業幹部に限定)

本セミナーの詳しいご案内と参加のお申し込みはこちら。
「社長の打ち手」カラーパンフレット

以上。
北海道や九州など、遠方の方にもやさしいロケーションです。
なにとぞ奮ってご参加ください。
(先着順につき、満席の節はなにとぞご容赦ください。)

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MBAインターネット授業スタジオ収録

私はこのところSBI大学院大学(MBA)で今年度から受け持つインターネット授業「経営幹部の実践営業学」のスタジオ収録(撮影)に取り組んでいます。
ついては、睡眠を削り、疲れと闘い、自分の限界までコンテンツを練り上げ、自分の限界まで練習(リハーサル)を繰り返したうえで、本番にのぞんでいます。

ところが、なかなか思ったような出来になりません。
それが自分の能力であり水準なので、仕方がないといえば仕方がないのですが、悔しくてなりません。

持てる力をすべて注いでいるというのに・・・。
自分に失望し、収録の現場でため息ばかりついています。

その夜はたいていベッドに入ると、スタジオ収録でうまくいかなかった一節(フレーズ)などが頭のなかでよみがえってきます。
それが何カ所もありますので、ぐるぐる回っている感じです。
情けないやら、悔しいやらで、なかなか寝つけません。
時間の無駄ですので、起きて仕事を始めることもしばしばです。
このところ仮眠くらいしか取れず、ヘロヘロの状態・・・。

なお、このカリキュラム「経営幹部の実践営業学」は、カフェテリア方式の企業研修(eラーニング)に組み込まれます。
全7時限の授業のうち、第1時限の授業とその受講者用テキストはだれでも無料で利用できます。
6月半ばから開放されます(予定)。

従来型の集合研修がなくなることは考えにくいですが、トレンドはeラーニングであることは間違いありません。
社会人・職業人の教育指導もどんどん変化しています。

また、私は今年度、SBI大学院大学で新たに「提案営業(仮題)」のインターネット授業を収録するかもしれません。
さらに、セミナー会社で「値引き封じ(仮題)」の講座(eラーニング)を収録するかもしれません。

私がここ2〜3年で営業分野のコンテンツ(カリキュラム)をおおよそ網羅したせいか、いろいろなところからお声をかけていただくようになりました。
とくに今年度は増えています。
それだけeラーニングへのシフトが顕著だということでしょう。

私はいずれのコンテンツも練り上げていますので完成度は高いですが、収録後の部分的な手直しが困難なeラーニングにするとなれば、もう2〜3回はブラッシュアップをかけなくてなりません。
これが地獄です。

なるべくご期待に添いたいと考えていますが、どうなるでしょう・・・。

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教育指導…命を削る覚悟でコンテンツを磨く

私がSBI大学院大学(MBA)で今年度から受け持つインターネット授業「経営幹部の実践営業学」。
その講義内容のブラッシュアップに手間取り、スタジオ収録のスケジュールに間に合わせるのに四苦八苦しています。
こう記すと、やっつけで授業の準備を行っていると勘違いされそうです。

実は、コンテンツのベースは、1年以上前にできあがっていました。
数年前に一通りの状態に達した原稿に、少なくとも十数回は手を加えて練り上げたものです。

そして、この1年間でさらに2度、思い切って手を加えました。
いやというほど磨き、ピカピカの状態に達しています。

そのコンテンツが、SBI大学院大学で新講座に採用されました。
いったん撮影を済ませますと、気軽に内容を変えることができません。
そこで、私は念には念を入れ、最終の見直しをかけたのです。

ついては、仕上がったコンテンツをあえて壊しました。
すると、ほんとうに壊れてしまい、締め切りに追われる羽目になりました。
愕然としました・・・。

私が痛感させられたこと。
完璧、万全と考える内容が、いかに不十分か。
簡単に壊れたのは、所詮その程度の出来にすぎなかったからです。
自分に失望しています。

私は、人様への教育指導に携わる以上、己の命を削る覚悟でコンテンツづくりに当たると肝に銘じています。
まして、多忙な社会人が働きながら学ぶMBAです。
そうでなくては、学生に失礼でしょう。

私は頭が悪い!
だからこそ、締め切り直前まで狂気の努力を積み重ねたいのです。
まっとうな仕事をするには、愚直な執念で補うほかに手立てがありません。

聞くに値する講演やセミナー、研修、授業を凡人がつくりあげるのは至難です。
私は、自分の能力と力量を大きく超えた職業を選んでしまいました。
62歳が迫り、いまさらこの道を引き返すわけにいきません。

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浅田真央の準備、プロ講師の準備

先週日曜日の話。
私は講演とセミナーが続き、目前に迫った新たな講演と重要な会合の準備に追われていた。
睡眠が足りず、疲労が溜まり、頭が動かなくなっていた。
ついに限界に達した夕刻、気分転換を兼ねて近所の床屋「メンツクラブ」へ足を運んだ。
私は身だしなみが大事な講師なのに、髪が伸び放題になっていた。
渋谷・松涛から横浜・港北ニュータウンに引っ越してきて十余年、ずっとお世話になっている。
通常のセットにいつも「毛穴復活マッサージ」をプラスしている。
うまく表現できないが、頭皮の風通しがよくなる感じ。
なぜか、頭のなかも生き返る。

メンツクラブこのメンツクラブに大きなマスコット(?)が置かれている。
私の背よりも高い。
オーナーが遊び心・悪戯心が旺盛で、客を楽しませたり驚かせたりする。
店が多忙な土・日曜日に手伝う女の子に聞いたら、「スター・ウォーズ」に登場する悪役で、名前はおそらく「ダース・ベイダー」とのこと。
何となく見覚えがあるが、私はSF映画にうとい。
正直、苦手だ。
確かなところは分からない・・・。

このところブログに時間を割けず、読者に申し訳なく思う。

以下に、「浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得」と題する2011年4月27日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は長らく「提案営業(コンサルティングセールス。ソリューションセールス)」にこだわり、それ以外の営業セミナーは行ってこなかった。
7月に還暦を迎える。
それ以降は「サードキャリア」と位置づけている。
職業人生の総仕上げに、営業分野の主要テーマを網羅したい。

そのため、2〜3年がかりでコンテンツの作成に取り組んできた。
まだ3〜5年はかかりそう。

私は原則として年中無休、デスクワークの日は16〜18時間労働。
仕事に熱心というより、仕事が恐ろしく遅い。
自分で呆れる。
プロ講師として駆け出しの頃、1日(6時間)人前で話すのに、コンテンツの作成に正味3カ月を要した。
おおよそ千5百時間、半年(6カ月)分。
むろん、それにかかりきりになれないので、実際には3カ月で終わらない。

私の代名詞となった「提案営業研修8日間コース」はコンテンツの作成に正味2年を要した。
おおよそ1万2千時間、4年分。
この間は一切の収入を捨てるつもりで作業におおよそ没頭したが、それでも2年で終わらなかった。

受講料が1名当たり1日数万円に達するプロ講師は本番へ向けた準備がすべてだ。
命といってよい。
私は、他人の図書(著作)は一切参考にしない。
コンテンツの作成では、あくまで自らの営業経験を踏まえ、寝ても覚めても考えて考えて考えて考えて考える。
知恵の体系化に努めるわけだ。

プロ講師の準備は、例えば浅田真央や高橋大輔などフィギュアスケート選手の準備に通じるところがある。
ただし、彼らはアマチュアにもかかわらず、数分の本番のために数カ月から1年近くを費やす。
毎シーズン、これを繰り返す。
そうした努力を積み重ねた選手のごくごく一部がオリンピックという晴れの舞台に立つことを許される。
プロ講師の努力など取るに足らない。
しょぼい・・・。

ゆえに、私は講演や公開セミナー、企業研修、授業(MBA)の冒頭で「私の話を信じていけない」と述べている。
言い忘れることもあるが…。
これは謙遜でも冗談でもない。
ほんとうにそう思っている。
昨夏に東洋経済新報社から刊行した「起業の教科書(共著)」でも述べている。

まして、このブログは下らん。
信じていけない。
書いている本人がそう言っているのだから間違いない。
自分の頭で考え抜くことだ。
人間はそのためにわざわざ重い頭を乗っけている。

以上、プロ講師の心得を述べた。
浅田真央や高橋大輔の純粋な狂気に学ぶべきだ。
それはあまりに危うく美しい。
大勢を感動させる条件である。

                       ◇

今日、日本にメガバンクは3つしかない。
それぞれが立派なシンクタンクを持つ。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング、SMBCコンサルティング(三井住友銀行系列)、みずほ総合研究所。
各社は年間数百本のビジネスセミナーを開催している。
千本を超えるかもしれない。
プロ講師の立場から述べれば、最高の舞台を与えてくれる。
私は十数年お世話になっており、心より感謝したい。

いまにして思えば、50代半ばを過ぎた辺りから3〜4年はスランプだった。
私がこのブログを始めた時期と一致する。
正確には、「更年期障害」。
昨夏、それがたまたま判明した。
一時は、精神的にも肉体的にも講師稼業はもう続けられないと諦めかけた。
昨秋から回復途上にある。
労働意欲を少しずつ取り戻してきた・・・。

私は還暦以降、3社の営業分野の講師を独占しようと欲張ることにした。
むろん、実際には不可能。
が、そうした気迫を大切にして職業人生を全うしたい。
営業に関して日本でもっともしつこく考えているのは自分だという気持ちがある。
愚直が取り柄だ。

もう一つ。
参加者や受講者との率直な交流は、私の錆びかかった心と頭を活性化してくれる。
これも講師稼業の大きな喜び・・・。

私が年明けから始めた丸の内トラストタワー本館(東京駅歩0分)での経営層や上級管理職を対象とした2〜6名のコンサルティングセミナーもその一環。
採算はまったく度外視。
危機感と向上意欲、変革志向の強い企業幹部との濃密なコミュニケーションは至福の時間である。
すでに癖になった。
長く続けていきたい。

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Facebookの恋愛対象とは何か?

私は先頃、知人に勧められて噂の「Facebook」を始めた。
興味津々・・・。
しかし、こうしたSNSは「mixi(ミクシィ)」などでも同じだが、ネット上の交流に時間を割かないとあまり意味がない。
貧乏暇なしの私にとり大きなジレンマである。
また、40年間、営業職、コンサルタント職、講師職としてフェイス・トゥ・フェイスでやってきたので、どうしても直接の交流へ傾斜する。

実は、インターネットMBA(社会人大学院)で「営業学」の講義を行っている。
収録(撮影)を一度行えば、少額ながらコンスタントな収入が得られる。
私はとてもありがたく、感謝している。
が、リアルの交流の世界で生きてきた私はすぐに物足らなくなり、「実践営業論」の授業を降りたいと申し出た。
事務局から猛烈な慰留を受けて思いとどまったが・・・。

                       ◇

ところで、Facebookで自分のプロフィールを作成するときに「恋愛対象」を問われる。
私は既婚者であり、これは未婚者向けと思ったので、答えなかった。

最近ようやく「恋愛対象」の意味が分かった。
私はそうした志向というか嗜好を持たない。

そこで、「女性」とした。
すると、「和田創さんが恋愛対象を変更しました」と・・・。
違うでしょう、これ!
「恋愛対象を表示しました」。

この恋愛対象を「男性」「女性」の両方とすることができるのだろうか?
試してみたい気もするが、怖いのでやめた。

Facebookは、メンバーの名前と写真、所属(所在)がはっきりしている。
つまり、一人ひとりを特定できる。
面白そうだ。

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浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得

私は長らく「提案営業(コンサルティングセールス。ソリューションセールス)」にこだわり、それ以外の営業セミナーは行ってこなかった。
7月に還暦を迎える。
それ以降は「サードキャリア」と位置付けている。
職業人生の総仕上げに、営業分野の主要テーマを網羅したい。

そのため、2〜3年がかりでコンテンツの作成に取り組んできた。
まだ3〜5年はかかりそう。

私は原則として年中無休、1日16〜18時間労働。
仕事に熱心というより、仕事が恐ろしく遅い。
自分で呆れる。
プロ講師として駆け出しの頃、1日(6時間)人前で話すのに、コンテンツの作成に正味3カ月を要した。
千5百時間以上。
それにかかりきりになれないので、実際には3カ月で終わらない。

私の代名詞となった「提案営業研修8日間コース」はコンテンツの作成に正味2年を要した。
1万2千時間以上。
この間は一切の収入を捨てるつもりで作業におおよそ没頭したが、それでも2年で終わらなかった。

プロ講師は本番へ向けた準備がすべてだ。
命といってよい。
私は、他人の図書(著作)は一切参考にしない。
コンテンツの作成では、あくまで自らの営業経験を踏まえ、寝ても覚めても考えて考えて考えて考えて考える。
知恵の体系化に努めるわけだ。

プロ講師の準備は、例えば浅田真央や高橋大輔などフィギュアスケート選手の準備に通じるところがある。
ただし、彼らはアマチュアにもかかわらず、数分の本番のために数カ月から1年近くを費やす。
毎シーズン、これを繰り返す。
そうした努力を積み重ねた選手のごくごく一部がオリンピックという晴れの舞台に立つことを許される。
プロ講師の努力など取るに足らない。
しょぼい・・・。

起業の教科書 ―次世代リーダーに求められる資質とスキルゆえに、私は講演や公開セミナー、企業研修、授業(MBA)の冒頭で「私の話を信じていけない」と述べている。
言い忘れることもあるが…。
これは謙遜でも冗談でもない。
ほんとうにそう思っている。
昨夏に東洋経済新報社から刊行した「起業の教科書(共著)」でも述べている。

まして、このブログは下らん。
信じていけない。
書いている本人がそう言っているのだから間違いない。
自分の頭で考え抜くことだ。
人間はそのためにわざわざ重い頭を乗っけている。

以上、プロ講師の心得を述べた。
浅田真央や高橋大輔の純粋な狂気に学ぶべきだ。
それはあまりに危うく美しい。
大勢を感動させる条件である。

                       ◇

今日、日本にメガバンクは3つしかない。
それぞれがシンクタンクを持つ。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング、SMBCコンサルティング(三井住友銀行系列)、みずほ総合研究所。
各社は年間数百本のビジネスセミナーを開催している。
千本を超えるかもしれない。
プロ講師の立場から述べれば、最高の舞台を与えてくれる。
私は十数年お世話になっており、心より感謝したい。

いまにして思えば、50代半ばを過ぎた辺りから3〜4年はスランプだった。
私がこのブログを始めた時期と一致する。
正確には、「更年期障害」。
昨夏、それがたまたま判明した。
一時は、精神的にも肉体的にも講師稼業はもう続けられないと諦めかけた。
昨秋から回復途上にある。
労働意欲を少しずつ取り戻してきた・・・。

私は還暦以降、3社の営業分野の講師を独占しようと欲張ることにした。
むろん、実際には不可能。
が、そうした気迫を大切にして職業人生を全うしたい。
営業に関して日本でもっともしつこく考えているのは自分だという気持ちがある。
愚直が取り柄だ。

もう一つ。
参加者や受講者との率直な交流は、私の錆びかかった心と頭を活性化してくれる。
これも講師稼業の大きな喜び・・・。

私が年明けから始めた丸の内トラストタワー本館(東京駅歩0分)での経営層や上級管理職を対象とした2〜6名のコンサルティングセミナーもその一環。
採算は度外視。
危機感と向上意欲、変革志向の強い企業幹部との濃密なコミュニケーションは至福の時間である。
すでに癖になった。
長く続けていきたい。

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新卒就活講座…起業とはウンコである

きのうのブログ、「被災地ボランティア大学生を優先せよ…新卒採用」の続き・・・。

⇒2011年4月12日「被災地ボランティア大学生を優先せよ…新卒採用」はこちら。

私は、失うものが少ない大学生にこそ起業を勧める。
資本金は1円でよく、仲間数人と遊び感覚で挑むことだ。
そして、会社を続けてもよいし、就職活動(就活)で会社を売り込んでもよい。
つまり、仲間ごと採用してもらう。
その際には就職先からいくらか頂戴し、AOKI(アオキ)の「もてスリム」に充当する。
会社ごと買ってもらった場合には、入社後も仲間と好きなことを続けられるかもしれない。

新卒学生の就職志望(希望)企業人気ランキングを眺めていると、どうしてこんな会社が上位に名前を連ねているのか、しばしば不思議になる。
入ってほどなく、たいていは下り坂。
大手企業は簡単にリストラ(人員削減)、賃金カット(賃下げ)、年金減額を行う。
右肩下がりの経済下、縮小市場の今日、安定などどこにもない。
「会社は社員を守らない」。
経営コンサルタントとして多くの企業を見てきた私の結論である。

若者は自由に生きよ。
入った会社に合わせて働くのは窮屈かつ退屈である。
通勤電車もうんざり・・・。
学生は会社をポコポコ立ち上げよ。
自分が働きたい職場は自分でつくるしかない。
むろん、遣り甲斐も・・・。

以下に、「雇われない生き方の延長としての起業」と題する2009年12月28日のブログをそのまま収める。
「起業とはウンコである」と述べている。

                      ◇◆◇

会社をつくるのは、がっかりするほどたやすい。
登記さえ必要がない。
名刺を作成するのみ。

しかし、つくった会社を継続させるのは、さらに成功させるのは非常に難しい。
たいていは失敗する。
これは事実である。

とはいえ、会社をつくらないかぎり、失敗も味わえない。
まして成功にたどり着けない。
これも事実である。

起業を大げさに考え、起業を本気で案じる人は、前へ進めない。

例えば、会社や職場に対する不満をたびたび口にする。
その文句が自分を腐らせ、心身のエネルギーを奪う。
一生は台無し…。

ならば、会社に雇われない働き方の延長としての起業を試みたらよい。
それは生き方を変えること。
これだけでもわくわくする。

私にとり、「起業とはウンコである」。
それが言いすぎだとしたら、「起業とは排便である」。
同じかぁ。
自然な排泄欲求。
ちょっとトイレに行く感じ。
うまく出たり、ほとんど出なかったり…。

「起業とは作品である」。
真剣な表現欲求と思うと、結果として立ち止まってしまう。

MBAの授業、公的機関主催のセミナーなどで起業を学ぶ人は、たいてい起業に踏み切らない。
起業とは縁のなさそうな人が教えているせいか?

「下手の考え休むに似たり」。
何も考えないことだ。
「やってみなはれ」。
何も案じないことだ。

起業の知識は、起業の決断を鈍らせやすい。

以下は、MBAと起業に関する私の最近のブログ。
⇒2009年12月13日「日本を覆う閉塞感…MBA講師」はこちら。
⇒2009年12月19日「MBA教員・学生交流忘年会…六本木」はこちら。
⇒2009年12月23日「創造への挑戦、成功への失敗…MBA」はこちら。

                      ◇◆◇

起業に関するブログ(一部)は以下のとおり。

⇒2011年3月10日「営業マンこそ会社をつくろう…MBA起業講座」はこちら。

⇒2010年11月18日「私費で提案営業を学ぶ…『起業の教科書』に感動」はこちら。

⇒2010年7月27日「起業の教科書・正誤表…SBI/東洋経済」はこちら。

⇒2010年3月25日「知識と気づきの違い…MBA授業」はこちら。

⇒2009年12月28日「雇われない生き方の延長としての起業」はこちら。

⇒2009年12月23日「創造への挑戦、成功への失敗…MBA」はこちら。

⇒2009年12月19日「MBA教員・学生交流忘年会…六本木」はこちら。

⇒2009年12月13日「日本を覆う閉塞感…MBA講師」はこちら。

⇒2009年5月16日「雇用確保の大合唱」はこちら。

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和田創ブログ&セミナーの基本スタンス

私はこのブログで「好き嫌い」を言わないように戒めている。
だれしも好きなものは好きであり、嫌いなものは嫌いである。
ものとは、ヒト、コト、モノ。
それを互いに口走ったところで、すれ違いに終わる。
自分の好き嫌いの感情など取るに足らない。
どうでもよい・・・。

自分のブログに自分の好き嫌いを書くのは自由だ。
しかし、私はそうしていない。
好き嫌いの感情に引きずられてコメントを寄せる人が多く、私は閉口している。
この際だからついでに言えば、ブログの内容と直性関係のないコメントを寄せる人も少なくなく、私は閉口している。
当然だが、自分の主張は自分のブログでやってくれ。

私は、日々の出来事や印象などを綴った雑文を別にし、ブログに書きたいことを書いているわけでない。
5〜8割で止めるように心がけている。
たいてい結論はその先の2〜5割にある。
自分なりに結論がないわけでないが、私は周囲に考えを押し付けられることを望まない。
その逆も同じだ。

したがって、ブログに書きたいことは書かない。
これは私の講演、公開セミナー、企業研修、そしてMBA講義(授業)においても一貫した、基本的なスタンスである。

私がこのブログの読者としておもに想定しているのは、次世代のリーダーである。
環境が劇的に変化する以上、それは「変革リーダー」になるはずだ。
彼らに対して考える素材、そこまでいかなくても考えるきっかけを差しあげられるならと頑張っている(大半は書き溜め)。
そう、このブログは「問題提起」にすぎない。
後は、一人ひとりが自由かつ柔軟に考えてほしい。

私は老いた。
この国に生まれ育ち、長らく世話になった身として、わが子を含めた次世代へメッセージを残したい。
日本の将来は恐ろしく険しいと予想するからだ。
それは不況のような一時的な後退でなく、トレンドとしての長期的な衰退である。
半世紀にわたり、一国の経済、企業の活動、個人の生活など、すべてが著しく縮み、落ち込んでいく。

次世代が手垢で汚れた通念や常識に凝り固まっていては、閉塞し切った状況を打ち破れない。
例外を設けず、ことごとく疑ってほしいのだ。

私はこのブログで、私を含めたすべての人を揺さ振りたい。
それが自分にできるささやかな恩返しと心得ている。

幾度か述べたとおり、MBAでは学生に対して「私の授業を信じるな。取るに足らない」と繰り返している。
このブログでも同じだ。
自分の頭でとことん考えなさい。
あなたの仕事であり、生活であり、人生である。

                       ◇

私は先頃、東洋経済新報社から刊行されたSBI大学院大学学長北尾吉孝編著『起業の教科書』において1章を受け持った。
「営業発の起業」について述べている。

ところが、著者校正の終了後に文章を何箇所か変えられ、原稿を滅茶苦茶にされた。
意味が曖昧になる、意味が不明になる、さらに私の主張と正反対になる…。
初版は、私にとり屈辱的である。
それに気づいたときは、すでに書店で売られていた。
後の祭。

いまだに怒りが治まらないが、すでに読み終えた方もおられるだろう。
本書についても考える素材を提供したにすぎず、自分の頭でとことん考えていただきたい。

私は「教育」に携わっている。
教育は、教えて育てると書く。
しかし、私は教えたら育たないと考えている。

授業を受ける、書籍を読む。
人から教わるほど、考える力は衰える。

本書を読むことに割いた時間の数倍は考えることに割いていただきたい。
切に願う。

                      ◇◆◇

国母和宏に関するブログは以下のとおり。
きょうのブログは一連の流れを踏まえている。

⇒2010年6月26日「国母和宏の反骨心…突っ張りより苛立ち」はこちら。

⇒2010年6月27日「国母和宏の舌打ち…大人の良識への挑戦状」はこちら。

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MBA営業学講師、学生の成績を評価

私は今週、講師の仕事で出張。
公開セミナーと企業研修が続いており、ホテル暮らし。
疲労が溜まり、体調が優れない。
しかも、私が「実践営業論」の授業を担当するMBAで、学生の課題採点と成績評価が重なった。

課題は、有力顧客に対して大型案件を仕掛けること。
学生は、そのためのツールとして「提案書(プロポーザル)」を作成する。
企業研修や九州生産性大学での長期セミナー「提案営業マネージャー養成コース」と異なり、このMBAはネット授業。
私は学生とじかに接しているわけでない。
一人ひとりの商談の背景や経緯を知る由もない。
こうした条件下で提案書を読み込んで点数をつけ、コメントを添えるのは容易でない。

学生は社会人であり、仕事を行いながら学習に励んでいる。
意識と意欲が高くなければ、それ以前に意志が強くなければ、すぐに挫折してしまう。
学生が真剣に取り組むだけに、講師は採点や評価が大変だ。
明治大学の昼間の学部を5年かけても卒業できなかった劣等生、いや怠け者の私がこうした作業を行うことは身に余るというか、気が引ける。
冷や汗が出てくる。

かなりの時間を要し、私はくたくた…。
また、ホテルのデスクは実作業に向いておらず、腰と背中が痛む。
さらに、照明も蛍光灯でなく、目が疲れる。
愚痴ばかりで、我ながら恥ずかしい。
学生は立派だ。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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